10月21日に、研究授業があります。
3年生の算数「あまりのあるわり算」
TTによる指導で、僕はT2として入ります。
その指導案検討を今週ほぼ毎日やっていました。
指導案はほぼ固まっているところですが、
もう一度 「指導」とはどういうことか
、
確認しておきたいと思います。
そういうわけで、そのものずばりのこの本。
教師の作法 指導
』
(野口芳宏、さくら社、2009/12、1700円)
書かれたのは野口芳宏先生です。
実践授業の名人といわれる野口芳宏先生、有田和正先生、
向山洋一先生の著書はどれも大変読みやすく分かりやすい。
名言、至言がいたるところにちりばめられ、
例として挙げられる事例は具体的です。
研究授業の前など、折に触れて読み返すことで
また新たな気づきが得られます。
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『教師の作法 指導』読書メモ1 (目次~p25まで)
(・は本の内容、 #の緑文字
は僕のコメントです。)
・ 学力を形成するのが「 授業
」、
目標へ導くのが「 指導
」、
人格を育てるのが「 教育
」
→概念のレベルから言うと
「授業<指導<教育」
・授業は、それを行うことによって
確実に子どもの「学力」が向上していくのなければ、意味がない。
・ 達成したか否かが明確に分かる 。そ れが指導目標。
・学ぶ楽しさを教える:指導に置ける究極の目標。
#究極の、と言われるだけあって、
なかなかここまでいけません。
いつもこれを目指してはいるのですが。
しかも、「達成したか否かが明確に分かる」ように
具体的な子どもの姿に落とし込んでいかないといけませんよね。
これがなかなか難しくて、
授業の際には恥ずかしながら
そこまで具体的に考えようとすること自体が
けっこう抜け落ちていたり・・・。
・「下手な人ほどうまくなるものだよ」
・「向上心の大切さ」
・変わり続ける教師の姿が子どもを変える
・そこに至る努力の過程に意味がある
・理想を求めて日々変わっていこうとする意志と行動、
そこからもたらされる自分自身の 向上的変容
。
その過程自体を楽しむ。
・生きるヒントやエネルギーを注ぎ続けていくこと。
・「 向上的変容
」
よりよい状態を目指し常に変わり続けること。
ただし内面的な「変化」だけではなく、
それは外からも分かる「変容」であるべきだ。
#「向上的変容」は野口先生の講演で
たびたびお聴きしたキーフレーズです。
1時間の授業を行った分の「向上的変容」が
子どもたちにあったのかどうか、
自分の実践を省みて反省することしきりです。
・評価的に聞く:
言葉面だけをとらえるのではなく、
その裏側にあるものを心の耳で聞き取る
・上手な音読は、文章内容をしっかり把握している証拠
・ 指導を楽しむ :あなたの存在そのものが生きた教科書
(p25まで)========================
本を読んだことが、実践に生かせるか。
一番大事な部分だと思います。
結果として生かせなくとも、せめて「生かせるように」努めたいと思います。
この本の読書メモ、また次回に続きます。
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