今日はドラッカーの『マネジメント』の読書メモです。
この本を読んだのは、もちろん今年の話題書、これ↓を先に読んだからです。
『 もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
』
( 岩崎夏海
、ダイヤモンド社、2009、1600円)
ドラッカーの『マネジメント』の引用がかなりもっともな内容で、原典を読んでみたいと思いました。
原典と言っても、エッセンシャル版ですけどね。
『 マネジメント
基本と原則 【エッセンシャル版】』
( ピーター・F・ドラッカー
/ 上田惇生
、ダイヤモンド社、2001、2000円)
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ドラッカー『マネジメント』読書メモ(・は本の内容、 #の緑文字
は僕のコメントです。)
「人と労働のマネジメント」
・働くことが成果と自己実現を意味した時期や組織があった。
その典型が、国家存亡のときだった。
働く者は、自らが大義に貢献していることを自覚していた。
#戦争などの緊急事態は避けるべきですが、
危機意識があるときに働くときに、
日常では出せなかったパワーが働くことは容易に推測できます。
「何のために」が明確で、「確かに必要だ!」と自覚できる働きには、
人は驚くべきパワーが出せるものです。
・仕事と職場に対して、 成果と責任 を組み込むこと。
・共に働く人たちを 生かすべきものとして捉えること
・強みが成果に結びつくよう人を配置すること
・補佐役という職務、つまり仕事とはいえない職務は有害である。
マネージャーの仕事には、目的、目標、機能がなければならない。
自ら貢献できなければならない。
責任ある存在とならなければならない。
「目標管理」
・目標がなければ混乱する。
自らの率いる部門があげるべき成果を明らかにしなければならない。
他部門の目標達成の助けとなるべき貢献を明らかにしなければならない。
・目標は、 短期的視点 とともに 長期的視点 から規定しなければならない。
「真摯さなくして組織なし」
・ 真摯さ
を絶対視して、初めてまともな組織といえる。
#何が大事って、たしかに「真摯さ」ほど大事なことは
ないのかもしれません。
「真摯さ」は人の心を打ちます。
頭を使って、うまいこと立ち回って成功したとしても、
「真摯さ」がないのなら、すぐに破たんし、長期的失敗に終わるでしょう。
それならば、学校でも組織でも、「真摯さ」こそを評価するべきです。
「意見の対立を促す」
・GMのアルフレッド・P・スローン・ジュニアは、
会議の席上
「それでは、この決定については
全員の意見が一致していると考えてよいか」
と聞き、全員がうなずくと、
「では、意見の対立を生みだし、
問題の意味について理解を深めるための時間が必要と思われるので、
次回また検討することにしたい」
と言ったという。
・対立は、わざわざ生み出させようとするほど、
価値の高いものなのですね。
「成長には戦略が必要」
しかし、
「 成長そのものを目標にするな 」
・あまりに急速な成長は 組織を脆弱化する。
・成長そのものを目標にすることはまちがいである。
大きくなること自体に価値はない。
よい企業になることが正しい目標である。
成長そのものは虚栄でしかない。
#僕の目標は、思いっきり「成長すること」でした。
「成長そのものを目標にするな」は、
ガツンときました。(^^;)
「よい企業になること」が正しい目標だそうです。
自分は何になりたいのか?
改めて問われた気がしました。
そうですね、「真摯さ」を失わない人になりたいです。(^^)
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