2年間の通級教室担当、昨年度の大学での研修を経て、今年度は特別支援学級の担任になりました。
5人の子どもたちの担任です。
特別支援学級の担任が一番困っていることは、おそらく、「学力差のある複数の子どもたちに同時に授業すること」ではないでしょうか。
学年も、発達段階も、バラバラな子どもたちが、支援学級の教室に来て、一緒に授業を受けます。
「算数」の授業だと、ある子は「6+4」をやっている段階ですが、ある子は「243+912」をやっている段階です。
全国調査をしたわけではありませんが、おそらく個別の学習課題を設定し、いっしょの場にいるのにそれぞれ別の学習をしていることが多いのではないでしょうか。
僕は、それがきらいなんです。(^^)
いっしょの教室にいる以上、なるべく同じ学習課題を共有し、
学び合ったり、刺激を与え合ったり、
「つながり」を実感できることを、重視したいのです。
そのため、僕の授業では、授業の前半は「みんなでできること」を設定しています。
国語なら「音読」、算数なら「百玉そろばん」を使うことが多いです。
簡単なことを声に出してリズムよく唱える、という活動を共有し、
子どもたちの意欲を喚起します。姿勢や態度、声にやる気が見られる子を、ほめ、
全体で学習する雰囲気をつくります。
算数の場合、どうしても難易度の異なる学習課題を、それぞれ別々に用意せざるを得ない面は、あります。
その場合でも、僕は基本的に「同じ」プリントを配ります。
「同じ」プリントなのに、ある子は「6+4」をやり、ある子は「243+912」をやるのです。
そんなことができるのでしょうか。
僕は、ずっと、そんなプリントをさせたい、と思ってきました。
そして、この4月から、ある着想を得て、実践しています。
子どもに合った授業がその場で展開できる、「魔法のプリント」を使っています。
このプリントを思いついたときは、「これだ!」と思いました。
実践してみると本当に便利で、今後も活用していきたいと思っています。
その「魔法のプリント」の正体は・・・・。
長くなったので、次回に続きます。(^^)
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