9月1日 です。
防災の日 です。
なぜ防災の日かというと、関東大震災があった日だからだそうです。
僕は知りませんでした。(正確には、覚えていなかった。)
でも、テレビで「知らなかった」と言った方は、「信じられない」と非難されたそうです。
▼ 9月1日がなぜ防災の日なのか知らない NHKあさイチ司会・イノッチは「無知すぎ」か
昔は常識だったのかもしれません。
でも、最近は学校でそういうことを教えなくなっているんじゃないでしょうか。
そもそも僕らの地域では9月1日は2学期の始業式です。
あわただしく、やることが山積みの短時間決戦のような2学期初日に、防災の日のいわれを子どもたちに落ち着いて語る余裕はなかなか持てません。
ともあれ、やはり今日が防災の日であることや、
それが関東大震災の教訓を生かすためであることは、
知っておいた方がいいと思います。
前回紹介した 『
風に立つライオン』
には、
東日本大震災での被災地の様子がとても詳しく描写されています。
たとえば250ページからの、
「 大津波警報が発令されました
」という防災無線が放送されるところ。
そしてそれ以降の、避難直後から次第に日を重ねていくところ。
まるでリアルタイムにその場に居合わせたかのように、震災当時の様子を疑似体験できます。
294ページには、こうあります。
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被災者が暮らしているのではなく、人間が生活している。
この言葉は重いです。
他の町の人々は常に”可哀想な被災者”という視点でものを言います。
被災者が被災者らしくないことを言ったりしたりすると、
なぜかがっかりする傾向があります。
それは施す者が施される者を見下す視線のような気がします。
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僕の住んでいる丹波市、それからお隣の福知山市では、先月の豪雨以降、今なお避難所で生活されている方がいらっしゃいます。
僕の出身大学の近く、広島県安佐北区・安佐南区でも同様です。
被災地の近くにいると、
「 被災者が暮らしているのではなく、人間が生活している
」
ということは、非常によく、実感します。
被災地でも、被災地でなくても、人間が暮らしている、生活しているということ、そのことは変わりません。
では、何がちがうのか、といったことについても考えてみたい、と思う日です。
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