たまには親もゆっくりしたい!
というわけで、 温泉にゆっくりつかる なんて、とてもいいですよね。
しかし、なかなかおとなしくできない年頃の子どもを連れて行くとなると、
スーパー銭湯
でも 日帰り温泉
でもそうですが、
騒がしくしたりプールのように泳いだりして
周りに迷惑をかけそうになり、
結局あわてて早めに出る、ということに、なりかねません。
温泉好きで3歳と4歳の子持ちである僕は、そのへんの研究は日夜おこたっておりません。(笑)
今日は神戸の 灘温泉 というところに家族で行ってきました。
地域に根差した銭湯としては僕が全国で一番だとにらんでいるところです。
(もっとも、全国の銭湯を渡り歩いているわけではありませんが。)
大人420円という銭湯料金で、本物の温泉を、源泉かけ流しで楽しめるところです。
子どもを連れていくという前提の下、灘温泉を選んだのは、それなりの理由があります。
それは、 ぬるめの源泉 。
うちの子は、熱いお湯だと、すぐに出たがります。そのくせ、温水プールにはいつまででも入って遊んでいます。
そういうわけで、湯温の低い温泉なら、親も子もゆっくりつかって気持ちよくリラックスできる、と踏んだからです。
しかし、灘温泉は地域でも人気の銭湯です。
特に土日ともなれば、多くの人でにぎわっています。
プールと銭湯の区別のつかない3歳児におとなしくしていろ、というのは無理な相談。
ではどうするか。
ちょうど浴場内でこう考えていたところ、
浴場内でぼおっとした音が響いていることに気づき、
あるアイデアを思いつきました。
思いついたらすぐ実行で、さっそく試してみました。
まず、源泉の隅があいた時を見計らい、そちらに移動。
隅に位置取り、他の方と子どもの間に入ります。
そして、子どもに向きあいます。
腕は、子どもがあっちいったりこっちいったりする動きを止めるために囲いのように伸ばしておきます。(笑)
さて、ここからですが、伸ばした腕をおもむろに子どもに近づけ、手のひらで子どもの両耳をおおいます。
そして、ぱっと離します。
名付けて、「 お耳カバー ぱっかんぱっかん 」。
これで反応があれば、子どもは自分でも自分の手を使って同じことをやりはじめます。
これは、温泉でなくても、微妙にザワザワしたところならどこでもできる技ですが、
要は、全然意識していなかった周囲の音が、明確に違いとなって
耳に聞こえたり聞こえなかったりするので、おもしろいわけです。
まあ、これをおもしろいと思わない子には効きませんが。
逆に、おもしろいと思った子は、5分ぐらい、どっかに行き出すこともなく、同じ場所でそれを繰り返して笑っています。(^^)
うちの子はこれで5分もった後、
同じくらいの年の子が後から入ってきてその子に注意がひきつけられたので、
都合10分くらいは源泉に入っていました。
この子は大人向けの熱めの温泉からは2秒で出ますから、それにくらべれば僕はずいぶん長湯ができたものです。(笑)
子どもには同じ技は何度も通用しませんし、
一つの技も、効いても5分程度ですが、あの手この手を組み合わせると、
けっこう時間を持たせることができます。
今回は 聴覚
に訴えましたが、
五感を使った感覚遊びのようなものは、
かなり新鮮な驚きをもって
受け入れられることがあるようです。
子どもをじっとさせたい、というときに、もしかするとこういうアイデアが、使えるかもしれません。
ただ、すぐに飽きられるので、日夜新しいアイデアを開発し続けることが必要です。
子どもは元来じっとしていないもの。
それをじっとさせようとするなら、
工夫が必要です。
ほんとは、あんまり親の都合でじっとさせたいとか思わない方がいいんじゃないか、
というようなことも反省しつつ・・・でも、親だって疲れてるんだ~
温泉ぐらい長めに入らせてくれ~という心の叫びで自己弁護。
果てしない工夫の日々は、つづく。
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