きょういく ユースフル! ~ 僕は触媒になりたい ~

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2022.01.04
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テーマ: 悩み解決(44)
カテゴリ: 小学校
​前回の続きです。
中村健一先生の『策略ーブラック学級づくり 子どもの心を奪う!クラス担任術』読書メモ、その2です。


『策略ーブラック学級づくり 子どもの心を奪う!クラス担任術』
(中村健一、明治図書出版、2015、1870円)





読書メモ ロゴその2
(p65から最後まで)

・教師が「全員」を目指しすぎてしまうと、スルー、流すことはできなくなる。
 (p75より)

びっくり
 初任の頃は特に、「全員」にこだわってしまいがちです。
 ただ、「全員を目指しすぎない」ということ
が正面切って書かれている本は多くはありません。
 この本が現場の実用性に優れていると思うゆえんです。


・先に確認しておくのだ。
・褒める機会になる。たとえ守れなくても、確認し、約束したばかりだ。
 守れなかった子をやり直しさせても、子どもたちは納得である。

 (p94より)

ウィンク
 こういったことは、特に4月から始めて担任を持つ場合などに、とても強力なアドバイスになりそうです。
 小学校では特に、事前確認しておき、できなかったらやり直し、というのは、よく使う気がします。
 「指導」とは、単に叱るということではなく、こういう一連の流れをいうのです。



・特に「やんちゃ君」とは個別に強くつながっておく必要がある
 これは「策略」として意図的に行うべきだ。

 (p101より)

びっくり
 著者は、自己紹介でやんちゃ君の好きなことを言って、つながるきっかけにしたことを書かれていました。
 なんでもいいのです。
 ただ、「やんちゃ君」はつながりを欲していることが少なくありません。
 教師が敵に回ることなく、仲間として認められるには、「やんちゃ君」に応じた、個別の何かがいるのです。
 できれば、4月に担任を持つことがわかった時点で、それを用意する策略を持っておくといいなあ、とは思います。



・キツくても、授業の開始1分前に教室の前に立ち続けている
 教師は授業の最初、教室の空気を支配する主導権争いに絶対に負けてはならないのだ。

 (p138より)

びっくり
 「主導権争い」というのは、
学級崩壊を起こさない重要なキーワードだと思います。
 学級でなくても、人間関係において、「主導権を渡さない」というのは、重要なかけひきです。
 それさえ覚えておけば、「ここは譲るが、主導権は渡さない」といった戦略も打てます。
 ただ、こんなことを言っている僕自身は、主導権争いに負けるのが常なので、モノを用意したり、仕掛けを用意したりして、主導権を取り返すことに躍起になっています。
 最初から主導権を渡さなければ、あれこれ工夫しなくても、普通に授業が進められるのかもしれません。(笑)


・子どもがサボっている状態をスルーするということは、教師が「サボっていいんだ」ということを教えている。
・子どもがサボっていたら、必ず叱る。そして、やり直しを命じることが大切である。

 (p144より)

しょんぼり
 この辺も僕ができていないところで、気持ちとしてはあまりやりたくないところでもあります。
 だからこそ、崩れていくとも言えます。
 自分自身は、「サボっていいんだ」とむしろ教えてあげたいくらいの気持ちでいるので、子どもがサボるのは、むしろ当たり前と言えます。
 子どもたちにはリラックスして本当に自分の好きなことに対してがんばってくれたらいいと思っているからです。
ただ、楽しくリラックスできるクラスは学級崩壊の元でもあり、悩みどころです。
 「学級」という制度自体に無理があるような気もしています。
 制度的に、ある程度サボることを許容するようなシステムが組めないか、とさえ思います。
 どうも僕自身がサボりたくてしょうがないようです。(^^;)


・目標を設定すれば、ゲームになる
 クリアすれば、みんなで拍手をする。
 クリアできなければ、叱ってやり直し。
 (p147より)
・子どもたちがゆっくり動く → 叱る。ダメだし → 目標タイムの設定 → やり直し → 子どもたちが素早く動く。目標タイムクリア → ほめる

 (p148より)

びっくり
 ここでも、「ゲーム」が出てきました。
 給食当番や帰る用意など、目標タイムを設定して早くできるようにしたい場面は、意外と多いものです。
 この辺は教師としての基本スキルと言えます。
 通級担当としてもこの「目標タイムの設定」はよく使っています。
 目標タイムは、数字なので、達成できたかできなかったかが、明確に分かります。
 こういう、できたかできなかったが明確に分かる目標設定というのが大事なのです。




この本はシリーズ(?)になっていて、以下の本もあります。
改めて調べてみたら、めっちゃ出ていて、驚きました。
なかには、「策略」だけでなく、「プレミアム策略」なんてものも。
こちらの内容も気になります。大笑い


『策略ーブラック生徒指導 二度と問題を起こさせない叱り方』 [ 中村健一 ]
​​

『premium策略ーブラック保護者・職員室対応術』 [ 中村健一 ]

​​
『策略ーブラック授業づくり つまらない普通の授業にはブラックペッパーをかけて』 [ 中村健一 ] ​​


『策略ーブラック運動会・卒業式 追い込み鍛える!行事指導』 [ 中村健一 ]

​​
『策略ブラック新卒1年目サバイバル術』中村健一/著 ​​


『策略 ブラック学級開き 規律と秩序を仕込む漆黒の三日間』 / 中村健一





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Last updated  2022.01.04 08:30:07
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