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2003.08.20
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カテゴリ: カテゴリ未分類
先日、と言っても1ヶ月くらい前になるけど、かよちゃんのサイトで「雨の歌で、思い出すのは・・」と言う特集をやっていて、僕がその時に挙げた歌はブルック・ベントンが唄う「レイニーナイト・イン・ジョージア」だった。


この歌のことを初めて知ったのは、大学4年生?の時だった。
前に日記「踊る阿呆になりたくて」のところで書いたけど、大学時代僕はどっちかと言うと、いじけた暗い生活を送っていたように思う。

その日も午前の授業が終わり昼食を食べた後、なんかキャンパスでいるのがイヤで午後の1時間目をさぼって近くの古本屋へ出かけた。
その時に手にしたのが村上春樹の「風の歌を聴け」だった。古本屋で文庫本を手にしたと言うことは、この本が世に出てからある程度の年月が経っていたわけで、春樹さん大好きな僕も春樹ワールドへのスタートはちと遅れていたわけだ。(ちなみに、「羊をめぐる冒険」までは文庫で後追いして、「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」以後、ハードカバーをリアルタイムで買うようになった)

最初この小説を読んだときは不思議な気分だった。一体これは小説なのか?それともエッセイなのか?形式もそうだけど、読んだ後の不思議な読後感。
乾いた空気と言うか、クールな感情と言うか・・。それでもそこにしっかりとした意志のような物を感じた。
「泣きたい時には決まって涙が出てこない、そういう物だ・・。」そんな言い切り方も好きだったし、僕の好きなポップスやジャズが色んな場面にちりばめられているのも気に入った。


「犬の漫才師」と自らを言うDJが登場した時に、彼がそのリクエスト番組の最初にこの曲をかける。「今日もうんざりするような暑さだったが、そんなものはご機嫌なロックを聴いて吹き飛ばそう。1曲目はブルック・ベントンのレイニーナイト」・イン・ジョージア。これをただ黙って聞いてくれ」そんな風にこの曲を紹介する。

このDJは物語の最後でも登場して、「病気でずっとベッドに寝たきりの女の子」からの手紙を読んだ後、「一度だけ言う、一度しか言わないからよく聞いてくれ。僕は君たちが好きだ!」

ずっと気になっていた。どんな歌だろう・・聞いてみたいなあと。
その頃、ジャズやロックの中古盤を集めるのに熱中していたので、ことあるごとに探していたけど、なかなかお目にかかれなかった。
ただ、クルセイダーズというジャズのグループが、ランディ・クロフォードと言う女性ボーカルを迎えて作ったアルバムに、この曲が収録されていた。
メリハリのある声で唄う、なかなか素敵なバラードだった。

そうやっているうちに、どうしても聞きたいという気持ちが強くなって、当時NHKFMでやっていた、サウンドストリートという番組のパーソナリティをしていた山下達郎さんにリクエストはがきを出したのだ。
そのリクエスト葉書が採用された。愛読していたFMステイションと言う雑誌には、どの番組でどの曲がかかると言うのをあらかじめ書いてある。
その雑誌でで、自分のリクエストがかかると知ったときにはとっても嬉しかった。その日は家庭教師のバイトだったけど、大事な用があるからと早退して帰ってきてしまった(留守録という手もあったけど、リアルで聞きたかったのだ)。

達郎さんは、僕の葉書を読み上げてくれ、小説の題は書いてなかったのだけど、「村上春樹ですかね~」と解ってくれていた。そして、これは南部の黒人歌手、ブルック・ベントンが唄っているけど、オリジナルは南部の白人ブルースロッカー、トニー・ジョー・ホワイトの曲だと教えてくれた。ジョージアは毎日ずっと雨が降っているけど、私の心にも同じように雨が降っているという恋の歌だそうだ。

オーケストラをバックに唄うブルック・ベントンの声は、黒人シンガーによくあるハスキーボイスじゃなくて、深く澄んでとっても響きのある声だった。(ダニーハサウェイに少し似ている)素晴らしい歌だった、涙が出そうだった。



後日、オリジナルのトニー・ジョー・ホワイトのCDもゲットした。それは如何にも南部のスワンプロックという感じで、泥臭いジャージーな声で、ぼそぼそとつぶやくように唄っていた。

どちらかと言えば自分の音楽的好みはこのオリジナルの方だろう。
けど、僕にとって、レイニーナイト・イン・ジョージアと言えば、あくまでブルック・ベントンのそれなのである。それは初めて読んだ村上春樹の小説の記憶、そしてその頃の自分への懐かしい記憶と結びついているからだと思う。
そんな風に音楽は人の心の中に住み着いて行くのだ。

針を落とせば(と言うかCDのプレイボタンを落とせば)、小説の1ページ、1ページの記憶が、その風景や香りまで蘇ってくる。そしてその頃の自分にタイムトリップする。あの頃の自分はなんであんな風だったのだろうと思いながら、それでもそんな自分が好きで居る。


朝 ごはん1膳。オクラ納豆、豆腐とワカメのみそ汁。茄子のぬか漬け。

昼 おにぎり小さいの3個。インスタントみそ汁、冷や奴、トマトスライス。

夜 サワラの塩焼き、大根おろし、シジミのみそ汁、ゴーヤ-チャンプルー。

間食 プリン1個
お酒 ハーフアンドハーフ 250ml

最終体重 77.4kg 体脂肪21%





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Last updated  2003.08.21 14:18:09
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