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どうも昨日今日とアクセス数が急激に増加していて、正直にいうと、ごく控えめに言って非常に不快です。ここのサイトはサブタイトルにもありますが、リンク厳禁です。日記リンクなどをしている方は、即座に外して下さい。他人へ教えたりするのも控えて下さい。また、基本的にこのサイトは反バリュー投資の初心者向けに書かれていますので、反バリュー投資家や初心者以外は来ないで下さい。バリュー投資家だと自分の事を認識している方や、バリュー投資家と交流のある方は来ないで下さい。一人でひっそり読む分には全く構いませんが…。あと、反論を期待して書き込みをしても、僕の性格は他人の考えはかなりどうでもいいという天上天下唯我独尊の気分屋ですから、適当な書き込みしかしません。詳細な分析や銘柄批判も書き込みません。というか、ここのサイトを面白いという人は馬鹿じゃないですか?「むぎゅ」は何の価値もないサイトを目指しています。そっとしておいて下さい。
2005.10.30
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手っ取り早く、バリュー投資から脱出する方法がありますので紹介します。それは、上場している全銘柄をざっと分析する事です。この手法で、まず知識が増えます。そして、判断力が磨かれます。さらに、センスが磨かれます。そしてなにより重要なのは、自分の判断が如何に間違っているかが分かります。最初は四季報に載っている情報だけでもいいと思いますが、四季報に載っている情報は比較的株価に織り込んでいる可能性が高いので、四季報だけで割安・割高を判断するのは極めて危険だといえます。まぁ、全銘柄をざっと調べて絞り込んだ上で、注力するのも良いと思います。ただ、意外に一次選考で漏れた銘柄の中にも結構割安なのがあったりするのが後で分かるのですが、それを含めて勉強です。というか、趣味ですので勉強とは全く違うんですけどね。この方法は、僕が株を本格的にやる様になった時に一度やったのですが、それ以来僕は頑固な分散投資家になってしまいました。まぁ、結果的に分散投資家になったのは幸運でした。恐らく個別セクターに注力しない20銘柄以上の分散投資家では、どのバリュー投資家の成績とも比較にならないくらいの好成績だと思います。本格分散投資家で、優れた成績を残しているバリュー投資家のサイトを知っている方がいましたら、今度こっそり教えて下さい。まぁ、僕の場合は割安株コレクターなので、値上がりしそうな株を買う投資家とは若干違うのですが。このサイトは毒舌ですが、読者の為になるように書いています。信じるも良し、馬鹿にするも良し。たまに以前の日記も読み返してみてください。結構首尾一貫していると思います。バリュー投資家の皆さんも、相場の流れによって自分の考えを簡単に変えたりしないで下さいね。
2005.10.29
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「テクニカル分析は経済の心理学」チャートの動きを波に喩えるなら、チャート屋は波乗りしているサーファーのようなもんだ。大きな波の方がスリルがあるが、本人が思っている以上にリスクに対するリターンが少ないのに気が付いているのだろうか?一生懸命チャートと睨めっこしながら、必死になって毎日売買を繰り返している。まぁ精々頑張ってくれ。あんたらみたいなのが多いから、こっちが儲かるんだ。これが、バリュー投資家のテクニカル派に対する見解でしょう。アホ過ぎます。チャートは経済の鼓動。資本主義社会では資本は生き物であり、自ら意志を持って行動している。資本の意志は、唯一つ。自ら大きく動き回って、自分を育てる。資本主義社会で資本の成長が止まったら、それは即ち資本主義社会崩壊を意味する。インフレは経済が活性化している場合が多いから、鼓動もドンドン元気になっていく。大きな経済の鼓動の中で、幸福に包まれながら溺れ続ける。まさに、資本主義の一つの幸せ。矛盾の上に成り立っている脆く儚い夢の世界。大切なのは、全ての矛盾を肯定する事です。ちなみに、中途半端なファンダメンタル屋が一番儲からないようです。むしろ、基礎しか知らない方が結果論では良いんじゃないでしょうか。基礎が欠けてるファンダメンタル屋さんが多いですからね。一回中途半端になっちゃうと、なかなか抜け出せないようですよ。バリュー投資家なんか見ていると、客観的にそう思います。
2005.10.29
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今まで毒を吐いているという割に、ちょっと生ぬるかったですね。もともと僕は生粋の中期逆張り分散型のファンダメンタル論者ですから、こういった短期的な銘柄紹介は苦手なんですが、と前置きをした上で、健全な投資家が眉を顰める最凶最悪ドリームテクノロジーを紹介します。今日の終値は15700円。恐らくタイミング的にもバリュー投資家は買わないと思います。僕も買いません。欲しくないですから。実は割安銘柄。恐らくこの株はバリュー銘柄ではないでしょう。バリュー銘柄の定義は相変わらず分かりませんが。バリュー投資家が拒否反応を示す類の銘柄だと思います。サイトにアップしているポートフォリオに入れておくと、頭が良く見られませんしね。この株を、テクニカルではなくファンダメンタルで買えるなら、その人はバリュー投資家でないという事になるんでしょう。よく分かりませんが。今、バリュー投資家というのは偽者が多く、本物のバリュー投資家からすれば迷惑だという風潮がありますが、僕に言わせると本物のバリュー投資家は少なくても現在楽天サイトにはいません。バリュー投資家という概念が存在する事すら怪しいです。ネット上で蔓延している虚像に過ぎないのかとさえ思えてしまいます。サイト運営者は自分の事が道化師であるという、紛れもない事実を十分に認識するべきです。儲かった儲かった、予想が当たった当たった。お祭騒ぎの中心で騒ぐピエロが見物された回数が、右上のアクセスカウンタで表示されています。
2005.10.26
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場中ですが日本ライトンを紹介します。特に急いで買う必要もないですが、暴騰待ちです。下方修正でもしてくれた方が、あく抜けして良いかもしれません。下方修正で売るのはザコです。バリュー投資家大人気銘柄が下方修正で暴落しているのを見ると、おいおい…と思ってしまいます。知識ばっかり多くても、知恵がないとダメなんですね(暴言)。意味もなく毒を吐いたついでなんで、もう少し毒を吐き続けます。バリュー投資家は言っている事とやっている事が全く違うのに気が付いているんでしょうか?僕の中では「バリュー投資=なんでもあり」という方程式が確立されつつあります。もう少しで投機家の仲間入りです。バリュー投資家が買わない銘柄を紹介するのも段々大変になってきます。ただ、こんな偉そうな事書いている僕自身の投資手法自身が、短期から長期まで、純張りから逆張りまで、低PBR銘柄から高ROE銘柄まで、新興銘柄から再生銘柄まで、出来高の多い銘柄から週足までない銘柄まで何でもかんでもやっています。自分の事は棚に上げて何を偉そうに言っているんでしょうね。ただ、僕は割安株投資家です。割安株=バリュー株ではありません。というか、バリュー株ってなんですか?今度定義を教えて下さい。下らない事をグダグダ書いていて、内容が薄いのはいつもの事なので、本題はまいていきます。日本ライトンの話。寄り値は1027円で現在1034円。中期計画未達成の可能性は高いです。株価もなんだかそんな感じです。こ、これは期待できそう!
2005.10.26
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現在借金大国日本が何故破綻しないのか?それは、潤沢な個人金融資産があり、慢性的な経常黒字体質であり、国内で大半の国債を売り捌ける日本国民の安全主義体質による。それでは今後少子化による歳入減、高齢化による歳出増、国債利息支払による歳出増を食い止めるだけの体力はあるのか?答えはYesである。資本の意志はアメリカからアジアに向かってきている。アジアの発展が、日本経済を牽引する。回復した日本経済は、やがて歳入増加、隠された膨大な量の不良債権の健全化をもたらし、大幅な資本効率化を行いスリム化していく政府と復活を遂げた日本企業との連携により、プライマリーバランスの均衡化に成功するだろう。また、現状で日本政府が保有している膨大な資産について明確に提示さえすれば、日本政府がデフォルトを行う可能性は皆無である事が明らかにされるだろう。借金は返す必要は全くない。どうせ放っておけばインフレになるのだから、借金の額が全く減少しなくても、国債の対GDP比の割合は減少する。日本国の財政再建には多くの困難が待っているが、必要以上に悲観する事は無い。これは僕の持論です。そしてこの考えと、若干違う部分もあるものの、大概においてほぼ同じ見解を示している雑誌があります。毎日新聞社出版、週間エコノミスト臨時増刊10/17号 「大増税に勝つ」です。週間エコノミスト臨時増刊シリーズは過去に数え切れないくらい発売されていますが、かなり優れた特集が多いです。特に、ロンドンエコノミスト(日本訳)の世界展望が大変参考になります。今年も出ると思いますので、運良く発売されているのを見かけたら購入してみて下さい。また、過去に11月号を絶賛したフィナンシャルジャパンの最新号(12月号)の小泉政策を肯定的に評価している特集も一見の価値あり。批判ばかりしているマスコミを幾ら参考にしても、今の世の中の流れを掴む事は困難ですよ。どうでも良いですが、前号も今号もフィナンシャルジャパンは最近の株高お祭騒ぎに警告を鳴らしているので親近感がもてます。どちらかというと資産を守るというスタンスのようです。副題は「1億円を目指すビジネスセレブのための金融経済誌」なんですけど、この雑誌のスタンスは「資本主義社会では放っておけばお金は増えていくもの」という僕の考えに近いように感じています。雑誌との相性は良いですね。恐らく、経営者ないし経営者予備軍が主な読者層のような気がします。いえ、僕は経営者でも経営者予備軍でもないんですけどね…。
2005.10.23
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なんでもかんでもやってみろっていう事です。グダグダ理屈をつけてないで、取り合えず経験してみて、それで決めれば宜しい。頭の良さそうなバリュー投資家全員を否定しているわけではないです。大半を否定しているだけです。このサイトは反バリュー投資家の初心者の為のサイトです。信用取引をやっている人は、ビギナーズラックに騙されてはいけません。数年前、不動産やマンションディベロッパー、商社や銀行、これらを底値で上手く買えたのは無知だったからです。無知だったから基本に忠実に低PERの高成長株を買って大儲けできたんです。今の知識で当時の環境で同じ事が出来たかというと、逆に出来なかったと思います。豚は太らせて喰うのです。今は右も左も大暴騰。みんな大儲けです。しかも、恐ろしい事にバブルにはまだ突入していないのです。これだけ長い上昇相場でバブルに突入していない。恐ろしいですよ、資本主義社会は。
2005.10.21
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結論から言うと、世間で賑わっているバリュー投資家は近視眼の屁理屈屋である。機械的なスクリーニングをしないのに、統計的手法を用いて低PERやら低PBRやらが優れたバリュー銘柄だという認識をもって疑わない。最後まで疑ずにその道を突き進めば、株式投資に王道はないのだからそういう手法も優れた投資に成り得るのだが、如何せん圧倒的多数のバリュー投資家は経験が浅い。その為、移り気が激しいし、投資スタンスも変わる。何度も言ってしつこいようだが、基礎が確立されていない事が原因である。バフェットが王道、グレアムが基本、フィッシャーが応用、そんな馬鹿な話はなく、全て等しく正解である。市場は常に適正価格だから、PERに価値は全くないというのも正解。PERが高い時に買って低い時に売るというのも正解。適正価格であるのにPERが高いのは積極的な設備投資を行っている場合や、大規模なリストラをしている場合もある。PERが低いのは、成長が鈍化した場合や衰退している場合もある。投資と金儲けが一緒でないなら、企業が種を蒔いている時期(高PER)に買い、収穫の時期(低PER)に売るのも正解ではないだろうか?長期投資家は短期投資家を、ファンダメンタル信者はテクニカル信者を、低PER趣向家は高PER趣向家を自分よりも低く見ている風潮があるが、何処まで理解してそう判断しているのか、いささか疑問ではある。
2005.10.21
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最高のタイミングなので、今日場中で買えるなら悪名高い東京製鐵をオススメします。特に下げる理由もないのに爆下げ中。ホント、特に下げる理由はないんですよ。ここから下は、強気で買い下がりで良いかと思います。下げてる理由が、業績が会社予想を若干下回った、設備投資の増加、上がらないから下がる、とか、その程度の理由です。バリュー投資家が慌てて売っていたら笑えますな。「むぎゅ」では、実は既に売っていました、とか言ってくれる猛者(バリュー投資家の鑑)を募集しています。寄り値は1533円で、現在株価は1498円。だれかがウケを狙っているとしか思えません。
2005.10.21
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場中ですがIDUを紹介します。いま、革命がおきています。寄り値は274,000円。現在値は27,8000円です。中期計画今期経常利益20億→来期40億→さ来期100億をどれだけ前倒しするか?期待が膨らみます。
2005.10.18
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よくわかりませんが、成長バリュー、収益バリュー、資産バリューというのがあるらしいです。要は理屈を付けるのがファンダメンタル分析という事ですね。僕は嫌いじゃないです、バリュー投資家。好きでもないですけどね。さて、吐いて捨てるほど居る楽天サイトのバリュー投資家。彼らが何故大和自動車交通に注目していないのかは不明です。取り合えず上場している全銘柄は一通り目を通してもらいたいものです。よもや彼らバリュー投資家が、この株が何故上昇しているのかさえ理解できない程度の分析力しか持ち合わせていない、という事はないでしょう。現在の株価は666円。まぁ、この株価水準で買うかどうかはセンスの問われる所かも知れません。時価総額は70億円弱です。ちなみに、偉そうな事言っている本人が一番良く分かってないのは秘密です。
2005.10.17
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数字上、歴史上他に類を見ない中国経済の莫大な不良債権の増加が緩和され始めたかに見える。横領や会計粉飾、暴動に内戦。国境のない国中国は、果たして再び資本の信頼を得る事ができるのだろうか?成る程、中国経済は破綻しなければ夢のある市場かもしれない。変動為替相場に移行して著しいGDPの低下を招く事は許されない。加熱した不動産市場をバブルにさせてはならない。安定したエネルギーの供給を受けなければならない。急速な民主主義化、資本主義化は避けなければならない。何れも深刻な問題だが、問題の本質はこれらではない。資本主義が蔓延している近年では、問題の本質は常に資本の意志である。アメリカが基軸通貨のドルを刷りまくり、世界中で金が余っている状況下で中国の貿易黒字は凄まじく、増えに増えた外貨は自国通貨の元に返還できず、国内で多大な問題を抱えつつもアメリカの国債を買い捲る。止まらない、止まらない、止まらない。ドルは次第に価値が薄れていき、やがてアメリカ発の第3次世界恐慌が世界中を覆うだろう。そうならならい為に、アメリカ主導の金融市場を全世界に覆いつくさなくてはならない。全世界がドルを得る為に働き、そのドルでアメリカ国債を買い続ける。この仕組みは単純である。何故愚鈍なファンダメンタル屋が中国株投資を始めるか。一見、結論は得られたように思える。基礎がすっぽり抜け落ちているが為に、1歩先だけしか見えていないのである。2歩先が見えていないのである。加えて、手段が目標になってしまっている。資本を増やす事が唯一無二の目標であり、資本の有効活用が、経済規模の拡大が、資本主義経済の維持が、手段ではなく目標になっているのだ。多くの人は勘違いをしている。資本主義経済のルールは根底が矛盾している。矛盾を肯定し続けないと、維持できないシステムなのだ。始まりからチキンレース、仕手化合戦。資本主義経済でファンダメンタリストは常に自らを愚鈍であるという認識を持たなければならない。日本は半社会主義から市場原理主義に物凄い速度で移行しつつあるが、完全な市場原理主義はハイリスクハイリターンの最たるものである。最後は必ず破産するから、心の準備だけはしておきたい。
2005.10.15
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スリルを買うのではなく、時間を買う。株価を買うのではなく、変化を買う。怖いのは株価の値下がりではなく、変化の織り込み。愚鈍なファンダメンタリストが気が付く前に先物買い。株価は常に適正価格。明日には適正じゃなくなっていますけどね。釈迦に説法、常識ですよね?
2005.10.10
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今現在発売されている本も紹介したほうが良いですね。という事で、今回紹介する本は「BRICs経済」という本です。日本経済新聞社出版。熟読すべし。すっかり割高になってしまったインドを初め、一つでも銀行が破産すると株が紙切れになってしまう危険のある中国、いつの間にか復活したロシア、過大な期待を裏切り続けているブラジル。これらの経済を知ると、資本の流れが見えてきます。次はベトナムを初めとして東南アジアが元気になりますので、日本市場がバブル化した際の資金の逃げ道を今から模索するのも良いかと思います。重要!本は別に最初から読まなくても良いです。途中で読むのを止めても良いです。何冊も平行して読んでも良いです。一度読み終わった本を何冊か引っ張り出して、同時に複数の本を読んでみると、なかなか時間短縮になって良い感じです。本の読み方なんて、どうでもいいです。肩肘張らずに、気楽に読みましょう。
2005.10.10
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株は安い時(市場の評価が低い時)に買って、高い時(市場の評価が高い時)に売るものです。株価が上がるから株を買うのではないのです。釈迦に説法、常識ですよね?
2005.10.06
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日経平均が底割れし、バブル後最安値を毎日のように更新し続けていた2001年。総悲観の真っ只中、株式経済金融関連の素晴らしい本が何冊も発売されました。今回紹介するのはその中の一つ、「日本経済「出口」あり」という春秋社出版の本です。司会者が宮崎哲弥で、金子勝と木村剛の対談形式をとっている本書は、当時の日本経済の問題点と解決策について論じ合っています。反市場原理主義の金子氏と改革派の木村氏は本来持論が真逆の筈ですが、白熱した議論の中でもお互いが同意している部分が意外にも多い事に驚かされます。キャリア(ハイリスクハイリターン),ノンキャリア(ローリスクローリターン)に分かれるアメリカ型社会と、保守的な日本社会との迎合がどの位置に落ち着くかは意見の分かれるところではありますが、取り合えず不良債権処理ありき、構造改革ありき、という点で2人の識者は意見が一致しているようです。大筋で、今の日本の改革は望ましいという事でしょうか。ところで、本を読む時は是非マーカーを使う事をオススメします。個人差はあるでしょうが、マーカーを使って重要な箇所にアンダーラインを引きながら本を読むと、本に対する理解度が驚くほど向上します。恐らく、全ての文が重要かどうかを真剣に吟味して読む事で、ただ本を読んでいる時より何倍も理解力が向上するのだろうと思います。本は過剰に大切にしない。多少汚れても、本の本質的な価値は劣化しません。
2005.10.06
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新規株式発行などを除いて、基本的に保有銘柄の株価には全く何の価値もないです。株価と業績が深く関わる元気な企業については、インフレ時には有限責任の名の下、無茶をして元気に育ってくれれば結果が付いてきます。釈迦に説法、常識ですよね?
2005.10.02
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引き続き、雑誌の紹介です。「フィナンシャルジャパン」、株の世界ではお馴染み、悪名高い木村剛が今年5月から編集長に就任した月刊誌です。木村剛といえば、皆さんご存知「倒産リスト」ですが、リストに載った巨大企業のその後の再生劇が凄まじかったのは既に周知の事実です。借金を帳消しにすれば超一流企業の出来上がり、といった企業ばかりでしたから、何か裏があるのかと勘ぐられても仕方ありません。僕もかなり倒産リスト銘柄で利益を上げさせて頂きました。外資の手先、経営者失格、とまで扱き下ろされていますし、大筋でそれらの指摘は的を射ていると思いますが、経済知識はなかなかのものです。さて「フィナンシャルジャパン」ですが、特に最新号の11月号の出来が素晴らしく、ここのサイトでも言っている、資本主義のルールや、個人投資家の投資スタンスの基礎的な概念をギッシリ書いてあります。また、本田健さんとの対談もかなり興味深かったです。金持ち父さん貧乏父さんの考え方が嫌いな僕は、こっちの対談の方が心地良いです。ただ、残念な事に前回紹介した「選択」と同じく、この「フィナンシャルジャパン」も書店では見かけない雑誌ですので定期購買しないと読めないかもしれません。僕はよく書店に行くのですが、書店でフィナンシャルジャパンを置いてある所は見た事ありません。本当に一般販売しているのだろうか?ともあれ、次からは雑誌じゃなくて普通の本の紹介に移ります。我々初心者は、インターネットのサイトばかり読んでないで、紙媒体の本を読むようにした方が良いと思います。基礎が確立されていませんからね。繰り返しますが、今も昔も巷には名書が溢れかえっています。最近は株式・経済関連の本の絶対数も急速に増加しており、それに伴い様々な優れた本が出版されています。書物にお金を惜しんではいけません。優れた本は、インターネットの有名バリュー投資家のサイトの何倍も、何十倍も役に立つものです。本当ですよ。これまで余り本を読まなかったという人は、明日から1冊でも多くの本を読み漁って下さい。そうする事で、書店で本を買う時に役に立つ、良書を見分ける能力が身に付きます。この能力が身に付くと、人生が豊かになります。繰り返しますが、くれぐれも本にかけるお金をケチらないようにして下さいね。(更に言うと、役に立つから本を読む、という考えからも脱却してもらいたいところではあります)
2005.10.02
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