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モウセンゴケが紅葉しています。直径2センチの世界に、水の花火が咲きました。蟲惑的に輝く粒に、昆虫達は何を思うのでしょうか。----------気が付けば、自分は虫でした。もう逃げられない。----------
2008.11.30
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TH先生 「交番の上の階段にできたバー、どうでした?」----------科学の最大の進歩は、紙と鉛筆で現象を表現できるようになったことです。文字でいつでも表現できるという事は、200年前なら実験室を持ち歩けるのと同じ事です。---------- TH 「SG先生と行ったんですか?」 自分 「うん。男同士二人きりで飲むのは怪しい関係だって?」 TH 「そうではなくて」----------その際に使用する言語は数学です。使いこなす為に修行が必要なのは、英語と同じです。---------- TH 「SG先生と飲んだりするんですね」 自分 「たまにね」 TH 「二人きりでどんな話をするんですか?」 SG 「MASAさんとは、いつも問題を出し合って、それを解くんだよ」 TH 「ああ・・・そうですか」 自分 「幾何や確率の問題が、最近の流行かな」 TH 「ああ・・・そうですか」 SG 「素数もブームだね」----------そのため、暇さえあればいつも数学で遊んでいます。---------- 自分 「SG先生とは趣味が合わないけど、数学だけは趣味が合うから」 TH 「ああ・・・そうですか」 SG 「プロシュートハムをその場でカットしてくれたのは、見ごたえがあったね」 TH 「そう!そういう話が聞きたいんですよ!」 自分 「生ハムの作り方が知りたいの?」 TH 「違います!」----------生ハムも数学と同じくらいに、美味しい肴です。
2008.11.29
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空気が、約8割の窒素、約2割の酸素で構成されていることは、中学校あたりで学ぶはずです。この知識はまだ200年前にはなかったものです。----------科学の分野が急激に伸びたのは、ここ最近です。光合成を発見したのも、100年ほど前の話で、それまでは植物が二酸化炭素を吸収していることすら知りませんでした。----------新しい発見の論文を、定期刊行雑誌で見かけるたびに、 「そいつは気が付かなかった!」と悶絶します。大抵は専門外なので、500年生きても気が付かない内容ですが。----------理論は理解することよりも、生み出すほうがはるかに困難です。100年後のテキストが読みたくてしょうがありません。きっと読むたびに悶絶することでしょう。
2008.11.28
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HN先生 「MASA先生。○○の本の居場所を知っていますか?」----------塩は水に溶けますが、油は水に溶けません。水に溶けない物質でも、水に溶けているような状態になることがあります。脂肪や炭は水に溶けませんが、細かい粒にして水に分散すると、牛乳や墨汁になります。水に溶けない物質が細かい粒となり分散している状態がコロイドです。---------- 自分 「むこうの棚の下から2番目の左になかった?」 HN 「それがなかったんですよ」----------目で認識できないほど物質が小さいと、溶けてしまっているように見えます。気体の混合物以外は、すべてコロイドです。水に二酸化炭素を分散させると、シャンパンです。液体に空気を分散させるとホイップクリームです。石に空気を分散させると軽石です。空気中に漂うホコリもコロイドです。---------- 自分 「ううん。やっぱりないね」 HN 「そっちの本棚を探します」 自分 「じゃあ自分はこっちを探すよ」----------溶けない物質も、細かくすれば 『溶かせる』 ようになります。シャンパンがコロイドである話は、実はかなり面倒な内容なので説明はしません。---------- HN 「このシュークリーム、激ウマですね」 自分 「そうだね」 HN 「目的の本が、本の山に溶けてしまいましたね」 自分 「そうだね」 HN 「これって、固体に固体が分散しているコロイドですね」 自分 「そうだね」
2008.11.27
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屋久島にある縄文杉は、推定樹齢3000年以上。定期的に樹木医が検査を行い、治療もする。何千年もたってから医者にかかるなんて、縄文杉は考えもしなかった。----------約1400万年前に海底が隆起し、屋久島ができた。花崗岩(かこうがん) の島に森林ができるなんて、屋久島は思いもしなかった。岩石は長い時間のうちに当時の記憶を失い、土となった。----------地球ができて約46億年。こんなにも地球上に生物が発生するとは、地球は予想だにしなかった。地球のかさぶたが動くたびに、そこで生活している生物に打撃を与えた。生物たちは、その動くかさぶたを 『プレート』 と呼んだ。----------今から50億年後に、太陽は地球の軌道付近まで膨張し、地球を飲み込む。 ふうん・・・誰がそんなことを確認できるんだろう。 え? 他の星に移住してるから観測ができる? それは知らなかった。----------約30分でこの文章を書き上げた。
2008.11.26
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KF先生 「植物って、感情があると思います!」 自分 「ふうん。そう考える理由は?」----------菌類が専門のKF先生が熱く語り出しました。お寿司の差し入れがあった為か、いつもより饒舌です。---------- KF 「毎日 『可愛いね』 って言っていたら、バラは綺麗になるんですよ」 自分 「そうなんだ」 KF 「サボテンだって、話しかければ元気に育ちますよ」 自分 「ううん。植物は感情がないと思うけどなぁ・・・サボテンになんて言うの?」 KF 「例えば、『今日もいいトゲだね』って言うんですよ」 自分 「今日もトゲトゲしいね。YG先生は」 YG 「MASA先生!」 自分 「ん? 向こうにいたのか」 KF 「よく聞こえましたね」 自分 「自切して増える多肉植物を見ると、『君が自分で、自分が君で』 となるから、 自我がないように思えるね」 KF 「確かにそうとも考えられますね」----------植物に声をかける、つまり振動を与えると・・・という話は知っていますが、検証したことはないので言いませんでした。KF先生も勿論知っていましたが、保留したようです。 植物の成長を向上させる。食につながる壮大な話です。専門外ですが、かなり気になったので、来年の春から検証してみようと思います。
2008.11.25
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図1 : 銀杏の種子----------銀杏の果実をもぎ取った後、中身の種子を干します。しかし!これがもう、臭いのなんのって、鼻がひん曲がって飛んでいきます。----------あまり使わない鞄の中に、うっかり放置して腐敗させたブルーチーズの匂いに似ています。鞄を空けたら、中が 『ねちょ~』 と糸を引いて、続いて 『むあ~ん』ときた、衝撃的な匂いと同じです。もっとはっきり言えば、犬の落し物でしょうか。----------販売している銀杏は臭くありません。石灰などで脱臭しているのでしょうか。詳しい方、脱臭の方法を御教授ください。----------塩をふいている大粒の梅干を見ると、つばが出てくるように、図1を見るたびに、鼻に異臭がします。鼻で匂ってこそ、パブロフの犬です。
2008.11.24
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光がなければ、色は存在しません。しかし、光にあふれた世界で生きていると、色が物体として存在しているような錯覚に陥ります。色は、いつもその色で存在しているわけではありません。----------暗闇の中で物体は、人間が知ることのない本当の色をしています。その赤いバラは、闇夜の中でも、赤のままでしょうか。その黄金色のビールは、冷蔵庫の中でもその色でしょうか。人間が見ることができる物体の色を作り出す為に、物体に光を当てます。 「うん。 今日も綺麗に咲いている」--------- 光がなければ華はない 華がなければ花はない 光を纏(まと)い、華の花咲く
2008.11.23
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YG先生 「今、気温が4度みたいですよ」 自分 「水の密度が最大だね」 YG 「そこに反応しないでください」 自分 「え?」 SG 「MASA先生、笑いの壺はそこじゃないですよ」 YG 「笑いの壺なんて、元からないですから!」----------YG先生は 『寒い』 と言うつもりで、具体的な気温を言ったそうです。しかし、具体的な数字がかえって、話がそれる原因になりました。---------- YG 「もうその話はいいですから! 質量とか体積の話はどうでもいいんですよ」 SG 「じゃあ、話のポイントは何だったの?」 YG 「今日は寒いねって言いたかったんですよ」 自分 「ああ! そういうことか」----------しばらく話がかみ合いませんでしたが、ようやくYG先生の意図が分かりました。---------- SG 「話が全然違う方向にいっちゃったね」 YG 「まったくですよ! 寒いって言うことを伝えるために、 こんなに無駄にしゃべったのは人生初ですよ!」 自分 「そうか、おめでとう」 SG 「おめでとう」----------何事も、人生初と言うのは快挙に値します。
2008.11.22
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分類することにより、理解がしやすくなるが、分類したことにより、気がつかない部分が多くなります。つまり分類することは、理解の助けになる反面、応用には向きません。その知識に遊ぶのに慣れてきたら、分類の壁を取り払い、情報の混ざり具合を吟味するのも楽しいものです。----------分かりやすいとは、分かりにくい点が分からない状況です。分かっているつもりでも、肝心なポイントが抜けていれば無意味です。分かりやすければ何でも良い、という風潮は嫌いです。---------- TH先生 「MASA先生は、まったく分かってないですね!」と言われても、自分は何が分かっていないのか、さっぱり分かりません。理解が一番難しいのは、物理でも数学でもなく、人間のようです。人間から生まれた物理なのに、人間よりも理解しやすいのは何故でしょうか。 藍は青より出でて、青よりも青し。ううん。何でも意味づけをしようとするのは、人間の悪いクセです。
2008.11.21
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今日は天気がよかったので、家を出る前に柿の実を見に行きました。----------小さなキツツキのコゲラが巡回に来ていました。可愛いので写真に撮ろうと試みましたが、彼はくるくると動き回って、うまく全身が撮れません。何とか撮ろうと、思わず熱くなります。----------いつの間にか飛び去ってしまったコゲラに気がつかずに、ずっとカメラを構えていたことに気がついたのは、しばらく経ってからでした。 「野鳥の会に入ってみるか・・・」柿の実を取りに来た事を、忘れかけていました。----------小ぶりですが、しっかりと尻が黒くなっていました。まだまだ実が青かった!実が沢山ついているから、ワクワクしていたのに。柿食えば 腹が鳴るなり 法隆寺
2008.11.20
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柿が豊作です。しかし食べごろになると、野鳥がやってきて、しっかりと味見をしていきます。暇な彼らは早朝からやってきては、しょっちゅう柿の実をチェックしていきます。朝の1日1回では、彼らの巡回回数にはかないません。油断すると、あっという間に食べられてしまいます。----------手の届かない場所の柿は、もともと野鳥にあげるつもりですが、そんな紳士協定を知る由もないオナガ達は、ギャーギャー騒ぎながら、手の届く場所の柿もつついています。そんなわけで、干し柿を作ろうと思う頃には、自宅の柿はありません。また、まっちゃん家の渋柿をもらうことになりそうです。----------干し柿は作ったら載せてみる予定です。
2008.11.19
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今年の6月に撮影した、家のアジサイです。季節はずれですが。----------赤と青で色が違えども、アジサイは同じ種類のアジサイだとわかります。ルビーやサファイアは、主成分が同じ酸化アルミニウム、つまり1円玉のサビと同じです。鉱物の場合は、色違いで呼び名が変わります。色の違いは、あじさいと同じように、内包している成分の違いによって起こります。色違いは、必ずしも種類違いの判断材料にはなりません。----------色が判断できると言うことは、電磁波の波長の違いを判断していると言うことです。人間は赤・青・黄の3原色で色を見ているそうですが、鳥類はさらに紫が加わった4原色で色を見ているようです。人間以上に、色彩豊かに世界を見ているようです。人間が見えている以上に、鳥目線での鳥は派手かもしれません。スズメが極彩色の可能性もあります。カラスははたして黒なのでしょうか?
2008.11.18
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直接言葉を交わさずとも、植物を通じて意思の疎通を図る。それが花言葉です。現在では正確な意味や、細やかな感情は失われてしまったようですが、大まかな意味は生き残っているようです。粋です。 是非、真似がしたくなります。花言葉のようなものを考えたくなりました。----------人とやり取りが出来て、植物のように種類が豊富なものといえば?ううん。最初に思いついたのは、やっぱり化学式です。無機・有機、合わせて数千万種類ありますから、あ~んな内容や、こ~んな細かい内容も十分に意味づけが出来るはずです。まあ、覚えてられませんが。---------- 名 称 : 塩化ナトリウム (塩) 化学式 : NaCl 化学言葉 『適量が一番よい。多すぎると身を滅ぼす』というような感じを考えましたが、これでは薬品の使用説明書です。 名 称 : 水 化学式 : H2O 化学言葉 『黙っているなんて、水臭い』日常生活で、水を人にあげたりする状況なんて皆無です。 名 称 : パラフェニルアゾフェノール 化学式 : C12H10N2O 化学言葉 『毒々しい想い』誰がこんなものをやり取りするのでしょうか。----------・・・あら? 意外とこの作業は難しいようです。 恋人の為に岸辺に咲く花を摘もうとして、川に転落した騎士が、 自分の事を忘れないようにと投げた花が、 『忘れな草』 となった。というように、花を投げるのは絵になりますが、化学薬品を投げたら、それは単なるテロ行為です。面白い思い付きだと思いましたが、前途多難のようです。ううん。どうしたらいいものか。
2008.11.17
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体長数センチ、体重5グラム。砂漠に生活している、トビネズミという生物がいます。彼らは、哺乳類にも関わらず、寿命が1年だそうです。その60倍以上を生きる人間にとって、1分が、1秒で流れている感覚でしょうか。----------短命を可愛そうだと勝手に思っている人間をよそに、トビネズミは小さな手で、クリクリと顔を洗っていました。生物にとって、自身が生き残る事より、種族が生き残る事の方が優先です。苛酷な環境で生き残るために、短命と言う戦術を選んだのでしょう。他にも特化した特長があるのですが、長くなるので割愛します。----------トビネズミの体重は、1円玉で5枚分の重さですが、それは命の重さではないはずです。な~んて言いそうですが、それは間違っています。命の単位はキログラムではないですから。例えにしても、もう少し気の利いた例えはないものでしょうか。海より深くて、山より高いと言われても、ぴんと来ません。単位を無視した例え話では、困惑の度合いは東京ドーム2杯分です。
2008.11.16
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2008.11.15
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休憩室のポットの横に、謎の物体が置いてありました。 「てっきり、MASA先生のものだと思っていました」その考えの根拠が分かりませんでしたが、追求しませんでした。----------物体の材質や形状を見て、考えます。記憶にある様々のものと照合します。この作業は、いまだ機械が真似できない人間の芸当です。結局その日は分かりませんでしたが、ちょっとした出来事で、その物体の正体が分かりました。 「あぁ~! そうか!」 「ああ! なるほど!」 「あぁ! それだったんですね!」わかったときは感動です。薬でおかしくなっちゃったかのように、あぁ~あぁ~あぁ~言いながら、みんなで首を振ります。----------毎日見ているからといって、記憶には残るわけではないようです。思えば、壁掛け時計は毎日何回も見ていますが、絵に書くことは出来ません。意識して覚えようとしなければ、覚えないようです。覚えようとしても、覚えられないのもありますが。
2008.11.14
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発見には、必然的発見というものがあります。それは、データや理論、研究が十分に煮詰まってきて、ポロリと発見の実が熟して落ちることが確定している状態です。幸運にも実を手にしたとき、同じ獲得できるチャンスがあった人々から激しい嫉妬をもらいます。チャンスは急に来て、一度しか来ません。それを手にするかどうかは、常識に捕らわれない独創的な工夫と、かなりの注意力と、多少の運が必要です。しかし、人間は妬みや嫉妬から逃れられないのでしょうか。科学者の自殺の大半は、それが原因です。----------必然的発見の一つである、X線。いわゆるレントゲンです。歯医者に行った時、レントゲンを撮ったので、その映像を、自分のカメラで撮りました。 自分 「写真を撮っていいですか?」 歯医者 「え? 何を?」 自分 「このレントゲン写真です」 歯医者 「ええ? まあ・・いいですよ」 自分 「ありがとうございます♪ パシャリ♪」うん。親知らずを抜いたのがはっきり分かる写真です。それ意外は、何を見たらいいのかさっぱりです。上の歯の左から5番目のところの白いものは、虫歯の可能性が高いそうですが、歯磨きをしていれば、気にしなくてよいそうです。よかった、よかった。しかし、本当に奥歯は先が二つに分かれているんだなぁ!納得いたしました。
2008.11.13
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バウムクーヘンを食べているYG先生と目が合いました。自分も同じものを食べていました。 YG先生 「美味しくて、これ2個目なんですよ」 自分 「ん? ああそう」別に何個食べても構わないと思いましたが。 YG 「食欲の秋ですから」 自分 「食欲の春夏秋冬のような気がするけどね」 YG 「食欲がなくなる牧歌的な話はないですかね」そんな話があったら、自分も是非聞きたいです。 TH 「なんかホッとする要素を入れればいいんじゃないですか?」----------牧歌的というのは、そういう意味だったでしょうか? 羊飼いが切り株に腰掛けて鼻歌を歌い、 草原に点在している羊が牧草をむっしゃむっしゃ。だと思いましたが、よくよく考えるとそのまま過ぎです。---------- 自分 「ホッとする要素?」 TH 「・・・クリオネとか」 YG 「駄目駄目! あれは貝だから!」 自分 「味噌汁の中で泳ぐクリオネ」 YG 「なえるわ~」 自分 「貝だから、いいダシが出るかもね」 TH 「牧歌的ですね」 自分・YG 「ええ!?」----------箸でクリオネをつまむ気がしないのは、その行為が日常的ではない所為でしょうか。日常的なものほど感覚が麻痺するようです。
2008.11.12
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人間の常識や考えで、自然を考えると見間違うようです。そもそも、人間のものさしで自然を計ろうとする姿勢が間違っているのでしょう。それなのに、自然を計ろうとするのは人間だけです。---------- 世界を計れる唯一のものさしが間違っている。これを自然のイタズラと言わずして、なんと言えばいいのでしょうか。
2008.11.11
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以上。
2008.11.10
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「カミキリムシの図鑑はありますか?」夜中にTH先生からメールがありました。カミキリムシ図鑑なんて素敵な本は持っていません。 「なら、甲虫類の図鑑はありますか?」TH先生はどうしてしまったのでしょう。そんなものに興味はなかったはずなのですが。こうもりのハンドブックを読んで、内なる何かが目覚めたのでしょうか。 「アトリエにカミキリっぽいものが、かれこれ6匹ほど出まして」6匹もカミキリムシが! 何ともうらやましいです。 「ゴキジェットじゃ死なないんですよ」ゴキジェットはゴッキー専用兵器なので、カミキリムシに有効ではない場合も考えられます。その成分は知りませんが、殺虫剤ならそのうち効いてくると思います。哀れなカミキリ達です。しかし、本当にカミキリムシなのでしょうか。夜中にメールが飛び交います。---------- 自分 「カミキリムシだったら、持ったときに、キイキイとキューティクルに鳴くよ」 TH 「掴む勇気がありません!」 自分 「カミキリムシの脚の先はハート型で可愛いよ」 TH 「脚が駄目なんです! じっくり見れません!」 自分 「冬眠するために集まった可能性があるね」 TH 「どうやら、全員死に絶えたようです」 自分 「そうか。冬眠するつもりが永眠になったか」 TH 「不法侵入ですから仕方ないです」 ----------まったく。観察することは科学の基本なのに。予想通りカミキリムシの図鑑は見当たらなかったので、ウミウシの本を持っていくことにしました。図鑑を書庫から出して、かばんに入れるのにかなりの時間がかかります。それは、一通り目を通してしまうからです。 「インターネットウミウシ? 安易な命名はよくないなあ」図鑑は自分にとって、ハエトリソウのようです。
2008.11.09
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「意味がない」この台詞(せりふ)は、間違った認識で使用されることが多いです。意味は、果物の種のように、物事の中にあるものではなく、自分自身の中で発見するものです。つまり 「意味がない」これを正確に言い換えると、 「自分自身の中で、グッと感じるものがない」となります。---------- 自分 「この景色、見事ですね!」 地元の人 「そうかい。毎年同じようなもんだけどね」景色自体に意味はありません。自分の中に感嘆する気持ちを発見したとき、景色を見て感嘆します。つまり、『感動する景色』というものは存在しません。---------- 「この小説、素敵だったよ」 「自分はイマイチだったかな」本の文章に意味はありません。感動した気持ちを自分の中に発見したときに、本を読んで感動するのです。よって、『感動する本』というものは存在しません。----------『二乗するとマイナス1』 になる虚数を考え出した16世紀の数学者、カルダノ。 「この虚数というものは、実際の計算には何の意味も持たないだろう」しかし、現在では物理の公式には欠かせない記号です。----------「意味がない」 とは、説明するときに使用してはいけないフレーズです。物事は、意味のあるないで考えても意味がありません。もともと物事に意味はないのですから。
2008.11.08
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「これはMASA先生の本ですか?」こうもり識別ハンドブックをTH先生が読んでいました。 「そう。 HM先生のお見舞いに持っていったんだよ」 「ふ~ん」せんべいをかじりながら、何だか熱心に読んでいました。---------- TH 「この数字は何ですか?」 自分 「それはコウモリが発している音波の周波数だよ」この識別ブックには、コウモリの種類別の周波数が掲載してあり、素敵です。まあ、使う機会はないと思いますが。 TH 「30Kってどれくらい?」 自分 「Kはキロの意味だから、30万ヘルツの意味だよ。 人間が聞こえる周波数は大体、20ヘルツから20万ヘルツだから、 30万ヘルツは高すぎて、人間には聞こえないね」----------コウモリは人間には聞こえない声で会話しています。ううん、何とも便利です。是非、自分も超音波で極秘裏に会話をしたいです。---------- TH 「私、コウモリの声が聞こえるんですよ」 自分 「えぇ?」思わずTH先生の首筋を見てしまいました。ドラキュラに噛まれた跡はありませんでした。 TH 「あったりまえじゃないですか!」 自分 「・・・今、口からせんべいの粉が出たから、本を汚さないようにね」----------超音波ではない声を聞いたのでしょう。そんな事を思いながら、TH先生から識別ハンドブックを強奪して、調べてみると・・・。 自分 「あ! このコウモリの周波数は、ギリギリ聞こえる20キロヘルツだね」 TH 「そのコウモリかどうかは知りませんけど」きっと、TH先生のいびきは超音波です。人には聞こえないけど、毎晩コウモリが寄ってくるはずです。----------帰宅準備していたら、TH先生からの置手紙に気が付きました。 『 MASA先生 コウモリお借りしま~す♪ 』寄生虫図鑑を持っていった時は激しく非難したくせに、コウモリは勝手に持っていくほど気に入ったようです。両方とも同じ生物なのに、何故こうも扱いが異なるのでしょう。やっぱり吸血鬼なのでしょうか。人の嗜好はさっぱり理解できません。 自分 「寄生虫だって楽しいのにね。 サナダムシは、うどんみたいで面白いし」背後からTG先生にテキストでぶたれました。頭をぶつなら、少しは手加減して欲しいです。
2008.11.07
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納得する事は、思考停止と同じです。それ以上、内容を追求しない姿勢が納得であり、思考停止です。思考停止は、どこで停止するのかが肝心です。納得しているつもりでも、いい加減に覚えているだけの事があります。もしくは、気がつかないことに気がついていない場合もあります。---------- ・スイッチひとつで、電球をつけたり消したりする。その回路は、想像できるはずです。しかし、実際の生活で使うスイッチには、階段にある電球のような、階の上と下で電球の明滅ができるタイプがあります、つまり ・それぞれ別の場所にあるスイッチ二つで、電球をつけたり消したりする。その回路は、想像できるでしょうか。これは、 『日常に当たり前に存在していて気がつかないことに気がついていない』というタイプに当てはまります。それがわかったら、スイッチ3つの場合を考えてみてください。----------当たり前を説明する。そんな、当たり前ではない姿勢を大事にするのが、科学では当たり前です。---------- 「チョコって何で解けるの~?」姉のがきんちょの疑問のほうが、数学の公式を証明するよりもはるかに困難です。説明し過ぎると説明になりませんし、かといってワンフレーズでは解説できません。 「情熱を感じると溶けるんだよ」なんてジョークはがきんちょは理解できません。自分のこどもではありませんが、早く成長してもらいたいです。ああ! もう! 君達の質問は難しすぎる!
2008.11.06
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ボイル・シャルルの法則とは、理想気体に対する、圧力・体積・温度の関係法則のこと。理想気体とは、体積や相互作用のない気体のことで、実際には存在しない。でも、あると考えると計算に便利な物なのです。本当はないけど。実際はないのに、あるのです。ない物をあるとして、ある物がない。・・・エアギターのギターと同じような物です。実際の気体には、体積があり、互いに力を作用しあうため、大抵の場合は、ボイル・シャルルの法則からずれます。実際の気体にも合うように提唱された、ファンデルワールスの状態方程式という式もありますが、割愛します。----------温度が一定のとき、圧力は体積に反比例します。 部屋の中に何人かいます。 そうした状態で、部屋の壁がせまって来て、部屋の広さが半分になりました。 「圧迫感が、2倍になったわ~」というのがボイルの法則です。----------圧力が一定のとき、体積は温度に比例します。 何人かいます。 そうした状態で、ある人が猛烈に腹筋を鍛え始めました。 「フンッ、フンッ、フンッ・・・」 さりげなく、筋トレマンから距離をとります。 というのが、シャルルの法則です。----------この二つの法則のドッキングが、ボイル・シャルルの法則です。つまりボイル・シャルルの法則とは、 壁が迫りくる部屋の中で、腹筋をする人がいるということです。ちょっと違うけど、まあいいです。
2008.11.05
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入院している親友を見舞いました。色々考えた結果、手土産(てみやげ)は 『こうもり 識別ハンドブック』 にしました。勿論、貸すだけです。---------- 「こんな本、初めて見ました! 自分だったら絶対買ってまで読みません!」よろこんでもらえてよかったです。今度は、 『アブラムシ百科事典』 にしようと思います。----------食事が取れない彼は、体中にチューブを付けて、ミイラのようにげっそり寝込んでいると思っていましたが、実際に病室を訪れてみると、ベッドの上で胡坐(あぐら)をかいて音楽を聴いていました。元気そうで何よりです。----------病室で長話をするのも野暮なので、病院を抜け出してスターバックスへ。話は弾み、気がつくと病院の晩御飯の時間。珈琲一杯で4時間もしゃべったようです。時間100円の対談でした。---------スターバックスを出た時に、気が付きました。彼が、病院のスリッパを履(は)いていることに。ず~っと感じていた違和感の原因はこれだったようです。日が落ちれども明るい都会の喧騒の中を、ペタペタとスリッパを鳴らしながら、彼は去って行きました。そんな後姿を見て思いました。今度の手土産は、 『ペンギン図鑑』 にしようと。その理由を話すのが、今から楽しみです。
2008.11.04
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悩みます。入院している親友に、何を持っていけばいいのやら。彼はしばらく食事が取れない為、現在は点滴で生きている。という情報を仕入れました。---------- 自分 「食事が取れないから、果物は駄目だよね?」 SG先生 「・・・ラーメンの本はどう?」 自分 「それは怒るんじゃない? やっぱり、食事が取れないときこそ、ラーメンなんかが食べたくなるし」 SG 「油脂は依存性があるからね」 自分 「でも、油だけだと食べたくないのは不思議だ」 SG 「サラダ油を持っていくのはどう?」 自分 「点滴に入れちゃおうか」----------なかなか決まりません。寝たきりなら、やっぱり書物でしょうか。---------- 自分 「理科年表はどうかな?」 SG 「見慣れてるから駄目でしょ。広辞苑は?」 自分 「ちょっとそれは重いかな」 TH 「寝たきりの人に、でっかい辞書を持っていくのは嫌がらせですよ」 自分 「いや、サプライズだから」 TH 「サプライズすぎて、心臓が止まりますよ」----------なかなか決まりません。寝たきりなら、やっぱり花でしょうか。---------- SG 「どんな花がいいかな? この季節の花といえば?」 自分 「・・・彼岸花(ひがんばな)?」 TH 「縁起が悪いですよ!」 SG 「アルカロイドを含むからね」 TH 「いや、違うんだけど」----------なかなか決まりません。もう、手ぶらで行くことにしました。
2008.11.03
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がきんちょ 「とうふ!」電車に乗り込み、座席の前に立った時、目の前の座席に座っていたがきんちょが、突然発声しました。このがきんちょは、いったい何を言い出したのかと考えようとした矢先、がきんちょの隣に座っていた父親が言いました。 父親 「ふくろ」 ガキ 「ろ? ろ? え~と・・・」どうやら、しりとりをしていたようです。----------電車に揺られながら、しばらくYG先生と雑談をしていました。 父親 「ボイル・シャルルの法則」目の前で繰り広げられていたしりとりは、すっかり無視していましたが、予想外の単語を耳がキャッチしたため、意識が瞬時に親子に向きました。幼子相手に『ボイル・シャルルの法則』を使うとは、何と大人気ないことでしょう。この親父、しりとりに全力です。ひょっとして、獅子は鼠を殺すにも全力を尽くす。という教育でしょうか。 「それ、な~に~?」案の定、がきんちょが突っ込みました。親父は考え込んでいます。がきんちょに、ボイル・シャルルの法則をどう説明するのでしょう。ワクワクしながら待ちました。 親父 「ええと・・・よくわからないけど、そんなのがあったような気がする」まことに、がっかりです。親父は母親に聞いています。 母親 「私、そういうのはわかんないよ」他人の会話に口出しするのはどうかと思いましたが、やっぱり捨てて置けません。それとなく解説をしようと口を開いた瞬間、YG先生にわき腹を思いっきりつねられました。驚いてYG先生を見ると、仁王像のように顔をしかめて、首を振っています。そして耳元で言いました。 「何やってんですか」いや、まだ何もやってないけど。なんて事は言いませんでした。無言でわき腹をさすっていたら、YG先生の顔はころっと笑顔になり 「で、さっきの続きですが、効率を上げる為には・・・」と、しゃべり始めました。他人の話に口を出すなと言う意味でつねったのでしょうが、別の止め方をしてもらいたかったです。わき腹はつねられるとかなり痛いです。何故、わき腹は極端に痛いのか、調べてみようと思いました。
2008.11.02
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様々な波長の太陽光線が地球の大気に吸収されることなく地表に届いたとき、色は色として存在します。光(電磁波)が当たることによって、色を人間は認識できます。場所によって感じる色が異なるのは、光のフィルターである空の大気が異なるからでしょう。----------近年、オゾン層の減少に伴い、地表に届く紫外線が増えてきました。紫外線が極端に多くなると、モンシロチョウの雌雄の判断が肉眼でできるでしょう。未来の花の色は、今と違うように見えるでしょう。ひょっとすると、紫外線による突然変異で夜間に光る花が出来るかもしれません。想像しなかった色の変化は確実に起こります。ただ、そんな変化を目撃できる人間は生存していないと思いますが。
2008.11.01
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