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HH先生 「ノアの箱舟の洪水は40日続いたんだって。 そして、キリストは40日間絶食したらしい」 「さすが哲学者!」 そうなのか~。 「水の全反射の角度は42度」 確かに。 (骨の参考書を見ながら)犬の歯の数は42本だって。 「その骨の本、あとで貸して」HH 「スタンダードな千手観音の手の数は42本ですよ」SG&自分 「そうなの!?」 ・・・ねえ。さっきから、妙にハモりすぎだから。 44・・・・(他の参考書を見つけて)この本、4400円だけど。 「それは駄目」 KHさん! ピアノの白い所は何個あるの?KH 「52個です」 ちょっと多いなぁ。 (新聞を読みながら)麻生内閣の支持率は44.6%だって。 「おもしろいけど駄目だね~」 警察署の44分署とかは・・・沢山あるから駄目だね。 44は思いつかない。HH 「『さいとうたかし』の背番号は44ですよ」 その人は誰?HH 「ドジャースのピッチャーです」 (他にも何か言っていたが覚えてない) そうなんだ。 でも背番号は沢山あるから駄目かな。HH 「ですよね~」TH 「ナンバー44ていう、ブランドがありますけど」 それ、いくつまであるの?TH 「44だけです。ナンバー44って言う名前なんです」 知らなかった。 はい次46、SGさんどうぞ。 「46はMASAさんが言わないと駄目ですよ」 じゃあ、地球ができて46億年。 「モンスターエンジンみたいだね・・・48手」 ・・・自分もそれ以外、思いつかないなぁ。KH 「トレミーの48星座は?」 「そんなのあったね~。トレミーの定理だね」 アメリカ合衆国の州の数は50。 「いや、僕の番だったけどいいか。 ピアノの白い鍵盤は52個」 それ、自分が言うはずだったのに! ・・・54って何かある?HH 「五四運動がありますよ」 それは何?HH 「ぺらぺら・・・(要するに、歴史的なデモ運動らしい)」 ・・・。 じゃあ、それにしよう。 「56って・・・何だろう」TH 「パンストが一足56円で売ってましたよ」 相場がわからないけど、安い気がする。 安物なんじゃないの?TH 「一応ワコールでした」 56で打ち切りかな・・・あ、思い出した。 「何ですか?」 鳥羽水族館で見た、タコの標本の足の数は確か56本だった気がする。TH 「きっ持ち悪いですね」 ・・・あれ? 今、僕の番だったっけ?----------順番はグダグダになりながらも、結局100まで『数しりとり』をしました。最後の100は百夜通(ももよがよ)いで、儚(はかな)く美しく終わりました。自分もみんなもグッタリになりましたが、達成感はありました。そのうち、奇数バージョンの数しりとりをしたいと思いますが、想像以上に大変なしりとりだったので、当分はやらないでしょう。
2008.09.30
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SG先生と、『数しりとり』をしました。----------SG 「2本足は、人間だね」 4本足は・・・猫にしようかな。 「6本足は・・・普通じゃつまらないからヘキサパス」 おお。なかなか粋(いき)だねえ。 どこで見つかったんだっけ? 「イギリスじゃなかったかな」 8本足は、同じくオクトパス。 「10本足はイカだね」 12本足は・・・・そんなのいるかな? 「ふふふ。 じゃあこの計算はMASAさんがやってくださいね」 くっそー。そんな面倒くさいもん誰がやるもんか。 ううん。これって先手必勝じゃないか。 「12本は自分もわかりませんからね。先手を打たせてもらいました」 ・・・・いや。あった。 「マジで!」 ああ!負けたかも! これを答えても14本足がいるからなあ! 「敗北宣言はおいといて、12本足は何がいた?」 12本足はトトロの猫バスです! 「あれ12本だっけ? よく数えてたね」 14本足はあれでしょ。 「そうダンゴムシ」 グソクムシでもいいけどね。16本足・・・・ICは? 「IC基盤かあ!」 専門なのに忘れてたでしょ。 おおっと? 逆転か? 「18本足はPIC」 ピックって何? 「ICと同じ感じ。 周辺装置の制御用のICかな」 そんなのあったなあ。 ICはSGさんの専門だからずるいね! 20本足のICだったらある? 「内緒。 お手つきは即、負けだからね」 ふん。勝ち誇るのはまだ早いよ。 初期のアメリカは20進法だよね。 「そういえば、そうだね!」 20本は、人間の手と足の指の数。 「22本はムカデとかは?」 ムカデは足の本数が決まってないから駄目。 「(長考して)・・・・22はアミノ酸」 アミノ酸って22種類だっけ? (辞典を調べて)ほんとだ! 特殊タイプ2種類入れて、22種類なんだね。 「はいMASAさん、24は?」 24は純金。24金だね。 「26は・・・アルファベットの数」 それは思いつかなかった! 28は・・・28って何かあるか? 「僕も思いつきません」KH先生 「頭蓋骨は28個から成り立ってますよ」 SG&自分 「そうなの!」KH先生 「舌骨(ぜっこつ)はカウントしてませんが」 28は頭蓋骨の構成骨数! 「KH先生! MASAさんの味方したら駄目ですよ。 ところで、30って何かある?」KH先生 「思いつきませんね」 「30歳で、三十路(みそじ)は?」 それは駄目だよ。 「・・・時計の文字盤は、あいだが30度だよね」 そうか! それもいいね! (骨の参考書を見ながら)歯は親知らずをいれると32本だって。 「カンニングは駄目だよ~」 SGさんもいつの間にか、何かの本持ってるじゃん。 「34はマージャンの牌の種類」 そうなの? T-34戦車とか言うと思った。 36は・・・駄目だ! KH先生!KH 「ピアノの黒鍵のかずは36個ですよ」SG&自分 「そうなの!」 じゃあそれで。はい、SGさんの番。 「(理科年表を見て)土星の公転周期は約30年だってさ」 30じゃなくて、38だよ。 「そうか・・・北緯38度線は?」 何だか急にジャンルが変わったね。 将棋の駒数は40だね。 マージャンの時から準備してたよ。HH先生 「ノアの箱舟の洪水は40日続いたんだって。 そして、キリストは40日間絶食したらしい」 「さすが哲学者!」 そうなのか~。---長くなったので、明日に続く---
2008.09.29
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後で悔やむから後悔と言うのでしょう。同じことを繰り返さないようにします。
2008.09.28
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「リーマンが破綻しましたね」 らしいね。 でも経済はまったくわからないよ。 その話はHH先生が詳しいと思うよ。 「負債額が60兆円以上ですって」 もったいないなあ! それだけあれば都道府県に1基、粒子加速装置が造れるのに! 「たぶん、そんなに必要ないと思います」 そう? ----------あるものが欲しいとします。それが存在しないものならば、手に入らなくても諦めがつきますが、実際にあるものなら、どうにかして欲しくなります。何かを必要とする状態のときに、一番必要度が高いのは薬だと思います。予防薬や治療薬です。どんな研究でも、人間という対象が関わってくると扱いが複雑になります。人命や人種差別が絡んでくるからです。エイズ治療薬の問題は特に面倒な状態になっています。いつか書きたいと思います。----------放射能漏れが怖いと言って、市民団体が原子力潜水艦を追い払おうとしています。なかなかガッツがあってよいです。脅威や危険性を少しでも認識していれば、人間はそれを気にかけますが、何にも情報がないと、気にもなりません。そこで気になるのは、その知識の理解度です。その市民団体に聞いてみたいです。 質問1. 放射能と放射線の違いとは。 質問2. 放射能が人体に悪影響を及ぼす理由、または仕組みとは?----------物事を批判するには、その物事をよく知っていないといけません。正しい批判の仕方があるように、正しい怖がりがたがあります。意味も知らないのに無闇に怖がるのは、無意味です。---------- 60兆円あったら、何する? 「JAXAを買収して、もっと効率よく運用したいなあ」 「地球を一周する、(粒子)加速装置(を建造する)」 「とりあえず、顕微鏡を新しくしたい」ううむ。 やはり職場は変態さん達ばかりです。自分は・・・何しようかな。『彼を知り、己を知れば百戦危(あや)うからず』 By 孫子
2008.09.27
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「じゃあ神様はいると信じているんですね?」 信じていません。 「無宗教なんですか?」 家系は仏教で真言宗ですが・・・そういえば、その名称以外何も知らないなあ。SG先生 「MASAさんは、般若心経(はんにゃしんぎょう)を全部言えますよ」話を聞いていたらしく、SG先生が割り込んできました。彼はいつも見ても暇そうです。 いつ実験をして論文を書いているのか不思議でなりません。 「ええ? 何で般若心経を覚えたんですか?」 以前、機械を使わずに時間を正確に計る方法を探していたんです。 そうしたら、早口で般若心経を3回いうと、ぴったり2分であることがわかったんです。 誤差はプラマイ1秒ですよ。 自分で言うのもなんですが、よく見つけたものだと思います。SG先生 「ホント、よく見つけたよね」 「ああ・・・そうですか・・・」YG先生 「ほら、MASA先生! ドン引きしてるよ! 普通の話をしてくださいね!」十分普通の話をしているのに、横槍ばかりYG先生は入れてきます。黙っていれば美人なのに、怒鳴るから相手が驚いています。何だか黙り込んでしまったので、話をまとめました。 ううん。まあ、特別に信じている宗教はないね。 拍手(かしわで)は打つし、お寺参りはするし、クリスマスもするからね。 ( 途中略 ) 幽霊はいないと言っておかないと職業柄、白い目で見られるからね。 ( 十分見られているとか、YGさんが言っていたようだが無視 ) でも、幽霊はビッグフットよりは実在している気がするけどね。 昔行った、鎌倉の釈迦堂切り通しは怖かったな~。 鎌倉時代から現代までいまだに祟(たた)っているなんて、かなりしつこいよね。 「すいません。ビッグフットって何ですか?」一瞬、返答に困りました。 そんなことを聞いてくるとは思っていませんでした。YG先生も 「そこを突っ込むのかよ!」 と驚いていました。 捏造(ねつぞう)がばれたネッシーは有名でも、ビッグフットは一般的ではないのでしょうか?それを聞こうとしたのですが、YY先生が急用だと言って呼ぶので、相手に許可をもらい席を外しました。別室にて、YY先生から諭されました。 相手はMASA先生をよく知らないんだから、 ビッグフットの話なんかをしたらオカルトマニアだと思われますよ・・・云々。要するに、関係ない話をするなという話のようです。めったにないYY先生の忠告に従うべきなのは、経験から知っていました。なので、席に戻ってからは、次世代エネルギーとその戦略についての差し障りない持論を述べて、新物質の可能性と用途で話を締めました。何故だか困惑していました。やっぱり、ビッグフットを解説してあげればよかったのかもしれません。----------自由に話ができないなんて、なんてストレスの溜まる事でしょう。時代が時代なら、自分は治安維持法で捕縛され獄死している。 とは、誰かの弁。ファージとたんぱく質の不思議について、KH先生と盛り上がり、鬱憤(うっぷん) 晴らし。自由に話せるっていうのは、何と自由なことか。
2008.09.26
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宗教もはまります。理路整然とした儀式は、素晴らしくて感動します。陰陽道の儀式は見たことがないので、是非見たいものです。甲高い独特の声で祝詞(のりと)を読むのでしょうか。きっと、陰陽師になる前の職は、電車の車掌です。----------日本人の宗教観に対して批判がありますが、余計なお世話です。何でも混ぜちゃうのが日本人の特性だと思います。特性を批判することは無意味です。混ぜて新領域を創造するのです。 真似とは違います。混ざってしまうのは、八百万(やおよろず)もいるという神様にも原因があるような気がします。キリストと大日如来は混同されがちです。互いに出身も特徴も違うのに、、同一視する民族がどこにいるでしょうか。それは違うと識者が教えてあげても、おそらく一時しのぎでしょう。ミルクと珈琲は混ぜなくても勝手に混ざるものです。同じく、日本と宗教の相互関係はエントロピー増大則なのです。 たぶん。混ざっちゃうと、気にもなりません。その例として、七福神があります。 7人中6人が外国人(外国神?)です。未来の相撲を見ているようです。布袋(ほてい)は、明確な出身地すらわかっていません。パスポートを持っていないのは明白です。どさくさにまぎれての日本不法滞在ですが、もう時効だと思います。「寿老人(じゅろうじん)と、福禄寿(ふくろくじゅ)を同一人物にして、吉祥天(きっしょうてん)を入れちゃおう」なんていう大胆不敵な構造改革を試みた時期もあったようですが、やめたようです。寿老人か福禄寿の妨害工作にあったのでしょう。神々の世界にも色々な裏事情があるようです。----------自分は理論的だったら何でも好きです。宗教は、無茶な理論でも妙に自信たっぷりな所が面白いのです。宗教は、想像を創造したものですが、科学は違います。科学は、自然から理論を発掘したものです。創造ではありません。互いに成り立ちが異なりますが、見ようとしないと見えない点は共通です。-続く(かも)-
2008.09.25
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「幽霊っていると思いますか?」初対面なのに、そんな微妙な質問をしてくるときは、 「まがいなりにも科学の信仰者であるあんたは、幽霊がいると思ってるの? どうなの!」という意味で聞いているようです。科学は大好きですが、幽霊や妖怪、神社仏閣はもっと好きです。そのことを言うと、相手は納得しかねる顔をしました。どうやら素敵な返答を期待していたようですが、残念ながら尋ねた相手がわるかったです。----------科学と幽霊が相反する事はないはずです。もしそうなら、幽霊は実験ができないことになります。きっと自分は成仏できません。いや・・・ひょっとすると、幽霊は実験ができないのかもしれません。小学校定番の怪奇現象 『理科室の幽霊』 は、その所為かもしれません。実験ができない幽霊が、実験に未練を残しているため、理科室を彷徨(さまよ)っているのでしょうか。音楽室のベートーベンの顔が動くのも、幽霊は音楽ができない所為でしょうか。何だか新しい仮説を思いつきましたが、こんな説は誰に相談すればいいものやら。SG先生なら喜んでその仮説を練磨してくれそうです。YG先生に披露した日には、 「仕事もせずに感心ですね~」 と笑いながら首を絞めてくることは必至です。菊は試験管に一輪挿し。シャーレに果物。これが未来の御供(おそな)えの基本スタイルです。違うか。ううん。 くだらない事ほど考えるのは楽しいものです。----------幽霊は科学的に証明ができないから、科学屋さんは幽霊を楽しんだら駄目。なんて事は誰が決めたのでしょう。大槻(おおつき)教授でしょうか。 韮澤(にらさわ)教授かもしれません。 韮澤 「これが、UFOの写真です」 大槻 「どこがUFOなのよ! ぼやけている人工衛星でしょ!」二人は、本当は仲良しなのだと思います。どうでもいいけど。----------グレムリンは、機械にエラーを起こす妖怪(妖精)です。いまだに飛行機のパイロットは、グレムリンへのお供えとして、キャンディーを持ち込むようです。-続く-
2008.09.24
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いいな・・・。1200万か。 これも端整だな・・・。1000万か。 これ、かっこいいね・・・おおっ! お買い得だ! 一振り研究室に飾っとくか。 「いくらなんですか?・・・・馬鹿言わないでください。 そんなものに誰が700万も払うんですか」 消耗品で領収書おりないかな?「刀が何で消耗品なんですか!」----------日本刀のカタログを読んでいると。金銭感覚が麻痺してきます。 それはともかく、金庫番に日本刀の優美さをわかってもらえないのが残念です。棒の先に丸っこい布玉がついた道具で、ポンポン叩いて見たいものです。気分は老剣客です。---------- この 『日本刀手入れキット』 は消耗品だよ。「刀がないのに買ってどうするんですか。・・・それ、いくらですか」 3000円。「自分で買ってください」----------まあ、そんなものを買ってもしょうがないのはわかってます。手元にある試験管を見せながら言いました。---------- このセル試験管、いくらだっけ。「5万円くらいです」 でしょ? 5センチで5万円。つまり1センチ1万円。 同じ単位金額で換算すると、2尺の日本刀なら66万円。「・・・で、何が言いたいんですか?」 うん。自分で何言ってるのかわからなくなった。「備品でMASA先生用の新しい珈琲カップを買ったので、それで我慢してください」----------珈琲カップと日本刀では比べものになりません。しかし勝ち目のない直談判なのはわかっているので、諦めて珈琲を飲みに行きました。珈琲カップを見てうなりました。なんと渋いカップであることか!大変満足しました。日本刀のよさはわかってもらえないけど、趣味嗜好はわかってくれているようです。書いてみると、いつも以上にくだらない内容でしたが、たまにはいいと思います。----------「MASA先生は、ブログとか書いてるの?」 いや、書いてないよ。と、とぼけているので、ばれた日が今から怖いです。
2008.09.23
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脱走したアリクイがアボカドで発見されたというニュースを聞いて、とても和みました。餌でひょこひょこ出てきちゃう辺りが、何とも可愛いです。しかし、我が家でも脱走劇がありました。人間が動物を飼育・管理するなら、どうしても動物を監禁しなくてはいけません。放し飼いでも、自由に行ける広さは有限です。その広さを満足しない動物にとって、その場所は監獄と同じです。そのため、隙あらば動物は脱走を企てます。----------起床し、まだ頭が十分働かないまま、夢遊病のように手洗いに向かいました。まあ、5%も脳みそが起きていれば、朝くらいは生きていけます。トイレのスリッパに足を突っ込んだ瞬間、 「ピキュー!」と、スリッパが鳴きました。とても驚きました。一発で頭が覚めましたが、かわりに頭痛になりました。おそるおそるスリッパを持ち上げて覗いてみると、「米太郎(こめたろう)」と「餅(もち)」が、スリッパの綿を引っこ抜いて、快適な別荘を作っていました。この二匹は雄と雌のジャンガリアンハムスターです。密会を邪魔されて「ぷいぷい」怒っているハムスターを見ながら、これに至る経緯をぼんやり考えました。自分がハムスターを管理しているわけではないので、原因はわかりませんが、おそらく妹がハム小屋の施錠を忘れたに違いありません。雄と雌は別の小屋のはずなので、両方とも施錠をしなかったのでしょう。一緒に脱走して、小屋からトイレまでを一緒に歩いている姿は、想像すると可愛いですが、情状酌量の余地はありません。2匹ともスリッパからつまみ出して、元のハム小屋に強制送還です。このとき、別の小屋もハムがいないなんて、思いもしませんでした。----------インコの「食パンくれくれコール」を聞きながら朝食を食べ、インコの愚痴を遠くに聞きながら戦闘支度をして、出陣準備は完璧です。出陣しようと、革靴に足を突っ込むと 「プキュー!」と、どこかで聞いたような鳴き声が。難しい顔で革靴を覗いてみると、つぶらな2つの目玉と目が合いました。傾けて揺さぶってみると、靴口に転がってきました。 3匹も。----------「いっぴき。にひき。さんびき。(人差し指を立てて)じゃあ、これは何びき?」というなぞなぞがあります。考えてみてください。 回答は最後に書いておきます。----------そんな謎々を思い出しながら、靴口に転がってきたハム達を見て、気持ちがたそがれてきました。ハム小屋は全館開放され、無政府状態になっている悪夢がよぎったからです。そして、ハム小屋に行ってみると、予想は大当たりでした。----------靴の中を全て調べましたがいません。 奴らは家のどこかにいるはずです。箱にはしごを沢山立てかけ、はしごの段々にひまわりの種を置きました。いまだ逃走しているハム達を捕らえる罠です。こんなのに引っかかるほどハムは馬鹿じゃないと思いましたが、時間がなかったので仕方ありません。罠を仕掛け終え、家を飛び出しました。----------帰ってみると、逃走していたハム達が全匹、罠の箱の中にいました。あまりにも漫画みたいな光景に、何故だか大笑いしてしまいました。大笑いすると、今日あった腹立たしい出来事が馬鹿らしくなってきました。あまり好きではありませんでしたが、ハムスターも中々いいなと思った瞬間でした。それと同時に、朝ご飯をインコにあげ忘れていたことに気がつきました。どうして、人間は関係ないときに関係ないことを思い出すのでしょう。不思議です。--------------------いっぴき。にひき。さんびき。(人差し指を立てて)じゃあ、これは何びき?
2008.09.22
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仕事に就いたならば、その道のプロになって欲しい。 どんなに小さな技術でも、プロを目指して欲しい。 世の中は、多種多様なプロ集団によって、豊かな世界になるからです。 プロを目指さずにダラダラと時間を過ごす輩は排除しなくてはいけません。----------当たり前に思っている事の裏側には、専門家達が必ずいます。朝起きて、朝食を作ります。水が出て、電気がついて、ガスが出る。水道管、電線、ガス管の敷設はプロの仕事です。バスや電車に乗って、研究所まできます。バスや電車を動かすのも、プロの仕事です。昼食時、注文した海鮮丼がきれいに盛り付けられて出てきます。盛り付けるのも、テーブルを掃除してくれるのもお店のアルバイトですが、一切手抜きをしない仕事ぶりはプロです。まあ、手抜きをするアルバイトなんて認めませんが。いつもいく魚屋は魚のプロですし、板前さんも料理のプロです。トイレを掃除してくれる人も、出入り口の警備員さんも、毎日荷物を運んできてくれる人も、みんなプロです。----------人と直接関わる以外にも、身の回りのものは全てプロの仕事で成り立っています。パソコンや携帯電話は、リンゴみたいに木になるわけではありません。膨大な量の技術が組み合わさって初めてできます。現在は理系離れが進んでいるようです。理系が少なくなることは、理系の技術が減るということです。将来は、電化製品の衰退が急にくるのかもしれません。---------- 「プロを目指さずにダラダラ過ごしていると言うのは、 具体的にどのようなものですか?」 ううん。いい質問だね。 ダラダラと時間と金を無駄遣いしているのは公務員だね。 地方・国家に関わらず公務員は、優秀な一握りと、無能な大多数で構成されている。 実力がないのに存在しているのは迷惑極まりないね。 今の議員達には実力のある人はいないから、誰が閣僚になっても同じだ。 実力のない大臣は責任を取るためだけにいるので、 その下の官僚が遊びふけっていたらどうしようもない。 いろいろ言ったけど、自分は政治は専門外なので、 詳しく知りたい人はHM先生に聞いてください。 繰り返しになりますが、仕事をする上で大事なのは、 プロになって誇りを持つことです。----------休憩室に行くと、TH先生が話しかけてきました。 「そういえば、MASA先生の専門って何ですか?」 物理だよ。 「それは知ってますよ。物理の何が専門なんですか?」 ええと、凝縮系物理学と言って・・・ううん。文系の先生に理系の専門の話をするのは難しいです。専門語を使わずに、どう伝えればいいのか。THさんが軽い気持ちで聞いているなら、軽く答えようかと思いましたが、何故だか真剣に質問しているようなので、難儀しました。『人に説明すること』 は難しい行為です。----------『人に説明すること』 は大事な話なので、べつの機会に書きます。
2008.09.21
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甘辛く煮詰めたシラスと、爽やかに香る山椒(さんしょ)。ほかほかの白米と出会えば、至福のひとときを過ごせます。ちりめん山椒は、値段が多少高くても、良いものを買いたい一品です。----------物産展をうろついていると、ちりめん山椒を発見しました。店員さんとおしゃべりをしながら、色々と味見をし、気に入りの一品を買いました。 「何グラム、包みましょうか?」ううん。この瞬間がいつも悩みます。理科年表には、ちりめん山椒の密度は載っていません。掲載すれば、面白いと思うのに。 「これくらいなら何グラム?」 と聞けば早いのですが、考えるのが楽しいので聞きません。考えた末、結局は目分量です。ちりめん山椒を見つめて、見えざる手で摘んで、頭の中の秤に載せます。 「・・・300グラムください」実際の量を見ると、想像していた分量より少なかったです。 それはきっと、沢山欲しいという欲望が、脳裏のちりめんを大きく見せた所為でしょう。ちりめん山椒を包みながら、おばちゃんが言いました。 「あなた、半年前にも買いにきたでしょ?」ええっ? 確かに半年前も物産展に来て買った覚えがありますが、おばちゃんの顔は全然覚えていません。おばちゃんどころか、店員さんの顔は誰一人覚えていません。そのことを言うと、 「お兄さんのことは覚えてるわよ! 前も変なこと聞いてきたし、それに男前だからね。うふふ!」 「・・・。」不思議なことに、何故だか自分はおばちゃん世代から強烈にもてます。食品売り場のパートおばちゃんたちが自分を知っていて、困惑したこともあります。一方、同世代からは反応がないのが、まことに残念です。----------他の店で、さざえのしぐれ煮を買いました。 「どれくらいにしますか?」さざえを見つめて、見えざる手で摘んで、頭の中の秤に載せます 「このパックくらいください」量られた重さは、想像の倍の分量でした。さざえは通常殻付きで買うので、殻の分量も計算していましたが、しぐれ煮は剥き身なので、殻の分まで剥き身になったようです。この手の計算ミスはお財布に厳しいです。----------コーヒー豆を毎日、目分量で量っていても、最高の状態の感覚はなかなかつかめません。豆の種類や、ホット・アイス、その日の天気でベストな分量が変わるのが原因です。ブレンド珈琲は思いのほか奥が深いです。適当に 「えいやっ」 と入れた日に限って 「MASAさん。今日の珈琲は何だか美味しいね」と言われ、あわてて分量の比率を思い出そうとするのですが、もう後の祭りです。
2008.09.20
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「MASAさんはO型でしたよね?」 違うよ。HB型だよ。 「そうですか。じゃあ、頭、ナイフで削りましょうか?」 YG先生・・・近頃、僕に対してだけつっこみが激しくない? 「(無視して) O型はやっぱり耳かきが好きなんですね」YG先生の手元を見ると、O型自分の説明書というタイトルの本がありました。ということは、他にもA型、B型、AB型があるのでしょうか。YGさんはA型なので、おそらくA型の本も持っているでしょう。わざわざ分けるなんて、ぼったくりもいいところです。でも、本の売り方としては参考になりました。 O型は耳かきが好きって、すごい決め付けだね! たしかに、自分は耳かきを沢山持っているけどさ。 「違いますよ。集めるんじゃなくて、耳かきをするのが好きなんですよ」 ふ~ん。----------根拠がない、証拠が存在しない。と言って、人は情報を否定したがります。しかし、人が情報を信用する理由は、正しいからではなく、信じたいからです。そのことを各人が理解していれば、かなりの数の諍(いさか) いがなくなるはずです。人は、自分の信じている情報の裏づけを欲しがります。「自分が信じたいから」では、情報の存在証明としては弱いと思うようです。そのため、「専門家が言っていた」だの「どこぞの研究機関で実験した」だのと、何だかんだと引き合いに出して、情報の裏づけを欲しがります。結局は、本人が信じたいがために信じているのに。----------血液型で性格が決まるわけはないと言ったところで何も変わりません。何も変わらないから言わないのではなく、最初から言う気がないのです。血液型を宗教で置き換えると、雰囲気が変わりますが、中身は一緒です。神様なんかいるわけがない----------人が信じているものを訂正するなんて野暮の極みです。しかし、訂正してあげないといけない場合もしばしばあります。それは、偽の情報をわざと提供する組織や団体があるからです。----------「僕の講義は、本当のことを言っているとは限らないからね」「知ってま~す」という反応は、いったいどちらの意味なのでしょうか。
2008.09.19
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おつりの100円玉が東京オリンピックの記念硬貨でした。最初は偽金だと思ったのですが、調べてみて驚きました。この40年以上を、日本銀行に回収されることなく、人々の手を渡って逃げ延びてきた硬貨です。---------- 「なんでおつりが、和同開珎(わどうかいちん)なんですか?」 「今日から、時代が変わったんです」 「へえ~。時代って急に変わるものなんですね。知りませんでした」という不思議な夢を見ました。発見したときはそんなに驚いたつもりはなかったのですが、深層心理ではかなり衝撃的だったようです。----------その1964と刻印された硬貨は、研究室の資料棚で余生を送ることになりました。 硬貨は使ってあげたほうが幸せなのかもしれない。なんてことを思わなくなったのは、年をとったからでしょうか。と言うことを同僚のTHさんに話すと、 「そんなことを考えている時点で、十分MASAさんは変人ですよ」と、よくわからない返答をしてくれました。とりあえず、ほめ言葉として受け取っておくことにしました。----------よく言えば個性的な、普通に言えば変人たちが集まる職場にいて、知ったことがありました。それは、変人は自分だけをまともだと思っていることです。その仮説だけは、全員が納得していました。ううん。全員が納得しちゃ駄目なのに。
2008.09.18
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巨峰をいただきました。デラウェアよりも食べごたえがあるので好きです。新種の巨峰だと言うので、通常の巨峰と食べ比べてみたら、新種のほうが甘かったです。しかし、それは新種がたまたま甘かったのか、それとも甘いように品種改良したのか判断できませんでした。----------他人が巨峰を食べているのを見て、自分だけ食べ方が違うことに気がつきました。それは、巨峰を枝から外して、その外した穴の所から皮を剥いていたことです。しかし、その剥き方では途中で皮が千切れます。自分は、外した穴からではなく、実の先のほうから皮を剥きます。実の先から皮を剥くと、実の根元まで切れることなく皮がむけます。理由はしっかりありますが、長くなるので割愛です。----------そのことを言うと、二つの反応がありました。試してみて納得し、剥き方を変えた革新派と、穴がないと皮が剥けないと言って剥き方を変えない保守派です。ブドウの剥き方ひとつでも、派閥ができるなんて、なんて人間は面倒くさい生き物なんでしょうか。指先を紫色に染めながら、つくづく感心しました。
2008.09.17
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鶴岡八幡宮に流鏑馬神事(やぶさめしんじ)を見学しに行きました。今回は、小笠原流の流鏑馬です。鶴岡八幡宮では、春と秋の二回、流鏑馬が行われます。4月の日曜日に行われるのが、武田流。9月16日に行われるのが、小笠原流です。自分は弓道が小笠原流なので、秋のほうがドキドキします。たまたま流派の名前が同じなだけで、お互いに関係はまったくないんですが。いつかやってみたいものです。--------- 「インヨウ! インヨウ!」裂帛(れっぱく)の気合を入れながら馬を駆ります。馬と呼吸を合わせて、3枚の的を射抜きます。失踪する馬上で、箙(えびら)という矢を入れる容器から矢を抜き出し、弓の弦につがえて、引き絞り、矢を放ちます。揺れる馬上で矢をつがえる事自体が、もうすごい技術なのです。感嘆です!3枚全てを射抜いた達人は、わずかでした。----------たまに滴が落ちてくる怪しい天気の中、YYさんが買ってきてくれた肉まんを片手に2時間前から待っていました。一般席は満員電車のごとく寿司詰めです。一般席の向かいは関係者席というのがあり、すいています。もう少し、一般席に場所を提供して欲しいものです。----------関係者席の後ろから、覗いている神主さん。役得♪----------馬蹄(ばてい)の跡。馬は人間で言うと、足の指先で歩いています。赤いラインを下から人間に例えると、 指先、足の指の関節、くるぶし、かかとに対応しています。最初にその骨格を知ったとき、驚愕しました。きっと、馬も人間の骨格を知ったなら、驚愕するでしょう。
2008.09.16
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徳川家康は存在した。幽霊は存在しない。その考えは、大多数です。何故、そう思うのでしょうか。----------両方とも、文献・資料の類は相当数あります。むしろ幽霊の文献の方が多い気がします。それなのに、幽霊は存在しないようです。なぜ、そう思うのでしょうか。現在は幽霊はいなくても、昔はわんさかいたのかも知れません。---------- 「科学的に幽霊は存在が証明できない」これは何の説明にもなっていません。「存在が証明できない」は、存在の否定にはなりません。昆虫が飛んでいる仕組みがわからないからと言って、昆虫の飛翔の否定にはなりません。面倒な話ですが、そもそも、存在不明のものは「存在の証明」ができないのです。それは、「存在を否定」することができないからです。ツチノコがいないといくら説明しようが、ぽろっと出てきたら、とたんに「存在」します。『存在の証明』は、「存在している」という事実か、「まだ見つかっていない」という未証明かの、どちらかになります。「存在を否定」することができないのを逆手に取ったのが、空飛ぶスパゲッティ・モンスター教です。この『空飛ぶスパゲッティ・モンスター教』は説明する気がゼロなので、適当に検索エンジンで調べてください。----------人間は、いくら証拠があっても、それを信じる根拠にはしません。結局はその知識を信じたいかどうかの問題です。宗教はその最たるものです。---------- -3- に続く
2008.09.15
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かばん屋に看板娘(?)がいます。小型で全身真っ黒のフレンチブルドック二匹です。この二匹は店の入り口でよく昼寝をしているので、お客さんは、二匹をまたいで店に入ります。とっても可愛いです。この二匹を見るためだけに、遠回りして帰る時もあります。---------- 「MASAさん、これですかね?」白熱していた武士道の議論を一時中断して、生返事をしながら振り向くと、目の前にファッション雑誌を突きつけられました。指を差している場所をみると、あのフレンチブルドック達でした。 「前に言っていたかばん屋のブルドックってこれですか?」そう!それ! 雑誌に載っていて驚きです。やはり看板犬だったようで、コンブとアジャンと言うようです。黒いからコンブなのかな? フランスだからアジャンでしょうか?そんなマニアックな命名なのでしょうか。----------お店にやってきました。入り口には、額に白い筋のあるコンブがぐうぐう寝ています。目の前にしゃがむと、コンブは目だけを開け、上目遣いで見てきました。まだ、半分寝ています。しばらく見つめあった後、さりげない口調で言いました。 「コンブッ」コンブはぎょっとしたように両目を見開いて、顔を上げました。 「コイツは知らない顔なのに、何で自分の名前を知ってるのかしら?」そんな顔をしています。コンブは困った顔をますます困らせて、顔を見ながらしきりに考えています。----------考えている動物は可愛いです・・・割愛。----------どうするかと見ていたら、コンブはすいっと立ち上がって、ちょこちょこと店の中に入ってしまいました。機嫌を損じたのかな。と思ったのもつかの間、コンブが戻ってきました。ボールをくわえています。コンブは、名前を知っている自分に気を許し、遊んでもらおうと思ったようです。しゃがんだままボールを口から受け取り、お店の中に投げました。ハンマー投げのように店内にすっ飛んでいったコンブは、ちゃんとボールを持ってきました。得意げにフグフグ言っています。もう一度店内に投げました。同じようにすっ飛んでいったコンブでしたが、今度は戻ってきません。しばらくして、手ぶらでトボトボと帰ってきました。わけがわからず、とりあえず足元でうつぶせになったコンブをなでていました。すると、店内からボールをくわえたアジャンが出てきました。アジャンはボールをくわえたまま、入り口でふて寝してしまいました。アジャンは、自分がコンブばかりを相手していたため、ふてくされたようです。ふてくされるなんて・・・可愛いやつです。どう話しかけても、アジャンはボールを放してくれず、そのうちコンブも寝てしまったので、立ち去ることにしました。お店の人が不思議そうにこっちを見ていました。立ち上がった時に、店員さんと目が合いました。思わずニヤッと笑うと、向こうもニヤリと笑いました。
2008.09.14
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カルパッチョの和風ソースを味見すると、ポン酢が少し足りないようです。疲れていると、一発で味が決まりません。ポン酢を目分量で加えた後、再度味見をすると、風味が劇的に変わっていて驚きました。加えたのはポン酢ではなく、バルサミコ酢でした。----------ビンの形が全然違うのに、何故間違えたのでしょうか。髭剃りクリームで歯磨きをしたことはあっても、調味料を間違えたのは初めてです。食い意地が張っているので、料理で失敗はできません。液体を混ぜてしまったとき、どう分離するか。…調理中だったので考え事は後回しです。----------そのソースでアジとヒラメの切り身を合えてみると、ポン酢だけより格段に美味しくなっていました。結果的にそのカルパッチョは皆に大好評だったため、またカルパッチョを作ることになりそうです。しかし自分はカルパッチョを料理と認めていないので何とも複雑な気持ちでした。
2008.09.13
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海鮮丼を食べつつ、店の壁紙の幾何学模様の面積をいかにエレガントに解くか考えながら、お昼休憩を満喫。視線は壁と丼を往復します。最初は綺麗に盛り付けてあった海鮮達も、箸を入れるたびに地盤が崩れるため、ご飯を半分食べたころには具が四散し、丼の中でゲリラ戦を展開していました。 『海鮮丼は砂上の楼閣』というフレーズを思いついた以上に、気がついたことがありました。----------丼の具が散乱していても、気にせず食べられます。何故でしょうか。それは、自分が食べていたこともあるでしょう。しかし、最初から具が散乱していたら、気になるはずなので、「自分が食べていたから気にならない説」は却下です。具が散乱していても気にならないのは、丼の変化を自分が体感していたからではないでしょうか。----------おしゃべり中にアイスが溶けても、大抵は溶けたアイスを食べるでしょう。おしゃべり後に溶けたアイスを持っていっても、溶けてないアイスがおしゃべりをしていて溶けてしまっても、アイス自体の状況は同じですが、気分が違います。後者は、アイスと自分が同じ時間を共有したため妥協できますが、前者は妥協できません。時間を共有した変化に対しては、人間は状況変化の認識が麻痺するのではないでしょうか。----------傍目八目(おかめはちもく)という言葉があるように、第三者の立場から現状を見るのは大切だと思いました。普段人間が空気の存在を気にしないように、魚も水を気にしないはずです。その世界に浸かっていると、その世界自身が見えなくなるものです。企業や団体の大規模な悪事も、最初はちょっとした規模だったはずです。そのちょっとした規模の変化に慣れてくると、さらに少しだけ規模が増します。芽が小さいからといって放っておくと、抜けなくなります。自分を取り巻く環境を当たり前だと認識したときに、人は思考停止に陥るのだと思います。----------最初は、簡易ドリップの珈琲をいくつか冷蔵庫に入れていただけでした。それが段々エスカレートしてきて・・・ 「MASA先生! いつのまにか冷蔵庫の棚1列が珈琲置き場になっているんですけど!」あ、ついに、ばれたか。ううん。珈琲は挽いたら冷蔵庫に入れとかないと、香りが飛んじゃうからね。 「飛んじゃうからね♪ じゃないですよ。本棚も一部珈琲置き場になってますよね?」YG先生はたまに機嫌が悪くなると、いつも自分につっかかります。自分よりSG先生のほうが文句を言いやすいと思うのに・・・と思って周りを見ると、SGさんは休憩室にいません。成程、最初から危険を感じて休憩室に戻ってこないようです。 「ポットが邪魔で、テキストが倒れます!」は~い。倒れないように移動しますよ。----------この状況では、エスプレッソマシーンを置く計画は当分先のようです。ポットや珈琲豆の常備という、この状況にみんなが慣れてから置くことにします。
2008.09.12
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スライスしたトマトにバジルを散らして、冷蔵庫へ。この冷やしトマトにあうソースがあります。誰が考えたか知りません。自分は親からレシピを伝授されました。---------- マヨネーズ 4 牛乳 2 パルミジャーノ・レッジャーノ 1マヨネーズと牛乳を4:2でよく混ぜ、それにすりおろしたパルミジャーノ・レッジャーノを1の割合で混ぜます。今日はパルミジャーノ・レッジャーノがなかったので、最初から粉状になっているパルメザンチーズで代用しました。マヨ、牛乳、チーズを大匙(おおさじ)4:2:1で混ぜたものに、ひとかけのニンニクをすりおろしていれます。このニンニクがポイントです。----------この得体のしれないソースが、冷やしトマトにぴったりです。赤いトマトに、緑のバジルと、白いソース。見た目も綺麗です。トマト嫌いのTEさんとOTさんは、いつもソースだけをチビチビ舐めます。個人的には賛同しませんが、ソースだけでも美味しいようです。
2008.09.11
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日本刀は、鉄板と鉄板がサンドイッチ状に何層も重なってできています。その作り方を 『真っ赤に焼けた鉄板同士を重ねて、叩いてくっ付ける』 と勝手に思っていました。日本刀の製作工程といえば、刀工さんが金槌でガンガン叩いているイメージがあった所為です。しかしそんな知識は、現在の日常生活では磨き上げる機会がないため、研ぎなおされることなく、そのまま錆(さ)び付いていきました。----------しかし去年の夏、その勝手な思い込みに疑問の影がさしました。忘れていたことを、何の脈絡もなく思い出したりするのは不思議で面白いのですが、日本刀とは関係ないので割愛です。鉄板をいくら真っ赤に加熱しても、くっ付ける瞬間は炉から出すため、表面が空気に触れ、表面が瞬間的に酸化されるため、接着力不足になるのではないか疑問を持つことは誰でもできますが、その疑問から真相にたどり着くのは簡単ではありません。その疑問自体が間違えている場合もあるからです。間違えた地図では、インディ・ジョーンズでも宝物には遭遇できません。----------日本刀が実際に存在しているということは、鉄板の空気酸化が接着力不足とはならない証明にほかなりません。しかし、鉄板がいくら赤熱していようが溶けているわけではないので、鉄板同士がくっつく感覚がつかめませんでした。----------思考だけで結論を出すことは危険です。「思考する」ことは、自分自身の知識の並べ替えをすることです。思考とは、持っている知識のジグソーパズルで、絵を再現するようなものです。苦労してひとつの絵をつなぎ合わせると、人はその知識に愛着がわきます。そのため、実際の絵と違う点を指摘すると、激しい反発を食らいます。それが、明らかに間違えた絵であっても。知識と心を分離した、冷静な姿勢を保つことができれば、思考の達人です。----------百聞は一見に如かず。独りよがりの考えほど危険なものはないため、どうしたらいいものか悩みました。そしてついに我慢できなくなり、仕事をさぼって、鍛冶場を訪ねました。----------結論から言うと、・炉の中で、真っ赤に焼けた鉄板に灰をまぶす。・すると、パンケーキのバターのように、鉄板の上で灰が液状に溶ける。・そのまま炉から出すと、鉄板の表面が液状の灰でコーティングされていて空気に触れていない。つまり、酸化が起きない。 ・そのまま鉄板同士を重ねると、間に液体状の灰が挟まる。・そこで、金槌で鉄板を叩くと鉄板間の液体状の灰が押し出され、同時に鉄板同士が一瞬でくっつき、酸素が鉄板と結合することができない。・鉄板は一度も空気に触れることなくくっつく。----------その匠の技に激しく感動しました。当時は、おそらく酸化・還元などの知識は知らなかったはずです。感覚と直感で、最高の手段を獲得したことに、感涙しました。現代ならば、真空中で張り合わせるなどするでしょう。知識があるがあるため、その知識に縛られてしまうはずです。毒と薬は紙一重です。どちらかというと、毒なのですが。想像と直感は、知識に対抗しうる武器だと、感じました。---------という話を、仲良しの板前さんに話したら、 「いやあ、自分も職業柄、刃物には興味がありまして。 日本刀を借りてきて、専門の機関に頼んで電子顕微鏡で刃を見たんですよ」ううん。何とも素敵な話です。電子顕微鏡でしか見えない世界を、直感と想像で描き、それが正しかった生物学者がいましたが、それはまたの機会にします。
2008.09.10
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『それは表ではありません』と言われて 「じゃあ裏なのかな?」と思ってはいけません。---------- 『表ではない』だからといって、裏とは限りません。裏も違うのです。だって、それは側面ですから。 「じゃあ、表と裏の二つしかなかったら?」と思うのは、まだまだ否定語の呪縛から解放されていません。否定に対して、間違った捕らえ方が蔓延(まんえん)しています。それが、ある言葉のテクニックが存在できる理由なのです。---------- これを読めば、損はしません!・・・まあ、得もしないのですが。損をしないと聞いて、得をすると思うのは勝手な妄想です。損をしないことが得になる、と考えるのは否定語呪縛の末期症状です。残念です。----------さらに厄介なのが『否定』の『否定』です。 『 「お買い得じゃない」 わけではない!』 ふうん。 じゃあ2つもらおうか。お互い満足をしているのならば、あえて水を差す必要はないのですが、気にせずつっこみます。『否定』の『否定』は『肯定』ではありません。どうやらマイナスとマイナスをかけると、プラスになるのと混同しているようです。 「お買い得じゃない」 わけではない!から言えることは、「お買い得じゃない」を否定しているだけで、お買い得とは言っていません。普通の値段でも、同じことが言えます。----------だからといって、 「パンは好きではありません。だからと言って嫌いではありません」 「ゴーヤは嫌いじゃないです。好きでもないですが」という台詞は、いちいち後半部を言う必要はありません。言っていたら、逆に耳障りに思います。否定語は扱いが簡単ではありません。表現はやっぱり、わかりやすいのが一番です。 「セロリは嫌いです。むしろ大嫌いです」
2008.09.09
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「正しくない」と「間違い」は、混同して使われることが多いです。これはかなり面倒な事態です。----------人によって、言葉に対する感じ方や捕らえ方は異なります。しかし、言葉は言葉自身で意味が完結しているため、他人との『単語の意味の温度差』が激しくなることはあまりありません。同じように、知識も人によって考え方が異なります。しかし、知識は言葉と存在の仕方が異なります。一粒一粒の単体として存在するのが言葉なら、知識は数珠(じゅず)のように他の知識と連結しています。そのため、一粒の知識を磨き上げても、知識は意味を成しません。----------さらに、知識には 『正確ではない』 と 『間違い』 という似て非なる状態があります。違いは文章よりも、並べたほうが理解しやすいです。 『天動説は間違い』は、間違い。 『天動説は正しい』は、正確ではない。この話は昔の日記に書いたような気がするので、割愛。 紀元前250年頃の、アリストテレスが生きていた時代では、重いものほど早く落ると、考えられていました。ガリレオ・ガリレイの時代あたりは、伝説化している鉄球の実験で、『重さに関わらず落ちる速度は同じ』と結論され、その考えは間違いとなりましたが、現在の物理学では・・・ごちゃごちゃ。長くなるので、今日はここまで。「正しくない」と「間違い」の話はとても大事な話なので、今後も何度かするでしょう。----------サイトに氾濫する、科学系の映像のコメントは何なのでしょうか。中途半端やいい加減なことを書いているのは、わざとなのでしょうか。 「そんなのは気にするだけ無駄だよ。便所の落書きと同じで、無視しなきゃ」と、諭されました。・・・まあ、あなたがそう言うなら、今後できるだけ気にしないことにします。しかし、それは 「プロレスが八百長だ!」というコメントを見て、無視するプロレスファンがいないように、科学に対するいい加減なコメントは無視できないのです。
2008.09.08
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秋に季節が移り変わるときに、自分は花粉症の症状がでます。珈琲を入れながら 目玉の親父は花粉症にならないのかなぁ?と、何気なくつぶやいた一言が、思わぬ激論になりました。----------○○(不明) 「妖怪は病気にならないんじゃないの?」AS先生 「ふふ。そんなこと普通考えないし」自分 「いや、意外と花粉症かもしれないよ」SG先生 「アレルギーがないと花粉症にはならないんじゃない?」自分 「そうか。それに鼻や涙腺がないから症状がでないかも」SG先生 「それを言ったら、口がないのに発声をしているのも変だし」自分 「身体を振動させて、空気振動で発声しているのかも」YG先生 「よくそんな、どーでもいいことを全力で考えますね」SG先生 「声が高いのも、振動元が小さいから納得できるね」YG先生 「よくそんな、どーでもいいことに全力で答えますね」----------YG先生は生粋のお嬢様ですが、付き合いの長い自分とSG先生に対しては口が悪くなります。自分達はまったく気にしてませんが、初めて聞いた人は驚きます。----------自分 「眼球がむき出しなら、ドライアイという可能性は?」AS先生 「ふふ。何それ」SG先生 「いつも風呂に入っている理由はそれかも」自分 「両生類のように、常に表面を湿らせているのかもしれないね」SG先生 「意外と何かでコーティングをしていたり」自分 「ああ、そうか。つまり、トカゲの目玉だね」YG先生 「いったい何の話をしてるんですか」----------答えがない問題の答えを考えるのはとっても楽しいです。SG先生は考えすぎて、たまに夜も練れないそうですがそんなことはどーでもいいです。彼は昼間寝てますから。
2008.09.07
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いつも仲良くしてくれる板前さん達のいるお店を、一ヶ月ぶりに訪れました。 板前さん 「猫○さん!(←私の苗字) 生きていたんですか!」 ええ? 何のことですか?しばらく顔を出していなかったので、自分の死亡説が板前さん達の間で流れていたそうです。そんな無茶苦茶な。 板前さん 「最後にお会いしたときは、体調が悪そうだったのでつい。 誰か過労死した事件が、最近あったかどうか話していたんですよ」 ・・・。大丈夫です。無事、帰ってきました! (笑顔)----------先週、自分の親友の友達が、過労死してしまいました。その方も自分と同じく、研究が何よりも好きだったようです。飯も食わずに研究し、夜も寝ないで研究していたそうです。しかし無茶をしすぎて、身体が持たなかったようです。研究の成果を見ることもなく、20代で逝ってしまったその研究者を想い一日喪に服し、珈琲を飲みませんでした。----------その知らせを受けたとき、自分は危険な精神状態でした。平気な振りがうまいので、周りの人は気がつきませんでしたが、自分は、自分が危ないことをわかっていました。でも、どうすることもできませんでした。しかし、その知らせを聞いて、我に返りました。----------言い方は悪いのですが、自分はその研究者に助けられました。死んでしまっては、好きな研究はできないと教えてくれました。連絡をくれた親友は、その研究者と自分の性格が同じで、しかも同じハードな生活をしているので、心配して連絡をくれたそうです。 「まるで、ドッペルゲンガーのようだった」親友は、その研究者と自分とを比べて思ったそうです。---------- 板前さん 「誰か過労死した事件が、最近あったかどうか話していたんですよ」と言われて、ドキッとしました。 そのとき何故か、 「自分が死んでしまったら、教え子は困るだろうな」という考えが、頭をよぎりました。 続いて色々な顔が出てきて、 「ああ、こんなに沢山遺書を書くのは面倒だ!」と思い、続いて 「まとめて書けばいいのに。何で最後まで律儀なんだろう」と、吹き出しそうになりました 自分は誰かのために生きているつもりだったけど、本当は、みんなに生かされて、元気に生きているんだと気がつき、不思議と笑みがでてきました。 大丈夫です。無事、帰ってきました! (笑顔)----------6年後、研究所もしくは会社を立ち上げることをSZさんと決めました。さて、6年後はどうなっていることでしょうか。来年のことを言うと鬼が笑うと言いますが、6年後のことを言うなんて、さすがの鬼もあきれるでしょうか。
2008.09.06
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久しぶりの休日。あまりにも自由なので、かえって不自由です。庭を眺めつつ、何を考えようか考えていたら、黒い物体が 『ぶい~ん』 と飛来してきました。そのままどこかに飛んでいくのかと思いきや、旋回(せんかい)し始めたので、何かが何かをしに来たと思い、どきどきしながら庭に飛び出しました。----------飛んでいる姿、羽音、飛び方から、カナブンだと予想がつきましたが、何をしに来たのかまでは分かりません。見失わないよう必死で、カナブンを追っかけました。鳥小屋のインコが食パンを要求しましたが、それどころではありません。ツクツクボウシの合唱の中、カナブンは重低音を響かせながら、着実に旋回の半径を縮めていきました。7分程経ち、ぶきっちょな螺旋(らせん)構造を描きながら降下した先は、スイカでした。----------目的の香りをたどりながら、昆虫が飛来する様をこんなにもじっくりと観察したのは初めてです。 『においは球状に拡散するのではなく、 固まって浮遊し、においの道ができる』という現象を、目に見えないスイカの香りの道を空間に想像しながら、カナブンの飛行軌道から想像して楽しみました。---------どこから飛んできたか分かりませんが、カナブンには悪いことをしました。そのスイカは、クワガタ用に3日前に置いていたもので、今では、皮しか残っていません。----------カナブンはしばらく、しなびたスイカの上を這い回っていましたが、 『ちっ。しけてんなぁ』 (注:妄想上の台詞)と呟き、黒々とした背中を見せ付け、重低音を響かせながら貫禄たっぷりに飛んでいきました。昆虫の嗅覚の凄さと、長時間飛行できる能力に感嘆しながら、飛び去るカナブンを見送りました。
2008.09.05
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パッションフルーツを貰いました。初めての出会いなので、食べ方は知りません。----------とりあえず、二つにぶった切りました。中は空洞状になっており、黄色い水滴形をしたものが、壁にギッシリくっ付いています。一つ一つの水滴の中には、大きな種が入っており、さながらカエルの卵です。この、大きな種は食べられるのでしょうか?---------- 『とりあえず食っとけ。食べれなきゃ吐き出せ』という金魚の格言に従って、食べました。種のバリバリとした歯ごたえは、イカの骨を齧(かじ)っているようです食感がよろしくないので、スプーンでカエルの卵を押しつぶして、ジュースだけ飲んでみました。甘酸っぱく、マンゴーのような爽やかな香りが漂いました。----------どうやら、食べごろにはまだ早かったようです。それを知ったときには、もう全て食べてしまった後でしたが。種がやけに硬かったのも、そのためでしょうか?どうやって食べるのか、どんな風に実がつくのか。楽しく考えながら食べていたので、 「そうだ。ネットで調べればいいのか!」と気がついたときには、指に芳醇な香りを残して、パッションフルーツは跡形もなく消えていました。
2008.09.04
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言葉にしないと伝わらないのに、伝えてしまうと、その意味がなくなってしまう。という事がありました。----------とても考えました。話さなければ、永遠に気がつかない代わりに、それは存在し続けることができます。話してしまえば、その人はそれに気がつきますが、同時に、その存在は消えてしまいます。存在に気がつかない限り、存在するもの。----------結局、相手のためを思い、沈黙を選択しました。知らないほうが、その人にとっては幸せなことだったからです。そのため今年いっぱいは、相当の悲しみと屈辱を甘受することになりました。----------そういう時は、好きな研究に没頭するのが一番です。大数学者のガウスは、 『風邪をひいて暇だったから、数学をやってみた』というのが、数学を始めたきっかけのようです。ううん。人生が変わるチャンスは、いつやってくるかわかりませんね。人間万事、塞翁が馬。なのでしょうか。 ----------人間は、考えすぎるのが欠点です。その欠点はどうすればよいのか。・・・考えることにします。
2008.09.03
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世界は、色々な世界が重なりあってできています。1つの世界がドンとあるわけではありません。----------虫の鳴き声は、人間に聞こえます。それは、虫の世界と、人間の世界が重なるためです。木々のざわめきが聞こえますが、それは、風の声が一部分だけ聞こえているにすぎません。見えない星は、人間が見えない光で輝いているため、見ることができませんし、存在すら気がつきません。----------世界と、他の世界が重なると、お互いに認識しあうことができます。しかし、世界が重なっていること自体には、何の意味もありません。鈴虫は、鈴虫に聞かせるためだけに鳴いています。それを聞いて人間が風流を感じるのは、人間の勝手です。----------モンシロチョウの羽には、人間には見えない印があります。イルカのおしゃべりは、少しだけ聞こえます。鸚鵡(おうむ)の会議は、耳をふさいでも聞こえます。----------世界が混ざっているのは認識できても、それを分解するのは不可能です。それは、色が混ざっているのはわかっていても、何が混ざっているのかを分けることはできないように。結果はひとつでも、結果にいたる仕組みは無限です。そのため、結果から原因を考えている限り、解決に至る事は永遠にありません。ちなみに、結果から原因を考える職業が、批評家や解説者です。
2008.09.02
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自分の筆箱が、話題になるときがあります。---------- 「なんですかこれ!」自分の筆箱を初めて見た人が、必ず言う台詞です。その筆箱には、 ・青ペン15本 ・赤、緑、黒が2本ずつ ・シャープペンシル3本 ・消しゴム 5個 ・ホッチキスと、その針 ・20センチのハサミ ・20センチ定規 ・修正テープ 修正液 ・液体ノリ ・ふせん ・カッター ・クリップ ・直径2センチのステンレス球 5個が、みっしり入っています。ジーニアスの英和辞書より重い筆箱です。 毎日、これらのものを1度は必ず使うから、 毎回取りに行くよりは、持ち歩いたほうが便利なんだよね。と言って、納得してくれた人は、SG先生以外に誰もいません。SG先生は、手を抜くためなら努力を惜しまないという、なんだかわけが分からない自己矛盾の固まりの人です。その人に納得されたということは、何を意味しているのでしょうか。本能的に危険を感じたので、考えることはいまだにしていません。---------- 「色ペンは4色ボールペンにまとめたほうが良いんじゃないの?」 いやいや。アーミーナイフとか十得ナイフは、 一つの機能を使うと、他の機能を使うことができないでしょ? それに、4色ペンは、色を換えるごとにカチカチしなきゃならないから、 多色を同時に使うときはかなり面倒なんだよ。 万能キットは同時使用ができないから、万能ではないと思うんだな。 「消しゴムは5個も必要ですか? よく見るとなんか新品ですよね?」 生徒が消しゴムを忘れたとき、あげるために入れてるんだよ。 それに自分は普段、ペンしか使わないから、消しゴムは使わないし。 「シャープペンシルは使わないんですか?」 絵を描くとき以外は使わないよ。初めてこの筆箱を見た人は、大抵このような質問をして、そして大抵同じ答えを自分はします。で、返答に困るのが次の質問で、 「この鉄の玉は、何に使うんですか?」 ううん、それはね・・・。自分でも、なんでこんなものを入れているのか分かりません。しかし、金属の玉があると、転がしたり、ぶつけたり、手の上でもてあそんだり、意味はないんですが、何だかつい、やってしまうのです。ほら。TG先生も質問しながら、手の上で玉を転がしています。----------不要なものは大切です。役に立たないことが、役に立っていると思います。----------気持ちというのは、ボールのようにぎっちり張り詰めているより、普段使えないような気持ちの持ちようを作って置くといいんじゃない?いざ気持ちがへこんだ時は、そこをへこませておけば、大事な所は守られるからね。AS先生「う~ん。言っていることはすごく納得したけど、 それは結局、言葉で騙(だま)してない?」 言葉には意味がないから、騙す騙さないはないよ。人が勝手に言葉を解釈して、その解釈を信じているだけだから。AS「何だか言葉に信用がなくなるなぁ」言葉は、損得で信用するものじゃないんだよ。うたがって裏切られるより、信じて裏切られるほうが、気持ちいいと思わない?
2008.09.01
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珈琲をポットに入れた後、豆の名前を書いた紙をポット上部に貼り付けます。 『今日はブルーマウンテンブレンドじゃよ!』と、目玉の親父が飛び跳ねている絵を貼りました。前世がシジミと言われたことをまだ根に持っているT橋先生が、それをみて言いました。 「どうして目玉の親父なんですか?」 どうして・・・か。なかなか難しいことを聞くね。 理由があって行動するとは限らず・・・ 「そんなことは、どーーーでもいいんですよ 目玉の親父って気持ち悪くないですか?」 そう? 可愛いと思うよ。橋M「ぼくも可愛いと思います!」 ほら、橋M先生も賛同してくれたよ。 (目玉の親父の声真似をして) 『まったく、ネズミ男には困ったもんじゃのう』 「だっれっが、ネズミなんですか!」渾身の目玉の親父モノマネは、何故だかT橋先生の逆鱗に触れてしまいました。 「目玉ですよ? 目玉が可愛いんですか?」むむ。なかなか鋭いところをついてきました。確かに目玉は可愛いという対象ではありません。キャラクターについて攻めるか、可愛い定義について攻めるか、考えていたら、休み時間が終わりました。----------休憩室に帰ってくると、珈琲ポットが空っぽでした。なので、もう一度珈琲を入れた後、 『追加を入れたでごわす』と、一反木綿(いったんもめん)が飛んでいる絵を、目玉の親父の横に張りました。T橋先生がやってきて、言いました。 「ごわすってなんですか?」ふふふ。そう来ると思ってわざと一反木綿にしたのでした。幼児期は鬼太郎で人間(妖怪?)社会を勉強した自分です。多少の妖怪の知識はありました。 一反木綿は九州の大隈地方出身だから、ごわすって訛(なま)るんだよ。 「ふ~ん。じゃあ鬼太郎はどこの妖怪なんですか?」鬼太郎は出身地がわかりません。困ったときは目玉の親父モノマネです。 (目玉の親父の声真似をして) 鬼太郎は妖怪ではなく、幽霊族という種族の末裔なんじゃよ!T橋&橋M「へぇ~」----------こうして今日も、その道のプロ集団とはとても思えない会話をしながら、一日が過ぎてゆきました・・・。
2008.09.01
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