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将棋界では、もちろん藤井聡太五冠の快進撃が止まらないけれども、その一方で、今期羽生善治九段が絶好調なのが嬉しい。 羽生九段は現在、王将位への挑戦権をかけたリーグ戦で現在5連勝。今後、もう一人の強豪・豊島九段の成績次第ではあるものの、このまま通算100期目のタイトル獲得をかけて藤井聡太王将に挑戦する権利を得る可能性がぐんと高まったところ。 昨年、A級から陥落し、ついにあの羽生さんの時代も終焉かと思いきや、このところの目覚ましい復活ぶりでそんな声も黙らせてしまったという。サッカーのカズもすごいけど、将棋界のキングもまだまだ現役続行という感じ。 それにしても、今の藤井聡太さんのように、若い時期にキャリアの階段を一気呵成に駆け上がっていくのも素晴らしいけれど、逆に年令と共に調子が落ちていくキャリア最晩年に、自然落下の法則に抗い、ナニクソと踏みとどまるその心意気、その精神力というのは、すごいと思う。 私は神童・藤井聡太さんを応援するものではありますが、同じ50代の人間として、ここで羽生善治九段が藤井五冠から一冠をもぎ取り、通算タイトルを100期の大台に乗せるところも見てみたい。羽生さんの今後のさらなるご活躍を祈念しているところなのでございます。
October 31, 2022
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さて、ほとんどバーべQをするためだけに帰省したような感じで、今日はもう名古屋に戻るのですが、今日は朝から色々大変でした。 まずトイレが詰まってしまった。1階が詰まると2階のトイレも詰まるので、これでひと騒動。 で、それに対処する間、トイレに行きたい人は最寄りのスーパーに借りに行く、みたいな。 でも、母をスーパーに連れて行きながら、イチョウの色づき始めた街並みをクルマで一周できたので、それは良かった。 で、帰ってきたら、昼ごはんを用意している間に、準備万端整えた材料をガスレンジにセットする際、容器がうまくはまらずに全部、床にぶちまけたと。 ということで、結局、お昼はピザを取ることに! で、昨夜のバーべQパーティに続いて、今日のお昼は急遽、ピザパーティーになってしまった次第。 でも、結局、トイレは直ったし、大騒動の中にも面白いこともたくさんありましたので、万事これで良かったということにしておきましょう。 ということで、今日は朝からバタバタでしたけど、楽しい一日でした。さて、これから名古屋に戻ります。明日からはまた新しい一週間。頑張ります。
October 30, 2022
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今日は自宅の庭でバーべQと洒落ました。これは姉と姪っ子のリクエストで、二人が毎年楽しみにしているもので、私も張り合いがあるのよ。 バーべQというとね、なんとなくゴールデンウィークの頃とか、あるいは夏とかのイメージがありますが、やっぱり炭火をガンガン興すことを考えると、むしろ今ごろ、つまり夜などは肌寒いなというくらいの方がふさわしいような気がします。それに食欲の秋ですからね。食欲だって真夏よりはいいはず。 っつーことで、まずは鶏肉から。一つは塩コショウのシンプルな味付け、もう一つはS&Bのシーズニング「タンドリーチキン」をまぶして。炭火で焼くチキンの旨さ。添えたオムスビが進みます。 続いて定番の牛カルビ。これは焼肉のタレと、サムジャンで。そして炭火にうずめておいた焼き芋も一緒に。 お次は醤油の焼けるにおいも香ばしい焼きもろこし。今、生のトウモロコシはないので、パウチに入ったやつね。 そしてお次はミスジのステーキ。これも美味しかった。 そして最後は〆の焼きそば。ちょっと焼肉のタレを入れて炒めるところがミソで、実に美味。 結局用意した食材はすべて完食。いつもは小食の母もたくさん食べてくれました。もちろん姉や姪っ子、それに家内も堪能してくれたので、このためにわざわざ名古屋から戻った甲斐がありました。 なかなか外食もままならない中、久しぶりの自宅バーべQ。めでたし、めでたしでございます。
October 29, 2022
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今日は野暮用で実家に戻っております。 で、名古屋の自宅を出る前、腹ごしらえをしようと久々に最寄りのガストに寄ることにしまして。 ファミレスというと、たまーーーにサイゼリヤで食べることはあれ、ガストに寄るのは久しぶり。で、今、ガストで開催中の韓国料理フェアみたいなので、牡蠣入りのあんかけ焼きそばを食べたのですが、結構おいしかった。 でも、それよりもむしろ、注文した料理を、ロボットが運んできたのにびっくりよ。噂には聞いていたけれど、これがガストのお運びロボットか! 注文だってテーブルのパッドで注文するわけだし、これで料理を運ぶのまでロボットにやらせるとなると、もう、人手なんて要らないね。なるほど、AIの発達などで、人間の仕事が減るっていうのは、こういうことか・・・。 たまにファミレスに行くと、社会勉強にもなるな。
October 29, 2022
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「北烏山編集室」さんがツイッターで、以下のような連チャン・ツイートをされていて、思わず読んで「うーん・・・」と唸ってしまった。以下、無断引用させていただきますが、興味のある方は直接「北烏山編集室」に飛んでください。これこれ! ↓北烏山編集室以下、引用です:会社に入って数年経った頃、先輩から「若い時は、自分にとって会社とは何かを考えるものだけれど、年をとるにつれて、会社にとって自分とは何かを考えるようになるものだ」という話を聞いた。その先輩は、そのまた先輩にこの話を聞いたという。 この話を聞いたときには、ふーん、そんなものなのかな、と思っただけだった。年をとると、自分にとっての会社の意味よりも、会社にとっての自分の意味を問うようになるなんて、それはつまりどんどん社畜(という言葉は当時はなかったけど)になっていくということかな、などと思っていた。 しかし、50歳を過ぎる頃から、私は先輩のこの言葉を何度も思い出すことになった。そして、年をとるにつれて会社にとって自分とは何かを問うようになるのは、必ずしも社畜になったからではないし、また自分よりも他人の目で自分を見ることができる謙虚さを持つようになったからでもないと思った。 自分にとっての会社とは何か、あるいは会社にとっての自分とは何か。どちらも自分の存在意義を問うている。自分の存在意義を問うのは、まず決まって自分の存在意義が危ういと感じられているからだ。ただ、それらを問うときの、自己と会社の関係はまったく違っている。 若い時には、会社は自分の力では変えられないようなものとして存在している。そういう条件のなかで、自分が何らかの不全感を覚えているとしたら、それは自分に問題があるからだ、と考える。つまり会社は既定条件であって、そこから自分の満たすべき位置を決めようとしているのだ。 年齢を重ね、実力もつけ、会社での影響力が増していく。会社は若いときと違って、自分の発言や行動によっても変えられるかもしれない存在となっている。それにもかかわらず、自分の考える方向に会社が進んでいかないとき、人間は、自分のことをいったい会社はどう思っているんだろうと問い始める。 そこにあるのは、会社になにがしかの貢献をしてきたという自負と、それにもかかわらず、その貢献がきちんと認められていないのではないかという不満である。これは謙虚というものではなく、むしろ傲慢にも似た姿勢なのかもしれない。 会社にとって自分とは何か、という問いには、自分にとって会社とは何か、という問いにはない苦さと屈折が潜んでいる。この話をしてくれた先輩も、そのまた先輩も、最終的には何らかの挫折感を抱えてやめていった人たちだったと思う。その思いを今になってあれこれ忖度している。(引用了) うー-む。これ、わかるわ~。私も、そろそろ定年が近くなってきて、北烏山さんがおっしゃっているような感慨があるもんね。「私にとってこの大学とは何か」ではなく、「大学にとってこの私は何なんだ」って問うことが多くなったような気がする。 ただ、会社勤めの人と、大学で教える立場とでは、若干、違うところもあるけどね。 私も昔は「この大学に赴任した以上、『この大学にこの人あり』みたいな感じで名を上げたい」というのが多少なりともあった気がする。それは大学と自分との一体感というか、そういうのがあって、自分の成長と大学の成長を同一視していたわけですよ。おこがましいけれども。 それから30年。今、そういう感じはまったくないね。 何故ないかというと、現実として、今の勤務先大学の在り方が、自分の望む方向とは真逆に行っちゃった、ということがある。しかも、その方向に向かっている大学に、自分が貢献する部分は何一つない、という現実もある。圧倒的な窓際感。 ただ、会社勤めの人と違うのは、大学勤めの場合、大学の業務と自分の業務(=研究)はまったく別個のものだ、という点。だから、大学がどういう方向に進もうと、自分はそれとは無関係に好きな研究ができる。いや、むしろ窓際だからこそ、より多くの時間を研究に割けるという意味では、有利ですらあるという。その点、疎外感を味わうことはあっても、不全感を味わうことはないかな。 いや、どうだろう。不全感はどこかに隠れている(自分が隠している)のかもね。そういう部分があるから、北烏山さんの文章を読んで唸ったのであって。 私が大学とか、あるいはアカデミズムからも離れたところで、世間的な名声を得たいと思うのも、ひょっとしたらそういう隠れた不全感を払拭しようとするあがきなのかも。大学は認めなくても、世間は認めているぞと、声を大にして言いたいだけなのかもね。 ま、しかし、それが今のワタクシを支えているのなら、それにすがるのみ。 さ、研究しよう。原稿書こう。
October 27, 2022
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金木犀も盛りを過ぎたなあ、なんて思っていたら、大学の駐車場の脇に一叢のオシロイバナが咲いているのを見つけました。 で、よく見ると、花が咲く傍ら、もう黒い種が実っている。 子供の頃、私の家の庭の片隅に誰が植えたとも知れないオシロイバナが生い茂っていたものでした。で、その黒い種を割ると、白い粉のようなものが出てきて、昔の人はこれを白粉として使ったのだ、などと母に教えてもらったことでした。 で、そのオシロイバナの黒い実ですけど、私には実に懐かしいもので、というのは、別に私がこれを白粉として使ったということではなく、銀玉鉄砲の弾にして遊んだから。 オシロイバナの黒い種の大きさが、ちょうど銀玉鉄砲の弾と同じ大きさだったんですな。重さも同じくらい。だから、あれを沢山とってきて、鉄砲に入れては撃ち出して遊んだのよ。銀玉鉄砲の弾はお金を出して買わなくてはならなかったけど、オシロイバナの種はそこら中にあったので、代用品としては最高だった。 まあ、よく考えて見れば、秋になる度に私がオシロイバナの種を銀玉鉄砲に入れて、そこら中のものを狙い撃ちしたわけだから、我が家の庭のそちこちにオシロイバナが咲いていたのも当然か・・・。 それはともかく、そういう懐かしい子供の頃の思い出があるもので、今日は思わずオシロイバナの種を沢山収穫してしまった。 ちょうど今週末に実家に帰る予定があるので、この種は実家の庭に植えましょう。そうしたら、また我が家の庭に、オシロイバナが咲き誇るようになるかもしれない。 ちょっと帰省の楽しみが増えました。
October 27, 2022
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ティモシー・ガルウェイの『インナー・ワーク』の中にこんな話が書いてありまして。 ガルウェイがハーバード大学の学生だった頃、心理学の授業を取ったら、担当教授がB・F・スキナーだったと。 スキナーと言えば、超有名な行動主義心理学者で、「スキナー・ボックス」という実験道具を考案した人として有名。餌付けによる条件付けで、動物の行動を操ることができるということを証明する道具ね。 で、その時はハトを実験材料としていたんですが、スキナー教授が学生に対して「なんか、リクエストある?」って聞いたら、学生の一人が「ハトに左足で反時計回りにスキップさせてください」って言ったんですって。もちろん、ジョークのつもりで。 そしたらスキナー教授が、「あいよ」って言って実験を開始した。 で、ハトを観察して、何かの拍子にそのハトが左足だけで立った瞬間にランプをつけ、ブザーを鳴らし、餌箱をパカッと開けたんですって。 で、それを繰り返しているうちに、そのハトは見事に条件付けされて、左足一本でスキップを始めた。当然、重心が傾くので段々左回り(反時計回り)になって。 で、そうやって見事にハトが操られたのを見たガルウェイは、背筋が凍ったと。つまり、自分もこのハトと同じなんじゃないかと思った、というのです。 「ハーバード大学出て、いい会社にでも勤めて、将来いい暮らしができればいい」という条件付けに踊らされているという点では、左足スキップのハトと変わりないんじゃないかと。で、それ以後、彼は、いかにして「人生のスキナー・ボックス」から脱出するか、ということを目指すようになった。 うーん、いい話ですな。 で、思ったんだけど、スペンサー・ジョンソンの『チーズはどこへ消えた?』という自己啓発本、あれはさあ、ひょっとしてスキナー・ボックスの話だったんじゃないかと。 まあね。思いつきを言っているだけですが。ちょっとね、考える価値はあるかなと。そんなことを思った次第。
October 25, 2022
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先日買った洋物懐メロCDを聴いていたら、リンダ・スコットの名曲が収録されておりまして。これこれ! ↓Linda Scott, "I've Told Every Little Star" なかなかの名曲だよね! 『マツコの知らない世界』のテーマソングだけど。 で、YouTube でこの曲を探していたら、これがまた意外なところに結び付いてしまった。どうやら映画『マルホランド・ドライブ』で、この曲を使ったシーンが出てくるらしいんだよね・・・。これこれ! ↓映画『マルホランド・ドライブ』の一場面 ふうむ・・・。『マルホランド・ドライブ』って、観たことないけど、前からちょっと興味はあったんだよね・・・。デヴィッド・リンチの映画だから、面倒臭いのかなと思って、今まで敬遠していたんだけど、こうなってくると、ますます興味が出てきた。リンダ・スコットがらみで、観ちゃうか?? ちなみに、ロスを第二の故郷と思っているワタクシ、マルホランド・ドライブがどこにあるかは知ってるの。ハリウッドの方にある道路で、何度か通っている気がする。そういうことから言っても、観ないとまずいのかもね。
October 24, 2022
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昨日、スーパーマーケットで食材調達していた時、ふと「タンドリーチキン」という文字が目に入って来た。タンドリーチキン好きのワタクシとしては、見逃せません。 見るとS&Bが出している一連のシーズニングらしい。パッケージの裏の説明を読むと、このシーズニングを鶏肉に振りかけて、そのままオーブントースターで焼くだけで、おいしいタンドリーチキンが完成するとのこと。 で、このシーズニング自体の値段は120円くらいだったかな? ごく安い値段だったので、これで本当にタンドリーチキンが上手にできるのか、やってみようと言うことになりまして。これこれ! ↓S&Bシーズニング タンドリーチキン12g【SB/S&B/エスビー/鶏肉/カレー/簡便/楽天/通販】【05P09Jul16】 で、実際に家内に焼いてもらったのですけれども、これがね、実に美味しかったのよ。時間も10分ちょいで出て来しまうそうで。 タンドリーチキンも、本格的に作ろうと思ったら、前の晩からスパイス入りのヨーグルトに鶏肉を漬け込んで・・・とか、面倒臭いことになるわけですけれども、これならそんな手間も要らず、パパっと作れるわけですから。 っつーことで、このS&Bのシーズニング、教授のおすすめ!です。タンドリーチキンの他にも種類があります。私は、次は「ジャークチキン」っていうのを試してみようかな、などと考えております。これこれ! ↓SPICE&HERBシーズニング BBQジャークチキン10g【シーズニング/簡単/肉/SB/S&B/エスビー/楽天/通販】
October 23, 2022
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わずか44日という、イギリス憲政史上最短で首相の座を追われることになったトラス氏ですが、エリザベス女王に対する服喪期間を除けば、この在任期間はさらに短くなるわけで、イギリスでは「レタスがしおれるのより、トラスが辞める方が早い」というネタで持ち切りだそうで。これこれ! ↓瀕死のレタスが、トラス氏に勝利! そう言われれば、トラスさんとレタスって、ちょっと似てますよね? まあ、国民全員からレタス・ネタで揶揄されているわけですから、トラスさんも身の置き所がないというか、ちょっと前までキャリアの頂点に居た人としては、もう、心身ともにボロボロでありましょう。気の毒としか言いようがない。 だ・け・ど。 そういうイギリスの状況を見ると、民主主義っていいなあ、と思いますね! さすがイギリス、民主主義の産みの親の国だけのことはある。 だって、国民が為政者をこれだけ揶揄して、笑い飛ばして、全然大丈夫なんだから。 ロシアもね、もしあの国が民主主義国家で、国民がプーチンのことをクソミソに言えるようだったら、こういうことにはならなかったのに。そういう風に考えると、イギリスという国はいかにも健康そうに見えるし、ロシアは完全に病んでいるように見える。 だから、トラスさんも、自分の国が自分のことをこれだけコケにすることができることを、世界に向かって誇らないと。これだ、これが民主主義だって、ね。
October 22, 2022
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いつも思うのですが、イオン長久手に入っている「ヴァンダ・レコード」の店長さんというのは、売り場担当として、完璧です。完の壁。 客対応についても、別に揉み手擦り手でサービスするというのではないのですが、さりげなく、さっぱりとして親切。商品案内も完璧。またいざ商品を買うとなれば、現金で買おうが、カードで買おうが、はたまたポイントで買おうが、瞬時の迷いもなく、客にとって一番いい買い方をさせてくれるっていう。 で、今日はCDを2枚買いまして、私が袋は要らないと伝えると、「では、シールだけ貼らせていただきます」と言ってシールを貼って商品を手渡してくれたのですが、家に帰ってから見ると、2枚のCDがバラバラにならないよう、二つをつなげる形でシールを貼ってくれたのみならず、そのシールをはがしやすいように、テープの一端が折り込んでありました。 あの店長さんは、すごいと思う。ヴァンダ・レコードの本部に電話して、イオン長久手の店長は売り場の店員さんの鑑であるとお伝えしたい。 ほんとにあの人はスゴイわ。会社で表彰してあげてほしい。 店で商品を売るというのは、ある意味、誰にでもできる仕事かもしれないけど、その中でああいうプロフェッショナルな仕事ぶりを見せつけられると、そうではないなという気がする。 只者ではないな。イオン長久手内のヴァンダ・レコードの店長さん。素晴らしい。あれこそプロ中のプロだわ。
October 21, 2022
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そうか~。仲本工事さん。やっぱり駄目だったか・・・。 我々ドリフ世代、それも志村けんどころか荒井注時代からのファン世代からすれば、仲本工事さんが亡くなったことは大ショック。 その昔、芸能界で身体能力の高さで言えば、もう、仲本工事さんか、あるいはにしきのあきらさんか、この二人にとどめを刺すような感じでしたからね。二人とも、鉄棒の大車輪ができるんじゃなかってでしたっけ? 仲本工事さんが上下白の体操服みたいなのを着て、得意の体操演技を取り入れたギャグをかましていた雄姿が目に浮かびます。ご冥福をお祈りいたします。 もう、アレだね。ドリフもカトちゃんとブーさんだけになっちゃいましたね・・・。 さて、今日は大学で授業やら雑用の合間にティモシー・ガルウェイという人の書いた『インナー・ワーク』という本を読んでいたのですが、これがまためちゃくちゃ面白い本で。 この人、元々はテニスのレッスン・プロだったのですが、テニスのコーチングに革命を起こしたということで見込まれ、天下のAT&T(日本で言えば電電公社)に雇われ、社員のモチベーション・アップのコーチングを頼まれた、っていうような話が書いてある。 で、電電公社だから、多くのオペレーターを擁していたのですが、オペレーターの仕事ってのは単調だから、仕事を始めてから6週間くらいで、もうどんな相手にも対応できるようになってしまい、それから先は退屈な仕事になるわけね。 だけど会社からは、かかってきた電話に対する応対の時間を短くしろ、と厳しく言われるだけで、それももう限界に達していた。さて、これ以上、どうすればいいのっていう。 で、この問題を課せられたガルウェイはどうしたと思います? 彼はね、オペレーターたちに、かかってきた電話の主の声の質を観察しろ、っていう課題をオペレーターたちに課したのね。 つまり、イライラしていたか、怒っていたか、慌てていたか、あるいは逆に感じが良かったか、親しげだったか、とか、そういう、電話口の向こう側の様子を、最大限に察知して、10段階評価しろと。 で、そういう相手の電話に対応する自分の応対の声質にも注意を払わせたわけ。例えば、無機質な声を出して応対したとか、親し気な声で応対したとか、そういうのを、やはり10段階で自己評価させたわけ。 で、その次に、相手が「イライラ9」くらいの声で電話をかけてきたら、こちらは「親しげ9」くらいの応答をしてみることを宿題にしたと。 つまり相手の状況を冷静に判断し、それに当意即妙の応答をしてみることを意識的にやらせてみた。 で、そうなってくると、もう、これはオペレーターの仕事というよりは、一種のゲームになるわけ。相手をよく観察し、その対応をどうするか、自分で決めて調節するという、きわめてスリリングなゲームになってきた。 すると、「親しげ9」で応対することで、「イライラ9」の客が、最後の方ではえらく機嫌がよくなったりするのが手に取るようにわかると。そうなると、さらに面白くなってくる。 で、そんなことをやらせているうちに、同社のオペレーション部門の成績はどんどん上がっていったと。 つまり、それまでは上からの命令で「一件当たりの応対時間は26秒以内にしろ」とか、そんな感じで、仕事がつまらない上にプレッシャーがあって、神経をすり減らすような感じだったのに、今や応答時間のことなど気にしなくとも、仕事自体が面白くなってきて、結果としてテキパキと仕事は進み、プレッシャーもなくなり(だって、「何秒以下に抑えろ」などという上のからの命令がないのだから)、社員にとっても会社にとってもいいことづくめになりました、と。 ま、これがガルウェイの「インナー・ワーク」なのよね~。 とまあ、テニスのレッスンプロが世界的大企業を変えていく、そのやり方が実に面白くて、自己啓発思想的にも非常に面白い。 まだ途中までしか読んでないのですけど、これは実にいい本でした。
October 20, 2022
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9月ごろからどうもイマイチ、体調がスッキリしないワタクシ。年齢から言っても危険ゾーンに突入するというところもあり、線虫検査を試してみることにしました。 線虫検査ってご存じ? 今、テレビでCMやっている奴。 尿を一滴たらしたシャーレに線虫を入れると、普通は線虫は尿から離れるのですが、癌のある人の尿には逆に寄っていくという習性がある。これを利用して、その人の体内に癌があるかどうかを判別するという斬新な検査なのよ。 で、この検査のキット(1万5千円くらい)を購入して、自分の尿を採取し、それを凍らせて提出するのですが、提出のために人に取りに来てもらうのに2200円くらいかかるのかな? だから、トータルで1万7千円くらいかかるんですけど、まあ、命には代えられないからねえ・・・。 で、先日、提出したのですが、結果が分かるまで4週間くらいかかるんですと。 さて、半と出るか丁とでるか。 まあ、「とりあえず癌の心配なし」と出ればうれしいけれど、「体のどこかに癌があります」と判定されたら、それはちょっと骨だね・・・。まず部位を特定して、対処しなくちゃならないわけで。 色々やらなきゃならない仕事もある中で、やれ手術だなんだっていう話になってくると、まあ、大変ですわな。だから、是非とも「大丈夫」になってもらいたいものでありまして。 まあ、ちょっと憂鬱な日々でございますわ。
October 19, 2022
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アマゾン・プライムで観られるアメリカのテレビドラマ『ファーゴ』のシーズン2・10話を見終わったのですが、非常に面白いドラマでした。 コーエン兄弟が撮った映画『ファーゴ』はなかなかの佳作でしたが、そのテレビドラマ版が作られたと知り、とりあえずシーズン1を観たのですが、これは映画と同じストーリーをテレビ用に作り直したということではなく、映画の舞台となったファーゴという町を舞台にし、映画に出て来る話もちらっと使いながら、まったく別なドラマとして作ってあるんですな。 で、テレビドラマ版の『ファーゴ』シーズン1もそこそこ面白かったので、続けて「シーン2」も観てみたわけですよ。そうしたら・・・ もうね、「シーズン1」をはるかに凌駕する面白さ! これはドラマとして傑作ですわ。 で、続けて観るのが惜しくて、毎週1話ずつ観ると決め、10週にわたって楽しんできたのですけれども、ついにその第10話を見終わり、ずっしりとしたドラマの手ごたえに大満足した次第。 シーズン2は、時代設定がまた微妙で、1970年代の終わりごろの話なわけ。まだレーガン大統領が大統領候補として遊説に回っている頃。だから、景気も悪い頃で、ガソリンを入れるのに列を作って並んでいる、みたいな話が出て来る。そういう中で、アメリカのド田舎の町で繰り広げられる地元マフィアと、もっと大きなマフィア組織との争いが繰り広げられることになるのですが・・・もちろん単なるマフィア・ドラマではないんですな。そこに、まあ、色々な他のドラマが絡んできて、まあ、面白いのよ。 最近、アメリカ映画は下火もいいところだけれど、テレビ・ドラマの方は面白いのが次から次へ作られますなあ。そこに才能が集中しているのですかねえ・・・。 ま、とにかく、アマゾン・プライムのドラマ『ファーゴ』の「シーズン2」、教授の熱烈おすすめ!でございます。
October 18, 2022
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来世はイギリス人になったろうと思って、せいぜい、英語の勉強をしているのですが、英語の表現には面白いのがありまして。 例えば「今日日」というのを英語で何と言うかというと、「in this day and age」というの。日本人の感覚からすると、「in this day」だけでいいじゃんと思うのですが、それに「and age」がくっつく。短い単位の時間(day)に、長い単位の時間(age)が合わさって、それで「今日日」なわけ。 それとまったく逆に、長い単位の時間に短い単位の時間がくっつくことがある。 例えば「永遠に」という場合、日本人の感覚からすると「forever」だけでいいような気がする。だけど英語では、「forever and a day」というの。文字通りに訳せば「永遠と一日」。永遠という長い単位の時間に「一日」という短い単位の時間がくっついて、それで「永遠に」という意味になる。 なんて、偉そうに解説していますけど、この「forever and a day」という言い回し、実は昨日、知ったの。 で、なんでそんな話を長々としているかというと、同じ昨日、吉田修一さんの書いた『作家と一日』というエッセイ集を読んでいたら、思わぬところで「永遠と一日」という表現が出てきたから。 吉田さんは、テオ・アンゲロプロス監督の撮った『永遠と一日』という映画の話を書いていたのですが、その部分を読んで、「あ! 永遠と一日!」と思ったわけ。英語表現のことを知らずに『永遠と一日』という映画タイトルだけを見たら、意味深なタイトルなのだろうと思ってしまうわけですが、おそらく監督としたら、ごく普通に「永遠に」を意味する言葉である「forever and a day」を、映画のタイトルとして付けただけなのではないか? ま、どうでもいいんですが、「forever and a day」という英語表現を知り、かつ、『永遠と一日』という映画の存在を知ったという偶然が重なったもので、ちょっと印象的だったという。 さて、それにしてもどうして私は吉田修一さんの『作家と一日』を読んでいたのか。 先週、小淵沢に一泊旅行に行って来た話を書きましたが、小淵沢に行くと、いつもリゾナーレの中にある「Book & Cafe」という本屋で本を買うのがならいだったのですが、3年ぶりに訪れたらこの書店の本売り場が寂しくなっていて、置いてある本の数が激減していたんですな。 で、本当は、トルーマン・カポーティの初期短篇集『ここから世界が始まる』(新潮文庫)をこの店で買おうと思っていたんですが、売ってなくて、ちょっとガッカリしちゃったわけ。 それでも何か買って帰ろうと、うろうろしていた時に、吉田さんのこの本が目に入り、これにしようかなと一瞬悩んだのですが、うーん、ま、いいかと思いなおして、それで結局何も買わずにこの本屋を後にしたと。 ところが、名古屋に帰ってきて、改めて家の近くの本屋でカポーティの『ここから世界が始まる』を買おうとしたら、やっぱり置いてなくて、改めてガッカリしながら、この本屋の古本コーナーを徘徊していたら、たまたま吉田さんのこの本が100円で売っているのが目に付いた。 何しろ二回連続で、カポーティを空振りし、吉田修一の『作家と一日』に遭遇してしまったのだから、もうこれは運命なんだと私が思ったのも無理はないでしょう。 ということで、税込み110円なりで『作家と一日』を買って帰ったと。そして読んだと。 そしたらね、面白かったの。意外に。意外にと言ったら、吉田さんに失礼だけど。 で、このエッセイ集、やたらに旅の話、海外の話が出てくるので、作家というのは取材のためにそんなにあちこちに出向くものなのかと思ったのですが、後書きを読んだら、これ、そもそもANAの機内誌である『翼の王国』に連載していたものをまとめたものなのね。道理で。 なお、『翼の王国』って、ANAに乗ったら読むよね! あれにエッセイを連載するなんて、私自身のエッセイストとしての夢でもある。 で、本書に入っているエッセイはどの一篇を取っても、それぞれの味わいがあっていいのですが、読んでいると、時々、「ああ、これはエッセイストのエッセイではなくて、小説家のエッセイだな」と思うことがある。 一例を挙げると、「人の背中」というエッセイなんかがそう。 この中で吉田さんは、空港にいると、とても素敵な光景に出会うことがある、という話をしていて、例えば年配のお父さんお母さんを、空港に見送りに来ている赤ちゃん連れの若夫婦の姿を活写しているわけ。まあ、おそらくは孫の顔見たさに、慣れない飛行機旅行をして嫁に行った娘のところに遊びに来た老夫婦なんでしょうな。だけど、飛行機旅行に馴れてないので、搭乗手続きにまごついている。それを娘が心配して「お父さん、チケットはすぐに出せる?」「お母さん、財布もそのカゴに入れなきゃ。携帯も! ジャケットはあそこで脱げばいいから!」「お父さん、カゴは自分で持ってくの!」なんてね。 で、手荷物検査を前に娘にあれこれ言われ、せっかく会いに来た孫にさよならを言うヒマもないと。 で、ようやく手荷物検査を終えてゲートに入っていくご両親を見送る娘や息子のことを吉田さんはこんな風に描写する。 そのうち順番が来る。無地に荷物を預け、金属探知機の下も無事通過。まさか息子や娘たちがまだ見守っているとも知らず、ご両親たちの姿は消える。僕が好きなのは、この瞬間に見送り側が見せるほっとした表情である。荷物検査を済ませただけなのだが、もう両親が自宅に到着したくらいの安堵の表情がそこには浮かぶ。「行っちゃった・・・」と、短く呟く見送り側の言葉の、なんと愛情に溢れていることか。(155) ね、もう、小説の一場面でしょ? こういうのはエッセイストには書けない。小説家じゃないと、ね。 あとね、同じエッセイの中で、羽田空港第2ターミナルのロビーに、大きな正方形をした革張りのソファが置いてあるのが好きだ、という話があって、その正方形のソファには、その四辺に大人が数人ずつ座ると。そうすると、正方形の真ん中に、大人の背中に囲まれた空間ができる。そしてその空間に、幼い子どもが靴を脱いで上がり込んでしまう、というのですな。 で、このソファをデザインした人に、吉田さんが話を聞いたら、そのデザイナーの人がこう答えたというのです。 「大きなソファなので、どうしても子供が面白がってソファに上がってしまうんですよ。その光景を見ていて、ふと思ったんですが、人の背中というのは、それが他人の背中であっても、何か安心させる力があるんですね。多くの人が利用するので、必然的にソファに上がり込んだ子どもは、大人たちの背中に囲まれることになる。他人の背中なのだけれども、そこで遊ぶ子どもはもちろん、遊ばせている親の方にもなぜか安心感が生まれるんです」 で、この話を聞いた吉田さんが、「他人の背中に囲まれた空間。そこに生まれる安心感。そんな場所が羽田空港第2ターミナルにはいくつもあるということだ」(156-7)とまとめるんですけど、なるほどね、となる。背中に囲まれる安心感なんて、考えたこともなかったですけど、そう言われればそうかな、と思う。つまり、そこに「背中」というものに対する発見があるわけ。 このエッセイ集を読んでいると、この種の発見がいくつもあるんですわ。だから面白い。 というわけで、妙な縁で読み始めたこのエッセイ、読む価値のあるものでありました。 で、調べてみると、吉田さんにはこのほかにも『翼の王国』に掲載したエッセイをまとめたエッセイ集が何冊かあるらしい。これはいいものを見つけました。私も今後、読んでみることにいたしましょう。これこれ! ↓作家と一日 (集英社文庫(日本)) [ 吉田 修一 ]泣きたくなるような青空 (集英社文庫(日本) あの空の下で) [ 吉田 修一 ]最後に手にしたいもの (集英社文庫(日本)) [ 吉田 修一 ] ちなみにですが、私と吉田修一さんには、ひとつ、非常に面白い縁がありまして。それは、吉田さんが、彼の書いたとある小説作品の中に、私と同姓同名の主人公を登場させていること。もちろん、私の本名である「釈迦楽若尊」ではなく、私がたまに使うペンネームの方ですが。 私はその事実に気づいておりながら、まだその小説作品は読んでないの。だって、自分のことが書かれているようで、嫌じゃないですか。でも、今回、吉田さんの書かれたものを初めて読んでみて面白かったので、次は怖いもの見たさで、自分自身が主役を演じる小説の方も、読んでみましょうかね。
October 17, 2022
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さて、昨日に続いて旅の模様二日目。 ホテルのおいしい朝食をモリモリと食べた後、宿近くにある「夢宇谷」という陶器などが置いてあるショップ&ギャラリーを久しぶりに覗いて・・・と思ったのですが、生憎、この日はお休み。 というわけで、せっかく八ヶ岳に来たのだから自然を堪能しようと、「美しの森」に向かいます。 展望台はお休み中でしたが、急な道を15分ほどえっちらおっちら上って天女山の山頂に着くと、これがまたいい景色。特にその日は、まだ夏の雲の雰囲気を残した真っ白な雲がダイナミックに空を彩っていたもので、その刻々と移り変わる雲の舞を堪能。さすがにまだ紅葉真っ盛りとは言えませんが、少しずつ色づき始めた初秋の山をじっくりと味わいました。 そして次に我々が向かったのは、今年4月に亡くなった柳生博さんが開いた「八ヶ岳倶楽部」。ここを訪れるのも20年ぶりくらいかと思いますが、今は柳生博さんの次男さんが受け継いで、相変わらずの賑わいを見せていました。前にここで柳生博さんご本人にお会いしたことなどをスタッフの方とおしゃべりしたりして、楽しいひと時を過ごさせていただきました。 で、お昼を過ぎたので、今日は新そばを食べようということになり、小淵沢のそばの名店「さかさい」さんを目指します。 何しろ森の中にあるお蕎麦屋さんなので、たどり着くまでに一苦労しましたが、細く腰のある蕎麦を、鴨せいろでいただき、大満足。 そしてお腹いっぱいになった我らが次に向かったのは、器とガラスアートの工房「月の手」さん。ここを訪れるのも3年ぶりくらいですが、オーナー・アーティストの有吉さん・あいざわさんと3年間の溝を埋めるべく、楽しくおしゃべりして旧交を温めた次第。これこれ! ↓月の手・ショップ 今回は有吉さん作の美しく機能的なコーヒーマグをペアで購入し、大満足。 で、次に我々が向かったのは、ご存じリゾナーレ。時期的に今はハロウィーンの装飾になっていて、行きかう人たちもハロウィーン風に仮装していたりして、なかなか楽しい。ここも3年ぶりくらいに来ましたが、結構、店が変っていてビックリ。ここにある本屋さん、前は品ぞろえもよく、カフェ併設でとてもいい雰囲気の店だったんですが、今回窺ってみたら、扱う本の量が激減していて、そこはちょっと残念でしたかね・・・。 さて、そうこうしているうちに、旅も終わりに近づきます。今回は最後にリゾナーレの近くにあるタイ料理の店「五五吉食堂」で夕食を取ったのですが、これがまたなかなか良いセレクトでした。パッタイとガパオライスを食べたのですが、どちらも本格的でおいしく、しかも値段も安くて二人で二千円ちょっとだったかな? で、旅の最後の夕食を楽しんだ後、小淵沢から中央道に乗って一気に名古屋まで帰った次第。 駆け足の急ぎ旅でしたけど、久しぶりに私の好きな八ヶ岳の自然とカルチャーを満喫出来て大満足。ストレス解消になりました。やっぱり、人間、仕事だけじゃダメよね。たまには息抜きしなきゃ。私も今回の旅で仕事に打ち込む元気をもらいました。明日からまた、頑張るぞ!
October 16, 2022
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駆け足でしたが、八ヶ岳に遊んで参りました。長い夏休み中、ほとんどどこへも出かけず、仕事をしていたもので、この辺で息抜きが必要かなと。 で、まずは中央道に乗って諏訪方面へ。 そして諏訪SAでお昼休憩。ここは「横川の釜めし」が出店しているので、懐かしい横川の釜めしをフードコートでいただくことに。 昔、子どもの頃、軽井沢に向かう途中、横川駅でこの釜めしを買うのが楽しみでね。動力車を連結する待ち時間中、釜めし売りの人たちがホームにずらりと並んで窓越しに釜めしを売る。そして電車が発車すると、帽子を振って見送ってくれる。あの一連のイベントが子ども心に面白かった。その懐かしい横川の釜めしを味わえるのだから、諏訪SAに寄るとなれば、これを食べない手はないというね。今回も結構なお味でした。 で、諏訪SAのすぐ先の諏訪インターで折り、原村の方に向かうのですが、その途中、「ピープル」という古書店に立ち寄りました。 この道は以前、何度も通っているのですが、こんなところに古書店があるとは気づかず、ずっと素通りしていたんですけど、今回、ネットで調べてこの古書店の存在を知り、立ち寄ってみたわけ。 そしたら、これがなかなかの品そろえの名店でね。私も、新書館から出ていた寺山修司の『時には母のない子のように』(このシリーズは値段が高いので、今までずっと手を出さなかった)を1500円でゲット。その他に、板坂元氏のムック本『紳士の文房具』なる本を300円で入手。 で、幸先よく面白そうな本が買えたことに満足して、原村へ向かいます。 目指すのは「ミント・ガーデン」というカフェ・・・だったのですが、ついて見たらお休み。で、仕方なくプランBを発動して、「昼のふくろう」という店に行ったところ、これがまたなかなかの名店で、ここでコーヒーと栗のパイをいただくことに。アップルパイが有名なカフェだそうですが、季節的に選んだ栗のパイもなかなかの美味しさ。御馳走様でした。 で、この日はそのまま宿へ。 今回、宿に選んだのは、ダイヤモンドソサエティというホテル。会員制のホテルですが、一般客も普通に泊まれます。初めて泊ったのですが、部屋も広く、部屋からの景色もよく、食事も良く、風呂も良く、言うことなし。 で、風呂上りののんびりタイムに買ったばかりの『紳士の文房具』を読む。 これ、雑誌『サライ』に連載されていた好評コラムをまとめたもの、だそうですけど、「鉛筆」とか「万年筆」とか「鋏」とか「レターオープナー」とか「ナイフ」とか、そういう、男がこだわりそうな文房具について、御自身の経験を交えて云々している本で、なかなか面白い。これこれ! ↓【中古】 紳士の文房具 / 板坂 元 / 小学館 [単行本]【メール便送料無料】【あす楽対応】 ただ・・・。ワタクシは板坂元の本って、『考える技術・書く技術』(講談社現代新書)しか読んだことがないのですが、それを読んだ時に感じたある印象を、この本でもちょっとだけ受けましたかね。それは、ほんのちょっとしたことですが、下品・・・とまではいわないまでも、ほんの少し人品卑しいかなっていう。下品も人品卑しいも同じか。ま、とにかく、紳士の話を書いているんだけど、ところどころでそういう、ちょっと非紳士的言い回しがあるものだから、余計、ガッカリするようなところがあって。 だから、この本も面白くはあるのだけど、全面的には勧めません。勧めないんだけれども、旅先のホテルで読むには良かったかな。 で、その後、世界柔道団体戦で日本チームが無事、優勝するのを見届けて就寝っていう。 以上、旅の一日目の模様でした。明日はまた、二日目のお話しを。
October 15, 2022
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格闘技好きのワタクシ、毎夜、タシケントで行われている世界柔道を夢中で応援しております。 が! 軽量級は金メダルラッシュでしたが、階級が重くなるにつれて不振に。昨夜は期待の浜田尚里が破れてメダルなしに、そして今日は期待の新星・斉藤立が決勝で苦杯。 斎藤立は、身体が大きい割に俊敏で技もキレ、いい感じだなと思っていたのですが、決勝では狡猾な相手に釣り手を一度も取れず。結局、技を出せないまま反則負け。 まあ、相手の柔道も、姑息なだけでまったく見るところがないのに、それに負けるんだから日本柔道もさらに情けない。 国内戦では、きれいな、一本を取る柔道でもいいけれど、世界戦、それも重量級であれば、変則柔道で反則狙いだけで勝つ! みたいな戦略はないのかね。 毎回、毎回、おんなじ感じで変則柔道の相手に正統派柔道の日本が負けるのを見させられるファンの気にもなってよ・・・。 っていうか、日本人選手で、ああいう変則柔道やる人、出てこないかな。まったく組み合わないで、どさくさに紛れて相手の背中の道着を掴んで力任せに投げる柔道。あるいは反則狙いで、掛け逃げギリギリの柔道。 何でもいいけど、キレイな柔道が何もできずに負けるのだけは、もう止めてほしいわ。
October 13, 2022
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キング・カズこと三浦知良さんの『やめないよ』という本を読了しました。 これ、2006年から2010年にかけて、横浜FCに所属していた三浦選手が、2週に1度、『日本経済新聞』に連載していた「サッカー人として」というコラムを集めたもの。新書版2頁読み切りのコラムなので、とても読み易いし、なによりも内容がすんばらしい。 この頃、カズさんは40代に入りたての頃で、サッカー選手としては、常識的には、現役の限界に近いところにいた。それでもトレーニングの方法を考え、若くがむしゃらな時とはまた別の指針を自分に課しながら、ピッチに立ち続けることを目指していた。いや、それどころか、W杯の日本代表に選ばれることを目指してすらいた。 そんなカズさんの、サッカーに対する考え、自分の律し方、これまで蓄積してきた経験、その中で、FC横浜を何とかJ1に定着させるために貢献すべく懸命の努力を続ける、そういうすべてを読むことができるんだから、これほど味わい深い読み物もなかなかないです。 どのページを開いたって、ドシーーンと胸に響く言葉ばかり。しかも、それ、上っ面の言葉じゃないもんね。苦しんでいる人の言葉。だから胸に響く。例えばこんなのどうよ: 「契約に限らずサッカーでは納得できないことも起こる。判定一つに文句を付ける選手も最近は多い。主張することはいい。でも『なぜこうなるんだ』と文句を言いつつも走らなきゃ。『なぜこうなるんだ』と不満に終始し、放棄するようならプロとしては終わりだ。 17歳のころ、ブラジルで悩んでいた僕は諭されたものだ。『僕はいつだって考えている』『考えるだけで止まっている人間はたくさんいる。お前もそうだ。考え、悩め。でも前に出ろ』 失敗して、人生のレールを踏み外すこともある。その時も、フラフラでもいいから止まるなーー。『一気に100メートル進まなくていい。カズ、1センチでいいから前へ進むんだ。考えるだけではダメだ』。今も胸に残る。 過去の実績なんてものはどこかへしまって、今を歩む。150点以上ゴールしたのは昔の話、今の僕にはどうでもいいんだ。仮にFW経験がない監督が僕にシュートに関して指示をしたとする。『シュートでは教わることはない』と考えるようでは、伸びない。耳を傾け、プラスとなる何かを探すことだ。 学ばない者はひとのせいにする。学びつつある者は自分のせいにする。学ぶということを知っている者は誰のせいにもしない。僕は学び続ける人間でいたい。」(245頁) すごい男よ、カズって奴は。 しかもさ、これを書いていた時からさらに12年経った今でも、カズは現役よ。今でも、ピッチに立つために懸命の努力を欠かさない。90分間、ボールを追うことができるような準備をしている。すごいじゃないの。 私はカズより年上ではあるけれど、ほんと、この人には勉強させられますわ。頭が下がる。 というわけで、この本、教授の熱烈おすすめ!です。これこれ! ↓やめないよ (新潮新書) [ 三浦 知良 ]
October 11, 2022
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脳は歩くことを欲していると、某本で読んで、一応脳ミソ職のワタクシ、このところ30分でもいいから歩こうと、家の周りを散歩しております。 色々なコースを設定して歩いているのですが、それぞれ面白い。 例えば川沿いを歩くコースだと、秋草がズボンのすそに擦れて、家に帰り着くと、たくさん「いのこづち」がくっついていたりする。 それから別な道を通ると、今度は地域猫がいて、結構人なれしていて、こちらが近づくと向こうも近づいてきて、ひとときのふれあいの時間があったりする。尻尾がピンと立って、私や家内の周りをスリスリしながら歩き回ったりして、とっても可愛い! で、そういう風に散歩していると、散歩している人って沢山いるんだな、ということがよくわかります。 みんな、いかにも「毎日やってます」的なオーラを漂わせながら、黙々と歩いていたりするのよ。へえ、散歩の愛好者ってこんなにいるんだ、って感じ。 やっぱり、実際に自分で散歩してみると、散歩する人が沢山いるということが分かるんですな。 きっと何でもそうなんだろうね。釣りを始めたら、釣りをする人はこんなにいるんだ、ということが分かったり。犬を飼って散歩させれば、犬を飼っている人がこんなにいるんだ、って分かるんだろうな。 自分でやってみて、初めて気づくことって沢山あるんですね。 まあ、この歳になって気づくことがあるってのはありがたい。何でもチャレンジしないと、分かりませんな。
October 10, 2022
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声優でラジオ・パーソナリティの近石真介さんが亡くなられました。享年91。老衰で、眠るような最期だったとのこと。 まあ、声優さんは誰もそうですが、独特の声質でしたよね。 私が近石さんの声を認識したのは、『サスケ』だったかしら。大猿大助の友達の霧隠才蔵の声。ちょっと冷酷というか、クールな声でね。大猿がサスケの不注意から目を負傷して、そこに付け込んだ根来衆三人組に襲われるわけ。で、霧隠才蔵はその大猿を助ける役なんだけど、あれはいい役どころだった。最初は、大猿の敵の一人なのかと思わせるような演出で、観ている方も敵か味方か分からず、ドキドキしてしまったことをよく覚えております。これこれ! ↓『サスケ』「霧隠才蔵」 それからもちろん『サザエさん』のマスオさん役ね。 その後は、ラジオ番組『こんにちワ、近石真介です』。毒蝮三太夫との絡みが面白かった。 午前中の番組だったので、私がそれを聴くのは、病気で学校を休んでいる時。学校を休んでしまったことからくるほんのちょっとの罪悪感と、熱っぽさと、ひんやりした寝具の感触。そうしたものと、近石さんの声が合わさって、今思い出すと、何とも言えない感興があります。 懐かしい昭和の声。それがまた一つ、無くなってしまった。ほんと、寂しいですわ。 私など昭和の人間には懐かしい近石真介さんのご冥福をお祈りいたします。合掌。
October 9, 2022
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お笑い好きのワタクシ、仕事の合間につい「キング・オブ・コント」をチラ見してしまいました。 で、ダントツで面白かったのは、コットンかな。ネタの内容といい、演者の芸達者ぶりといい、申し分ない。1本目も2本目も良かった。コントをやる人たちってのは総じて演技力が高いものですが、コットンの二人はどちらもすぐに俳優として使えそうだな。 で、良いものを見せてもらった、これで決まりだと思っていたら、優勝は別なチームだったという・・・。 まあ、私の意見と世間の意見が食い違うのは毎度のことですからね。コットンのお二人には、優勝できなかったけれど、私から見たらあなたたちがダントツで面白かったと言ってあげたい。 この種の番組では、しばしば採点者が問題になるけれども、今回見ていて思ったのは、かまいたちの山内さんの採点が、大体、私の採点と一緒だったということ。逆に、東京03の飯塚さんの採点は、納得できないことが多かった。その辺、何を面白いと思うのかの感覚は人それぞれ、ということなんでしょう。もっとも私は東京03のネタも面白くて好きですけどね。 ま、とにかく、今日はコットンの面白いコントが見られて、一時、大いに笑わせてもらいました。お二人の今後の更なるご研鑽とご発展を祈念しております。
October 8, 2022
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自己啓発関連でちょっと面白いことを発見したので、忘備録的に書き残しておきましょう。 実は今、ちょっとマクロビオティックのことを調べていたのですが、マクロビオティックってのは、一種のヴェジタリアニズムのことね。玄米食中心の。マドンナとか、アメリカではこの食事法の影響下にある有名人も多いという。 で、このマクロビオティックを最初に考えたのは桜沢如一という人なんだけど、これをアメリカで流行らせたのは久司道夫という人。 で、問題はこの久司さんよ。 この人は1951年に渡米するんだったかな? で、それはいいのだけど、この人の渡米を支援したのが、ノーマン・カズンズだったんですと。ノーマン・カズンズというのは、『笑いと治癒力』という本を書いたジャーナリストで、この本は精神療法を支持する本として超有名。 なんでカズンズが久司の渡米を支援したのかは今のところ不明ですが。 で、とにかく渡米した久司は、フランスの解剖学医でノーベル賞受賞者のアレクシス・カレルの『人間:この未知なるもの』という本を読んで、人間にとって重要なのは環境と食事だ、と開眼し、ますますマクロビオティックの普及に力を注ぎ出したというんですわ。 で、ここで重要なのは、アレクシス・カレルね。彼もまた、自己啓発思想史では重要な場所にいる人なのよ。 つまり、マクロビオティックがアメリカに普及していく過程で、ノーマン・カズンズとアレクシス・カレルという、自己啓発思想史に名を残す二人が関わったことになる。 で、もちろんマクロビオティックというのは、食事の改善法であり、その意味で、重要な自己啓発思想であると。しかも、マクロビオティックは、最初、従来の栄養学に逆行する言説だったので、アメリカの栄養学会からは鼻で笑われるんだけど、久司がロサンゼルスに「エレホン」という自然食品の店を出したことから、西海岸のヒッピーたちにマクロビオティックのことが知られるようになり、いわばヒッピーから火がついて、後に医学会のお墨付きがつくようになって全米に知られるようになるのね。だから、ここでヒッピー・カルチャー、ニューエイジ・カルチャーともかかわって来る。 でまた、久司がロスに出した自然食品店の名前が「エレホン」でしょ。 エレホンの意味って分かる? 英語で書くと「erewhon」なんだけど、これ、「nowhere」の逆綴りなのよ。「どこにもない場所」。これはですね、サミュエル・バトラーという人の書いた大昔のディストピア小説のタイトルでもある。当然、久司はそのことを知っていて、自分の自然食品の店のネーミングにしたに違いない。これこれ! ↓エレホン [ サミュエル・バトラー ] もうね、色々なことがどんどん重なって来るわけ。これは面白い。 っつーことで、ちょっと調べたことから、なんだかおもしろいことになってきたな、という予感あり。いつかこのネタはどこかで使うかも知れません。 ま、その日のための忘備録として、この話題をここに書きつけておきましょう。
October 7, 2022
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ぐっと冷え込んだ今日、我が家ではおでんを食しました。今シーズン初! いやあ、あの暑かった夏のことを思えば、ついにここまで来たかの感がありますよね。 ちなみに愛知県出身の家内が作るおでんは、当然のことながら味噌ダレ付き。 東京でおでんと言えば、からしがついて来るのが定番ですが、名古屋は味噌なんですよね。 昔、名古屋で一人暮らしを始めた時、家に帰って飯を作るのがめんどう臭くて、コンビニでおでんを買って帰ることがありましたが、初めてコンビニでおでんを買った時、店員さんに「味噌つけますか?」って言われて、なんのことか分からなかったことを思い出します。 あれから三十年、すっかり家内の手料理に餌付けされた結果、今ではおでんと言えば味噌でしょ、的なところまでになってしまいました。まあ、名古屋暮らしの方が長くなりましたからね。 ま、それはともかく、今年もおでんを食べる季節になったということで、もう少しさらに寒くなったら、今度は鍋物ですかね。それも楽しみですな。
October 6, 2022
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衣替えのシーズンですなあ。 私は小学校には電車に乗って通っていたので、当時のこの時期のことはよく覚えています。10月2日から制服が夏服から冬服に変わるのよ。この日を境に。 なんで10月1日ではなく10月2日かというと、私の子供の頃は「都民の日」というのがあって、10月1日は学校も休みだったから。 ま、それはともかく、10月2日から服装が変わる。それはもう劇的に変わるので、今のように猶予期間というのがなく、全員がバシッと変わる。だから、電車に乗っていても、世間様全般、夏服から冬服へのチェンジは劇的でね。なんとなく、クリーニング屋さんの匂いが電車内に立ち込めたものでございます。 ま、そういう刷り込みがあるので、私も10月に入った途端、かなり意識的に衣替えをします。もう半袖のワイシャツは着ない。多少暑くても長袖のワイシャツを着る。そしてネクタイも締め、上着も着る。というわけで、今日もそういう感じで出勤して参りました。今日は会議があったのでね。 今日あたりは、そういう恰好をしていると、ちょっと汗ばむような時間帯もありましたが、明日からは急に寒くなるのだとか。いよいよ、これから少しずつ秋が本格化するんでしょうな。
October 5, 2022
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うちの大学、まだ夏休み中だっていうね。おそらく、日本で一番、夏休みの長い大学なのだろうと思いますが。 さて、8月・9月と、自分の本を書くことにほぼ費やしてきましたが、さすがにそれだけではまずいということで、10月に入ってからは、そちらの方のお仕事は一旦お休みして、研究ではなく教育方面の仕事に精を出しております。 要するに、後期の授業の事前準備とか、ゼミ生の卒論の添削とか、そういう方面の仕事。そういう意味で、10月は「ご奉仕の月」と位置付けておりまして。 で、今日も朝からずっと、授業用のパワポの作成作業に追われております。今のうちにやっておけば、いざ、後期が始まってから楽だからね。 でも、たまにこうして執筆から離れるのもいいね。今回はほぼ2カ月、ずっと書いていたので、なんか煮詰まっちゃって。頭も、同じ方向で使い続けるのは多分、あまりよくないのだろうなと。 ということで、今はエネルギーを放出するのではなく、貯める時期と考えて、せめてもう1週間くらい、まったく原稿に触れないようにしようかな。
October 4, 2022
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自己啓発本についての研究を始めて約10年ですが、この1,2年はその成果の発表時期だと思っていて、とりあえず来年は2冊本を出す予定ですが、その準備を進めている段階で、まあ、次から次へと出版や執筆のオファーが来る。 文学研究プロパーだったら、ここまでの注目、ここまでのオファーはないよね! やっぱり、このテーマ選んだワタクシの勘の冴えが素晴らしかったのではないでしょうか、と自画自賛。 で、今日も業界最大手からオファーが。出版じゃなくて、原稿執筆だけどね。 ううむ。どうするか。引き受けるか・・・。 そりゃ、引き受けるよね! 相手は最大手なんだから。これ引き受けなかったらバカでしょ。 っつーことで、またまた身辺忙しくなって参りました。でも、頑張ります。
October 3, 2022
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今日は午後、小一時間ほど散歩してきました。 と言うのも、歩くことが脳の活性化にいいと聞いたもので・・・。これこれ! ↓運動脳 [ アンデシュ・ハンセン ] 筋肉を鍛えるのであれば、家の中でも十分できるわけですけど、脳の活性化には、やはり外を歩く、ないしはジョギングするのが一番であると。 っていうか、そもそも人間ってのは、脳を移動させるために歩くのだ、それがデフォルトだ、なんて言われると、「そう・・・かもね!」って言う気になるじゃん? というわけで、家内と連れ立って近所の川べりまで散歩に行って来たんですけど、なんかもう、秋って感じだよね! 例えば、川の土手に生えていた灌木に、カラスウリが成っていたりするわけよ。カラスウリの実は鮮やかなオレンジ色なので、それが秋の青空に映えてキレイなこと! 気温も、暑いとは言っても夏のような暑さではないし、1時間ほど歩いてうっすら汗をかくと、気分も爽快に。 で、帰りに近所のスーパーに寄って買い物もしたんですけど、青果売り場にミカンが売っていて。ちょっと前まで結構な値段だったんですけど、今日は12個で398円。大分安くなってきたので、ひとネット買ってみました。まだ酸っぱいかもしれないけど、我が家では今季初ミカン。これもまた、秋ですなあ。 というわけで、忙中閑あり。脳も活性化されたでしょうから、夕食後、もうひと頑張りしますかね。
October 2, 2022
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プロレスラーのアントニオ猪木さんが亡くなりました。享年79。そうか、彼は私の20コ上だったんだ・・・。 私がプロレスに目覚めたのは小学4年生の時でしたから10歳か。その時猪木氏は30歳、油の乗り切った頃だったでありましょう。 その当時、つまり今から50年ほど前の日本では、プロレス人気は依然として高く、金曜日の夜8時くらいから新日本プロレス、土曜日の夜8時あたりで全日本プロレスを放送していたような記憶があります。国際プロレスは月曜日だったかな? 曜日や時間はうろ覚えですが、とにかく、ゴールデンタイムど真ん中で放送していた。 全日本はジャイアント馬場さんが、新日は猪木さんがメインでしたが、馬場ファンだった私はどうしても全日本に肩入れしがちで、新日本の方はついでに見る、という感じでしたかね。 それでもやっぱり馬場・猪木は日本のプロレス界の人気を二分する大スターでしたから、猪木さんのコブラツイストには、私も夢中になりましたっけ。そしてそのコブラツイストの発展形である卍固めともなると、もう、すごいの一言。 それから、モハメッド・アリ対猪木の世紀の一戦も、リアルタイムで観ましたよ。まあ、結果はご愛敬で、子供心に「なんじゃコレ」という不完全燃焼感はありましたけどね・・・。でも、あの試合の熱気は、昨今の「メイウェザー対天心」とか「メイウェザー対朝倉」どころの騒ぎではなかったことは、昭和の人間として証言しておきましょう。 ただ・・・ その後の猪木さんのプロレスにおける軌跡というのは、私の思いとは違う方向に行っちゃったかな・・・。 その最初は、タイガー・ジェット・シンとのからみ。私はああいうイロモノ的なレスラーが嫌いで、なんで猪木はこんな奴と遊んでいるのか、さっぱり分からなかった。 で、イロモノ路線で行くつもりなのかと思いきや、今度は逆に針が振れて、ガチ路線に行き始めてしまった。格闘技を極めるという方向の、いわゆる「ストロングスタイル」への転向。まあ、アリ戦もその一環だったんですけれども。 しかし、それは私のプロレス観にはなかったもので、その辺りから私は猪木さんからは離れてしまったというか。私は、プロレスはショーであって欲しかったんですな。格闘技ではなくて。 もちろん、猪木路線のストロングスタイルを支持するプロレス・ファンというのは沢山いて、この辺りから猪木の神格化が始まると同時に、ストロング・スタイルのプロレス・ファンが増えていくわけですけれども、私からすれば、猪木さんによって本来のショーとしてのプロレスが壊されちゃったな、という感覚があり、私の興味はプロレス全体から離れてしまった。だから、その辺り以降のレスラーのことはあまりよく知らないんです。全日でいえばジャンボ鶴田、新日で言えば坂口征二、その辺りまでで、長州力とか前田日明とか橋本真也とか、そういう連中のことは全然知らない。 で、その後の猪木さんの議員活動とか、ビンタとか、「1、2、3,ダー!」とか、そういうのは、私のカルチャーにはないものなんですけど、そんな私が猪木さんに興味を抱くようになったのは、むしろ最近のことかな。大病をしてから。 大病して、何度も死にかけるような目にあっても、猪木さんは猪木さんらしさを貫いたからね。「元気があれば、何でもできる」だって、元気な時に言うのは簡単だけど、何度も死にかけてもまだそれを言い続けるとなると、これはよほど難しい。だけど猪木さんはその難しいことをやり続けた。 そういう猪木さんの姿を見ていて、私も猪木さんを見直したというか。この人はやっぱり大した人なんじゃないかと思うようになりました。 そんな、帰って来た猪木ファンのワタクシとしては、最強の敵・病気と闘い続けてついに逝った猪木さんのご冥福をお祈りせざるを得ないです。 今頃は天国で馬場さんに再会している頃でしょうか。この世のあれこれは、天国までは持ち越せないでしょうから、今頃はきっと、若い頃一緒に修行した時代のことでも懐かしく二人で話しているんじゃないでしょうかね。
October 1, 2022
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