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本日のワイン、レッド・エンジェル・オン・ザ・ムーンライト2005年(375ml)、生産者はシルヴィオ・イエルマンです。初めてイエルマンを飲んだのは、98年産のドリーム(Where the dreams have no endからWhere the dreams have no endになってすぐ位)でした。当時憧れのワインの一つでした。そして、このレッド・エンジェルは2000年のラベルがスクラップブックに貼ってありました。2300円位の価格でしたが、イマイチ平坦で面白みの無かったワインと何故か記憶しています。さて、5年振りのレッド・エンジェルの感想です香りはチェリー、煮詰めたブルーベリー、洋梨のコンポート、そして松。果実味は豊かですが濃すぎず、フレッシュな酸と細やかなタンニンでいいバランスに構成されています。私の好きなストイック気味なピノとカリフォルニアのジャミーなピノの丁度中間点のような感じがします。イエルマンのピノはこの5年間で厚みが増し、そして緻密になりました。現在375mlで2000円なので2倍弱。しかし、価格並みのパフォーマンスは出てきたように思います。
2008.09.29
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本日のワイン、メルロ1998年。ラディコンです。先日、誕生日に開けました。94年モノ以来久々です。ラディコンのメルロって、希少な割りに結構ショップで売れ残っている場合が多い(高いもんね)ですが、白よりは断然美味しいと思います、私は。さて、感想です。グラスに注ぐとびっくりする位、脚が立っています。そして、開栓直後から、香る香る。ビン口から、そしてグラスから、素晴らしい完熟プルーンやブラックベリー等の香りがまるでの洪水のように溢れてきます。また、口に含むとタラゴン等のハーブ、バニラなども香ってきますが、複雑性という面ははさほど感じません。しかし、ピュアな果実味と落ち着きのあるエレガントさのハーモニーは実に見事で、それを柑橘系の酸が実に美しくに包み込んでいます。飲み飽きしない、しみじみと美味しいワイン、旨みではなくストイックな美味しさをもつ、何時までも飲み続けることのできるワイン、と感じました。
2008.09.25
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本日のワイン、ランゲ・シャルドネ・エデュカート2006年、生産者はエリオ・グラッソです。エリオ・グラッソと言えば、96年はガンベロ・ロッソのワイン・オブ・ザ・イヤーだったバローロ・ルンコットをすぐ思い出します。が、この5~6年飲んだ覚えがありません。美味しかったのに何故なんでしょう。ということで、白とはいえ久々のエリオ・グラッソの感想です。香りは洋梨、パイナップル、桃など。ミネラル感が強く出ています。また、樽香は殆ど感じられません。酸は非常にまろやかで、雄大とまではいきませんが、広がりがあるものです。表に出さないけど持っているのがわかる上品さ、そしてフィニッシュのわずかな苦味が「大人のシャルドネ」を感じさせます。2980円は十分合格点!因みに、ピエモンテ州で赤ワインの産地として有名なランゲ地方とロエロ地方はターナロ川の上岸と下岸。地図上では、ボルドーでいうジロンド川の右岸と左岸の関係と同じです。「土」的にはどうなんでしょうか。一度、飲み比べてみるのも面白いですね。やりませんか?
2008.09.23
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本日のワイン、カルボ2006年、レ・コステ、輸入業者ラシーヌさん、最近イチオシのイタリアはラツィオ州の生産者です。売り文句は「サンジョヴェーゼの苗はソルデーラ、アレアティコはマッサ・ヴェッキア、リナルディとパカレからは樽を譲り受けた。ワイン造りはジャン・ダール、パカレ、リナルディ、ディディエ・バラル、ジェラール・シュレールで学んだ。畑の1/3はヴィーニュ・フランセーズ(接木なし)である。」です。今回飲んだカルボのセパージュはグリゲット100%。聞いたことのない土着品種ですが、サンジョベーゼの親戚らしいです。さて、感想です。グラスに注ぐとすぐ、ビオ臭というか、こ○だめというか、硫黄臭というか、とても有機な香りが立ちこめます。この香りがダメな方はそのまま数時間放っておきましょう。私も得意じゃないです(笑)。それを除くと、野葡萄、ぐみ、フランボワーズ等赤い果実のコンポートのとても立体感のあるピュアな果実味、ダイレクトに芳醇な果実味を味あわせるタイプのワインです。大変なパワーで飲み応えがありますが、変に飾り立てしていないので。食事は結構何にでもあわせられると思います。上級キュベのロッソ・ピュウは、暫く置いておき、熟成を見極めるつもりです。
2008.09.20
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昨日は、「ちょっと豪華な比較試飲なワイン会 powerd by にしのよしたか」に行ってきました。題材は4つ、とおまけ一つ。1)サンタ・マッダレーナ、ソーヴィニョン・モック垂直(2006・2007)2007年は、キレの良い開放的な酸。香りは梨や青りんごなどフルーティで、ミネラル感もあり、すっきりとした味わい。2006年は、まろやかさがプラス。そして、突き抜けるような酸ではなくしっかりとしたきめこまやかな酸。やはりこのクラスは若いうちに飲む方がいいと感じました。2)ヴィエ・ディ・ロマンス、シャルドネ水平チャンパニス・ヴィエリス・シャルドネ2006(ステンレス)。やはり果実の厚み、ミネラル感、ヴォリューム感は同じステンレスといえど、モックとは全然違いますね。しっかり目の料理にも合うし、単体でも美味しかったです。ヴィエ・ディ・ロマンス・シャルドネ2006(樽)は、ステンレスに比べて更に豊かで複雑味がありました。燻製や焼き物との相性抜群。3)パルッソ、ランゲ・ネッビオーロ垂直(2004・2006)昨晩から抜栓していただいているからか、プルーン等黒系果実の香りがグラスから溢れてきます。こなれたタンニンと柔らかなバニラ香りとのバランスも秀逸。やや、2004年の方がタンニンがしっかりしており、私の好みです。あと、円やかさでも。4)パルッソ、バローロ・ブッシア垂直(2001・2003)さて、この頃には大分酔っ払って味覚が怪しくなっていましたが、一口飲んで、「別格」と認識しました。ランゲ・ネッビオーロを飲んだ時点では、しょ~もないバローロより余程美味しい!とおもっていましたが・・・。ともに、厚みがあり且つ上品。クリーミーながらドライな甘み。グルタミン系の旨みがしみじみとアルコール膨れした体躯を癒してくれました。こちらは、2001年の方が構成が大きく、まろやかで味わい深いと感じました。5)サグランティーノ・ディ・モンテファルコ・パッシート2001これ、美味すぎ。まさに、純粋な葡萄の昇華物。真っ黒な熟れた果実、甘草、チョコレートなど至福の味わい。とてもレベルの高いワインと料理に、大満足の2時間半でした。料理も大変すばらしかったので、是非、姉妹サイト「りりたの南森ぱとろ~る」をご覧ください。
2008.09.17
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本日のワインはチェルビオーロ・ロッソ2001年、生産者はサン・ファビアーノ・カルチナイアです。大変美味しいキアンティを造っている生産者ですよね。セパージュはサンジョヴェーゼ40%、カベルネ・ソーヴィニヨン30%、メルロー30%のスーパータスカン(古い?)で、ミスターサンジョベーゼこと、カルロ・フェリーニ(醸造家)さんの力作です。さて、感想です。果実味はプルーン、プラム、ブラックカラント等の黒系の果実。チョコレートやバニラ香は前面にこそ出てきませんが、ベースとして常に存在していおりうまい効かせ具合です。また、酸が非常にクリーンで、キレイに伸びていて、とても気持ちがいいです。タンニンは細やかで酸・果実味とのバランスも文句なし。まだ若いですが十分飲み頃だと思います。価格は一昔前からすると高くなった感はありますが、それでも尚価格以上のお値打ちはあると思います。川頭さん関連ワインのコスパは安定して高いですね。
2008.09.12
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本日のワイン、トルクラム・サンタ・マッダレーナ・クラシコ 2007年、生産者はヴィティコルトーリ・アルトアディジェということで、アルトアディジェ州の6つの協同組合の合同出資の会社とのことです。スキアーヴァ90%、ラグレイン10%のセパージュです。フレッシュなワインが多いスキアーヴァ主体ということで、「ギンギンに冷やして飲むのが吉」とのことです。さて、感想です。明るく輝くルビーレッド。香りは木苺、ラズベリーにアセロラ等の小さな果実。軽やかなフレッシュ感を前面に押し出すよう、余分なものは抽出しない!と割り切ったようなワインです。食事の邪魔をしないワインではありますが、単独で飲むのは若干飽きるかも。ソリッドさこそありませんが、フィニッシュ感がヴィエ・ディ・ロマンスのチャントンス・ロゼに似ている気がしません?品種全然違うのにね。
2008.09.09
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本日のワイン、ボルゲリ・ロザート2005年、ミケーレ・サッタです。サンジョベーゼ主体とのことですが、正確なセパージュは不明です。ミケーレ・サッタって特にすごく評価されている生産者ではないですが、コスパという意味ではかなり優れていると思います。最近イタリアワイン、随分高くなりましたし。(ボルドー一流シャトー程ではないですけどネ)さて、感想です。すこし熟成がすすんでいるのか、オレンジがかった明るい錆び色。色から想像されるようにロゼにしては重みがありました。香りは白い花、チェリー、洋なし、フィニッシュに水割りのウイスキーのようなアルコール感。温度が若干高くても十分飲める、キレよりも甘みとコクに重点をおいているような感じです。熟成によるものか狙っているのか分かりませんが。1680円でしたが、値段を考えれば合格点だと思います。
2008.09.07
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本日のワイン、キアンティ・コッリセネージ2006年、テヌータ レ カルチナイエです。あのチェルビオーロで有名なサン・ファビアーノ・カルチナイアとはまた別のワイナリーです。キアンティなのでサンジョベーゼ主体とは思いますが詳しいセパージュはわかりません。コッリセネージとはシエナの丘という意味で、キアンティ・クラシコと同様に特別な地域であることを示しています。少し前に、安旨ワインとして名を馳せたゲオグラフイコ(ここのヴィンサントも安旨)も同地域のワインです。さて、感想です。グラスに顔をよせると、ナツメグ等の柔らかないい香りが漂ってきます。小さな黒い果実、プラム、チョコレートの香り。フレッシュでありながら濃厚さも併せ持っています。若干甘味料的な甘さが気になるところですが。全体的な構成は中程度で、価格なりっていやぁそれまで。チャーミングな印象で1980円ていう価格並みの味わいはありますが、わたしならあと200円あまり追加してレ・コルティのキアンティを買うと思います。
2008.09.04
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昨日のワイン、ニュイ・サンジョルジュ2002年、生産者はレシュノーです。ブルゴーニュ地方の村名ワイン、当然ピノ・ノワール100%です。同じ年、この生産者の特級畑クロ・ド・ラ・ロッシュはパーカー100点を取りました。昨日の夕食は、プレ・サレ・焼尻のグリル。本家プレ・サレに敬意を表し食事のお供もフランス産にしました。最近すこしイタリアワイン比率が下がっているような・・・。さて、感想です。やさしい香り。酸はまろく、日向の香り。日光がたくさん当たり、甘く完熟したフランボワーズ、乾いた落ち葉、かな?味わいはどちらかというと単純(に思えます)。渾然とした香りで判別できませんが、イメージ的には外側の皮も含めた「干し葡萄」ですね。
2008.09.03
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