老師の言葉 0
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昨夜は、アマゾンプライムタイムでボクシングを見ていた。すごかった。特にメインイベントの寺地拳四朗の防衛戦。挑戦者のカニサレス選手のパンチがすごくて、早い回に倒されるのではとハラハラした。結局、判定で勝つのだが、まあすごいスポーツだなと思う。スポーツの原点というのは、かけっこと殴り合いなのではないか。どちらが速いか、どちらが強いか。道具もいらないし、見ていて面白い。それにしても、ボクシングはぼくに絶対にできない。殴られるのは恐ろしいし、殴るのも怖い。若いころ、渋谷の行きつけの飲み屋さんで、もう一歩で世界チャンピオンに手が届きそうだった、村田英次郎選手と飲む機会があった。「怖くないですか?」と聞いてみた。「シューズのひもを結んでいるときに恐怖がある」グローブをはめるころになれば腹が決まる。しかし、その前に恐怖が襲ってくるのだと言う。人によって違うだろうが、まさに命をかける戦いに臨むわけで、恐怖がないはずがない。実際、12月に穴口一輝という若くて有望な選手が、試合後に倒れて、いまだに意識不明だということもある。早く回復することを祈っている。レベルは違うが、大学のころ、ぼくもラグビーをやっていて、弱っちくてへぼなラガーだったぼくは、試合に出るのが怖かった。いつもグランドへ入るときには、「無事に終わりますように」という、祈るような気持ちだった。思い出したが、高校のとき、練習でタックルをされて、後頭部を強打して、泡を吹いて気絶し、3日ほど入院したことがあった。そのあと、成績が一気に上がった。別に勉強したわけでもないのに。頭を打った効用だったのだろう。ボクシングの話に戻るが、井上尚弥が登場して、ボクサーたちの意識が変わったと思う。同じ日本人で、あれほど強いのがいるというのは、ボクシング界という場のエネルギーに影響を与える。関係者が自信をつける。メジャーリーガーの大谷もそうだし、一人のスーパースターが誕生すると、まわりの人が引っ張られてレベルアップするようだ。たかがスポーツという見方もできるが、井上にしろ、大谷にしろ、日本人選手が世界で活躍することで、ぼくたち平凡な日本人も、自信と勇気をもらえる。昨日、ユーリ阿久井政悟選手が、無敗のチャンピオンを破ったのは感動だったし、拳四朗選手の根性にも脱帽だし、那須川天心選手にも底知れない強さを感じるし、2月には、ぼくの故郷である三重県出身の中谷潤人選手が世界戦を戦うし、ボクシングから目が離せない。
2024年01月24日
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楽しみだった大学選手権の決勝。早稲田と明治が残ったのは最高だった。40年以上前からラグビーを見ているけど、早明戦は格別だった。ぼくはいつも早稲田を応援していた。体の小さな早稲田がゴールに迫る明治に必死のタックルを見舞う。ぎりぎりで守り、一瞬のチャンスを見逃さずに得点する。いつも僅差の試合。まさしく手に汗握る一戦だった。昨日の試合、最初は不利だと言われていた早稲田を応援した。しかし、予想外に早稲田が次々と得点を重ねる。前半終了時点で31対0。こんな早明戦見たことがない。これではいけない。「明治がんばれ!」両者の戦いは接戦でないとつまらない。後半になって明治が息を吹き返した。10点差まで迫った。ここで逆転したら、歴史の残る早明戦となる。ぼくは、明治を応援していた。前半の大差は何だったのだろう?技術的なことはよくわからないが、試合開始早々のスクラム。明治がぐっと押した。「これは明治の楽勝だ」ぼくは思った。ここに落とし穴があったのかも。明治の選手も「勝てる」と思ったのではないだろうか。12月に楽勝したイメージもあっただろう。明治にスキが生まれた。早稲田はぐっと気合が入った。いいゲームを見せてもらった。今日からトップリーグが始まる。ぼくは、鈴鹿の生まれなので、ホンダヒートを応援している。グー君とかレメキがいる。優勝は無理でも、上位に食い込んでくれるとうれしい。イルカつながりで、日野レッドドルフィンズも気になる。かつての名選手が移籍してきてがんばっている。失礼ながら峠を越えた選手たちが、トップリーグという舞台でどんな輝きを見せてくれるのか、楽しみでもある。2月22日には、わが家の「にわか」ラグビーファンと一緒に秩父宮ラグビー場へ行く。
2020年01月12日
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オリンピックも終盤に入った。レスリングで吉田が負けたのはショックだったし、バドミントンの逆転勝ち、400メートルリレーの銀メダルは、いやいや、すごかったね。興奮した。前半は、小笠原へ行っていたので、オリンピックへの関心ももうひとつ盛り上がらなかったけど、後半は、わくわくどきどき、ハラハラしながら、毎朝、テレビをつけている。ぼくは、昔からスポーツを見るのが好きで、一時は、スポーツ新聞社に勤めたいと思ったくらいだ。プロ野球、高校野球、ラグビー、相撲、ボクシング、柔道、陸上競技、水泳、スキーやスケート・・・。競馬も大好きだ。最近、正直なところ、別に野球でどこのチームが優勝しようが、ワールドカップでどこが勝とうが、金メダルをとろうがとるまいが、そんなことに一喜一憂しなくていいじゃないか、世の中の動きに大きな影響があるわけじゃないしと、けっこう覚めた目で見るようなことも多かった。選手は純粋な気持ちでがんばっていても、それで金儲けしようという連中の姿もちらほらと、見えたりするわけで、そういう輩のたくらみも知らずに、勝った負けたと騒いでいるもの、ちょっとバカみたいに思えた時期もあったりしたから。しかし、やっぱり、ぼくにとってのスポーツというのは、冷静になれないものがある。心の躍動をもらえるという感じかな。心の中で太鼓を打ち鳴らすような衝撃、刺激があるのだ。スポーツは、人の心をシャッフルしてくれる道具なのかなと思う。一喜一憂することが、心の栄養になるのかもしれないな。大喜びしたりがっかりしたり、この上下運動が、心の中にエネルギーを生み出すんじゃないかな。それだったら、裏なんか見ようとしないで、ぼくは、素直に感動し、落胆し、そこから何かを学んでいけばいいわけだって、気持ちを立て直したわけだ。子どものころ、巨人の王選手が好きで、王選手がホームラン王になれないと、地球は終わってしまうくらいの気持ちで、王選手のバッターボックスを、祈るように見ていた。あのときの自分を、少しでも取りもどせればと思っている。スポーツがあって、それを見て、感動する人もいれば、金儲けのチャンスだと見る人もいる。人それぞれ、見方があっていいわけで、ぼくは、感動しよう、楽しませてもらおうと決めた。そういう目で、今回のオリンピックは見ているので、心が躍動している。こういうチャンスをくれた選手たちには感謝したい。大変な練習を積んだからこそ、勝っても負けても、人に心にインパクトを与えるプレーができたわけだ。彼らの人生にも乾杯だ。今日は、高校野球の準決勝。家内の故郷である北海道代表の北海高校が出る。ぜひ、北海道に優勝旗をもって帰ってほしいものだ。がんばれ! 北海高校。
2016年08月20日
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ぼくは、たとえばプロ野球の選手が、入団以来、どういう成績を残して今に至っているかといった記録を見るのが好きで、そんなホームページを探しては、なるほどと楽しんでいる。晩成型のタイプは、プロ野球で大成するのは難しいね。そこまで待ってくれないから。だいたい、高卒の選手で、遅くとも6年目で結果を出せないと、厳しい。それも、比較的ドラフト上位で指名されて、期待をもたれてないと、6年も待ってもらえない。才能が開花しないままお終いになっている選手も多いと思う。ぼくはドラゴンズが好きだから、期待されてドラゴンズに入った選手をチェックするけど、中里とか森岡とか、彼らも芽が出ないままだったけど、森岡は去年ヤクルトへ移籍し、中里は、今年巨人へ移籍できて、ラッキーな選手だ。この強運を生かしてほしいなと思う。面白いのは、元ドラゴンズの選手で、今は楽天にいる山崎と鉄平。山崎は、立浪より一つ上。彼がブレークの兆しを見せたのが9年目。10年目でホームラン王をとっている。何か期待させるものがあったからここまで待ってもらえたのだろうと思う。彼は、自分の強運を生かした。鉄平は、中里と同じ年に入団している。ぼくは、中日スポーツの最終面に彼が特集されていたのを覚えている。新人のころだと思う。ドラフト5位だったけど、何か期待させるものがあったのだろう。ドラゴンズ時代の5年はほとんど試合に出ていない。しかし、楽天に移籍した6年目に大ブレークしている。今年のドラゴンズは、平田が5年目。そろそろドカーンと目立たないとまずいな。堂上弟が4年目。マー君や坂本と同期だから、ハンカチ世代だ。出てきてほしい選手だな。下からはいあがってくるという物語も好きだけど、期待された人が、期待通りに働くというのも、大変なことで、うまくいって拍手を送ってあげたい。いずれにせよ、プロの世界は厳しいところだな。
2010年01月15日
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テレビをつけたら柔道をやっていたので、ついつい見てしまった。柔道は素人だけで、ずいぶんと変わってしまった。動きがないと、すぐに「指導」が入る。こう着状態というのは、そこに、高いレベルで戦うもの同士の駆け引きがあって、見る方も力が入るんだけど。剣豪が、何時間もにらみ合っているときに、迫力というものが、柔道のこう着状態の中にはあると思う。技の掛け合いというのでは、底が浅くなってしまう。「道」ではなく「ショー」になってしまっている弊害かと思う。上野順恵と谷本育美の決勝は、いろいろと因縁があって、楽しみにしていたが、結局、反則で勝負がついてしまった。なんだよと、がっかりしてしまった。東洋の伝統に西洋の価値観が入りこむと、あんなふうになってしまうということだ。西洋人には、東洋思想の奥深さがわかりにくいんだろうな。グローバル化と言われるけど、それがいいのかどうか、
2009年12月13日
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テレビでプロ野球中継をやらなくなったので、昨日のクライマックスシリーズは、久しぶりの野球だった。ジャイアンツの選手も半分は顔がわからないね。ただ、下からはいあがってきている選手が増えているということは、ジャイアンツは強いと思う。ぼくは、ドラゴンズファンだから、昨日の勝利は万々歳。このまま日本一まで駆け上がってもらいたい。パ・リーグはすごかった。ラジオで聞いていて、これは楽天の勝ちだと思って部屋を出て、しばらくして戻ったら、ヒーローインタビューが始まっていて、それが日ハムの選手だったので、何が起こったのかと、耳をこらした。そしたら、逆転満塁サヨナラホームランだと。日ハム寄りの放送だったので、9回の裏に点を返したとき、解説者(誰だったのだろう)が、「これからですよ。帰った人は後悔しますよ」と息巻いていたけど、そんなのは希望的観測にすぎないと思っていた。それが本当になったのだから驚きだ。帰った人は悔しいだろうな。ずいぶんと前になるが、ジャイアンツが江川で、9回まで3点とか4点リードされていて、ドラゴンズ最後の攻撃が始まるや、テレビでの中継が終わった。まあ、相手が江川で、何点もリードされて、最後の攻撃だから、これは負けゲーム。ところが、翌日の新聞を見てびっくり。逆転サヨナラだった。当時は、何しろ相手がにっくき江川だから、飛び上がって喜んだ。なんで最後まで放送してくれなかったんだと悔しがった覚えもある。今日もテレビでやるので楽しみだ。今日のドラゴンズは朝倉か。ちょっと頼りないなあ。川井が連勝中のときのような調子だったら楽しみだったのに。
2009年10月22日
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大相撲の千秋楽を見た。白鵬もすごかったけど、朝青竜もすごかった。本割で、白鵬が一気に決めたときは、もうどうしようもない実力の差がついたと思った。憎らしいほど強かった朝青竜がかわいそうになってくるような一番だった。しかし、優勝決定戦で、気力、体力を振り絞って白鵬を倒した朝青竜は、かっこよかった。ぼくは、いわゆる群雄割拠というのが好きで、一人が勝ち続けるのは、あまり好みではない。だから、相撲で言えば、北の湖も千代の富士も貴乃花も、強くなる前は応援したけど、横綱になってからは、彼らを負かす力士が出るのが楽しみだった。毎場所、同じ力士が優勝するのでは面白くない。朝青竜も、彼の全盛期には、白鵬が頼もしかったし、今、白鵬が強くなってると、把瑠都あたりに期待をする。願わくば、日本人力士に出てきてほしいのだが、あの白鵬と朝青竜の迫力を見せられると、なかなかあのレベルの力士は出てくるものではないと悲観的になってしまう。稀勢の里には期待していたけど、負け越してしまったし。相撲も、年に2場所か3場所くらいだと、もっと盛り上がると思うけど。相撲だけで稼ごうとするから6場所もやらなければならないわけで、たとえば、日本相撲・レスリング協会とか、日本格闘技協会というのを作って、複数の競技で稼ぐようにすれば、もっと面白く興行が打てるのではないだろうか。
2009年09月28日
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昨夜の真央ちゃんのスケートはすごかった。能力や技術もそうだけど、精神力の強さには脱帽する。見ているこっちが逃げ出したい気分なのに、本人は、難しい技にチャレンジし、成功させてしまうのだから。プレッシャーはあったはずだ。昔、飲み屋で知り合ったボクシングの元東洋チャンピオンに聞いたことがある。「試合のとき怖くないですか」そしたら彼は言った。「リングシューズのひもを結んでいるとき、逃げ出したいような怖さに襲われる」でも、そこでぐっとエネルギーを高めて、リングに向かうのだそうだ。世界チャンピオンの寸前までいったが、ベルトを手にできなかったのは、この怖さがあったからだと言う人もいるかもしれない。でも、どんなに偉大なチャンピオンでももっているものだと思う。恐怖や不安がやってきて、それをどう乗り切るか、うっちゃるか、昇華してしまうか。そこが大事なのではないだろうか。小さいときから厳しい練習をし、激しい競争を勝ち上がってくる中で、真央ちゃんも、プレッシャーと付き合うコツを身に付けたのだと思う。この日はミスをしたキムヨナ選手も、ひょっとしたら頭ひとつ抜け出したのではという力をときおり感じさせる。二人のライバル対決は、歴史に残るものだ。見ている方はハラハラドキドキだが、ライバルがいてこそ、スポーツは盛り上がる。これからが楽しみだ。
2008年12月14日
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ラグビー好きにとっては、12月の第一日曜日は特別な日である。大学ラグビーの早明戦の日だからだ。昔は、牛若丸・早稲田が弁慶・明治に挑むというので、本当に面白かった。小さなスクラムが巨漢フォワードに耐え、ゴール前に釘付けになりながら、必死でタックルする。守る早稲田も攻める明治も、それぞれの持ち味を出して、とても魅力的だった。ノーサイドの笛が鳴るまでわからない点差での白熱戦が続き、ロスタイムになると、いつレフリーが長い笛を吹くか、心臓がドキドキした。今年は、もっとも期待できない早明戦だった。早稲田は帝京に負けたものの、やっぱり強い。しかし、一方の明治は、対抗戦6位で、大学選手権の出場も逃している。早稲田の楽勝は目に見えていた。だから、ぼくは3時から予定を入れていた。前半だけ見れば、もう勝負はついてしまっているだろうと予測したからである。予測が外れたので、後半はビデオに録っておいた。しかし、勝負というのはわからないものだ。明治の必死さはテレビの画面からもあふれ出てきていた。それに対して、早稲田はどこか明治をなめていたところがあったのか、緊張感に欠けるスタートだった。昨日、帝京の対抗戦優勝が決まったことも影響しているかもしれない。ミスが多くて凡戦だったと批評する人も出てきそうだが、全体の流れを見ると、何ともドラマティックだった。最後の同点ゴールを狙うシーンは、ワールドカップの日本対カナダを見るようだった。あのときは、コマーシャルの間にトライがあったという、腹立たしいことになったけど。ゴールも、ポストに当たって外れるというのだから、ドラマだったら、なんて安っぽい結末だと思ってしまうことが、現実に起こると、それはそれで感動的なものだ。意図がないからだろうと思う。死に体の弁慶が、目をかっと見開いて、敵に立ち向かっている姿だった。今シーズン、どんなことが明治の中であったのかはわからないけど、藤田監督は、何かを感じて、明治ラグビーに変革を起こそうとしたのではと思った。それが、まったく身を結ばないまま終わろうとした最後の最後に、ばーんとブレークした。希望や期待も含めて、そう思いたい。もう一度、全勝同士で12月第一週に早稲田と明治が当たるというシーンを見てみたい。国立競技場が6万人であふれるような早明戦を期待したい。常勝チームだった早稲田もほころびを見せているけど、この敗戦が糧になるといい。帝京や東海などの新しい力が出てきたのは楽しみだけど、それでも強い早稲田、明治があってこそ、大学ラグビーは盛り上がっていくのだと思う。
2008年12月08日
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よくがんばった。あのメンバーに対して13対15というのはすごい。奇策でも何でもなく、正面から堂々と渡り合ってのこの接戦。ジャパンフィフティーンの表情が自信に満ちていた。カーワン効果だろう。どんな指導をしているのだろうか。いつもなら、一本トライをされると、ずるずると流されていくのに、緊張感がずっと切れなかった。放映してくれたNHKにも感謝。パシフィックネイションズもテレビでやってくれるといいんだけど。
2008年06月01日
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ラグビー界が激震である。関東学院大学が、公式戦の出場を辞退した。部員が、大麻を栽培していたという前代未聞の不祥事である。ぼくは、関東学院大が大東大に勝った翌日のスポーツ新聞のことを思い出していた。全勝を守り、あとは法政との対戦を残すのみ。優勝は決定と報じられていた。1敗で東海大が関東を追っていたが、直接対決で関東が勝っているため、関東が法政に負けても関東の方が上となる。そのため、優勝決定という文字が新聞紙上に載ったのだ。ぼくが気になったのは、順位の決め方の最後の行。もし、関東学院が試合を棄権すれば、東海大が勝ち点で上回り、逆転優勝となる。といったことが書かれていた。棄権なんてありえないと思いつつ、この一文がずっと頭を離れなかった。ひょっとして何か不祥事でも起こるのか。今から考えれば、ぼくの予感だった。まさかとしか言いようがない。春口監督、部員たちには、気の毒としか言えない。これをバネにがんばれと言っても、なかなか届くものでもないだろう。ALL FOR ONE ONE FOR ALLというラグビー精神からすれば、一部の部員の不祥事は、全員で償う必要があるのかもしれない。当事者を退部させたからと解決するものでもないだろう。それにしても、好事魔多しと言うけど、何が起こるかわからないということを見せつけてくれた。春口監督も部員たちも、そして罪を犯した者も、この悲しくつらい出来事から、何かを学んでもらえればと願うしかない。
2007年11月10日
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おとといだったか、NHKの「そのとき歴史は動いた」で、メキシコオリンピックでのサッカー銅メダルのことをやっていた。日本代表は、東京オリンピックの前、サッカー界のスーパースターだった、ドイツのフランツ・クラマー氏をコーチとして招へいした。彼は、日本サッカーの未熟さにあきれてしまって、基礎から徹底的に教え込んだ。同時に、彼が戦う精神として、選手たちに教え込んだのが大和魂だった。日本人のスピードと機敏性を生かし、さらに大和魂をもって戦う。釜本、杉山というスーパースターがいて、彼を生かす戦術も徹底した。それによって、みるみる日本のサッカーのレベルは上がっていった。東京オリンピックではアルゼンチンに勝ってベスト8というのだから大したものだ。そして、メキシコではブラジルと引き分けたりして、ベスト4まで行き、3位決定戦ではメキシコを破って念願のメダル獲得となったのだ。ぼくはサッカーよりラグビーの方が好きだけど、今のラグビー界は、ニュージーランドのスーパースター、ジョン・カーワン氏を迎えて、大きな転機に立っている。ワールドカップでは、勝てなかったけど、相手によっては対等に戦えるまでになった。そのカーワン氏の指導が、スピードと機敏性、それに武士道というもおもしろい。世界で超一流と言われるまでになったアスリートは、日本の文化を学ぶうちに「大和魂」「武士道」に共鳴するようだ。たぶん、日本人なら、真剣に学べば、もっと心に響くはずだ。それが、サッカーでのメダル、ラグビーの希望につながっているのだと思う。われわれ一般人も、武士道や大和魂に触れる機会がほしいものだ。武士道や大和魂というと、戦争とつながるイメージなのか、日本人は触ろうとしない傾向にあるけど、われわれ日本人が、どういう価値観のもとで生きてきたか、それを学ぶのは、愚かな失敗を繰り返さないブレーキの役割を果たすはずだ。われわれの心の奥深い部分でも、それを求めているのではないだろうか。
2007年11月09日
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小2の次女は、九九の真っ最中。大丈夫だろうかと心配したけど、6の段までこぎつけた。お風呂で頭を洗いながら、ろくいちがろく、ろくにじゅうに・・・と、一生懸命にやっている姿は、かわいくていじらしい。ほとんどの子は、もう9の段までいっているようだけど、これがこの子のペースだから何もあせることはない。彼女を見ていて偉いと思ったのは、まわりを気にせずマイペースでやっていくこと。水泳にも通っているけど、15級(クロールを15メートル)がなかなか合格しない。この間も、先生から「何度も落ちているけど、嫌になっていませんか」と電話があった。落ちるのは人並みに嫌だと思うけど、だからやめるということは考えていないみたい。ぼくは、いつの間にかレッスンをやめてしまった。「お父さんはね、いつまでも上手にならないので、嫌になってレッスンやめちゃった」と言ったら、「上手になるためにレッスンに通ってるんでしょ」と、言われてしまった。人が9の段までいっていようが、今、自分がいるところを一生懸命にやる。何度、テストで落ちようが、黙々とレッスンに通う。ひょっとしたら、この子が最終的には一番、大きなことをやり遂げるのではと思ったりもする。九九もペースが上がってきた。水泳も、息継ぎがうまくできるようになってきた。ゆっくりだけど、確実に上達している。彼女を見ていると、生きる極意がここにあるのではと思ってしまう。ゆっくり、のんびり。でも、やっていれば少しずつ上達していく。継続は力なりってやつかなあ。
2007年10月31日
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おとといは、ボクシング楽しみにしていた。どちらかというと、生意気な大穀が、ボコボコにされるのを楽しみにしていた方。でも、見ていて、なんか切なくなってきたね。あのツッパリ自身、無理しているなって感じですね。ほんとうは、もっとやさしくて、繊細でだと思う。今回のぼろ負けは彼のために良かったと思う。親父の操り人形、兄弟へのコンプレックスを脱して、大穀らしい表現をすれば、ボクシングじゃないかもしれないけど、世界の舞台に立てるんじゃないかな。すごいエネルギーをもっているから。
2007年10月14日
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ラグビーのワールドカップは、ジャパンの進化が見られたと思う。方向性が示された。それは、JK(ジョン・カーワン)が言う「武士道」って奴だろうと思う。その内容はわからないけど、選手たちの心を打ったに違いない。日本人は日本人らしく、日本人の良さを出したプレースタイルをやるべきだ。それが勇気をもって足元へ飛び込むタックルだったり、組織力だったり。日本が、ビジネスでも大成功しているように、ラグビーでもぜったいに強くなれると、JKは強調しているけど、その通りだと思う。NZスタイルやフランススタイルではなく、ジャパンスタイルを徹底する。その基本に「武士道」がある。JKの言う武士道が、きちんとまとめられて、あるいは彼に話してもらって、社会人から大学、高校、中学、小学校と、すべてのラグビーチームに、その精神を吹き込んでもらえばいいと思う。日本のラグビーは、こういう精神で行くんだということを明確にすれば、自ずとプレースタイルも決まってくるような気もする。同じ「低くタックルしろ!」という指導でも、そこに武士道という日本の伝統精神があるということを知っていれば、気合の入り方も違うのではないだろうか。ぼくは、ジャパンの選手たちは、武士道精神でよみがえったと思う。勝てなかったけど、試合ぶりやインタビューを見て、彼らが自信をもちはじめていることを感じる。あらゆる分野で日本らしさ、日本の伝統が失われているような気がしてならない。外国人監督の武士道を教えられるというのは皮肉だけど、自分のことは自分ではわからないもの。だから、人の意見に耳を傾ける必要がある。ぼくには武士道が何かはわからないけど、響きがいい。イメージがいい。日本再生に、武士道精神を使わない手はないと思う。大和魂もいいね。昔、藤猛というボクサーがいたけど、彼もハワイの日系人だったかな。日本人は、どうしても自分を低く評価しがちだけど、外から見れば、すごいところがたくさんあることだと思う。
2007年09月29日
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カナダ戦、ずっと見ていたけど、重苦しい試合だった。それに、テレビ中継の最後の部分、あれはどういうことだ。ボールが相手のタッチインゴールを割って、ああこれでおしまいかと思ったら、急に大西がコンバージョンをする場面に変わってしまった。スコアも12対10になっている。何があったんや。一番いいところを切ってしまいおった。せっかく引き分けたのに、何かしらけてしまったのはぼくだけじゃないと思う。
2007年09月26日
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けさ、4時に起きてラグビーを見るつもりだった。目覚ましをかけておいたけど、目が覚めたら5時。途中からみるのもつまらないので、6時に起きて、ビデオで見ることにした。最初は良かったんだけど・・・。前のフィジー戦が良かっただけに、残念だったな。カーワンによって、日本のラグビーのベクトルは少し変わったと思う。ここからだと思う。日本らしさ。ラグビーだけでなくて、すべてに必要なものだろう。自分らしさ。これを見つけた人が強いように、日本らしさをもっと明確に表現できれば、必ず強くなれる。
2007年09月21日
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ラグビーのワールドカップを見たくて、がんばって起きています。もともと、朝型で夜は苦手。遅くても11時くらいには寝ているだけに、試合開始前から目がふさがりそう。眠気ざましに、ブログを書いているけど、なんか集中力もない。目が覚めるような試合をしてくれることを願っています(オーストラリア戦は、後半開始早々にはベッドに入ってしまいました)。
2007年09月12日
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新しいカナディアンクラブのボトルをあけて、テレビの前でキックオフを待った。ラグビーワールドカップ。日本の第一戦は、優勝候補のオーストラリア。勝てるとは思わなかった。でも、前回のスコットランド、フランスに対する善戦が記憶に残っている。強豪をあせらせたジャパンのタックル。「よしっ!」とこぶしを握れる試合を期待した。でも、荷が重かったのだろう。試合開始直後は何とか止めていたけど、ボディブローのようにチーム全体がダメージを受け続け、ついには破綻した。武士道、大和魂だけでは通用しないのか。日本人に向くスポーツとそうでないのがあるのだろうと思う。陰のスポーツ、陽のスポーツという言い方をした人がいる。陽のスポーツというのは肉食動物が得意とするイメージ。陸上競技だと短距離なんかがそうだと思う。長距離は草食動物のイメージがあるから陰のスポーツ。陽は狩猟民族、陰は農耕民族というイメージか。という見方をすれば、ラグビーは肉食動物の戦いであり、狩猟民族の陣取り合戦。日本人には向いてないスポーツということになる。ただ、カーワンが日本人の特色を出すと言っているように、草食動物なりの戦い方、農耕民族の戦法というのがあるはずだ。ここを模索していくしか、日本が世界と対等に戦える日はないだろうと思う。前回のワールドカップで、小さな光を見た気がした。今回の大敗劇でも、解説の清宮は、やけに冷静で、確実にジャパンの先行きに灯を見出していたと感じるのは、ぼくだけだっただろうか。あと3戦ある。いかにもジャパンらしいという試合を、ぜひ見せてほしい。草食動物が肉食動物を倒す。農耕民族が狩猟民族に勝つ。ファンタジーの世界のような気がするが、そんな夢を実現してほしいなあ。明日はフィジー戦。フィジアンマジックにジャパニーズファンタジーで対抗だ。
2007年09月10日
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土曜日から新聞もテレビもネットも見ていない。八戸へ出張に行っていたから。帰って、気になるスポーツ情報をネットで見た。中日は勝っているかな? 世界陸上は? そしてラグビー日本代表はポルトガルとの試合に勝ったのかな?そしたら、大畑がけがをしたというニュースが!!!左のアキレス腱断裂。この間は右足だった。つらいよね。ここまでこぎつけて、もう少しというところで。「今度切れるとしたら左だと思った」どんな気持ちでこのコメントを発したのだろう。栄光の14番。クライマックスがこんな悲劇になろうとは。きっと、彼はさわやかな笑顔で日本に帰ると思う。「仕方ない」というコメントを残して、家族のもとへ戻って行くのだろう。でも、その心の中を察すると、ぼくは悲しい気持ちになってくる。けがはつきものだけど、ここでこんなけがを彼に背負わせる必要はあったのだろうか、とついつい恨み言を言いたくもなる。日本代表のモチベーションがどうなるのか?ワールドカップはもうすぐだ。もう泣き言を言っている暇はない。逆境の中でこそ、ドラマは生まれる。大畑のけがを生かすために、すばらしいドラマを作ってほしい。一生懸命応援するぞ。
2007年08月27日
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パソコンの整理をしていたら、2年前のラグビー日本選手権の録画が見つかった。早稲田がトヨタに勝った試合だ。ついつい最後まで見てしまった。すごい試合だったと思う。確かに、早稲田は強い世代だったけど、トヨタはもっと強いはず。オールブラックス級の巨漢が2人もいて、ジャパンくらすも何人かいる。早稲田の連中は、「勝つ!」って決めていたみたいな感じがするなあ。清宮マジックってやつかな。彼は教祖になれる。思い込みってすごいみたい。昔、九州大学の偉い先生が、学生を相手に実験をした。催眠術で、これから腕に熱湯とたらすと暗示をかけて、水をぽたっと落としたそうだ。そしたら、何と、その学生は火傷をしてしまった。逆もあるんだろうと思う。水だと思い込めば、熱湯に手を突っ込んでも何ともなかったりするのだろう。もちろん、思い込みのレベルが高くないと大火傷をするけど。あの試合、早稲田の連中は、一生に一度しかない思い込みの世界で試合をしていた。全員が、本気で勝つと信じていた。そのエネルギーが、トヨタを飲み込んだのだろう。あのビデオを見ていて、今度のワールドカップで、ジャパンが早稲田のような試合をしたら、大金星も夢ではないのではと思った。カーワンという監督。しきりに、選手たちに武士道を語っているらしい。日本の文化であり、日本人を作り上げる教育プログラムだった。いつの間にか、言葉だけしか残らない状態になってしまったけど、日本人の遺伝子にはきちんと記憶されているはずだ。眠っている武士道精神を、カーワンが呼び覚ましたとしたら。ぼくは、奇跡が起こっても不思議ではないと思う。前回のワールドカップの、スコットランドやフランスとの戦いで、その片鱗は見えていた。それが、もっと大きな波となって、ジャパンを後押ししてくれたら。勝つ! と思い込むしかない。オーストラリアに勝てるはずがない、ではなくて、勝つ! と思い込む。そして、80分、タックルをしまくる。どこか自信をなくしている元気のない日本人に、ジャパンの面々よ、勇気を与えておくれ。武士道を、もう一度、よみがえらせておくれ。
2007年08月09日
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開会式の入場行進をテレビで見た。どこの高校を応援するか。やっぱり、自分が生まれた三重の高校に勝ってもらいたい。家内は札幌出身で、去年もおととしもその前も、駒大苫小牧でおおはしゃぎしていた。それに対して、三重の代表は、この8年間、勝っていないから悔しい。18のときに三重を出たから、33年は他の県に住んでいるのに、やっぱり生まれ故郷への想いが一番かな。うちの娘たちは埼玉で生まれ、埼玉で暮しているから、埼玉に対して、僕の三重に対する、家内の北海道に対する想いと同じものがあるのだろうか?今年の三重代表、宇治山田商業はいいピッチャーが2人いて、期待ができそう。浦和学院との三重、埼玉対決があるかもしれない(ともに一回勝つと対戦する)。
2007年08月08日
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昨日、帯津良一先生をお訪ねして、病院の食堂で夕食をごちそうになっているときに朝青龍のことが話題になった。そのときに、前田山という名前が出てきた。戦前の力士だから詳しくは知らないけど、横綱になって、本場所を休場して野球を見に行ったこと(来日していたサンフランシスコシールズという3Aのチームの試合)が発覚し(監督と握手をする写真が新聞に出たそうだ)、引退に追い込まれたと言う。だいたい、前田山、横綱になるときには、「粗暴なふるまいがありしときには免許を剥奪する」という条件つきの昇進だったというからすごいものだと思う。相撲協会としては、今回の朝青龍も処分も、前田山をダブらせた部分があったのかもしれない。文化と文化がぶつかるときにはさまざまな問題が起こるものだ。日本という土壌の中で長年培ってきた相撲という文化。もともとは、神への奉納の儀式だった。勝ち負けよりも神様に喜んでもらうことが大切な儀式だ。戦いだけど、そこには平和や豊穣への祈りがあった。神への敬けんな思いがあった。だから、勝つだけではいけない。強いだけではいけない。礼節が大切なんだという思想が根底にあるのだろうと思う。こうした農耕民族の文化に、西洋やモンゴルの騎馬民族が入り込んできたわけだから、混乱も起こるだろう。だけど、今は融合の時期だから、この文化のぶつかり合いを超えて、新しいものが生まれてくるはずだ。そういう意味で、朝青龍は、神様からの使いかもしれない。排除するのではなく、どう受け入れるか。相撲協会の度量が試されているのではないだろうか。
2007年08月07日
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朝青龍、大変なことになっているねえ。2場所の出場停止というのは、ちょっときついだろうな。昔、漫画で「ああ播磨灘」というのがあった。とんでもない悪役横綱・播磨灘。これがすごく強い。こいつを倒そうと、何人ものツワモノが立ち向かうのだが、ことごとく跳ね返されてしまう。仮面をつけて土俵に上がったり、とんでもない横綱だったけど、これが魅力的だった。きっと、角界には古いしきたりがあって、それが文化でもあるけど、八百長のこともそうだし、どこか根ぐされを起こしてしまっているんだろうと思う。朝青龍の行動は、古い体質への反抗かもしれない。幹部の人たちも、このままでは良くないことはわかっていると思う。でも、伝統の枠を出ることができない。その枠から大きく足を踏み出そうとしているのが朝青龍。ある意味、伝統を守っている側にもうらやましさはあるのだろう。それが、バッシングにつながっているのかな。べらぼうに強い悪役・朝青龍がいて、これを正義の味方が倒すという図式が土俵上で演出できると、相撲の人気はすごいものになっただろうと思う。朝青龍に罰を与えて、彼を去勢してしまったら、きっと相撲はますます衰退するだろうな。でも、伝統というけど、昔の横綱なんか、もっとひどいのも(豪傑も)いただろうと思う。それが横綱の魅力じゃないのかなあ。優等生横綱ばかりじゃ面白くない。小さな枠にはめようとする、現代の風潮ともいえるけどね。
2007年08月06日
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今日の2時間目から4時間目は、6年生のバスケットボール大会。ちょっとだけ様子を見てきた。うちの子は、父と母に似て、運動神経は期待できない。見に来てほしいけど、あんまり期待しないでよという感じか、「来てもいいけど、来なくてもいいよ」と、何となく歯切れが悪かった。40分ほど見てきたけど、何人か上手な子がいて、なかなか見ごたえがあった。わが娘は、攻撃にはあまり参加せず、もっぱら守り役だったが、一生懸命にやっていた。僕はダメだったなあ。ドッチボールも逃げてばかりだし、バスケットは小学校のときはやらなかったと思うけど、ポートボールをやったかな。これも、ガードだったり、すみっこでなるべくボールのこないところを走っていたり。それに比べれば、娘の方がずっと上手だ。まるっきり運動オンチの僕が、ラグビーなんて激しいスポーツをやったんだから不思議だなあと思う。へたくそだったけど、ラグビーをやったことは、自信につながった。大学時代、ホント、勉強は劣等生だった。先生が何を言っているかわからないんだからどうしようもない。コンピュータのプログラムなんてちんぷんかんぷん。レポートで、友だちのを丸写しして出して、それがばれて叱られたことがあるけど、丸写ししか方法がないのだから仕方がなかった。でも、「俺は勉強はわからんけど、ラグビーやっているんだぞ」とわけのわからないことを思って、自分を励ましていた。ラグビーをやっていなかったら、きっと大学へ行くのも嫌になっていたかもしれないな。ちなみに、僕は工学部でした。数学も物理も化学もさっぱりわからないのに、よく卒業したと思う。
2007年06月13日
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スカパーでは中継したんですよね。うちは契約してないので見られませんでした。でも、ラグビー協会のHPで見て、最初は、17対20で負けたと思ったけど、「祝! 初勝利」なんて書いてあったから、よく見直して、「やったー!」と大喜び。僕には、難しいことはわからないけど、まずは勝って万々歳。とにかく、どんな内容でも、勝っていくというのが大切だと思う。だって、見ている側も、アジア勢以外には、勝てる気がしなかったもの。たぶん、カーワンは、負け癖のついた選手たちをいかに勝てるという意識にもっていこうか苦心していると思うよ。でも、それがけっこう功を奏しているところがあると思う。あれだけの実績のあるヘッドコーチに「勝てる」と何度も何度も言われれば、人間、その気になってくるはず。できればもう1つ勝ちたいね。いや、勝てる!
2007年06月03日
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60何年かぶりで牝馬が勝った。それも快勝だから驚く。強い牝馬が何頭か挑戦してきたけど、ことごとく馬群に沈んできた。ウオッカのダービー出走もいろいろと意見があったみたいだ。レース前、競馬界の長老は、オークスに出た方がよかったと苦言を呈していた。勝負にならないよという口調だった。でも、若い調教師は、「ワクワクする方の選択をした」と、ダービーを選んだ。だいたい、昔は、海外に行こうなんて馬主も調教師もいなかった。勝てっこないし、やるだけ無駄という雰囲気があった。日本でがんばっていれば十分に稼げたし。ある意味、夢のない時代だったかもしれない。それが、今では、日本の馬が、国際G1でワンツーという快挙が快挙でなくなってきている。そのうち凱旋門賞も勝ってしまうと思うよ。日本の馬はなぜ弱いのかと、たまに海外遠征した馬が負けると、そんな特集が永遠に日本の競馬は世界に通用しないという論調で組まれていた。ジャパンカップが始まったころは、日本はずっと舞台を貸すだけだと言われていた。実際、最初の何回かは外国馬に歯が立たなかったけど、いつからか、日本馬が勝つのは別に珍しくもなくなっている。とにかく、古い人たちの言うことは、とりあえずは参考にして、まずは挑戦し続けることだろうと思うよ。一回目はだめかもしれない。「ほら、だから言ったんだよ」と聞きたくない言葉を聞かされる。二回目、だめかもしれない。「ばかだね。前の失敗を繰り返して」というような言葉が飛んでくるだろう。でも、もう一回、さらにもう一回。必ず、壁を乗り越えるね。時代は変わってきている。「ワクワクすることをやる」というのは、ずいぶん前に精神世界の人たちの間ではやったことがある。でも、あのころのワクワクは、自分の殻に閉じこもって、挑戦を避けるための言い訳のようなものだった。本当のワクワクは、新しいことに挑戦することへのワクワク感だろうと思う。未知の海へ船を漕ぎ出していくワクワク感だ。ワクワクすることをやるには、必ずリスクが伴う。でも、やりたい。やらずにいられない。この強い気持ちが、失敗してもやり続ける情熱になっていくのだろう。そして、そういう姿勢が、人の魅力を育てていく。ウオッカには凱旋門賞に挑戦してもらいたい。想像するだけでもワクワクする。昔は夢中になっていた競馬が、また何年かぶりで楽しくなってきた。
2007年05月30日
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小さいころからスポーツが好きだったので(見るほうですが)、スポーツというカテゴリーを作りました。日曜日、ダービーでは牝馬のウオッカが勝ったし、大相撲では新しい横綱が誕生したし、久しぶりにスポーツに興味をひかれた。小学校2年生のころ、野球というスポーツを5年生、6年生の子に教えてもらった。大好きになって父にバットとグローブを買ってもらい、うれしくて、庭でバットを振り回していたら、幼稚園の妹が近づいてきて、頭をゴチーン。大した力じゃなかったので大事にはならなかったけど、びっくり。好きだけど、ぜんぜん、うまくないわけで、一歳年下のマサちゃんがとてもうまくて、いつも彼はホームラン、僕は打たれるばかり。打ってもボテボテ。中学校の体育の時間。ソフトボールだったので、僕は大張り切り。センターを守ったとき、だれかが大フライを打ち上げた。レフトセンター間を抜けるかという当たり。それを、見事にキャッチした。大ファインプレー。野球部の先生も、こいつスカウトするかという目をしたくらい。ところが、次の体育。今度は凡フライを万歳してしまってホームランに。ああ、あれはまぐれだったんだと、みんなからため息がもれたのが聞こえた。それで、野球は断念。でも、好きに変わりはない。野球のグランドを見るだけで、ワクワクしてきた。下手でもいいから、野球部に入っても良かったと思う。当時のうちの中学校の野球部は強くて、3学年で300人ほどしか生徒のいない小さな学校だったけど、県大会で優勝し、地区大会までいっている。とても、僕の入る隙間などなかったな。あまり運動神経の良くない連中の集まるテニス部で、不完全燃焼を感じているときに、牧野先生(まきやん)が転入してきた。その先生が、ラグビーを始めた。県下の中学校では、まきやんがいった学校で部ができては、彼が転出すると消えてしまったため、常に一校しかなかった。半年ほどだったけど、ユニフォームを着て練習をした。近くの高校へ行って練習をしたりした。15番というポジションをもらったけど、もともと運動神経がいまいちなのだからそう簡単にうまくなるものでもない。そんな出合いから、ずっとラグビーとかかわることになった。高校へ入ったら、やりたくもないのに、中学校でやっていたという情報がなぜか知られていて、無理やり入部させられてしまった。「試合になんか出ないですから」と言って入った覚えがある。1年の2月ごろ、練習でタックルを受けて後頭部を強打し泡をふいて気絶。そのまま救急車で運ばれて2~3日入院したこともあった。そのとき、おばあちゃんが何度も見舞いにきてくれて、ずいぶんと心配をかけた。親は「もう、やめろ!」と言う。大事な長男だからそんな危険なスポーツさせられないというわけだ。でも、僕はがんとして首を縦に振らなかった。ラグビーが好きだったから・・・。ノーノー。そんなかっこいいものではない。僕が辞めると、部員が足りなくて試合ができなくなるから。内心は辞めたかったのに、そんなことで頑固にラグビーをやり続ける自分が嫌いではない。そう、ラグビーはワンフォーオール、オールフォーワン。一人はみんなのために、みんなは一人のためにだ。でも、また頭を打って気絶するのではと思うと、試合は怖かった。すごい先輩がいた。強烈なタックルが持ち味で、一試合に一度は必ず脳震とうを起こす。試合が終わったあと、どんな試合だったか覚えていない。目もうつろで、この人、大丈夫だろうかと思ったりした。頭を打って変わったこと。急に成績が良くなった。1年生のときはだいたい50番くらいが指定席。それが2年になって最初の実力試験で、何と4番になったからビックリ仰天。別の猛勉強したわけではない。何十年に一人くらいしか東大なんか入れない学校だったけど、「こいつはひょっとしたら」と思われたみたい。頭を打ったから成績が上がりましたなんて言えなかったけど、2年生のときはずっと成績が良かった。3年になって、35番くらいのところで落ち着いたが、中学校のときのソフトボールのファインプレイと似ていなくもない。長々と書いたけど、スポーツとのかかわり、見直してみると、けっこう面白い。折りに触れて、いろいろと書いてみようと思う。
2007年05月29日
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