かなり上質、素晴らしい出来。映画でのピアース・ブロスナンやメリル・ストリープの歌は誉められたものではなかったが、四季のプリンシパルは歌は上手いし、ダンスのキレ、フォーメーションはとても美しい。 ABBAの楽曲の素晴らしさもあるのだろう。同じアーティストの曲で固めるミュージカルとしては、The Beatlesのアクロース ザ ユニバースや、香寿たつき・保坂知寿が主演したブロンディの『スーザンを探して』などがあるが、ABBAの曲は底抜けの明るさからしんみりするモノまで幅広くあり、情景に嵌まるのだ。 Thank You For The Music でしんみり来て、Slipping Through My Fingers で号泣したよ。。 ドナ役の江畑さん&ターニャ役の光川愛さんは韓国出身らしいが歌上手く日本語滑らかでスゲっ!阿久津陽一郎サムの声量に圧倒される。あえて難を言えば、東宝ミュージカルを何十回も観慣れた俺には劇団四季の台詞の言い回しが少しかったるい感じがした。