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いろいろ考えた末、楽天からWindows Liveのブログにお引越ししてみることにした。どこのブログツールも一長一短で、楽天のいいところがMSNにはなかったり、でもMSNだっとこういうところがいいとかいろいろあるので、とりあえず戻ってくることも考えてこのサイトはとっとくことにした。みくしの方は切り替えてあるけど、こっちに直接リンク貼ってた方は、Windows Liveへの切り替えよろしく~~~。
September 12, 2007
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長期休暇の最後に部屋のインテリアを変更してみることにした。これまでは実家を仮住まいと位置づけてあまり家具も買わずに不便な暮らしを続けていたが、今度の会社が家から近いこともあり、しばらくはこのまま実家に居候を続けた方が便利そう。ということでまずは念願のダブルベッド購入である。ローラ・アシュレーやラルフ・ローレンの家具とかリネン類が大好きな私。アメリカに行くたびに“Country Home”のような雑誌を必ず購入し、ここ数年イメージだけはふくらませてきた。私がほしかったのは黒のアイアン・パイプベッド。とくに四隅にポールが立っていて、上着とか引っ掛けられそうなタイプで、足元もついたてになってるやつ。ところが英国風のインテリア雑誌にはよく出てくるのだが、なかなか売り物にお目にかからない。頼みの綱のローラアシュレーも、黒アイアンだとデザインが好みでないものとか、形は可愛いけど色がオフホワイトとか、100点満点のものがない。そんな中でIKEAで好みに限りなく近いベッドを見つけた。ローラアシュレーのものとぎりぎりまで悩んだが、3万円以下という値段に惹かれて買ってしまった。ベッドのコストを下げたのには理由があった。それはマットレスにお金をつぎ込みたかったのだ。そしてついにテンピュールのマットレスを買ってしまった!!!しかも日本仕様のものなので、アメリカ版よりちょっと堅めの寝心地だ。本当ならこのマットに直接シーツを敷いて寝心地を体験したいが、高級品に汗がしみ込んだら悲しいのでベッドパッドを敷いてみた。ところがこのベッドパッドがくせ者で、ベッドに手や足を付くとそこだけマットが沈み込むものだからどんどん皺になっていき、もたついてしまうのだ。しかももたつきが片側に寄ってしまい、ベッドの脇に垂れ下がってしまうのが情けない。何か他の方法を考えなければならなそうだ。パイル地のシーツを2枚重ねとかどうだろう?いいアイディア求む。英国風のベッドにはやっぱりたっぷりのクッションが似合う。無印良品で低反発座布団なるものを見つけたので大小合わせて4つ購入。なかなかしっかりしているので、これがあればゆったり背をもたせてテレビを見たり本を読んだりすることができてまさに至福の時だ。寒くなってきたらリネンに合わせた布でクッションカバーを作ろうと思っている。ベッド回りの小物も新調した。ランプとベッドサイドテーブルと椅子だ。ランプはベッドの両サイドに同じサイズのフロアランプを置くのが理想的だが、日本の標準的なベッドルームにそんなスペースはない。ということでフロアランプひとつに同じラインテーブルランプを揃え、シェードを同じにすることでシンメトリー感を出すように頑張ってみた。椅子はIKEAで見て一目ぼれ。もともとはアームソファを探していたのだが、この椅子なら場所を取らないし、移動も楽で手軽、しかもすわり心地がよかったので即購入した(ちなみに確か8000円)。写真はそんなこだわりのいっぱい詰まった私の新ベッドルーム。ここに写っていない側はまだまだ改善の余地があるが、理想に対する大きな前進だ。追伸:クッションの間に挟まっている枕、シーツと揃いのラインではないのだがお気に入りなのでセットしたままにしてあった。そしたら後日見たHolidayという映画でキャメロン・ディアスが抱えているシーン(ケイト・ウィンスレット演じる英国人の持ち物って設定だけど)があってかなり嬉しかった♪追伸2:久しぶりに登場のうちの子たち。この子たちも満足げ?
August 15, 2007
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8月5日からまた沖縄に行ってきた。今回は本島で1日ダイビングをしてから座間味に移動し、5日間潜って帰るというスケジュール。5週間にわたる有休消化期間の締めにふさわしいダイビング三昧コースだ。しかし沖縄にはまた台風が近づいている模様。本島では恩納村の港からボートで真栄田岬周辺に向かってそのあたりで潜っていたが、途中で怪しげな黒い雲と夕立に囲まれたり、熱帯風のいやーなお天気。まあでもそれなりに長期滞在だから、途中何日か悪天候だろうが十分遊べることでしょう。そう思って座間味に移動したが、地元の人たちは台風の接近に落ち着かない様子だった。今日は大丈夫だけど明日は船を退避させないととか、本島への船が出なくなるかもしれないから食糧確保しなきゃとか、いろいろ考えることが多いようだ。確かに強い風が吹き始めていたが、海の中はまだ穏やかで、多少の濁りはあるものの、十分楽しむことができた。ここ座間味での最初の2日間のダイビングは、ウミウシ先生のもとでの勉強ダイビングだ。8月の座間味ではウミウシの数が減ってしまい、先生のところの常連客もめっきり減ってしまうそうなのだが、探すコツを教えてもらって少ない中で探すのもチャレンジ心があっていい。ちなみにコツって言ってもサンゴのガレ場っていういわゆるサンゴの死骸にコケがついたものが堆積した場所にウミウシがいがちなので、そこを手でエイ!ってあおると隠れていたウミウシが表に漂ってくるというとっても原始的なもの。その漂ったうみうしをそっとほかのガレサンゴに乗せて拡大鏡でじっくり観察するのである。ガレ場以外でのウミウシ探しは初心者の私にはまだ難しい。なぜなら知識が必要なのだ。どんなウミウシが何を食べるかを理解し、そのエサを見つけてまわりを重点的に探すのが一般的だそうだが、今の私には海綿と海藻の見分けもつかないことがしばしば。でも頑張って知識付けて伊豆でも探すぞ~!さて3日目以降は以前からお世話になっている歩美さんのところに行くことになっていたが、天気は更に悪くなってきた。台風6号は直撃せずに台湾方面へ行ってくれたものの、台風になりそうな熱帯低気圧や熱帯低気圧予備軍がフィリピン辺りにいっぱいいるようだった。案の定船も終日欠航が連続し、スーパーの棚はガラガラになってきた。ダイビング最終日には内湾に船を出すこともままならなくなってきたので残念ながらキャンセルしたのだが、問題は帰宅日の便だった。天気図をみると熱帯低気圧が4つも沖縄を取り囲むように発生している。帰宅予定日は11日だったが、このままでは良くて13日、悪ければ14日まで帰れないかもしれない・・・新しい会社への出社は15日だから、そこまで帰れないということはないだろうが、座間味にダイビングせずに取り残されるというのはかなり暇である。しかも那覇からのフライトはマイレージで取り、そして船は出なくても飛行機は飛べるので天災扱いにならないから日付変更がきかないらしく、片道4万円自腹で帰らなければならないのだ。11日は案の定終日欠航。腹をくくって部屋でのんびり過ごしていたが、深夜は暴風雨となりこれは翌日も帰れないなぁとなかば諦めていた。ところが朝になると嘘のように風が弱まり、フェリーのみ出港することになったのであわてて航空券とフェリーのチケットを押さえて帰宅準備を始めた。この奇跡が昨日起きてくれてればもっと良かったのだが、晴れてくれただけでもありがたい。フェリーはこの機会に帰る人々でごったがえしており、1時間以上前に並んだのに席どころか船内に座る場所さえ確保できない混雑ぶりだった。雨はかろうじて降っていなかったので、屋上のデッキに上った。島に運び入れる数日分の食糧の荷降ろしなどに時間がかかり、出航は大幅に遅れたが、屋根のない甲板で昼寝をしながらのんびり過ごしていると、そのまま那覇まで運ばれていったのであった。最後の最後にどたばたとしてしまったが、ほんとにゆっくりできたと思う。今回でダイビング本数は66本になった。これからはもっとゆっくりしたペースで潜っていくつもりだ。
August 12, 2007
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今日会社の近くで照明のOさんに会った。MPでは舞台監督をしてくださった、MPにこの人ありと言われるあのOさんである。Oさんと私の出会いは確か10歳の時。MLSでHisashiが演出をしてくれたミュージカルに出たときの照明さんだったのだ。その後もMLSだけではなく、中学で入った劇団の照明もOさんだったし、大学生のときのMPももちろんOさんだった。私は10歳ぐらいでちゃんと演劇を始めて、20歳で引退(笑)しているので、たった10年しか経験がないことになるが、その10年すべてを知っているのは私の親の他にはOさんだけかもしれない。(っていうか、親なんてMP公演中海外在住だったので観に来てないし・・・)出会ってから10年ってことは、もう24年経ってるはずなんだけど、すごいことにOさん見た目がまったく変わっていない!それとも子供の目線だったから24年前が老けて感じられて今実年齢が伴ってきたのか?!いや、でもやっぱり変わっていないような気がする。まるで演劇界の仙人のようなOさん。これからもずっと若い人たちの舞台を支えていって欲しいな。
August 1, 2007
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イルカと泳ぐのが夢って言う人、結構多いのではないだろうか。ここパラオでは世界最大のイルカ飼育センターがあり、イルカと泳いだり、ワンデー・トレーナープログラムがあったり、イルカとダイビングできたりする。日本だとイルカと泳ぐ際は、イルカを傷つけないようにスノーケリングで素もぐりなのだが、ここでは指導員と一緒に水中でイルカと遊ぶことができる。本当は飛行機に乗る当日はダイビングをしてはいけないので、素もぐりプログラムに参加したかったのだが、この日は素もぐりがなかったのでダイビング時間と飛行機の搭乗時間を計算して熟考した上、ダイビングを選んだ。実は知り合いのイントラさんほぼ全員に「それはやめたほうがいいのでは・・・」と止められ、またドルフィン・ダイブの受付を担当した方のメールでのやり取りが悪印象だったので一度キャンセルをしようとしたのだが、その感じの悪い担当が「じゃあ1ヶ月切ってるのでキャンセル料50%いただきます」と言われ、つい貧乏根性が出てしまい前日までキャンセルするか迷いに迷って行ってしまうことにしたのだ。まぁ、スタッフが悪かろうが、イルカちゃんは絶対に純粋なはずである。きっと受付の人は若いお兄ちゃんで会話の仕方とかプロとしての知識とか足りないんだろうから仕方ない、と自分を言い聞かせて会場に向かったが、そのスタッフが子持ちのおじさんなのには驚いた!いやぁ、この人がお客さんの最初の窓口なんて、この会社だいぶ損してるんじゃないかと余計な心配をしたが、私のようにキャンセル料がもったいなかったり、ぐっと我慢してイルカに癒されるのを待ってる人も多いんだろうからなんとかなっちゃってるんだろうな・・・現場のスタッフの方は皆さんとても感じがよく、フレンドリーで、心から仕事を楽しんでいるような人ばかりだったので安心した。30分ほどの施設見学をした後、まずは陸の上からイルカと触れ合った。体に触ったり、左胸に手を当てて心臓の鼓動を感じたり。ちょっと緊張しているのか、私が触っている間に片目でじーっと私のことを見ているのがまた可愛らしい!ついいつも動物を触っているときの癖で「大丈夫だよ~、可愛いね~、いい子だね~」と声を掛けながら触らせてもらったのだが、通じたのだろうか?さて次はついにドルフィンダイブだ。トレーナーから水中でのコマンドや餌を上げる際の注意点を教わり、どきどきしながら会場内のいけすに飛び込んだ。水の透明度が良くないので、砂を巻き上げないように注意しながら膝を付いてイルカの登場を待つと、来た!するーっと近づいてきた!さっきの子とは違う子で、やっぱりまだ緊張している様子。トレーナーの指示に従って、何でも言うことを聞く様子はうちのシナメグよりよっぽどいい子だ。私の"ジャンプ!"とか"鳴け!"というコマンドもちゃんと聞いてくれた。今回はダイブの参加者が私1人だったので、一匹のイルカを独り占めだった。しかも、その場で触ったりするだけだと思っていたのに、イルカと一緒に泳ぐこともできた!器材を背負っていて重いので、背びれなどに触れることができない(んだと思う)ので、体の側面に触りながら一緒にくるくると泳いだ。イルカは尾びれでちょっと漕いでるだけなのにものすごいスピード!こっちは必死で泳いでいるのに、だんだん私の手の位置が下のほうにずれてきて、追いつかなくなってしまったが、3回も一緒に泳げてもう最高に幸せだった。イルカの肌はつるつるぷよぷよって感じだったが、胸ビレにあたったときに妙に体温が高かった。胸ビレはイルカにとっての手みたいなものなので、彼女も運動の後で手が暖かくなったのかなぁ、などと想像をふくらませた。最後に、イルカが自分の名刺を持ってきてくれて、両手でバイバイをしてお別れした。彼女の名前はレイラちゃんだった。また会いたい・・・もっと若かったらこのまま弟子入りしてイルカと一緒に働きたいと思ってしまうほどのフォーリンラブだ。あぁ、本当に幸せ。すぐまた会いたい。とはいえなかなかパラオにはこれないので、素もぐり特訓して伊豆諸島の御蔵島あたりにでも行ってみるか。ちなみにここパラオのドルフィン・センターのイルカは日本から連れてきたハンドウイルカらしい(笑)。パラオにはハシナガイルカ・・・だったかなぁ、が居るらしいのだが、わざわざ連れてきたってことはハンドウちゃんは人に慣れやすいのかねぇ。というわけですっかりイルカ好きになった私は、松山ケンイチ氏主演の美ら海水族館のイルカの映画を見に行かなきゃと思っている。
July 28, 2007
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ここパラオでダイビング歴50本を迎えることになった。しかもラッキーなことに、場所はパラオダイビングの名所、ブルーコーナーだった。パラオの夏は、雨季のど真ん中で天候が安定しないことが多いらしい。しかし先日の台風が過ぎ去った後は良いお天気が続いているらしく、ダイビングサービスもここぞとばかりに連続でブルーコーナーに連れて行ってくれた。ブルーコーナーは屋久島もびっくりなぐらい潮の流れが速い。パラオに来る前に購入した新しいジェットフィンが大活躍だ。このフィン、インストラクターの方で使用してる人が多いので、皆さんに「女の子なのにジェットフィンなんてかっこい~!」と言われるのが恥ずかしく、申し訳ない思いでいっぱいなのだが、やっぱこれだと楽に進めるのよね。体力には代えがたいので、旅の恥は掻き捨てと思って使っている。ブルーコーナーではカレントフックというフックを海中の崖際に引っ掛け、流れの強いところで体を固定させて魚を見物する。流されて体が浮き上がるので、見た目はまるで崖っぷちに取り付けられた人間風船のようだ。記念すべき本目のダイビングの時は早朝ダイビングだったので昼間よりもたくさんのお魚がいて、しかもサメも朝食の真っ最中ということでみんな活発に動いていた。崖際から沖に向かって見学しているので、まるで巨大水族館か水中劇場のようだ。そこに一面のカスミチョウチョウウオが舞っていたり、ブラックフィン・バラクーダの群れが通り過ぎたり、グレーリーフシャークがコバンザメを何匹も引き連れて「俺様のお通りだ~」と小魚たちを掻き分けて進む様子はまるでドラマを見ているよう。結局ブルーコーナーには3日間のダイビングで4~5回行ったが、魚影が濃いためにまったく飽きることがなかった。ダイビングの合間にジェリーフィッシュ・レイクという湖にスノーケリングにも行った。湖といっても満潮時には海水が入り込むらしく淡水と海水の混じりあった湖なのだが、ここには外海と隔絶されているために独特の進化を遂げたクラゲが住んでいる。なんと藻を体に取り込み、光合成によって栄養分を摂取するというクラゲで、そのために触手が退化してほとんど刺さないのだ。パラオダイビング1日目に生まれて初めてクラゲに刺されて痛い思いをしていたので、ちょっと心配だったが、ここのクラゲちゃんはとても愛らしく、ほんとにまったく刺さなかった。そして全身クラゲに包まれた!というぐらい大量に生息しており、傷つけないようにそーっと進まなければならないぐらいだ。そして腕や足を動かすとつるんと肌の上をクラゲが滑っていって気持ちいい。一応触っちゃいけないことになっているが、そーっと頭を触るとぷるぷるしている。なんと愛らしいクラゲちゃんか!うちに連れて帰りたいくらいだった。私の短いダイビングライフの中で今のところパラオがダントツ一番!あえて期待していなかっただけに、その楽しさは抜群なのである。
July 26, 2007
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はい、今日からパラオだよ。さすがに移動のし過ぎで疲労がたまってきたが、毎日超早寝早起きでなんか健全な感じである。パラオはダイバー憧れの場所。でもサイパンで結構がっかりさせられたのであまり期待しないことにした。でも3連荘旅行の最後なので、リゾートらしさも大切にしようと思い、お部屋もアップグレード交渉してみることにした。もともとは1階の木立前のなんか虫がいっぱい入ってきそうなお部屋だったのだが、なんと1日15ドルで最上階のど真ん中のスイートにアップグレードしてくれることになった!見よ、この絶景を!!!ここアイライ・ビューホテルは台湾資本のリゾートホテルで、ちょこっとしたスパにウォータースライダーつきのプールを備えている。ダウンタウンからは遠いが、空港からは5分で静かなロケーション。のんびりすごすことができそうだ。
July 23, 2007
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さて、屋久島での本格的なダイビングが始まった。ボートでポイントまで行き、ちゃぽんと背中から海に飛び込むと、水面下には絶景が広がっていた。屋久島はすべてのものが巨大だ。屋久杉も然り、岩もびっくりするほど大きい。海中にも巨大な岩がごろごろ転がっており、岩場が終わるといきなり水深50m以下まで落ち込むのだ。そして流れもとても急だ。台風の後で海況は良好と言われたにも関わらず、びゅんびゅん流れており、しかも巨石と巨石の間を水深を保ちながら進まないといけないので、つかまるところも少ないのだ。実は私のフィン、伊豆でも流れが強いとまったく進まない、泳ぎには不向きのフィンなのである。運動不足は多分にあるものの、脚力はまぁまぁ自身が合ったが、がんばって漕いでも皆さんに遅れをとる。イントラの方はどんどん先に進んでしまい、時々途中で待っていてくれるのだが追いついたとたんに先に進んでしまうので、私自身は息を整えることができないまま泳ぎ続けなければならず、すっかり疲れ果ててしまった。翌日は宿のお父さんオススメのジェットフィンをお借りした。私がカエルフィンと呼んでいる、カエルの足みたいな形のフィンなのだが、これがなかなかの推進力だった。昨日と同じ調子で漕いでいるのだが、まったく問題なく皆さんについていくことができる。フィンひとつでこんなに違うものなんだと思いつつ、次のダイビングまでにフィンを買い換えねばと心に決めたのであった。足は楽になったとは言え、初日からずっと潜りっぱなし、船酔いも手伝って体調が思わしくなくなってきた。船が進んでいる間は大丈夫なのだが、止めていると波に揺られてぐらぐらとし、どうしても酔ってしまう。そんななか2日目のランチは船上で取ることになったので、吐かないで済むように腹4分目で押さえて船の周りでスノーケリングをしていた。船の上より水の中のほうが楽なのね。そんなとき、その日は船頭さんだったお父さんが「さぁ、滝まで泳ぐぞ!」とTシャツに短パン姿に私のヘナチョコフィンを履いて飛び込んできた。滝とは300メートルほど離れた岸に流れ込む、大川の滝という屋久島の観光名所だ。まじかよー、と思いつつ、せっかくのご好意なので付いていくことにしたが、海水と淡水が交じり合っているせいで水が濁って何も見えず、激しい流れで300メートルが1キロほどにも感じられた。そのあとも山道を10分ぐらい歩いて滝にたどり着いたが、体力はもう限界で吐き気をもよおしてしまった。そんなわけで、かなり体育会系のダイビングだったのだが、屋久島ダイビングの特徴を挙げておくと、とにかく地形と大物が見もののダイビングである。(行ったこと無いけど)与那国島の海底遺跡みたいな壮大な石舞台に大小さまざまなお魚の群れ。ロウニンアジとかマグロとか、大きなお魚も小さなお魚の群れを捕食しようとやってくる。屋久島はダイビングスポットとしてはあまり有名ではないが、なかなか上級者向けのロケーションなのではないかと思った。後日ダイビング用品店の方に聞いたら、最近人気が出て来ているそうだ。交通の面からもダイビング料金の点からも、海外に行くよりも高くついてしまったが、勉強になったと思う。今後しばらく行くことは無いと思うので、ここでたっぷり経験をつめてよかった。これからもいろんなポイントに潜って見たいと思う。
July 20, 2007
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4月の初旬にマイミクまみ象と一緒に屋久島に来たことを覚えているだろうか。あれから4ヶ月、またこの島に戻ってきた。転職前の5週間の有給休暇をどう使おうか迷っているときに、ちょうど屋久島の宿の常連さんから連絡を頂き、「今月から屋久島にいるから遊びにおいで」という。屋久島は私が始めてダイビングをしたところであり、原点なのである。(4月7日の日記参照)朝一番の飛行機で鹿児島に向かい、2時間の待ち時間の後小型プロペラ機で屋久島に向かう。余談だが母は鹿児島出身で、やっぱり地元の独特なスイーツに目がない。今回は1ヶ月もシナメグを預かってもらうので、空港で特産品であるあくまきや冨士屋のからいも飴、あんこ無しのかるかんを大量に買い込み、ついでに知覧茶も加えて宅急便で千葉まで送った。からいも飴はいろんなメーカーが出しているけど、私も母も冨士屋さんのが一番好き♪母の実家の近くの会社で、偶然母の同級生の嫁ぎ先だそうだ。柔らかなキャラメルのような味はとても優しくて、すぐ溶けてしまうので食べ過ぎに注意が必要だ。5袋買って送ったが、母は2日ともたずに開けてしまいそうで心配である・・・自分用には小腹が減っていたのでふくれ菓子の黒糖味とシナモン味を購入し、早めにゲート前に行ってフライト時間を待った。前回の待ち時間の時に体験して気に入ったのが、10分200円のマッサージチェアだ。ファミリー社製の高級マッサージチェアで、フルフラットになり、頭から足までぐりぐりほぐしてくれる。特に足なんてエアクッションでキューーーーーッと絞られるので、飛行機でついたむくみもすっきり解消してくれるようだ。飛行機が飛び立ってから屋久島に着くのはあっという間。天候も良かったので揺れもせず、30分ばかしで屋久島空港に到着した。常連のNさんが宿の車で迎えに来てくれていた。宿に着くと早速「潜りに行くから準備してね」という。明日からのボートダイブを前にチェックダイブというわけである。器材をバンに積み込み、水着の上から5ミリウエットを腰まで着て、近くの尾之間港に向かった。私が体験ダイビングをした場所だ。鹿児島は先日の台風が直撃したので、港もひどい有様だった。木屑があちこちに散らばり、50センチはあろうかというフグが浜に打ち上げられて悪臭を放っている。水もにごっているようだったが、先日のサイパングロットでの鼻血事件のことを話したところ、「じゃあジャイアント・エントリの練習のためにここから飛び込もう!」と、2メートルの高さの堤防からお父さんとNさんは先に飛び込んでしまった。2メートルって、顔面打ったグロットよりさらに高い・・・。前回痛い思いをしているだけに、正直足がすくんでしまった。大きく足を開いて一歩踏み出せって言われても、結局ちょこっとしか足が前に進まず、妙にお上品な体勢でドボンと着水した。痛い思いはしなかったが、やっぱりマスクはちょっとずれてしまった。やっぱりこの高さから飛び込むのは苦手である。できれば今後も体験せずに済ませたいものだ。今回は大き目の12リットルタンクを背負ったので、お父さんは初めから90分潜ろう!と言っていた。そんなに潜れるかと心配だったが、水深が浅かったせいか89分も潜ることができた。水は濁り気味で、いろんなものが浮遊しており、台風の影響の大きさを感じた。前回であったクマノミも、なんだか家族が減ってしまったようだ。私はウミウシを探していたが、なかなか見つけることができず、最後に一匹だけシライトウミウシと思われる固体に出会うことができた。体長5センチぐらいでなかなかの大物である。エラがあるタイプだったのでじっくり見たかったが、もう上がる直前だったのでこの先3日間でまた会えるだろうと思って手を振って別れた。(しかし実は屋久島でエラがあるウミウシに会ったのははこの子が最初で最後だった・・・)エギジット口付近はもうごみためのようであった。生ぬるい水に木屑や海草の破片が浮いており、顔にまとわり付くようだ。さっさとフィンを脱いで逃げるように脱出した。今朝は5時おきだったので帰ってシャワーを浴びたあとはすっかり眠くなってしまった。屋久島名産首折れサバの刺身のついたおいしい夕ご飯をたっぷり頂き、早めに就寝した。
July 16, 2007
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サイパンから成田に到着した直後にレンタカーを借り、家に荷物を置いてシナメグを載せ、その足で伊豆の行きつけの宿に向かった。今家には親がアメリカからのお客さんを連れて東京見物をしており、私のベッドも客用布団も占領されているので犬と一緒に伊豆に避難することにしたのである。おりしも日本は大型台風上陸中。サイパンで悩まされたあの台風が育って日本にやってきてしまったのである。家に帰ると悪天候で外に干せなかった洗濯物のおばちゃんパンツがあちこちに干してあり、天気に影響されやすいうちの母のご機嫌は斜めすぎてほぼ垂直。これは伊豆行きを検討して幸いだったなぁと思いながらさっさと出発した。正直サイパンでは早寝早起きだったし、伊豆までの移動中に眠気に襲われるんじゃないかとかなり不安もあったが、伊豆には私が紹介した会社の先輩も夫婦でライセンスを取りに来ているのでその人たちとおしゃべりすることを楽しみに、がんばって移動した。サイパンではダイビング三昧だったし、お天気も悪いのでダイビング器材は成田から既に次の目的地まで送ってしまい、着替えと犬のご飯だけ持っての旅行である。伊豆に来ている先輩は、かつてポータルの品質管理を担当していて今は茅場町オフィスに勤めるKTさん。見た目はおっとりなのに、仕事ができて性格男前な頼れるお姉さんで私の大好きな方だ。今回は初めて旦那さんにお目にかかった。やっぱりおっとり系で、優しそうな旦那さんである。お似合いのご夫婦だと思った。15日には東京を台風直撃という天気予報を受けて、また母からハイテンションな電話がかかってきた。千葉の家の雨戸を閉めていないので、予定を早めて帰るという。でも荷物が多いのでおいていくから、後で千葉まで持ってこいという。当初の予定では16日の朝に伊豆を出発し、東京の家で母達を拾って犬ごと千葉に送り届ける予定だったが、荷物だけ運ぶことになりそうだ。だったら伊豆に泊まることもなかったんだよなぁ、なんて思いながらも、これから1ヶ月犬の面倒を見てもらうことになるので文句も言えない。すべてお母様の言うとおりにして差し上げることにする。皆さんもご存知の通り、天気予報は当たらず、台風は東京を直撃しなかったので母も無駄に早く千葉に帰ってしまうことになったが、私としては犬とKTさんご夫妻とのんびり過ごせたのは良かったと思う。来週は屋久島、その後はパラオである。この1ヶ月の私のそう移動距離は一体何キロになることだろう・・・
July 15, 2007
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サイパン最終日である。潜る方はご存知の通り、ダイビング後は24時間ぐらいは空けないと飛行機に乗れないので、今日はダイビングお休みである。フライトは17時だがホテルのチェックアウトは12時なのでそれまでの時間をやっぱりスパで締めくくることにしてみた。パッケージツアーには帰りのバスも含まれていたのだが、11時45分に集合して、荷物を積み込み、隣にあるDFSで2時間の自由時間の後空港に向かうという。買い物はしないので自由行動にしたいと旅行代理店に伝えたところ、「では14時15分にDFSまで来てください」という。うーん、微妙。空港には15時ぐらいに着けば良いだろうに、車で20分ぐらいの距離を45分前に集合ということは待ち時間とか長くなりそうだぞ。ということで、「バスはいらないので、勝手に空港に行くことにします」と伝えた。そしたら搭乗券をホテルまで届けてくれると言う。初日になぜかチケットをすべて預けさせられており、しかも「これ、e-チケットだから、ただのメールのコピーですけど?」と言ってみたが、強制的にメールコピーを持っていかれたのだが、こういうサービスだったらしい。さっすが日本人向けの代理店。ほんと、日本人って海外で現地語をほとんど使わずに旅行ができるようにできてるのよね。旅慣れてる身としては、座席まで勝手に決められていてちょっと不満もあるが、自由行動を許してくれたのでそれでいいことにした。最終日の癒しスポットはフィエスタ・リゾートの中にあるその名も The Spa !スーザンなんとかさんというアメリカ人だかの方が総合プロデュースしたサロンだそうで、いかにも「西洋人のイメージしたアジアのスパ」って感じである。でも清潔感、細やかなサービス、従業員のプロフェッショナリティーともに最高のスパだった。最後までマンダラ・スパにするか迷ったが、The Spa はお値段がマンダラ・スパの3分の2ぐらいだったので、ちょっとチャレンジしてみたかったのである。当たりだったようだ。マッサージ・ルームはホテルの1室をそのまま改造したようで、2人まで入れるようになっている。とはいってもカップルやファミリーのみ1室利用のようで、今回は広々とした一部屋が私専用だ。マッサージ・オイル、入浴剤、スクラブ剤などはサンプルを見せてくれて香りや材質の好みを選ぶことができた。バスは残念ながらジャグジーは付いていなかったものの、ハイビスカスやブーゲンビリアの花が浮かべられていてとってもトロピカル!2時半には終了予定のコースだったが、私がシャワーとバスをのんびり使ってしまい、当然顧客満足を意識したスタッフの方は途中で時間の催促をするようなことはしなかったため、終わったときには既に3時になっていた。ちょっとあわててロビーに戻り出発することを告げると、預かってもらっていた私のトランクは既に車に積んであり、車寄せでドアを開けて私が乗り込むのを待っている。おぉ、なんというホスピタリティーと機転の良さ!もう感激ひとしおである。運転手の少年(にしか見えなかった・・・)は、安全運転ながらもショートカットと思われるコースを通ってくれたようで、15分で空港に着いた。大型バスじゃあの道は通れなかっただろうなー。スパは大抵滞在ホテルまでの送迎が付いているが、今回は空港までの送り出しもサービス内で行ってくれた。スパにはサービス料が含まれているって事だったんだけど、あまりにうれしかったのでセラピストと運転手のお兄ちゃんにちょっとチップを弾んでしまった。空港にはいくつもの団体客が到着しており、行列ができていた。搭乗券あるのにめんどくさいなぁ、最近は米国の空港だったら人のチェックインと荷物のチェックイン分かれてるけど、荷物だけのチェックインどこよ?と思って近くにいたスタッフに英語で尋ねると、なぜかビジネスクラスの列の一番先頭に割り込ませてくれた。どうもうるさい客だから早く済ませよう思われたのではないかと思うぐらいの好待遇だったが、せっかくの幸運なのでそのまま甘えさせてもらうことにした。おかげで3時半には荷物のチェックインも終わらせてのんびり出発時間まですごすことができた。今回はダイビングがメインだったはずなのに、台風や経験不足で散々だったけど、最後をラッキーに締めることができてほんとに良かった。またいつか来ることがあるかもしれないけど、そのときは今回の経験を元に楽しいことだらけで過ごせるようにしたいものである。
July 13, 2007
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サイパンダイビング最終日。今日はなんとも消化不良の一日だった。午前にボートを2本、午後にビーチを1本潜ったのだが、それぞれ30分程度しか潜れなかったのだ。しかもボートの場合はエントリ・エギジットに時間がかかり、安全停止もゆとりをもって行っているので実質のダイビング時間は20分ちょっと。エアは3回とも190で入って90程度、半分しか使っていない。最大の理由は自分の経験本数が少なすぎて(この時点で30本)、初心者チームに入れられてしまったことにある。最初の2日間は50本程度潜ってる人と一緒だったので、みなさん泳ぎもエア持ちも上手だったが、今日は"まだ10本しか潜ったことありません"とか"2年前にライセンス取って、そのあとはじめてのダイビングです"なんて人も結構いたのだ。私だって最初は水怖かったし、エアもたくさん使ってしまったし、今だって自慢できるほどエア持ちが言い訳ではないので初心者の人を責めるつもりは全く無い。でもショップの運営方法というか、ガイドの方針というかにオブジェクションがある。ひとつは "ちょっとしたアドバイスあげれば、みんなもっと長く水中を楽しめるのに、なぜ何も言わない?" ってこと。ふたつめは "海から上がる時間、スキルによって分けられないの?" ってこと。他の参加者の皆さんの動きを見ていると、体が立っていたり、膝を曲げたまま足をバタバタしていて、非常に効率の悪い泳ぎ方をしていた。今日は流れも速かったので、あれでは体もきつかっただろうからエアの消費も激しかったんじゃないかと思う。「体を流線型にし、深い呼吸を意識しながら、膝を曲げずにゆっくりフィンキックしよう」の一言で、みなさんのエア持ちはダイブ変わったのではないかしら?まぁ、ダイビングしてる人のすべてが上手くなることが目的ではないから、そんな体育会系みたいにあれこれ言うつもりは無いのかもしれないけど、もっとダイビングを楽しめるようになる程度までは教えてあげてもいいんじゃないかと思った。次に海から上がる時間のことだが、ガイドが1人だけのツアーなら、一部が先に上がって一部が残るなんてのはまず難しいと思うのだが、今回は10名の参加者を2チームに分けていた。だったらエア切れ参加者を1人のガイドが先に上げて、残りの参加者をもう1人が監視しながらその辺を潜ったっていいじゃないか。午前中担当してくれたガイドさんは、結構シニアな感じで潜ってる間はビギナーの方をこまめにチェックしており、私には最初の一度しかエア残量を聞いてこなかった。上がるときは一応ビギナーさんを先に上げ、2分後ぐらいに片手で "ごめんなさい" をした後浮上のサインを出してきた。きっと安全にガイドツアーするためのショップの方針なのでしょう。仕方ないと思いつつ、とにかく同じようなことが起こらないよう、今後も着々と本数を上げてリベンジするぞと心に誓ったのだった。さて、残念ながらストレス解消のはずのダイビングでストレスを感じてしまったので、今日もたっぷりスパで癒すことにした。ガイドブックでアーユルベーダサロンがあるのを見つけており、初めてのシロダーラを体験したくて申し込んで見た。迎えに来た車の運転手はケララ州出身のインド人だという。ケララ州といえば中谷美紀さんがデトックス合宿に行ったところでは?と思い出し、「ケララってアーユルベーダとヨガが有名なところじゃない?」と聞くとその通りで、彼自身もヨガのインストラクターの資格を持っているという。考えてみたらお店の名前"シャナーズ"も中谷さんの本で読んだぞ。これはかなり老舗のサロンを発見してしまったようだ。(実は大阪にも支店があるらしい・・・)マッサージルームに入ると、まずはスチームバスに入る。ベッドの上においてあるカマボコ型のドームに入り、全身を蒸されるのだ。サウナの苦手な私にはかなりの苦行だが、セラピストのおばちゃんが時々額の濡れタオルを取り替えてくれるのが心地いい。サウナが終わると体ぽかぽか血流さらさらといった感じで、この後マッサージしたらあっという間にほぐれそうだ。汗だくの状態で油でギトギトしたマッサージ台に乗るのはちょっと滑って怖かったが、既に頭がボーっとしていたので衛生面はあまり考えずにセラピストの言いなりに横になった。油をたくさん使うためか、マッサージ台に良くありがちがヘッドレストは無く、うつぶせの状態で組んだ手の上に頭を横に傾けて載せなさいと言われ、これじゃ首が痛くなるじゃんと思ったらやっぱり痛くなった。途中で首の向きを変えてくれるかと思いきやそのままで、なんだか左右不対象にほぐされた感じだ。マッサージ技術もなんだかいまいちなんだよね~、と思っていたらあっという間に終了してしまい、シロダーラに移ることになった。シロダーラとは額に暖めたごま油をタラタラたらすセラピーで、脳波を鎮める作用があるとかないとか。でもシロダーラ体験記を読むと皆さん気持ちよかったとか眠くなったとか言うので、好奇心から一度やってみたかったのである。仰向けに寝転がり、髪の毛を解いて下に垂らすと、目にアイピローをおいてくれた。すると上にぶら下げたプランターのような容器から人肌よりちょっと暖かいぐらいの油がちょろちょろと流れ落ちてきた。ふーん、なんだか普通である。たしかにお湯ではこのタラタラ感は出ないだろうが、想像していたような額からシビレル様な快感はないのね。でもセラピストが時々髪の生え際から頭頂にかけてマッサージしてくれるのが気持ちいい。「油の温度、熱くないですか?」と聞いてくる声に聞き覚えがある。あれ?迎えに来てくれたインドのお兄ちゃんじゃん。彼、運転手でもなく事務スタッフでもなくセラピストだったらしい。シロダーラが終わったあとはシャワーを浴びて10分間のおまけフェイシャルをやってくれて、最後に髪の毛まで乾かしてくれたのだが、シロダーラ以降は全部そのお兄ちゃんがやってくれた。マッサージのおばちゃんはフィリピンから出稼ぎに来た人で、ここサイパンでトレーニングを受けさせたんだけど、シロダーラとかフェイシャルとか高度な技術はまだ習得してないから彼か、日本人のセラピストぐらいしかできないんですって。おばちゃんとこのお兄ちゃんの技術にあまりの差があったので、これはやっぱり一度ケララにアーユルベーダの旅に行かねばと思ってしまった。アーユルベーダの良いところは、たっぷりの暖かい油でマッサージしてくれるので、肌あたりが柔らかく気持ちいいことだが、難点、特にヘッドマッサージ系の問題は、油がなかなか落ちにくいことである。このサロンでは感動的なことにシャワーが真水で、安心して髪を洗うことができたのだが、3回シャンプーしても脂っこさが取れなかった。もう明日は帰るだけだし、どうせまた飛行機乗る前にスパ行くつもりだし、我慢して終了することにしてみた。アーユルベーダで最後に洗髪してくれるところあったら通っちゃうかも。
July 12, 2007
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さてサイパンダイブ2日目である。いまだ台風の影響覚めやらず、今日の午前中は昨日潜った沈船とそのすぐ近くのサブマリンというポイントに行ったが、午後はサイパンの名所、グロットというところに行くことができた。グロットは岩場の間に海水が入り込み、自然のプールのような状態になっているところだ。駐車場から100段ほどの階段を降り、岩のテーブルのようなところからチャポンと飛び込んでエントリする。私にとってははじめての経験となるジャイアント・エントリという方法で水に入ることになるのだが、なんと岩場から水面まで1.5メートルぐらいの高さがあった。もうドッキドキだったが、「そのまま足を大きく踏み出して、漫画みたいに"あ、足元が無かった!"って感じで落ちればOKだから!」と言われて思い切って飛び込んでみたが、着水したとき顔に大きな衝撃があり、マスクが外れてしまった。口にはちゃんとレギュレータを咥えているので呼吸に問題は無く、モゴモゴとマスクを付け直し、やっと落ち着いて水面に漂いながらガイドさんが入ってくるのを待っていた。岩の上ではみんなを送り出したガイドさんが自分の器材を身につけようとしていたが、グロット観光に訪れた韓国人カップルに写真撮影を頼まれ、ちょっと困った様子だった。ここサイパンでは最近韓国からの韓国人観光客が急増しており、船着場に団体でたむろして交通の妨げになったり、マイペースな行動が目立ってきているらしい。もしここで出合ったのが日本人だったらもうちょっとタイミングを考えそうなものだが、あくまで自分ペースの韓国人はツアー客を待たせて急いでいるガイドさんにニコニコ遠慮なく「写真お願いします!」とお願いしていた。写真を撮り終え水に飛び込んだガイドさんは、まっすぐ私の方に向かって泳いでくる。近づくと「まゆちゃん、鼻血出てるけど大丈夫?!」だって。まじ?私鼻血出てたの?!エントリの時に顔面から水に落ちたらしく、マスクの中が赤くなっててガイドさんは心配でしょうがなかったそうだ。すぐにも近寄りたいのにカップルに引き止められてかなりあせっていた模様。私のほうは「ちょっと顔痛かったなぁ」ぐらいでのんきに構えていたが、他に怪我はないかと言われて落ち着いて確認してみると、口の中も切っていた。レギュレーターを加えたまま顔面を強打したので、上唇のまんなかの歯茎と唇がつながってるちょっと出っ張ったとこあるじゃない?あれが切れていた。血の味まではしなかったし、鼻血もすぐ止まったが、初アクシデント体験だった。きちゃない話だが、鼻にたまった血の塊と鼻水をすっきり吐き出し、顔をすすいでから潜降を開始した。鼻に影響があると耳抜きに問題が出る場合もあるみたいだが、私の場合は大丈夫だった。外海と違い、ここグロットでは岩に囲まれているせいか透明度が非常に高く、30メートルぐらい見渡せた。時間も午後3時ぐらいだったので西日が差し込み始め、岩の隙間から水中に光が差し込む様子は非常に幻想的だ。全体的に暗いが、暗いからこそ夜行性のサメなどがのんびり漂っていたり寝ていたりした。グロットに空いている三つの穴のひとつを通り、外に出てみることになった。この穴から海水が流れ込んでいるらしく、かなりきつい向かい波だ。泳いでも泳いでも進まないので岩を掴みながらゆっくり進んで行った。暗い洞窟から外に出ると、その明るさに驚かされた。チョウチョウウオの大群もひらひらと舞っている。外の透明度はいまいちだが、もっと穏やかな日だったらさぞ美しかったことだろう。ところがここでまたちょっとしたトラブル発生。一緒に参加したダイバーの1人のカメラが不調になったようだ。ダイビングは潜っている最中に考え事や心配事があると、空気の消費量が著しく上がる。考え事をすると酸素を使っちゃうとか、呼吸が乱れるとかいろいろあるみたいだが、今回はそれに加えて体格の大きい男の子がその状態になってしまい、エアが少なくなってしまった。外に出たばかりだが、Uターンして出口に向かい、水深5メートルで安全停止をしてから上がった。ダイブ時間40分。今日は3本とも大体40分ペースだった。まあでもトラブルは仕方ないと思い、ホテルに帰ってシャワーを浴びて夕食をとることにした。今日はなんとなくレストランとかに行くよりも軽く済ませたい気分だったので、ホテルのすぐ近くにあるBBQ屋台みたいなところでローストチキンとポークBBQを買ってきた。このポークBBQ、ガイドブックに載っていておいしそうだったので昨日おやつに買ってみた所あまりのおいしさにもう一度買いに行ったのだ。ガイドさんも「あそこのローストチキンはサイパンで一番だよ」というので今回はチキンも試してみた。その店のちょっと奥には日系のスーパーがあったので、そこで小さなサラダ(サラダを1人分で売ってるところが日本ぽい)を買い、前日に買ったパンと一緒に夕食とした。このパンもなかなか優秀で、現地スーパーで買ったのだがふわふわなのだ。1日経ってもまだふわふわしてた。チキンはうわさどおり絶品で、一緒についてきたさっぱりしたタレのようなものにつけていただいた。ハーフで買ったのだが、大量に余ったので翌日のランチにすることにして早めに就寝した。
July 11, 2007
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さて、初めての海外リゾートダイブが始まった。ホテル内にショップがあるので、水着の上に短パンとパーカーを羽織って向かう。しかし運の悪いことにサイパンの近くに生まれたての大型台風が通過中とのことで、波が高くてボートが遠くまで出られないという。透明度もかなり悪いようだ。まぁとにかく潜れればなんでもいいやと思いボートに乗り込む。向かったのは昔の日本の貨物船が沈没した跡だ。沈んだ船や飛行機にはサンゴがついたり、魚の隠れ家になるのでダイビングポイントになることが多い。霊感が強い人はかーなりやばいポイントもあるようなのだが、今回のポイントは死者は出ていないし、そもそも私に霊感は無く気にもしていない。てなわけでぽよぽよとダイビングを開始した。初めてのサイパンだったが、潜った印象は・・・お魚少ないかも。これで透明度がすか~ん!と高くて明るかったらそれだけで気持ちよかったかも知れないが、私の大好きなウミウシちゃんもほとんどいないし、いてもぽてっとしてブツブツのイボウミウシちゃんが中心のようだ。天候がよろしくないので、午前中2本で切り上げ、部屋に戻った。シャワーを浴びたあとは今回の目的のもうひとつであるスパに行くことにする。あちこちにあるスパのうちどれにしようか散々迷ったが、ローカルガイドに出ていたお手ごろ価格のスパを選んで予約した。サイパンは縦長に20KMぐらいしかない小さな島なので、どこのサービスもホテルまで無料ピックアップをしてくれる。今回のスパはホテルから歩いていける距離だったが、わざわざ迎えに来てくれた。到着してみると、そこはバリの雰囲気をがんばって作っている中国スパだった。担当してくれたおねえちゃんのマッサージ技術はとても高くて気持ちよかったが、「これって上海や香港でよくあるマッサージやさんと同じプロセスだなぁ~」と思って聞いてみると、やっぱり彼女は福建省出身で、オーナーは上海の人だと言う。日本人観光客をターゲットに数ヶ月前にオープンしたそうだ。技術はすばらしかったが、日本人相手にするには難しいんじゃないの~?とダメだしをしたくなるポイントがいくつもあった。たとえば、マッサージ台にうつぶせになったとき、顔置きにしいてあったタオルがにおった。どうも前の人がつかった後に変えてないんじゃないかと思うような人間くささがあった。そしてその顔置きから下を除くとスクラブのかけらがいくつも落ちていた。またマッサージの途中でなにか道具を取りに行ってるっぽいのだが、私は髪パンツ一枚でうつぶせになっているのに、ドアを開けっ放しで何度も出て行くのだ。私がトイレに行ったりシャワーに行くときも布を一枚巻きつけて廊下を通ってシャワールームなどに案内するので、「ここは女性専用なの?」と聞くと「いえ!男性の方もいらっしゃいますよ!」と物怖じせずに言う。どうも恥じらいの感覚が日本人とかけ離れているらしい。ちなみに私が着替えてる時も部屋を出て行かないので、背中を向けて着替えていると「くすっ。恥ずかしいですか?」と聞かれてしまった・・・マッサージは超上手だったのに・・・たぶんもう行かないと思う。
July 10, 2007
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生まれて初めてサイパンにやってきた。目的はもちろんダイビング♪しかも10年以上ぶりに"パッケージツアー"なるものに申し込んでみた。エア、ホテルまでの移動、ダイビング料金まで込みこみのツアーだ。しかしここサイパンは外国でありながら、日本語が通じるところが多い。まずイミグレーションでは「コドモヅレノカタハ、コチラノレツニ ナランデクダサ~イ」ときたもんだ。案内系のものもほとんどすべて日本語で書いてあるし、空港においてあったフリーガイドブック系のものもすべて日本語だった。話によると、サイパンは観光で成り立っており、その観光客の90%が日本人なのだそうだ。さて、サイパンにおける逆カルチャーショックに驚きつつホテルに到着。安いツアーにしたおかげで想像よりさらに安っちいホテルだったが、部屋の中はキレイだった。まずはシャワーでも浴びるかと頭からお湯をかぶったのだが、ここでもまた驚きが。なんと出てきたのは塩水だったのである。海水ほどしょっぱくは無いが、塩の味をはっきり感じる程度にはしょっぱい。これは滞在中に髪が相当痛むに違いない。塩分のおかげで石けんも全然泡だたない・・・せめてもの救いは集中トリートメントと髪をさらさらにする整髪料を持ってきておいたことだ。初日は夕方到着だったのでダイビングは無し。スーパーに買出しに行き、本日は早めに就寝した。
July 9, 2007
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シナモンを家に引き取ったときから、次のことを心に決めていた。1.シナモンに子供を産ませる2.シナモンの子供はナツメグっていう名前にする3.ナツメグが3~4歳になったら3匹目を産ませるか引き取り、名前はジンジャーにする。今のところ2番目まで進んでいるが、ナツメグも今年で4歳。3番目の選択肢を検討する時期になった。海外移籍をずっと狙っていたし、1匹から2匹に増えた段階で世話の大変さが倍以上になったので3匹目の養子縁組はちょっと躊躇していたのだが、今回国内で転職することになりしかも家から徒歩圏という"世話をしにちょっと戻ってこれる距離"なもんだから、私の3匹目飼いたい熱が再発してしまった。お気づきのとおり、うちのペットはみんなスパイスかハーブの名前がついている。基本的に犬はスパイスで猫はハーブだ。だからうちの犬舎名もSpice Field JPなのだ。シナモンは見た目がシナモンスティックみたいだから、且つお母さん犬の名前がカプチーノだったから命名した。ナツメグはそのほかのスパイスの中から、日本語の響き的にも女の子っぽいもので、見た目が茶色いものを選んだ。猫のベルちゃんはスパイス&ハーブ辞典を見ながら母に選んでもらい、柑橘系でさわやかなベルガモットにした。さて、次はジンジャーである。なぜ次がジンジャーかというと、どうしてもしょうが色のワンちゃんが欲しいのである。ダックスならクリームかゴールドってところだが、どんなワンちゃんにしようか迷ってしまう。今最大に悩んでいるのは以下の2種類。(写真はとあるブリーダーさんのサイトから借用)1.ワイヤード・ヘアード・ミニチュア・ダックスフントのウィートン 毛がくりくりして紳士的(?)なダックス。トリミングがこまめに必要で毛並みがザラっとするのが難点。 2.カニンヘン・ダックスフントのクリーム 体重が2キロぐらいにしかならない小型のダックス。小さくて可愛いが小さいからちょっと弱そう。毛並みも貧弱な子が多い。ワイヤーでカニンヘンという選択肢もあるが、ロングのクリームも捨てがたい・・・ え、結局ダックスじゃん、って?・・・まぁね。他も迷ったんだけどやっぱりダックスが好き。それにシナメグが短足で椅子とかに登れないのに、後から来たワンコがらくらく登り降りしたら不公平だし。実際そういう問題でうちの犬と猫は仲が悪いのだ。みなさんはどっちの方が好き?
July 3, 2007
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新卒で入社してから10年勤めた会社を退職することになった。10年かぁ、あっという間だった気もするが、その間に培ったものは決して数年だけでは成し遂げられなかっただろうと思う。最初に技術者で3年ぐらい、その後マーケティングにちょこっと、それからアライアンスに5年ぐらい?で今は技術系の部門で協業推進みたいなことをしているが、こうやってジョブローテーションを組めたからこそ広い視野で企業のあり方とか自分のやりたいこととか見えてくるようになったのだと思う。そういう意味では柔軟なうちの会社に感謝したい。7月に入ったので公表しちゃうが、退職予定日は8月15日。それまで2回に分けて5週間に近い有給を消化する。がっつり有給を消化させてくれるのもドイツ人上司の下で働いた良いところかも。このロンバケではサイパンから始まり屋久島、パラオ、沖縄とダイビング三昧のツアーを開始する。コストは高くつくが、こんなに休めるのも10年に1度だろうと思い、思い切って散財してみることにした。サイパンとパラオではスパにも行きまくるぞ!辞めるというと「寿じゃないよね?」という失礼な同期が何人もいたが、あー寿じゃなくてすみませんねぇ。あなたの予想通り転職だよ。次の会社への通勤時間はなんと徒歩10分!といえば気付く人は気付いてくださるでしょう。今後は海外出張があるとしたらサンフランじゃなくてシアトルになる。ちなみに転職すると給料が上がるといううわさもあるが、私の場合は年俸据え置きである。しかもうちは年俸12分割で支給なのに対して新しい会社では17分割で夏と冬に2.5か月分プラス支給するという形式なので、月々の手取りがだいぶ減ってしまうのだ。給料が目的の転職だったら私は転職を考えていなかっただろう。10年もいれば居心地はいい。でも新しいことにチャレンジしてみたくなってしまったのだ。(まぁ他にもいろいろあるけど、それは個別にね・・・)転職してもまだ日本にいるわけだし、しばらく引越しもしないで通勤に便利な実家に居候してると思うので、みんな引き続きよろしくね。
July 1, 2007
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またまたサンフランシスコベイエリアにやってきた。今回は仕事ではなく、バークレーで開催される友達の結婚式参加のためだ。27日にサンフラン入りし、元同僚のべとべんの家に3泊させてもらい、30日には帰国の途に着くというなかなかのハードスケジュールだ。結婚式はTilden Parkという公園(っていうか山)の中にあるコテージみたいな施設を借りて開催された。食べ物にうるさい花嫁が選りすぐりのケータリングを手配し、ユダヤ人の旦那と日本人の花嫁なので宗教色の薄いセレモニーだった。英語がぺらぺらでいろんな意味でぶっ飛んでる花嫁と日本語がぺらぺらで物腰の柔らかい印象の彼は誰から見てもナイスカップルで、既に尻に敷かれている感じはあるもののお互いの家族を大事にしている様子が参列客にも伝わって、本当にアットホームな結婚式だった。今回はプライベートなのでPCも持ってこず、べとべんと同じくサンフラン在住の久美ちゃんのために豆腐だの納豆だのいつもの手作り石けんだのを持参しただけで、ドレスも靴も現地調達するつもりでやってきた。アメリカ万歳!私サイズの服が選り取りみどり。とくにドレスなんて日本だと華奢なデザインのものが多いけど、こっちだと卒業式シーズンのせいかいろんなドレスがサイズも色も豊富に安くでそろっていたので思わず2着も買ってしまった。でも1着150ドル以下だからアリだよね~!諸事情(後日のブログに書く)で今後サンフラン近郊に来ることは減ってしまうので、短い滞在ながらもいろんな人に会った。パロアルトの同僚もしかり、久美ちゃんもしかり。今までは「またすぐ来るし~」なんて思ってたのに、今後は会えないと思うと妙に寂しい。そんな感じでたっぷりカリフォルニアを堪能したのであった。
June 29, 2007
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新宿駅西口の地下で売っていて、前から気になっていたゴディバのチョコレートドリンク「ショコリキサー」を初めて飲んでみた。カップ1杯で630円のドリンクに長蛇の列ができていることに驚き、これまで試してこなかったがチョコレートドリンクは大好き!昨日はたまたま待ち行列が無かったのでいい機会だったのである。メニューはいろいろあったが、たいした列も無いのになんだか店員からも後ろからもせかされる感じがして、とりあえず目に付いた"ビター"の文字を指し、「これを下さい」とオーダー。なんせゴディバのチョコは甘いからね。ビターならいいかなと思って。できてきたのはこの商品。その名も「ショコリキサー ダークチョコレート・デカダンス」。お味は・・・・・・・・うまいっ!!!激うまっ!超私好みの味だった。甘すぎないのに、チョコの濃厚な風味が漂う。ビターを選んだのも良かったかもしれない。上に載っているクリームを混ぜると味がまろやかになりさらに美味。これで630円は許しちゃうかも。スタバのフローズン系ドリンクと比較すると安くさえ感じてくる。もしこのドリンクを売っているショップを見かけたら是非トライしていただきたい。チョコ好きの人ならはまること請け合いだ。
June 25, 2007
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なんか最近ちょっとばたばたしてて、なかなかブログが書けない。とにかく座間味旅行のまとめ。今回は中2日しかダイビングができなかったのだが、天気があまり良くなかった。東京は入梅だというのに猛暑でカンカン照りだったと言うのに、沖縄では大雨だった。どのぐらい大雨だったかというと、まず土曜日の夜ナイトダイブを予定していたが、雷雨のために実施できなかった。そして翌日のボートダイブでは雨が激しく振ってきたので移動中にマスクをかぶり、フィンを顔に当てて痛みから逃れたぐらい大雨だった。そして夕方には島内に非常アナウンスが流れ、どうも土砂崩れで他の集落へ続く道が遮断されたとの事だった。おかしい。私晴れ女のはずなのに。たぶん一緒に行った梅ちゃんが雨女なんだろう!(人のセイ)初めてダイビングをした梅ちゃんは、最初のころは海中でふわふわする体のバランスが取れずに不安げな様子だったが、さすがに3本も潜ったので最後には(お魚さんばいば~い!)と余裕のご様子。また、さんご礁に群がる紙ふぶきのようなカラフルなお魚達に目を奪われたようだ。ウミウシ好きの私のリクエストに合わせて、ウミウシに詳しいガイドの歩美さんが折に触れて可愛いウミウシを見せてくれた。図鑑を見せても「どこが可愛いの?」と言っていた梅ちゃんも、実物を見るとその可愛さがわかってくれたようだ。歩美さんと二人で潜った時には、とことんウミウシダイビングのあり方を教えてくれた。なんと水中で拡大レンズを取り出し、「二次鰓(後ろのひだひだ)が揺れる様がたまらんから見て!」と手渡してくれる。私は私で鰓もさることながら、細かい切れ目がついた触角を肉眼で確認できて感激。二人してオタクの世界に没頭していた。次回はマイ虫眼鏡持参しなくっちゃ!さて、楽しい時間はあっという間に過ぎ、月曜日に帰宅となった。那覇で帰りの飛行機まで時間があったのでお土産やを物色して歩くうち、可愛いアロハを見つけたので購入。とはいっても自分のではなくメグちゃん用である。我が家はすっかり夏モードだ。
June 18, 2007
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最近なんやかんやと忙しくて、ブログつけるのもおろそかになっていた。とはいっても仕事が忙しいんじゃなくて犬だの旅行だの友達の結婚式準備だのプライベートな用事ばっかりだけど。さて、6月15日(金)~18日(月)まで沖縄ケラマ諸島座間味島に行ってきた。シナとメグは今回はペットホテルにお留守番だ。最近ダイビングのためにお金を使いすぎているので、今回はマイレージを使ってチケットを予約した。国内線なら往復一律15000マイルなので、やっぱり遠くに行くときにはお得感がある朝はゆっくり目の10時半ごろのフライトで、沖縄で遅めのランチをした。国際通りからちょっと入ったところにある市場の2階の食堂だ。下の市場で選んだ魚介類を料理してくれるところなのだが、直接お店に行っても食べられる。どこが店の切れ目かわからないようなつくりなのにお客の勧誘が激しい。ちょっとびっくりしながらとりあえず一番近くに居た呼び込みのお姉さんのお店に入って沖縄そばやゴーヤチャンプルーといった典型的な沖縄メニューを頼んだ。ランチのあとちょっと街中をぶらぶらしてから泊港に向かい、高速船に乗り込んだ。所要時間は1時間ほどだが、前半30分は「酔う人が多いって聞いたけどたいしたこと無いじゃん」なんてタカをくくっていたら、なんか急に揺れが大きくなって気持ち悪くなってきた。間違って船の先頭の方に乗ってしまったことが良くなかったらしい。後ろに動こうにも揺れのせいで足元がおぼつかなく移動に自信がもてなくて我慢した。船がケラマ諸島に近づくと船は徐々にスピードを落とし、寄港地のアカ島に到着した。だいぶ気持ち悪いのは収まっていたが、あと10分船に乗らなきゃいけないということだったのでトイレに行って吐いておいた。吐き癖があると、こういうときは楽なのよね~~~。さて座間味島に到着。座間味にはダイビングの先輩Kの強い勧めでやってきたが、ほんとにダイビングの有名スポットで、逆にダイビングを取ったら何にも無い島のようで、タクシーの運転手にも宿の人にも「ダイビングですか?」と聞かれた。確かにお魚図鑑もたいてい本州版と沖縄版って分かれていて、本州は主に伊豆、沖縄は主にケラマ諸島で撮られた写真が多いようだ。私も持っている「沖縄のウミウシ」や「ウミウシガイドブック」を書かれた小野篤司さんも座間味在住でショップもやっていらっしゃるそうだ。今回のダイビングはまたまたKの紹介のフリーインストラクターのあゆみさんにお世話になる。潜るのは明日からだが、わざわざ港まで迎えに来てくださった。あゆみさんはウミウシマニアで、新種を発見された?と聞いていたのでお会いするのがすご~~~~く楽しみだった。とりあえず今日はご挨拶と明日の準備だけお話して解散となった。宿は座間味のメインストリート沿いにあるキレイなペンション風のところだ。ネットの口コミでは「座間味でダイビング目的ではなく家族旅行ならここがオススメ」とか「ちょっと他より値段は高め」と書いてあったのでダイビング目的の旅人向けの安宿ではないのだろうと思っていたが、ダイバー用の設備はしっかり整備されていた。さすがである。ちなみに"メインストリート"と書いたが、軽自動車がやっと1台通れるぐらいの路地だった。地図で見たときは大きいんじゃないかと思っていたが、この集落相当小さいと見た。でも朝7時から夜12時までやっているスーパーがあるのはとても心強い。夕食はグルクンという地魚の煮付けやらパパイヤの炒め物やらローカルフードがたっぷりだった。おかずはおいしいのにご飯がみょーに柔らかいのが残念だったけど。ご飯の後はちょっと散歩した後どっと疲れがやってきて早い時間に就寝した。
June 15, 2007
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ステロイドの投与量を増やしたおかげで肉球ももりもり回復しつつあっためぐちゃん、しかし昨夜異変が。いつものようにゴローンとさせておなかをなでていると、赤いあざが何箇所かにある。キスマークみたいに赤く浮き出た感じだったので、きっと留守中にシナちゃんと喧嘩したのだろうと思ったが、よく見るとおなか全体が赤っぽい。見るからに痒そうだ。気がついた時間は夜の11時ごろ。おなか全体と喉のあたり(今ハゲてるので良くわかる)が赤っぽくなっているが、食欲もあるし、ふだんと変わらない様子だったし、これぐらいじゃ今から病院にいくわけにもいかないと思い、ちょっと様子を見ることにした。12時ごろ、改めておなかを見ると、前よりも赤みが増している。しかも首の後ろの方まで赤みが増している。これはまずいかな~と思ってかかりつけの獣医さんの所と先生の携帯に1度電話をしてみるが、つかまらなかった。考えてみたら明日は休診日だ。参ったなぁ。いざとなったら広尾の24時間動物病院である。ここは高いけど、いつも複数の先生が常駐しているので本当に緊急のときは安心である。念のため電話して病状を伝え、緊急性があるかどうかの判断を仰いだ。まぁおそらくアレルギー性のものでしょうとのことだった。めぐちゃんの場合、曲者なのが現在摂取しているステロイド。本来ならこれがアレルギーの抑制薬のはずなのに、別のアレルギー症状が出ちゃったってことは、他のお薬が効かない可能性がある。まして継続治療中なので、体の状態が良く分からないので、広尾の病院に行く場合は血液検査とかいろんな診断が必要になる(時間もお金もかかっちゃう)ので、できれば翌日かかりつけの病院に行くことを勧められた。そんななかメグちゃんは体が痒いのか、布団を引っ掻き回したり、ぐるぐる回ったり、ベッドから降りてフローリングの床で寝てみたり、落ち着かない様子だ。この状態は朝まで続き、メグも私も睡眠不足である。朝になって留守電を聞いたかかりつけ病院の先生から電話があり、病状を伝えた。改めて見てみると、昨夜よりひどくなっている。炎症のせいか体はほてっており、背中や頭や耳の中まで赤くなっていた。先生の都合をお聞きして空いてる時間に見てもらうことになった。症状としてはやっぱりアレルギーの典型的な症状との事。ステロイドの副作用の可能性も捨てきれないので、血液検査もしてもらったが、とくに問題の数値は出てこなかったそう。ただ、急性アレルギーの場合、急激過ぎて血液にまで影響が出ていないという可能性もあるので、預からせてくださいといわれた。入院である。たぶん命に関わるようなものじゃないと思いますから大丈夫ですよ、とは言われたものの、「ほんとにこの子は免疫系弱いみたいですね」と改めて言われてしまった。病弱なメグちゃんである。あんたいったい医療費にいくらかかんのよ。保険に入っておけばよかった。これからシナちゃんも老犬に差し掛かってくるし、今後の医療費が心配である。すくなくともシナちゃんはまだ年齢的に入れるみたいだから、これを機会に入っておこうと思う。
May 31, 2007
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うちの近くに右折の難しい道路がある。カーブの真ん中に出口があるために左右が見渡しにくい作りになっているのだが、たいていどちらかの車線が渋滞しているために、なかなかタイミングが掴みにくい。先日も右折をしようとその道路に差し掛かると、右から来る車は無かったものの、進入車線で長蛇の信号待ちがあって入れなかったため、それらの車が行き過ぎるまで待っていた。すると、後方に並んでいた一台の車の窓が開き、サングラスに金のネックレスの日焼けしたおじさんが手招きしてくれた。とはいえ1台分の頭さえ突っ込むスペースがないので入りにくいんだよね~~~と思っていると、クラクションまで鳴らされて催促されたので恐る恐る車を進めて斜めに頭を突っ込んでみた。信号が変わって車が流れ出し、やっとまっすぐに進むことができた。とりあえずおじさんの車に向かって頭を下げて進んでいると、次の信号で車線が複数になり、おじさんの車と並ぶことになった。するとまた車の窓が開き「あーいうときは遠慮しないで突っ込まなきゃダメだ!それから車体を平行にして他の車と並ぶんだよっ!」と叫ばれた。とりあえず「わかりました~、ありがとうございます~~~」とは言うものの、ちょっとめんどくさいなぁと思っていた。そこから千駄ヶ谷駅前を通り過ぎ、外苑の周遊道から権田原に向かって左折をし、権田原を右折して外苑東道路に入った。外苑で3車線の真ん中にいると、そのまま左折・右折をするだけで外苑東の一番左の車線に入ることができるので、いつもこのルートだ。その後246で左折をして皇居方面に向かった。すると246でまた例のおじさんが叫んでいる。今回は246の2車線向こう側からだ。「右折をするときはぁ~~~~・・・」。。。もう遠くて何言ってるんだかわからない。間の車線に車も入ってきて、おじさんの車は完全に私の視界から消えた。まだ叫んでいるようだが、諦めて信号が青に変わったのを見計らって車を発進させた。この後も行き先が一緒で、信号で止まるたびにいろいろ言われたらどうしよう!とちょっとどきどきしたが、赤坂あたりで別方向に行くことができた。基本的に私はそんなにヘタレドライバーではないほうだと思う。大学時代は車で学校通ってたし、今でも運転頻度は高い。車庫入れだって95%以上1回で入れられるし、合流はスムーズだ。急ブレーキ急発進もしないから同乗者に優しいし、礼儀正しいドライバーでもある。最初の右折に関しては、なにも無理にあのタイミングで進行しなくても良かったのではないかと思っている。渋滞してるってったって、たいてい片方だけだからちょっと待てば必ず曲がれるのだ。入る隙間が無いのに無理やり車体を突っ込むのはなんだか図々しくっていただけない。逆に出口付近で車間を開けずに停車している車もどうかと思うんだけどね。おじさんが私の運転を気に入らなかったのは仕方が無いが、ゴーイングマイウェイドライブを他人に指導し、公共の道路で叫ぶという危険行為は今後やめてくれることを祈るばかりだ。
May 28, 2007
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昨日の1本目はおどおどダイブだったが、2本目は安定して潜ることができ、エアの消費量もイントラの方と変わらないぐらいになったので、今日はもっと遠く深いところに連れて行ってもらえることになった。通っているダイビングショップは結構深いところがお好きの模様。理由は1.人が少ないから2.浅場では見ることのできない生物が見れるから、だそうだ。目指すポイントは伊豆海洋公園の5の根。どの辺か確認しようと受付で地図を入手するが、あまり人が行かないところなのか、地図に出ていなかった。むむー、チャレンジである。昨日の反省を元に、ポイントまでの移動はゆっくりしたフィンキックを心がける。ポイントに近づいてきたところで徐々に深度を下げ、潜行していく。5の根にたどり着くと、そこには壮大な景色が広がっていた。高さ30メートルと思しき傾斜80度の絶壁、その先には緩やかな砂地が沖のほうへ続いている。崖の上から眺めると、まるで陸上の岸壁の上を空中浮遊しているような気分だ。そのまま水底までふわふわと落ちて行きたい欲望を抑え、イントラについていく。崖を10メートルほど降り始めたところで私のダイビングコンピュータが警告を発した。水深40メートル、レクリエーション・ダイビングの限界深度である。イントラや常連さんのダイコンはうんともすんとも言わないが、私のダイコンは慎重派なので、鳴いたらしい。ちなみにこの子、減圧不要限界を超えたときは何も言わずにスクリーンに表示を行うだけである。そこで浮上したら鳴るんだろうが、減圧が必要になったところで教えて欲しいもんだ。さて、うちのダイ子の警告を無視してさらに潜行する。今日の最大深度は51.3メートルだ。そこでイントラが本日のターゲットである生物を見つけた。ハクセンアカホシカクレエビだ。(←どなたかのサイトを借用) 大輪の菊のようだが毒性のあるスナイソギンチャクに隠れて住んでいる、透明のえびちゃんだ。ぱっと見2匹ぐらいしか見えなかったが良く観察すると5匹もいる。きっと明るいところで見たらうすピンクのイソギンチャクに隠れるクリアなえびが美しく見えることだろうが、ここは水深50メートル。赤い色はあせて見えるのでちょっぴり地味だった。えびの透明さはちょっと食欲をそそったが・・・深いところに潜ったときはあまり長居はしていられない。出口の方向に向かいながら上昇していく。さすがに初心者の私はエアの減りが早く、イントラの判断で浅いところを移動して帰ることになった。当然減圧不要限界は超えているので急上昇は厳禁、浮力に注意をしながら進んでいった。今回は14リットルのタンクを使ったが、残圧50を切ったあたりからイントラが「出口まであと70メートル。落ち着いて」「残圧10を切ったら浮上してエギジットするよ」とメモを見せてくる。しかし70メートルだの50メートルだの言われても、自分が水中でどのぐらいの速度で移動しているかいまいちよくわからないので驚きもあせりもしなかった。"きっと残圧が赤いゾーンに突入すると、びびっちゃう人いるんだろうな~。イントラさんも大変だ"と思いながら、"でもあせっちゃったらエアの消費が早くなってもっと危ないじゃん。ここはさらに深呼吸だな"と、冷静に考えていた。浅いところまでくればこっちのものである。いつも安全停止を行う場所にたどり着いたときは確か残圧20ちょっとぐらいだった。私のダイ子ちゃんによると、ここで10分ぐらい停止しないと上がれない。のんびりと水中を漂いながら巨大な黒ナマコがのそのそ歩く姿などを見ながらすごしていた。余談だが私はウミウシが好きなようだ。カラフルな水中ナメクジといったようなウミウシちゃんだが、その個性的な姿と小さいながらも精一杯生きている様子に心引かれる。ウミウシガイドブックまで買ってしまった。そんなことを知っているイントラさんが、変わったウミウシを連れてきてくれた。その名もメリベウミウシ。(←またもや他人様のサイトを無断借用) 海草と見間違えそうな見た目だが、水中に流されたときは体をわっさわっさと折り曲げて泳ぐ(?)。どう考えても水の流れを考慮しているとは思えず、ただじたばたしているように見えるが、本人も必死なのだろう。水底に着くとはっしと岩を掴み、落ち着いたようだ。減圧が終わり、念のため1分ほど待ってからエギジットした。上がったときの残圧は10を切っていた。ダイブタイムは53分。なかなかの大冒険だった。さーて、これで3週連続ダイビングとなってしまった。6月中旬の座間味旅行までに中性浮力を見につけたくてこまめに通っていたが、どうやら中毒になってしまった模様。帰り道ではもう潜りたくて仕方が無い。自分では「技術力がまだまだで悔しいので通ってます」と言っているのだが、イントラさんも常連さんも「そういうやつに限って、上手くなってからも来るんだよ。窒素中毒だね、それは」という。もちろんほんとに窒素に中毒になっているわけではなく、すぐに体が窒素(つまりダイビング)を求める状態のことを指すんだそうだ。確かに木曜日ぐらいになると禁断症状が・・・来週も通ってしまうのか、それは天候とそのときの気分次第だ。
May 27, 2007
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3週連続でダイビングに来てしまった。ここまで来るともう中毒だね。今日は伊豆海洋公園のなかで二の根と呼ばれるちょっと離れたポイントまで連れてってもらえることになった。失敗したと思ったのは、マイフィンで来てしまったこと。宿で借りれるバイオフィンという天然ゴムで作られているフィンは、軽くて弾力性が高くて、少しのキックで大きな推進力が得られる優れものだが、私の合成ゴムのフィンは小回りは効くが、長距離を移動するには脚力が必要な疲れるフィンなのだ。まぁでも自分の持ち物で慣れる必要もあるだろうと思い、海に向かう。ところが今日は自分が経験した中で最大の波の高さだ。凪を狙って海中にもぐりこんだ。時は満ち潮、足をばたばたさせてみるが、ちっとも進んでいる感じがせず、波によって浜辺の方に押し返される。ちょっと潜って岩やロープを伝いながら沖のほうまで進んだ。ブイの近くまで来たところで方向を変え、水深5メートルあたりを二の根に向かって直進する。ところがなんだか体が疲れる。なんだろう?フィンが重いからか?顔を上に上げすぎなのか?流れに負けているからか?マスクもなんだか不安定で鼻の辺りに水がたまって気持ち悪い。なんとも言えず不快な感じのまま水深35メートルあたりまで潜行を開始した。深いところに来ると今度は不快感に息苦しさがプラスされてきた。なんだか肺が圧迫されているような気分だ。マスクもきつくなったので空気を入れてスクイズするとまた鼻の辺りがむずむずする。唾液も余分に出て、レギュレーターからつばが飛んでくる。(これは喉が乾かないという店ではプラスだったけど・・・)ダイビングで一番危険なのはパニックになることだと思う。なので、「不快だろうと、呼吸はきちんとできてるので心配ない。鼻だってマスククリアすればOK、落ち着け!」と言い聞かせる。私はまだお魚を探すのが上手ではないので、インストラクターが探している間に周りを見たりぷよぷよ漂いながらコンディションを取り戻す。でも今振り返ってみると、あのとき何をしていたのかあまり良く覚えていない。見たお魚の名前も後で「これ見たよね?」と言われて「そういえば・・・」といった感じだ。さて帰り道、水中で緊張していたせいか、空気の残量が少なくなってきた。浅めのところまで移動してまたパタパタと泳いで帰る。私はといえば、やっと緊張が取れてきて、マスクの不快感もストラップの位置を調整することで解消し、気持ちに余裕が出てきた。インストラクターの「出口まであと70M、リラックスして!」「残圧10になったら浮上して水面を移動するよ」というボードにも「あぁ、この状況でパニクる人もいるんだなぁ。インストラクターも大変だなぁ」と冷静に見過ごすことができた。残圧少ないならそれこそ緊張は禁物でしょう!といつもよりさらに深めの呼吸を心がける。しかし足が疲れるので途中で流れに身を任せたりして、ほんとにのんびりと移動した。途中で安全停止を加えながらも、無事人のタンクを借りずに自力でエギジットしたときは残圧10ジャストぐらいだった。いやぁ、お疲れ様。しかし今回の不調はなんだったんだろう?寝不足か?体力不足か?いや、ビギナーズラック通過地点なのかもしれない。最初のダイビングから結構順調にここまで来たが、何事もちょっと慣れてくると基本的なことが突然頭から抜け落ちてしまうことがある。今回はフィンキックは大きくゆっくり行うべきで、小さくばたばた動かしても疲れるだけだという事を体で学び、深いところでは呼吸をさらにゆっくりさせないといけないことを再確認した。まだまだまだ、修行が足りんようですな。
May 26, 2007
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昨日の夜、渋滞を避けて7時半ぐらいに城ヶ崎を発った。遊びつかれたシナとメグは車に飛び乗り、早速熟睡している。到着予定は11時近くである。既におなかが減り始めているので、途中のどこかで夕ご飯にすることにした。しかしせっかく観光地まで出てきているのだから、おいしいお魚が食べたい!しかも私は肉食といいながらも寿司だって毎日食べれると思ってしまうぐらいの寿司好きである。これは寿司か"名物あじ丼"とかそういうの行っとこ~!と左右に目をやるが、なかなか私の触手が動くお店が見つからない。30分ぐらい車に乗っていただろうか、多分まだ伊東市内だったと思うが、デカデカと「地魚の回転寿司」と書いてあるお店を見つけた。最近の回転寿司って馬鹿にできない。成東にも「海鮮問屋の回転寿司」というお店があるが、安い値段で結構いいネタが回っている。しかもココ伊東のお店は、広めの駐車場が結構埋まっていて、交通整理のおじさんまでいる。2秒で判断を下し、ウインカーを出してひとつ残った駐車場に滑り込んだ。中に入ると質素だけど清潔感のある作りのお店だ。ホワイトボードに今日のお勧めなどが記載されており、お値段はそこそこ。空いている時間だったため、寿司は回っておらず、すべてオーダーで持ってきてくれるという。やっぱりここは地の魚でしょう、ということで「地魚6点盛」っていうのを頼んだ。いさきだのカンパチだのこしょう鯛だのが入っていて6貫525円!しかも新鮮でおいしい。そしてすし屋に入ったら一回は必ず頼む、大好きなサーモンを注文。これがとろとろあまあまでおいしかった~!写真手前はあんきも軍艦。ちょっぴりポン酢がかかっててこれもイケた。ほかにもカワハギの肝添えとかさっき海中で出会ったばかりのアオリイカなどオススメものを中心にいただき、超満足した。いいとこ見つけた。今後毎週のように通る道なので、常連になってしまいそうである。
May 21, 2007
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アドバンスを取るか取らないかずーっと迷っていたが、とりあえずはファンダイブ!と思って伊豆にやってきた私。ところがこの宿ではインストラクターが1人しかおらず、通常イントラのタケさんがビギナー組、常連のダイブマスターさんたちが中・上級者組を率いてダイブする。今回のビギナー組は私ともう1人。この1人が実はアドバンスを取りに来たと言うのだ。「一緒にやる?」といわれ、まあこれもタイミングか、と思って受けてみることにした。PADIのアドバンスは、通常ちょこっと講習と5本の選択ダイビングがある。私の場合もともとアドバンスのテキストを持っていたので、読み物として読んであったので講習はすいすい進んだ。問題は実習である。特に注目ポイントだけピックアップしてみた。まずディープダイブ。海の深いところ(30m付近)に潜ったときは、窒素の影響で判断力が鈍る場合がある。その影響を実感するために、まず地上で数問計算問題をやり、同じレベルの問題を水中で解くという試練があった。私の場合寝ぼけていたせいか、地上で足し算を引き算で回答し、時間も39秒かかった。(連れは15秒)今度水中ではさらにボケ度が増し、二桁掛け算のところで、「あれ?繰り上がった数字ってどれに足すんだっけ?計算の仕方がわからない!!!」と混乱しながらも、無理やり計算を行う。所要時間は31秒で地上より早かったが、結果は間違っていた。30メートルぐらいの深度では稀に窒素より酸素の影響が強く出て、能力が覚醒する人がいるらしい。私の場合も時間が短かったので、そのタイプ?と疑われましたが、「いや、地上ではボケ、水中ではスーパーボケでした」と言い、お墨付きをもらった。次に2日目の水中ナビゲーション。コンパスを使って30メートル四方の四角形を描いて元の位置に戻るってものだが、そもそも泳ぎが安定していないために同じキック数でも長さが変わってしまうのだ。一緒に受けた人が上手だったので、ちょっとカンニングしてみたりしたが、逆にカンニングしなかったら迷子になった。「にじゅうし、にじゅうご!」と数えながら進んでいたら、回りに知ってる人がいない・・・あれ?そこにちゃりん、ちゃりんと呼ぶ音がしたのでそちらの方向に目をやると、やっと講習仲間を見つけた。わーいと近寄る。あれ?でも帰着地点と景色が違う・・・目印も無い・・・そしてなぜココには人が4人もいるの・・・?・・・別のツアーだった。超怪訝な目で見られた。やく3メートルのズレだった模様。そして仲間を探すためにグルっと回転した時点で、方向感覚は完全にずれていた。やっぱナビゲーションは初心者には難しかったね~~~。最後は楽しい水中生物観察。浅場で脊椎動物を5種、無脊椎動物を4種、植物を2種以上識別できればOK。しかし魚の名前をまったく知らない私なので、これも一緒に潜った子に教えてもらってばっかりだった。でも狙って行ったので、なんとかイソコンペイトウガニとかなんとかコケギンポとか、珍しいお魚に出会うことができた。コブダイだったかな、あたまのでかい魚とランデブーし、激流のようなきびなごの移動を目撃し、30センチぐらいある真っ黒なウミウシ君にも遭遇した。あと感動的だったのは、アオリイカの泳ぐ姿をしたから眺めることができたこと。まるで白夜に漂うUFOの母艦のようだった。神秘的~。てなわけで勢いついたままアドバンスのランセンス講習終了。またもや100%ファンダイブを体験し損ねてしまったが、透明度は良かったし、お魚の勉強もできたので大満足である。連れの足を引っ張ってはいけないのでエアのコントロールも意識したので、だいぶエアもちも良くなってきた。これらの技術を忘れないで身に着けちゃうためにも、このシーズンはこまめに通うつもりである。目指せ50本!
May 20, 2007
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また伊豆に来ちゃった。だってせっかく出来上がった自分のウエットスーツで早く潜って見たかったんだもん。シナもメグも楽しみにしてたし・・・と前置きはさておき、金曜日の夕方に「やっぱり行こう!」と思い立ち、溜まった洗濯物のことは頭の隅に追いやってレンタカーと宿の予約をして伊豆に向かった。しかも金曜は送別会があったので夜11時半に家を出発した。伊豆のタケさんたちは海の男にも関わらず宵っ張りなので、2時過ぎに私が到着したときもまだ起きていた。さすがに到着が遅いので心配してくれていたらしいが、その後も3時まで起きていたところを見ると、私が来なくても起きてたかも。私にしてみれば犬用の離れには鍵がかかっていないこともわかっているので、「まぁ、勝手に上がりこんで翌朝挨拶すればいいや。居眠り運転も怖いからちょっとどっかで仮眠とっとこうかなぁ」ぐらいに思っていたが、心配させてしまったので直行してよかった。さて、出来上がったウエットだが、こちらの写真である。せっかくのオーダーメイドなので、オリジナリティーも付け加えてみた。じゃじゃん!しっぽちゃんだ!常連さんからは「それ、当て布?」と言われようが、私がしっぽといえばしっぽなのである!寒くなってきたらまたぺりどっとちゃんのところで フードをオーダーし、おそろいの耳をつけようと思っている。コスプレ万歳!メグもマイ・ウエットに見とれていた。
May 19, 2007
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メグの肉球がまだ完治しない。治療を始めてから1年以上が経過し、ステロイドを摂取し始めてから半年が経っているが、良くなっては少し悪化し、また良くなっては戻るを繰り返している。原因は主にステロイドの減量のタイミングと量にあるようだ。メグの体重における免疫抑制に効果のでるステロイド量は1日2ミリグラム。これをしばらく続けた後、ステロイドの場合はいきなり薬をやめられないので、一定期間をおいて少しずつ摂取量を減らしていく。まず半分の1ミリグラムに減らし、1ヶ月ほど経って順調に回復しているので0.5ミリにするのだが、これまで3度0.5ミリにしたとたんに症状が悪化しているのだ。一生ステロイドを使い続けるわけにも行かないので、今回の治療が最後のチャンス。しばらく2ミリにしてかなり良いところまで直し、それでダメなら他の薬を試す。しかしこの新しい薬、1日分が500円以上もするのだ・・・・(ちなみにステロイドは1ミリ錠で100円)さすがにお犬様の薬代が月に15000もすると厳しいものがあるので、もう神頼みである。できるだけこまめに肉球にオイルを塗ってマッサージしている。とはいっても以前に比べれば格段によいのである。前は肉球の肉の部分が薄っぺらくて、ちょっと歩いただけで「足痛い!もう歩きたくない!」と駄々をこねていたが、今は組織がしっかりして、表面だけかさかさとしもやけができているような感じなので、本人もあまり痛さを感じていないらしい。さすがに毎日お散歩に行くと治るペースより足の裏が削れるペースのほうが速くなるので無理だが、週に3日~お散歩にいけるようになっただけでも大進歩だ。さっさと治って欲しいものである。
May 17, 2007
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私と同僚の梅ちゃんが飲み会の幹事をすると、肉好きの私達はどうしても焼肉とかシュラスコに走ってしまう。そのなかでもダントツのお気に入りが恵比寿にある京城である。元上司のAさんに北千住の本店に連れて行ってもらったのが私達の京城通いの始まりだが、恵比寿に店舗があることを発見してからは、もっぱらこちらに通っている。5月は既に2回も行ったのだが、梅ちゃんとは「毎日食べてもOKだよね」というぐらい好きな私達なのである。焼肉は肉とタレの組み合わせであるから、タレがいまいちでも超しもふりのやわらかいお肉であれば、おいしく食べられたりする。でも高級牛は通常高い。京城ではこの最高級のお肉を甘めのおいしいタレで、高級牛の値段とは思えない価格で食べさせてくれるところがいいところなのである。写真は5~6人前の特上盛。正確な名前は忘れたけど、とにかくお店で一番いいお肉を大盛りにしたやつで、確か12000円。単品で頼むよりもお得な皿である。普通ロースとカルビを並べると、どっちがどっちか一目瞭然だが、ここのは説明されてもすぐ忘れちゃうぐらいすべてのお肉にさしが入っている。あと京城のすごいところは、並のお肉を頼んでもおいしいところだ。なので団体で行って特上盛を頼み、あとは安いお肉を頼むとそこそこの値段で楽しめる。ちなみに今回の料金は1人5000を切った。飲む人が少ないということもあるが、肉ばかりをおなかいっぱい食べてこの料金である。一度この味を体験してみては?
May 16, 2007
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スポーツ万能で知られるガチャピンが、ついにエアギターに手を出した。ガチャピンがエアギター決勝進出!なんでもできちゃう、ガチャピン、かっこい~是非映像を見たいもんだと思ってYouTube検索してみたけど、残念ながら見つからず。だれか入手したら教えてください。
May 15, 2007
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OW講習見学の2日目。今日は海洋実習が3本である。自分がライセンスを取ったときは、すべてさくさく終わってしまったので、このスケジュールでまぁ大丈夫だとうと思って3人をぶち込んでしまったが、OPAのタケさんは大切なことをしっかりと教えてくれるので、相当厳しいスケジュールであったことがわかった。まず1本目はOWの最大深度である18メートルを体験するために徐々に潜行していく。海洋公園ではしばらく岩の傾斜が続き、突然その斜面が落ち込んでほぼ真下に下りていくと砂地が現れる。ここが水深18メートルだ。崖を頭から降りていく経験は初めてだったので、改めて水中の無重力っぽい感じを楽しみ、わくわくした。しかしココでトラブル発生。受講中のY氏に何かが起こり、タケさんが浮上のサインを送る。なんだ?耳抜き失敗か?しかも浮上のサインを確認したのが私だけだったのか、他の二人は動こうとしない。もしかしたら二人はココで待てって指示されたのかも、あの浮上サインは「僕はちょっと上がってくる」って事だったのかも、と頭の中をぐるぐる思考が駆け巡る。でもとりあえず大切なことは、ここにいる3人が離れないことと思い、二人に上昇のサインを出して5メートルほど上がったところでタケさんとYを発見。今日は透明度が2~3メートルと視界も悪かったので一安心だ。やっぱりここで引き返すことになったらしく、来た道を戻って水中からの緊急脱出の練習。今回は私も講習生の1人になり、Yとバディを組んで浮上した。近くに見えるブイまで泳いで待っているように指示を受け、タケさんはOとTの指導に海の中へ。ところがここでまたトラブル発生。Yの様子がおかしい。レギュレーターを外して吐いている。やーん!どうしよう!声を掛けるが、波も立っていてYはまた水を飲んだ模様で声が出ないみたい。近づいてBCDに空気をいれ、それでも沈み気味なのでタンクを下から持ち上げてみるが、どこまで何をしていいかわからない。回りにいたダイバーも「大丈夫ですか?」と声を掛けてくれるが、私が彼の状態を把握していないので、何をお願いしていいのかわからない・・・。さて、ここで彼を仰向けにして浜まで引っ張っていくべきか、誰かに彼を任せてタケさんを呼びに行くべきか(これは10秒で却下したけど)、とにかく待つべきか・・・そんなところでみんなが戻ってきたので、あとはタケさんにお任せして浜に向かった。(あとで聞いたんだけど、水中で気持ち悪くなって吐いたあと、レギュレーターに空気を送り込まないで直接吸い込んじゃったので海水飲んじゃったんだって。そこからずっと気持ち悪かったらしい。)心配なので、一番最後について行ったが、波が荒くてなかなか進まない。追い越してしまいそうになるので、途中で止まりながら後ろから見てると、ひざが曲がっていて足が上手く水をかけていない。これは体力ばっかり消耗するよな~、そういえばYさんは昨日体が冷えちゃって最後の泳ぎのトレーニングを飛ばしたんだったなぁ・・・なんて思っていた。さて、気を取り直して2本目!波とうねりはさらに強くなったような気がする・・・でも海洋公園ではこのぐらい普通とか。ざぶーんと押し寄せる波を背中で交わし、引いたところで「いまだ!」と水に飛び込む。今回もまた列の最後をキープして進んだ。1本目の時には「私海中でどこにいようかなぁ、私も初心者だから自分のペースでいいんだよねぇ」と自分のペースで進んでしまったので、何度か他の3人をフィンで蹴っ飛ばしてしまったらしい。まあ言い訳はいろいろあるのだが、とにかく今回は「だったら少しは調整できる私が一番最後に移動すればよいのである」と思ってひたすら最後をとることにした。3人のなかでOは肝が据わっているのか、水中のコントロールがとっても上手。なので安心して放置していたが、Tは耳抜きとか体調とかコンディションの理由で浮力がおろそかになってしまって気がつくとすぐ上に浮上してってしまう。なので移動するときは「ひとり、ふたり・・・」と数えて送り出し、全員行ったところで自分の移動を開始するようにしていた。ところがコーナーを曲がると最初に移動を始めたはずのYがいない!きゃ~!タケさんがライトを点滅させて合図を送るが、寄ってくる人影はない。こういうときはまずインストラクターを待ち、しばらく待っても来なかったら浮上するのが鉄則なので、タケさんの合図で浮上する。浮上のときも、あせったTがぐんぐん上がっていくので、さすがに引き止めて「ちょっとずつ!」とサインを送る。もうドッキドキの講習である。さて3本目、これが終わればみんな晴れてダイバー!今日のコンディションでは水中ツアーを楽しむことは無理と諦め、みんなのダイブの成功のみを祈る。しかし波はさらに高くなっている。。。うわーーー。水の中もゆらゆらだ。普段乗り物酔いしにくい私でも気持ち悪くなってきたぞ。もう3本目になると私もちょっと記憶がない。とにかくなんかトラブルがあって、浮上して陸に向かって泳ぎだす。波打ち際はざぶざぶと大変なことになっていた。大きな波が近づくとタケさんが「大きいの来るよ!逆らっちゃだめだよ!とか「これはじっとしてて!」と波にあわせて指示を送ってくれる。でも1メートルはある高波にもまれてひざをついてしまった。もうこうなったら最後、つるーんとスライディング状態で流されてしまった。海、おそるべし。なんとか無事に上がってきたが、もうへとへとである。とりあえず実習はすべてすることができたのが幸いだが、プールでコンパスナビゲーションをきっちりおさらいして終了となった。もう私はお勉強はする気にならなかったので、昨日に引き続きスノーケルの素もぐりの練習をしながらアマになった気分で巻貝を拾っていた。素もぐり、むずかし~。上半身を直角に水中に突っ込み、足を真上に上げて足とフィンの重みで水中に潜るはずなのだが、絶対斜めってるし、足曲がってるし。まぁ、今後の課題ってことで。そんなこんなで講習終了!ファンダイブにはまったくならなかったけど、タケさんと自然から多くのことを教わった。ファンダイビング6~8本分ぐらいの価値があったように思う。こんなコンディションで講習しちゃって、3人とも嫌な思いしてないかなぁと心配だったが、やっぱり男の子!逆にやる気が出たみたいだ。よかったよかった。次回は一緒に楽しいダイビングができるといいな。
May 13, 2007
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講習取得後の私の目標はひたすら「サンゴを傷つけないで泳げるようになりたい!」ってこと。この点を解消すべく、K紹介の伊豆のダイビング宿、OPAに行ってきた。今回はオープンウォーター講習受講の同僚3人と一緒だったので、どのタイミングで潜らせてもらおうかな~と思ったが、インストラクターが1人しかおらず、かなりの強行スケジュールで講習を終わらせる予定なので、とても「合間でファンダイブしてください」とは言えず、結局講習を見学したり自主練習を中心に行った。まず今日はプール講習から。プール・海洋とも講習は伊豆海洋公園というところで行ったが、ここのプールは50メートルプールと水深4メートルのダイビング用プールがあり、どちらも海の水を引き上げている。なので海と同じ浮力で練習を行うことができるのだ。みんなが水に慣れる練習をしているところで私はひたすら中性浮力の泳ぎの練習。呼吸で上下してみたり、中層をまっすぐ泳ぐ練習を地道に行った。でもどんなにがんばってもすぐ下に沈んでしまう。ということでウエイトを2キロほど減らしてみたところ、かなりスムーズに泳げるようになった。フォームも見てもらったので、フィンの使い方も上手になったかも。4メートルプールでは講習に同伴。みんなと一緒に潜水の練習。自分の講習の時はなかなか体が沈まず、体勢も不安定だったけど、何回か練習したら比較的スムーズに潜降できるようになった。わーい。最後に1本目の海洋実習があったので、これにも同行してみた。今日の海は残念ながら透明度悪し。みんなは初めての海だからどうかな~?と思っていたけど、いつも無表情なOがぽそっと「これははまりますね」の一言。陸上では味わえない浮遊感と、それを上手くコントロールできない自分の実力に、向上心を刺激された模様。しめしめである。鼻炎を気にしていたTは耳抜きが上手くできず、陸に上がったら鼻から水っぽい血が出ていた。いつも理屈の多いウンチク君だが、理論と実践のハザマで苦しんでいた模様。早く慣れてくれるといいのだけど。話は変わるが、OPAさんでは犬連れOKである。シナもメグも旅行が大好きなので大喜びである。興奮しすぎて吠えたり暴れまくったりしたのが困りものだが。この子達も早くこの場所に慣れてくれるとよいのだが・・・ちなみに海洋公園では通っていたスクールの人に会ってしまった。とはいっても伊豆店の人なので直接関わったことはないのだが、あのスクールのすごいところは新しく入った生徒の顔と名前を他のインストラクターまで覚えているところである。「どこかでお会いしたと思ったら○○(私)さんじゃないですか!うちのツアーにも参加してくださいよ!」と、カムバックコールを何回か受けてしまった。ふぅ。きっと今頃は新宿店にも「海洋公園にて○○さん発見、要フォロー」と引継ぎが回っているに違いない。
May 12, 2007
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講習から戻ってきて1週間以上が経過してしまった。早くも次が潜りたくて仕方がない。まず始めに手をつけたのがウエアのオーダー。いらないって言う人も多いけどさー、私標準体型じゃないからレンタルだとなんかとても合わない感じがするのよー。会社の元後輩のHNぺりどっとちゃんちがジェノバ工房というオーダーメイドスーツやさんなので、海から帰ってすぐに作りに行った。今回はお店オリジナルのパターンに自分で塗り絵して作成。ちょっと型が違うけど、下のイメージみたいなのが5月19日が仕上がり予定。楽しみ~。そしてライセンス取得と平行して行ったのが友達の勧誘。手始めは前の部署でVP秘書をやっているUちゃん。南の島の浜辺でぼーっとするのが好きという彼女に「どうせ行くなら潜ろう!」と誘惑し、6月中旬に一緒に座間味に行くことになった。大先輩ダイバーの同僚Kちゃんにスーパーインストラクターを紹介してもらい、現地での体験ダイビング&私のファンダイビングは彼女にお任せである。でもせっかくのすばらしい海に行くなら、その前に上手にもちっと修行しておきたい。ということで、またまたKに紹介してもらった伊豆のダイブ宿に泊まりに行くことを検討した。でもダイビング宿だとたった一人しかいないインストラクターさんを占有するのも申し訳ないし、割高になっちゃうし、他のお客さんのファンダイブに混ぜてもらうにしては自分が未熟すぎる。どーしよー、と思っていたらまたまたダイバー候補生が現れた。それは現在同じ部署の仲良し二人組みのOとT。「小笠原に行くから向こうでライセンスとろっかな~」とか言うので、「小笠原で講習受けるなんてもったいない!事前に取ってから行こう!」と誘惑し、伊豆の宿に一緒に行くことになった。3人で打ち合わせをしていたところにこれまた同僚のYさんが通りかかり、T 「Yさん、伊豆でダイビングやんない?」Y 「え~、伊豆まで行くの?ライセンス無いとつまんないよね?」T 「ライセンス取りに行くんだよ~」Y 「行く」と、30秒で1名追加。この3名がなかなか忙しい人たちで、Yさんなんて19日から5ヶ月アメリカ出張なので、みんなの都合のつく日程が今週末しかなく、金曜日から伊豆入りして週末でライセンスを取っちゃうことになった。私はといえば、みんなより遅れて現地入りし、みんなの講習の合間にインストラクターの方がファンダイブに連れて行ってくれるそうだ。あんまり無理をさせると申し訳ないので、1日1本ぐらいにしようと思っているが、みんなを巻き込んだ責任として、一緒に旅行にでも行くつもりでアレンジさせていただこうと思っている。ちなみにこの宿、シナメグを受け入れてくれた!私と犬用の部屋を別館に用意してくれて、昼はダイビングポイントに連れて行ってOKとのこと。こういうところを探してたのよ~~~!てなわけでダイビングスケジュールは着々と埋まりつつある。人生って楽しい♪追伸:オリジナルログブックを作ってみた。海外でも使えるように英文仕様。A5サイズの無地のルーズリーフに印刷してファイリングした。こういう地道な作業、結構好き。
May 8, 2007
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シナモンは4年前に4匹の子犬を出産した。そのうちの1匹がナツメグなわけだが、そのほかの子犬の里親さんたちとは今でも交流がある。長男そら君の里親は、元上司のNさん。当時大学生だった娘さんが犬を欲しがっており、最初はトイプードルとかシュナウザーとかを希望していたそうだが、うちに子犬がいると知り、引き受けてくださった。次男ミント君の里親は、同僚の紹介でTさん。当時保育園に通っていた娘さんと、そのお母さん姉妹とお付き合いさせていただいている。今回の同窓会は3年ぶりぐらい?すっかりご無沙汰してしまった。Nさんが中国に赴任されていたりしたのできっかけを失っていたが、今回Nさんの娘さんがイタリアに留学されるということなので、その前に一度会っておこうと思って企画した。久しぶりに再開した親子たちは、お互いの関係をすっかり忘れいている様子。好奇心旺盛なミントはそら君にちょっかいを出しまくり、3分争っては1分休憩ってローテーションを何時間も続けていた。たまにメグのお尻のにおいを嗅ぎに来るのだが、「う”~!」とドスの聞いた声で文句を言われて怖がるでもなく、へこむでもなく、「うるさい女には興味ない」という様子。しかしシナとメグはそらとミントが争っていると場外でワンワンうるさい。まるで静かに闘志を燃やして戦うリング上のボクサーと、客席で応援(野次?)を飛ばす熱狂的ファンのようであった。久しぶりに再開したのは里親たちも同じ。Nさんの娘さんは大学を卒業してから2年も経っていて、素敵なお姉さんになっていた。もともとおっとりした方だが、さらにしっとりと大人びたように感じるのは社会人経験を積んだからだろうか?Tさんちのりあんちゃんも大きくなっていた。もともと人懐っこくて可愛らしい子だったが、3年生になってボキャブラリーも増え、会話が楽しかった。今はお父さんのお仕事の都合で式根島に住んでいるらしい。犬に絡んで出会った人たちだが、うちの子犬たちは本当にいい人たちにもらっていただいたと思う。なかなか集まりにくいけれど、シナとメグを連れてまた会いに行きたいと思っている。最後にみんなで集まって写真を撮ってみた。やっぱりやんちゃな犬4匹を抱えて写真を撮るのはとても難しい。3枚撮ったがどれもどこか不都合がある。これもまた愛嬌と思ってみんな載せてみた。
May 6, 2007
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GWを使って成東の実家に戻った私。とはいっても九十九里に犬の散歩に行くぐらいしかやることがないので、レンタルDVDをたくさん借りてみた。実家は特大液晶テレビがあるので、ミニシアターなみにDVDが楽しめるのだ。さて、今回借りたのは「硫黄島からの手紙」などシリアスものが2本、「Click」などのコメディーが2本(アダム・サンドラー結構好き)、「The OC」ファーストシーズンの1,2巻。とりあえず家主にご機嫌を伺い、何が見たいか聞いたところ、自分の住んでいたオレンジ・カウンティーを舞台にしたOCが見たいという。ティーンエイジャーのお話だから、年寄りが興味持つかなぁ~と思ったが、これがなぜかはまってしまった。OCはLAの貧困地域に住んでいる青年が悪いお兄ちゃんの影響で車泥棒を手伝わされて捕まったところ、弁護士にプライベートまでお世話になっていくって話。この弁護士の奥さんが超お金持ちで、オレンジカウンティーにあるニューポートという町に住んでいるので、その家にやっかいになるのだ。ニューポートの金持ち連中の生活は、「これってホントの話?それともドラマだから?」と思うぐらいゴージャス。チャリティーなどデビュタントだのを名目にしょっちゅうパーティーしてて、高校生がシャネルやダナ・キャランのドレスを着て登場する。あれって100万円ぐらいしないか?それにわがまま、うわさ好き、無駄遣い好きで無神経なあほばっかり。主人公のライアンはひどい家庭の生まれだけど頭はいいらしく成績優秀。これもアメリカのドラマに良くありがちなパターン?弁護士の家には同じ年のセスっていう男の子がいていわゆるお宅で世間知らずなんだけど、心根がいいやつ。隣に住んでいる美少女は家庭に問題を抱えていて、アル中気味。典型的なんだけど、個性的なキャラクターが勢ぞろいしているドラマなのである。ドラマがすっかり気に入った母は他の映画にはまったく興味は示さず、「次はないの?」とリクエスト。仕方なく続きを借りてくることにした。(ちなみに他のDVDは見ずに返した。。。)DVDの操作の仕方が良くわかっていないらしく、私と一緒じゃないとTSUTAYAにも行かない母だが、「何巻まで見たか覚えておかなくちゃ」という気合の入りよう。DVD見ながら「この景色はどこかしら~?」「ニューポートってお金持ちの留学生が住んでたわ~」「サウスコースとプラザでお買い物するとか言ってる!」とか昔のオレンジ・カウンティー生活に思いをはせている様子。母が住んでいたIrvineには何度か遊びに行ってるけど、OCに出てくるような景色には出会ったことがないけどなぁ。まぁ、なんにせよ興味を持ってくれたのはよかった。ちょっとした親孝行気分である。
May 4, 2007
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いろいろあったけど、やっとOWのライセンスを取得することができた。一泊二日で東伊豆に行って4本の海洋実習。本日はその様子。まず1日目。気候はすっかり暖かくなっており、気温は20℃。しかし伊豆の水温は低く15℃程度なので、ドライスーツを着用してダイブした。ウエットとは違ってドライは水が入ってこない代わりに水中で空気入れたり減圧しなければならないのでめんどくさい。しかも借り物なので、手足が長すぎたり首から水が入ったりしてめんどくさかった。しかも外に出ると暑いし・・・講習自体はほとんど順調、マスククリアをのぞいては・・・。私やっぱり水中でマスクはずすの苦手。鼻に水がごごっと入ってくると、つば飲み込むのと一緒に海水まで飲んでしまう。目が痛くてあけられないので、マスクから水が抜けたのかどうかもよくわからない。早く終わらせたくてあせってなかなかうまく行かない。せっかくマスクがぴったり合って水中で快適に過ごしているのに、なんでわざわざ外さなければならないのか、悲しくなった。(講習だから仕方ないのだが)2日目は水中の活動にも慣れてきて、マスクのつけ方も上手になり、海中がきれいに見えてきた。天気は快晴、気温は22℃。透明度も12メートル以上となかなかのキレイさ。小さなお魚の大群とか、アンコウの稚魚とかウツボとか、お魚もたくさん見ることができた。春は卵のかえる季節らしく、若い魚達であふれている。であった子供のウツボはいっちょまえに「くわっ!」と口をあけて威嚇してきたが、キミが怒ってもちっとも怖くないよ。さすがに1m以上ありそうなウツボを見かけたときは知らん顔して通り過ぎた。さて、講習の間も、なんども「自分の器材を購入するべきだ。購入するならうちで買って」と押し売りを受けた。「そのうち~」と受け流してはいたが、こう頻繁に言われるとせっかくの楽しい海が台無しである。講習中も「そういうものか?」という指導があった。たとえば耳抜きをするときに一瞬息が止まると、体がふわっと浮いてしまう。体が浮くと気圧が下がってBCD(ジャケット)の空気が膨張し、さらに浮き上がってしまう。インストラクターは"BCDから空気を抜け!"と指示を送ってくるが、ここで抜いちゃうと元の深度に戻ったときにまた空気入れないといけない。それじゃ空気の無駄遣いなので、陸に上がったときに「頭下げてフィンでひとかきすれば元の水位に戻れると思うんですけど、それじゃダメなんですか?」って聞いてみたところ、「そういうときはBCDでコントロールする。自分のBCDを持っていれば感覚がすぐつかめるからコントロールも楽だ」という。初心者の私的にはこれが本当に正しい指導なのかわからない。経験者のコメントよろしく。4本目のダイブを後ろ髪引かれながら終了し、無事ダイバー認定を受けることができた。ここからライセンス入手までもまた微妙なプロセスであった。まず、伊豆にて封筒に入った申請書類を受け取った。これを中身を開けずに、写真を2枚添付して所属のショップに持って来いという。仕方がないので翌日訪問し、一緒にその封筒を開けて担当インストラクターと私で必要事項を記入する。そこで仮のライセンスが発行され、スクールが代行で申請を行うという。その後ライセンスが届くのでまたショップまで取りに来いという。ライセンスのために2回もショップに行く必要ってあるのだろうか?当然訪問の度に器材購入を勧められる。次のツアーへの申し込みも進められる。申請に行ったときははっきりと「うちも商売なんで、今後器材を買うときはうちで買ってね」まで言われた。スクールのツアーのいいところは、一人でも参加できることだ。わざわざ友達を誘わなくても、知らない人と一緒に潜ったりできるので、気楽である。でも毎回こんな思いをしたり、高い器材レンタルフィーを払うことを考えると行きたくなくなるし、このままダイビングに行く回数が減ってしまいそうだ。こんな状況ではあるものの、しばらくは頻繁に潜って最低限サンゴを傷つけない程度の水中コントロール力をつけたいと思っている。またダイビングをする友達の足を引っ張らない程度に、はやく初心者を脱して、海に誘ってもらえるようになりたい。あとイルカと泳いでみたい。(これはダイビングじゃなくてスノーケリングか。)てなわけで今後も情報収集を続け、ひとりでふらっといける安心なショップを探していくつもりである。ダイビングをやるみなさん、まだ初心者でもよければ海行くときは誘ってね。ついでに犬連れ参加できるサイト、大歓迎なのでよろしく。ちなみにこんなサイトに登録してみました。↓Dive Note
April 29, 2007
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土曜日にダイビングのプール講習に行って来た。本来は朝9時ぐらいから開始の予定だったが、プールの予約ミスということで、午後3時過ぎに現地集合となった。現地ではタンクとBCD以外の器材が借りれないということで、ウエアとレギュレーターを最寄のショップで借りて、1時間以上掛けてプール講習の場所まで移動した。購入したフィンやブーツなども含めると結構な重さである。器材をフルセットで買わなくて良かったと心から思った。講習は他のショップから来た感じのいいカップルと一緒。体験ダイビングなどしたことがなく、今日が初もぐりということだったが、とても落ち着いていて順調にコースは進んだ。私はといえばレギュレーターを水中で外して付け直す練習は、前回海で実施していたのでOKだったが、マスクをはずして付け直す練習でプールの水が目にしみてしまい、恐怖心からあわててしまって鼻から水を飲んでしまった。水中でむせてしまったけど「こういうとき水からあがっちゃだめなんだよね~」と自分を言い聞かせてとどまったけど、"マスクに水入れて、口から息吸って、鼻から出して、息が続かなかったら一度止めて、口から吸って、鼻から出して・・・・"なんて手順を頭の中で考えながらも"目が痛い!よく見えない!早く終わらせたい!"とあせるあまりになんだかうまく行かなかった。マスクに空気を入れるだけなら上手にできるのに、余計なことを考えるとダメみたい。まぁそのうち慣れるだろう。マスククリアなどの練習は25メートルプールの端っこでやっていたのだが、6時過ぎになってやっとダイビング用の深いプールが空き、潜水の練習ができるようになった。スクールには「午前中のプールが予約できてなくて」なんて説明されていたが、どうやら終日予約ができていなかったようだ。しかも多分順調ならそんな遅くまでかからないのだろうが、慣れない人が居たからかぎりぎりまで講習を実施していたと思われる。さておき、やっとフィンをつけてダイビングらしい練習ができるようになった。ところがプールへ入るにあたっていきなりボートダイブの練習と称して後ろ向きに頭から飛び込めという。しかも重いタンクを背負った状態では女性の体力が消耗しやすいので女性から始めるという。ビビッてしまってカップルの女性に先を譲ったが、考えてみたら彼女はダイビング初体験なのに、いきなり飛び込みは無理だろう。案の定怖かったらしく、飛び込みはなしになった。私は彼女からもらった時間の間に「逆さになろうが水中では息できるんだから心配要らないはず。マスクさえ外れないようにしておこう」と言い聞かせておいたので頑張ってザブン!やってみればなんてことはなかった。水中へはポールを伝って降り、中性浮力のコントロールの練習などをしたが、重心が後ろに行ってしまったり、思ったように体が浮いたり沈んだりしなくて四苦八苦した。インストラクターは講習中生徒さんがダイビングを楽しめるようにみんなを笑わせる努力をしていたが、「阿波踊りみたい」って言われても初心者なんだからしかたないじゃん!このBCDというジャケットも曲者である。素もぐりならなんとなく自分の体の感覚ってつかめるが、ジャケットに空気が入ってたりするとコントロールが狂う。しかしダイビングにおいてはこれが命綱になるらしいので、ちゃんと使い方を覚えないといけないのだろう。一通りの練習を終えると、もう9時を過ぎていた。ばたばたと片づけをし、風呂に入ってプールを出ると10時近かった。なんとも長い一日であった。来週はついに海洋実習である。今日一緒に講習を受けた二人も一緒ということで心強い限りだ。ちなみに器材購入についてだが、やっぱり今日も何度となく勧められた。上手くなるためには自分の器材があったほうがいい言うことはわかる。すべてのインストラクターが営業利益のためだけに器材を勧めているとは限らないのだとは思うのだが、彼らの勤めている会社は同じように思っているのだろうか?ライセンスを取得した人の7割はその後ほとんどダイビングをしなくなるという統計が出ているそうだが、それはやっぱり「お金がかかる」という印象、というか事実のせいではないだろうか?本当にダイビング人口を増やしたいと思っているなら、器材レンタル代は適切な価格にするとか、すべての備品において貸し出しを行うとかいろいろできるんじゃないの?なーんてことをいろいろ思ったが、私の「買わない!」という気持ちは決まっているし、言い争っても仕方がないので「考えてま~す」で流しておいた。とにかく最初のライセンス取って、あとは賢くダイビングするぞ!
April 24, 2007
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電車で空いてる席を見つけて座るとき、念のため一度周りを見回してご年配の方が居ないかどうかチェックしている。今日は60代と思しきご夫婦がちょうど乗り込んで来たが、あまり年の行ってない方に席を譲るとむっとされることもあるので迷っていた。とりあえず腰を下ろして様子を見ていると、ご夫婦で私の隣に空いている席を譲り合っている。なので「お二人でどうぞ・・・」って私の分の席を譲ると旦那さんが「すみませんねぇ、見せ付けちゃって」だって!思わず奥さんと二人で笑ってしまった。なんとも可愛いご夫婦だった。
April 23, 2007
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勢いでダイビングスクールにアドバンスのライセンスコースまで申し込んで見たものの、やっぱり何かと疑問が多いこのスクール。Kにアドバイスを受けてダイビング器材をキャンセルしたところまでは良かったが、その後もいろいろあった。まず、アドバンスのコース受講には以下の持ち物が必須とある。* 水中ライト* ダイバーナイフ* 水中ノート* 水の中でも見たり書いたりできるお魚図鑑* ダイバーズウォッチまたはダイビングコンピュータ* などなど上の4つに関しては、セットで14000円だと言う。そしてレンタルはしていないという。つまり買うか借りるかしかないわけなのだ。ということで、ライセンスを持っている友達にこれらのグッズを持っているかどうか聞いたところ、ダイビングコンピュータを持ってる人が数名、あとのグッズは持っている人を聞いたことが無いという。しかもダイビング器材のレンタル料金は、ウェブで比較する限り平均の2~3倍の料金設定がしてあることもわかった。ただでさえあれこれ買わせようとする体質にうんざりしていたのに、あれもこれもと後から費用を追加してくるこのスクールに怖さを覚えた。いつもなら強気に出る私だが、講習は慣れない水の中。ダイビングは下手をすれば体調を崩すどころか命を落としかねないスポーツである。もちろんスクールから犠牲者を出しては運営が継続できないので、そんな心配は不要かもしれないが、機嫌を損ねて海中でほったらかされたらと怖くて仕方が無い。よって、オープンは継続して受講するが、アドバンスはキャンセルすることにしてみた。ちなみにスクールの言うがままに支払いを行った場合のおおよその試算は以下のとおり* OWとAOWのパック講習費: 110000円 (AOWだけの場合は80000円)* AOWのテキスト代: 5000円* AOW講習必須グッズ: 14000円* プール講習費: 9000円?* 器材レンタル費: 9000円 × 4日分 (ただし、これは器材を買った場合は不要)* 器材一式: 45万円 (定価は60万以上だけど。。。)-----トータル 約60万円・・・すんごくない?英会話か化粧品のキャッチセールスみたいでしょ?しかも最初にこういった試算を出さず、「講習はパックでお安くなってます~」「あ、当日はこれもってきてくださいね~」「え?こないだこの料金は含まれてないって言いましたよね~」とあれこれ追加されるわけである。それでさすがにこないだ「ライセンス取るまでにあと何が必要でそれぞれいくらなのか、全部出してもらえません?」って言っちゃったよ。まだあったりして。小心者の私は器材をキャンセルするときは「アドバンスのライセンス持ってる友達に"もっと潜ってから決めろ"って説得されてぇ~」と言い訳をし、アドバンス講習をキャンセルするときは「親に実家に帰って来いって言うんでぇ~」と言い訳をした。ライセンスを持っている友達ってせりふが聞いたのか、ちょっといやみを言われながらも器材のクーリングオフはすぐしてくれたし、アドバンスのキャンセルにいたっては「ひとまず日程再調整をします」という私に対して「オープンのライセンス取得完了後からはキャンセル料発生しますよ」って事前に教えてくれて、向こうからコース自体のキャンセルをオファーしてくれた。というわけで来週末にはオープンウォーターのライセンスが取得されている予定である。無事に終わればいいが・・・そしてアドバンスは振り返ってみたら社内に多かったダイビングの先輩達と一緒に彼らお勧めのダイビングショップで夏までに取得する予定だ。いやぁ、いい勉強になった。間に合うところで引き返せてよかった。やっぱり持つべきものは友である。
April 20, 2007
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旅行だダイビング講習だでちょっと足が遠のいていたヨガ。家でちょこっとヨガ的ストレッチしたりはしたけど、まだ初心者だから1人でやってもよくわかんないし、なんかつまんないのよね。今日もヨガ行く準備はしていたものの、なんとなく疲れてたし、夕方になったらなんだかめんどくさくなって「やめとこっかなぁ~」なんてサボり虫がむずむずしてたんだけど、今日行かなかったら多分このままずるずる行かなくなると思って、がんばって行ってみた。ちょうど夕方のクラスが一番お気に入りのインストラクターの方だったので、スタジオに入ったときからちょっとうれしくなった。ちょっとずつ体を伸ばし、汗をかきはじめると、なんとも言えず気持ちよくなってきて、「あぁ、やっぱり来てよかった!」としみじみ。プログラムが終盤に差し掛かって床に寝転ぶころには「もう終わっちゃう~!もっと続けたい~!」と思うほど。瞑想に入ってとろ~んととろけていた。夕方だらけてたのがうそみたいに、レッスン後はすべてがすっきり!雨だというのに、バスと歩きで帰った。(しかも降りるところ間違えて1ストップ分余分に歩いちゃった。)ほんとヨガはすばらしいね。これからは「迷ったときは、とりあえず行っとけ」を心に刻んで、がんばって通うぞ!
April 16, 2007
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ライセンス、取ってみることにした。グアムやサイパンに行く合宿パッケージもあるが、私としてはやっぱり講習とかライセンスは日本で週末を使って取得し、リゾート地ではのんびり楽しむために潜りたい!ということで、これから毎週末かけて講習とプール実習と海洋実習を繰り返し、ゴールデンウィーク中にアドバンスまで取ってしまう予定である。今日はまずビギナー向けライセンスのオープンウォーターの講習であった。事前にテキストを受け取り、各章の最後にある演習問題を埋めてくることが宿題。これがなかなか時間がかかった。ほんとは"全部テキストを読んでから章末問題を"といわれていたが、めんどくさいので問題から先に見てテキストを逆引きしてから埋めていったが、半日ぐらいかかってしまった。講習自体は簡単で、宿題の答えあわせと更なる問題と最終試験で完了した。75%正解で合格のところ96%だからまぁまぁがんばった?講習が終わったあと、スクールの人に器材購入の猛プッシュを受けた。「みんな持ってるよ!」とか「最初から自分にあった器材で練習しないとうまくならない」とか1~2時間ぐらい押し問答して結局レギュレーターとウエットスーツ以外買うことにしてしまった。でもなんだかしっくりこない。レンタルを何回したら元が取れるかとか試算したのに、なんとなくキャッチセールスにでもあったような気分なのだ。たぶん自分の経験不足と知識の無さから来る不安なのだと思う。あと、「講習を受け終わってない人には特別割引で、今しかない!」みたいなセールス方法も困惑した理由のひとつか・・・ということで帰ったあとで経験者にいろいろ聞いてみた。みんな口をそろえて「マスク、スノーケル、フィンの3点セットで十分!」という。ダイビング暦の長いKによると、BCDやレギュレータみたいな重器材系はオーバーホールなどのメンテが大変だし、ダイビングコンピュータなんてインストラクターが一緒なんだから絶対に要らないという。そうだよね。なんかみんなに言われて、やっと断る自信がついたよ。まだクーリングオフ期間中なので、3点セット以外キャンセルしようと思う。やっぱり持つべきものは友である。
April 15, 2007
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完成!ほんとは石けんのアロマのコンテストに出すつもりだったんだけど、もうひとつの作品が上手に仕上がらなかったのと、こっちの石けんがあまりにも無難なラベンダーの香りのものだったので、「入賞する可能性がないのに、無駄にしちゃもったいない!誰かに使ってもらわなくちゃ!」と思って出すのをやめてみた。ちなみに出品してたらこの作品名は「おやすみ、ハニー」になる予定だった。安眠効果のあるラベンダーに甘い香りのベンゾインとはちみつをブレンドしているからである。【"おやすみ、ハニー"のレシピ】 (以下材料×2セット分)* グレープシードオイル 300g* ココナツオイル 125g* パームオイル 75g* 苛性ソーダ 68g* 精製水 175g* ホホバオイル 大さじ1* ラベンダー精油 5ml* ベンゾイン30%溶液 小さじ1* はちみつ 小さじ1まず1セットつくり、型入れ前にピグメントを使って着色した。四角いシリコン型に1cmぐらい流し込み、固まったところをハート型やサイコロ型に切った。次に2セット目を無着色で準備し、型入れ前に型ぬきしたせっけんを混ぜ込んでまたシリコン方に流し込む。そして翌日形を整え、数日後に灰が浮いてきたのでキレイにそぎ落とし、3週間寝かせて完成。今日お風呂デビューもしてみた。これまでになく泡がぶくぶく立っていいかんじ。グレープシード、固まるのに苦労してくれたけど泡だちは優秀である。
April 14, 2007
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千駄ヶ谷駅のホームって新宿御苑に面してるんだよね。なのでこないだまで満開の桜を楽しむことができた。今日朝会社に行くときに目に飛び込んできたのは一面の菜の花!もちろん昨日も咲いていたはずなんだけど、明るかったせいか、黄色が強烈に飛び込んできた。お時間のある方は一度是非立ち寄ってみて。
April 13, 2007
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Black Stoneという葉巻がある。漫画のNANAでドラムのヤスのお気に入りで、そのままバンド名にしたということから私はこの葉巻の名前を知った。ていうか、そのときはたばこだと思ってた。ラベルしか見たこと無かったが、「Black Stone Cherry」って書いてあるのよね。Cherry?さくらんぼ味?うーん気になる。そしたらやっとBlack Stoneを扱っているたばこやを発見したので、買ってみることにした。そしたらチェリーの横にバニラなんてのまである。しかも新発売のストロベリーなんてのまで出ている!「外れたらどうしよう・・・」なんて思いながら、つい全部買ってしまった。だっておばちゃんも「これ、いいわよ」なんて勧めるんだもん。買ってからパッケージを見るとCigarと書いてある。ちょっと葉巻の定義がわからないが、シガリロ?ってのとはどう違うんだ。まぁいいや。まずはストロベリー味から試してみた。箱をあけた瞬間から漂うイチゴの甘い香り!ガラムのように、フィルターに甘い味もつけてある。味はしっかり葉巻の味がした。フィルターつきの細い葉巻って感じ。そして日本のたばこだとバニラ味だピーチ味だ言っても「どこが?」って言うぐらいの香りしかしないが、このBlack Stoneはやさしい香りが長続きする。ここ数年たばこは1ミリだったので、1本吸うと結構重いが、ちょこっと葉巻気分が味わいたいときにはいいかもしれない。ちなみに1箱390円なり。葉巻よりは格安だし、気に入った♪
April 10, 2007
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やっと水が出るようになったので、久しぶりに自炊である。屋久島では毎日魚三昧だったので、ぼちぼち肉が食べたくなった。左はオージービーフのロールステーキにシメジのソテー。初めて食べた「はたけしめじ」というしめじは普通のしめじより太くて大きい!食べ応えがあった。ロールステーキはお安いお肉でも柔らかくおいしく仕上がるのでお勧め。右はサラダ。今日はトマトとアボガドをさいの目に切ったものに細かく刻んだバジルとドレッシングを和えたものをルッコラの上にのせている。私の大好きなものばかりを集めた究極のサラダなのだ。・・・やっぱり肉はいいね。
April 9, 2007
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さて、楽しかった3泊4日の旅行も今日が最終日。朝最後のおいしい食事をとりながら宿のお父さんとおしゃべりしていたらあっという間に10時近くになってしまった。今日は宿のお休みの日らしく、お母さんは鹿児島市内に住む娘さんとお孫さんに会いに行くそうなのだ。私達もあわてて準備をしてチェックアウトをした。お土産に民宿自家製のたんかんジュースを買い、名残惜しみながら出発した。さて、飛行機はお昼過ぎ。まだ時間はあるが外は大雨である。道に気をつけながら宮之浦港まで行ってレンタルしたナップザックを返すとあっという間に11時過ぎてしまった。地元でお昼を食べたかったが、飛行機の時間が心配なので、少し早めに空港に向かうことにした。空港には地元時間で考えたらとても早く到着してしまい、小さな食堂があったのでそこで食事をすることにした。やはり最後まで地元名物が食べたい私達は、とろろご飯に鹿肉のお刺身、"かめのて"という煮貝を注文した。M象は鹿肉に対して「あんなに可愛いのにたべちゃうなんて!」と躊躇していたが、そんなこと言ったら私はこぶたちゃんが大好きだ。うしさんだって可愛いぞ。感謝しながらおいしく食べてあげれば良いと思うのである。結局二人ともしっかり鹿肉を堪能した。初体験だったのは"かめのて"。本当に亀の手をぶつ切りにしたような見た目であるが、れっきとした貝である。たぶん亀の手首みたいなところが下になり、地面に張り付いて手のひらみたいに見えるところが口で上に向いているのだと思う。肉もピンク色でなかなか不気味な見た目だが、磯の香りが強くておいしかった。鹿児島に到着してからは乗り換えまで時間があったので、ついついいろいろ買いすぎてしまった。パッションフルーツ、さつまあげ、黒豚味噌、げたんは、あくまき、からいも餅、緑茶などなど。げたんはは黒糖をまぶした焼き菓子で、あくまきは蒸したもち米を竹の皮で包んで灰汁の中につけたおやつで、きなこや砂糖をまぶして食べる。からいも餅は初めて食べたが、おもちに砂糖とサツマイモを練りこんだもので、これもきなこがまぶっていた。大量の食べ物を買い込んで家に帰り、まずはシナメグを家につれて帰ってもらった。数日預けられていたせいか、外階段を上ってくるときからメグの暴れようはすさまじいもので、おもわず「メグうざい」と言ってしまったところ、ペットホテルの方に笑われた。犬達が落ち着いたところでコンビニに今日の夕ご飯の材料を買いに行った。とはいってもまだ水道が止まっているので冷凍うどんとお水ぐらいだ。早速買ってきたさつま揚げを入れて鍋焼きうどんにするつもりだった。ところが、外階段を上がっていると、家の中からシナとメグの争う声がする。なんだろう?と思って戻ってみると、玄関に紙くずが散らかってる。よく見ると、お土産の紙袋からさつまあげのパックを引っ張り出し、外包装とビニールを引きちぎって半分以上食べられていた!さっきの喧嘩は2匹が奪い合う声だったようだ。どっちがたくさん食べたかは一目瞭然。メグのお腹がいつもにもまして太鼓腹になっていた。もうはちきれそうなぐらい。「くぉら~!!!」と怒ると2匹して全身を床にすりつけて反省したフリしてたけど、気をつけないとまたやっちゃうんだろうな。昔は袋の中の食べ物に手を出すなんてことは無かったんだけど、メグのステロイド剤の副作用は結構強いらしく今では異常なまでの食欲である。燃えないごみの袋をあさってプラ容器をなめてるのを発見したときなんて、もう情けないやら恥ずかしいやら。早く薬をやめないとくせになってしまいそうだ。よりによってさつま揚げは上揚げとかチーズとか上等のところばかりがやられてしまった。たべたかったなぁ、上揚げとにんじん天。楽しい旅行がとんだエンディングになってしまったのであった。
April 8, 2007
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確かきっかけはM象がタヒチ在住のことから始まった気がする。常夏の国でときたまダイビングを楽しむM象としては、今回の旅行の目的はあくまで山であり、4月の日本の海に潜るなんて寒すぎる!と思っていたようだが、お父さんと宿の常連のNさんの話を聞くうちに、私もM象もなんだかダイビングをやりたくなってきた。私はダイビング未経験者である。やろうかなぁと思ったこともあったが、タイミングを逃したり、「コストが高いから」という心配からなかなか手を出せずに来た。しかしもともとは釣りの常連だったNさんが宿のお父さんに勧められてダイビングを始めたのは60を過ぎてから。4年経った今ではインストラクターの資格まで持ち、船舶免許までもってお父さんをサポートしている。年齢を問わず、人をとりこにするダイビングってどんなもんだ?とりあえず水は怖くないし、小学校のころ潜水大好きだったし、やってみるか!と気軽な思いで引き受けてみることにした。お父さんもインストラクター資格者なので、朝宿で簡単なブリーフィング。お天気が悪かったので回復を待ってから、宿でウエットスーツに着替えて港に向かった。初めてのフィン、初めてのタンク、初めての重りととにかく始めてづくし。しかも急遽ダイビングすることになったため、予備知識がまったく無かった。私知らなかったのよね、ダイビングのジャケットに空気入れられるって。しかもこれで浮力とか調節するって。重りをこんなにたくさんつけるなんてこともまったくノーアイディア。我ながらこんなんでよくもぐってみようと思ったもんだ。港からフィンをつけた状態でヨチヨチと海に入っていった。まずは顔を水につけて呼吸をする練習。あれ?事前にシュミレートしたのに、どきどきして呼吸がうまくできない。「緊張したら、まず息を全部吐いて、それから酸素を吸うんだよ」といわれたのを思い出して一生懸命吐き出そうとするが、怖くて途中で吸い込みたくなっちゃう。だからなんとも言えず息が苦しい気分だ。お父さんになだめられながら、今度はその場でもぐってレギュレーターをはずす練習。これもシュミレートどおりに、思い切り息を吸い込んでからレギュレーターを外し、ぶーーーーっと息を吹き込んでから空気を吸い込む。できた!ここからは顔を上げずにそのままお父さんと手をつなぎながら深いところまで進んで行った。呼吸については「普通でいいって言ってたから、普通に呼吸してみよう」と思い、無理に深く吐き出さないようにしたらちょっと安心してきた。雨が降っていて透明度が低いと言っていたが、初めて海の底を散歩する私には十分壮大な世界が広がっていた。ごく浅いところから小さなお魚がうろちょろし、ちょっと離れたところには石鯛のような大きなお魚も群れている。大きな岩のところにたどり着くと、シャコガイがいたり、珊瑚がついていたりして、思い描いていたようなリトルマーメイドの世界だ。だんだん海のお散歩が楽しくなってきた。しかし自分で岩につかまってるように言われると、体が思うように動かない。必死に岩にへばりついているところを写真に撮られた。背後を余裕で泳ぐM象と比較してなんとも情けない姿である。並んで写真も撮ったが、実はこの時点で私、M象の存在に気付いていない。まだ岩をつかむのが必死である。しかも水中だとシャッターのタイミングがわからないので、ぶおっと空気を吐き出しているところなのがまた情けない・・・だんだん落ち着いてきたので、最初の注意に戻って息を深く吐き出し、肺にいっぱいの酸素を吸い込んでまたゆっくり吐き出して行く。つまり腹式呼吸なのよね。歌の時もヨガの時もおんなじ。そう思ったらゆっくり息がつけるようになってきた。これまで下ばかり見ていたが、ふと上を見上げてみると水面が自分の身長よりも高いところにある!それに上を見ていると緊張のせいかなんだか息苦しい。また下を向いて深呼吸し、前に進んで行った。酸素メーターをチェックしたお父さんが、もっと奥に進むよう指示してくれた。どうやら「超初心者の酸素無駄遣い」という第一関門は突破したようだ。開けたところで少し下に沈んでみると、初めての水圧の洗礼を受けた。もちろんここに来るまでもなんどか耳がキーンとして耳抜きはしていたのだが、垂直に水位を落としたのは初めてだったので、ほんの少し下がるだけでこんなに水圧が上がるとは知らなかったのである。つばをごっくんごっくんして耳抜きをしながら、海底にたどり着いた。水中での耳抜きは面白い。空中と違って、はっきりと「ぴきん」みたいな、鼓膜が裏返った音がするのだ。体が正常に戻るのがわかるのは安心するし、なんだか楽しい。底にはイソギンチャクとクマノミがいた。ニモみたいなタイプではなく、もっと大きな日本のクマノミだ。本当にイソギンチャクに隠れるようにして住んでいるんだなぁ。人間4人に囲まれて、「こっちに逃げようかな。あ!こっちにもいる!どうしよう!」とでも言うように、自分の家の中で右往左往している。魚たちにもそれぞれの生活があることを実感した。こっちの写真も撮られた記憶が無いが、ちょっと余裕が出てきたっぽい?お父さんと一緒にピースをし始めているところなんて、浮かれすぎである。ていうか、ピースなんて何年振りよ。ほんとは体験ダイビングだといけないらしいのだが、お父さんに「1人で泳いで見る?」と聞かれて、挑戦してみた。泳ぎ方がわからなくて手が平泳ぎ状態だったので、まるで幽霊のような写真である。でもこれもまた貴重な体験♪あっという間に57分が経ち、地上の世界に戻ってきた。水面から上がった瞬間タンクの重さにびっくりし、またよちよちと車のところまで戻ってきた。あぁ、なんて幸せな57分間だったことだろう!近くにある温泉につかり、フルーツガーデンとかを見学してトロピカルフルーツをたっぷり試食した後、時間が経つにつれて「また潜りたい」という思いが強くなってきた。夕食の時にはまたお父さん達にダイビング談義を聞かせてもらいながら夜遅くまでおしゃべりし、鉄が熱いうちにライセンスを取得して屋久島に戻ってくるぞ!と心に誓ったのであった。
April 7, 2007
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やはり連日の睡眠不足はつらい。真っ暗な中3時半に起床し4時には出発準備を完了した。いつもの私なら考えられないくらいの短時間での準備だが、山に登るってのに化粧なんてしても意味が無い。お手入れだけしたあと念のための日焼け止めだけ塗って準備完了だ。食堂に下りると、お母さんが前の日に用意しておいてくれたおにぎりとメモがおいてあった。お昼ごはんは早朝営業のお弁当やさんに注文してくださってあるので、これは朝食用である。ここから縄文杉の登山口までは車で1時間程度。到着予定時刻は5時ちょっと過ぎごろである。夜明けは6時ごろで、太陽が出るまで山には登れないのになぜこんなに早く行く必要があるかというと、駐車場が早く埋まってしまうからだそうである。今はまだハイシーズンではないので5時半目標で大丈夫と言われたが、夏には5時前に満車になるそうだ。暗闇の中細い山道を恐る恐る登っていき、後続車にあおられて時々道を譲りながらようやく登山口に到着すると、なるほど駐車スペースは15台ほど分しかない。私達が抑えたのは最後から2番目の枠であった。のんきに道を譲ったりしていたが、あと2台譲っていたら駐車スペースがなくなるところだった。車の中でお母さんのおにぎりを食べたり、トイレを済ませたり、登山申請書を書いたりしながら夜明けを待っていると徐々に空が明るくなり、ガイドツアーのお客さんも集まり始めた。ウグイスが鳴いたりしていて登山ムードはいやがうえにも盛り上がってきた。6:00 a.m.、私達は縄文杉目指して登山を開始した。のんびり行きたいと考えていたため、ツアー客の皆さんより一足早めに出発した。始めは延々と続くトロッコ道。鼻歌なぞ歌いながらごんごん進んでいく。しかし思ったより長く、延々と続くトロッコ道は結局2時間ちょっとかかった。ガイドブックより20分~30分オーバーだったと思うので、ちょっとこの先が心配になったが、年配の方も来ているので大丈夫だろうと高をくくって最初のトイレ休憩をした。トロッコ道の先はいきなり険しい山道が始まっていた。屋久島は岩ばかりがごつごつした島である。山道にも川にも大きな岩がごろごろしており、その大きさは私がこれまで見てきた河原の石のイメージを覆すものだ。高さ数メートルはあるかと思われる巨石が密集してるのである。写真だとその迫力が伝わりにくい。たばこの箱でも置いて比較して見せたいところだ。足がかりを探しながらよじ登るように進む道と、整備された木の階段を交互に進み、ぐんぐん上っていく。岩だけでなく、この森では木も大きい。コケやシダが密集していて、まるでジュラ紀の世界に来たようだ。不思議な形の木などがたくさんあり、「ふくろうだ!」「あれはウサギだ!」「こっちは象だ!」ときゃいきゃい遊びながら進んでいった。写真は私達がオオカミのようだと思った倒木である。登山道にはところどころ名物の木のチェックポイントがあり、ちょっとした休憩スペースや給水所が準備されている。給水所といってもホースが設置されているところもあれば、川から直接水を汲むようになっているところもある。岩が多いせいか、小川の水はとても澄んでいて、手を入れても濁らない。とても冷たくおいしい水が簡単に入手できた。写真はウィルソン株という巨大な切り株の中にいる私である。この株の中には小川が流れ、小さな神棚が祀られている。横文字がついている場所の割には、とても日本的で神秘的だ。各チェックポイントで休み休み進む私達は、今後のスケジュールに自信がなくなってきた。下山・日没時間を考えると、午後1時には縄文杉を出発しなければならないが、だんだんその時間までにたどり着くか不安である。しかしココまできて名物の縄文杉を見ないで帰るわけには行かない。M象と二人気合を入れなおし、先へ進むことにした。今日の天気は曇り。じっとしてると震えるほどの寒さだが、雨が降らなかったのは幸いである。暑がりの私は30分も上っているとTシャツが汗だくになってしまい、初めはTシャツの上にフリースとレインジャケットを羽織っていたが、最後はTシャツ一枚になり、地元ガイドさんに「元気だね~」と言われる始末。暑がりではあっても汗はかきにくい体質だったのにこんなに人より汗がでちゃうなんてホットヨガ効果か???ラストスパートのおかげか、12時ごろには縄文杉に到着することができた。縄文杉は複数の杉の木が絡み合ってできた大木で、樹齢2600年とも7200年とも推測されている。どうも2600年説が有力らしいが、どっちにしても西暦以前より生きている木ということだ。1本の木として最大なのは、縄文杉より30分ほど前のところにある大王杉といわれる木のようだ。大王杉も大きかったが、縄文杉の大きさには本当に目を見張るものがある。ごつごつした木肌が人の顔のようにも見えて、子供のころに読んだ童話に出てくる長老の木のようで今にも話し出しそうである。縄文杉前では休憩ができないので、ちょっと先にある休憩所でお昼を食べてから下山を開始した。下山を始めるとM象が「私達がんばったよね~」というので、「まだ半分しか終わってないから!」とM象に言うのと同時に自分に気合を入れ、日暮れ前までにトロッコ道まで戻れるよう必死で山を降りた。トロッコ道は迷いようが無いが、山道の方は昼間でもどっち?と思ってしまうような怪しい道がある。行きのペースで進んだら遭難しそうな気がして滑るように進んだ。ようやくトロッコ道まで来ると安心したが、もう前からも後ろからも誰も来ない。どうやら私達は最後になってしまったようだ。まぁここまで来たら何とかなるという思いと、前後の人に道を譲ったり待っていたりしなければならないわずらわしさから開放されて、またマイペースで進み始めた。人が減ってきたことを察してか、山から動物が下りてき始めた。まずであったのは猿!気がついたら周りに猿の群れがいてドキッとしたが、山では動物にえさをやることが禁止されているため、この猿達は人に興味を持たず、すぐ近くでのんびりしている。鹿もたくさんいて、親子連れでトロッコ道をゆうゆう歩いていた。一部の県では最近大繁殖が問題となり、一掃されている鹿であるが、なんとも可愛らしい顔立ちである。おしりなんて真っ白いハートがくっついているようで、触ってみたくて仕方がなかった。 可愛い動物達に後ろ髪を引かれながらやっと登山口まで到着。夕方5時だったので、賞味11時間掛けて山登りを体験したことになる。6時ごろに宿に戻ると「どっか寄ってきたの?」と聞かれる。それほどまでに私達の登山所要時間は長かったということか・・・。どうやら登山に慣れている人はのぼりであまり休憩を取らないらしい。一度腰を下ろすとなかなか立ち上がれないのだとか。私達はそんなことも感じる必要も無いほど、好きなだけ休憩を取りながら進んで来た。しかし心配なのは明日である。屋久島登山といえば縄文杉コースと宮之浦岳コースが有名だが、宮之浦岳コースは今日よりももっと険しいらしい。比較的簡単な縄文杉コースでコレだけ時間がかかっており、しかも今日の疲労具合ではまず宮之浦岳は難しいだろうと判断した。では「もののけ姫の森」で知られる白谷雲水峡に行こうかと思ったが、宿のお母さんはあまりお勧めではないという。さてどうしたもんだとお父さんたちと話していると、いつの間にかダイビングの話になってきた。・・・明日に続く
April 6, 2007
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念願の屋久島にやってきた。今回はタヒチ在住のM象の一時帰国にあわせて計画を練った。新宿でM象と7時半に待ち合わせた。M象とは1年ぶりの再会で、いきなりの3泊4日旅行の始まりである。羽田行きのバスの中からお互いの近況報告と思い出話に花が咲き、睡眠不足だったにも関わらず、飛行機の中でも眠らずに話し続けた。東京から屋久島までの直行便は無い。鹿児島から飛行機か高速船に乗り換える必要がある。船は一度市内に移動しなければならないので、今回は飛行機の乗り継ぎ便を探した。しかしできるだけ旅行代金を抑えるため格安チケットを探したところ、希望の日程で取れるのがANAの鹿児島往復便だけだった。鹿児島←→屋久島間はJACというJAL系の会社が運行しているので、これだと鹿児島でチェックインしなおさなければならないのだ。まぁ、一日目はどっちにしてもちょっとした島内観光しかできないだろうからこれでいいやとチケットを取り、空港に到着。M象も私も国内旅行の経験が少ないので、「身分証っていらないんだっけ?チェックインやセキュリティーチェックってこんなに簡単でいいの?」と逆カルチャーショックを受けつつ、おどおどとしてしまった。屋久島行きの飛行機はなつかしのプロペラ機。ちょうどプロペラ部の真横に座ったが、エンジンがかかるとプロペラの振動がモロに座席に伝わってくる。心なしか揺れも激しいようで、上昇中はジェットコースターに乗っているようにおなかがくすぐったく、怖すぎて笑いが止まらなかった。余談だが、飛行機の揺れの怖さを解消するための持論がある。人間はちょっとでも急に落ちたりあがったりすると恐怖を感じるが、速いスピードで前に進むのに比べると怖さが少ない気がする。つまりエレベーターがガタンとしたら怖いが、車で160キロで走っても気持ちいいって思う。なので、飛行機のゆれが怖かったら、おなかを床と平行にするぐらい寝そべればいいのである。今回もその理論を実践し、狭い座席で腰をずらすようにして寝そべって恐怖心を緩和した。客観的に見ればとてもみっともない姿勢だが、怖さには代えられない。どきどきのフライトも30分で終了し、屋久島空港に着いた。こじんまりとした空港である。レンタカー会社が「○○まゆこ様」とフルネームの案内を引っさげて待っていてくれて、かなり恥ずかしかったが、いかにも観光地らしいこの歓迎(?)ぶりに、旅行気分が高まってきた。旅館のチェックインまで時間があったので、栄えているという宮之浦港まで北上した。せっかく登山グッズをそろえたというのに、屋久島にはレンタルしてくれるスポーツ用品店がいくつかあるらしい。そのひとつを訪れ、M象はナップザックを借りた。セールの時期に入っているらしく、私が買ったものより色の可愛いノースフェイスのレインウェアがあり、しかも値段が3分の1ぐらいでショックを受けた。「これは前のモデルだし、ゴアテックスじゃないですから~」と店員に慰められつつも、無理して買っただけにかなりがっくりきた。スーパーで明日の登山の緊急時食料(またの名をおやつ)を買い込むと、ちょっと早めだが宿に向かった。民宿なのでどんなところか心配だったが、たどり着いたそこはきれいで大きな一軒屋といった風情。まず出迎えてくれたのはやさしそうなお母さん。しばらくして保冷ボックスを抱えたお父さんがやってきて、いきなり「今日釣れたお魚見る?」と声を掛けられた。食いしん坊の私とM象は「みる~!」と叫び、中を見せてもらった。立派なかつおや名前の忘れちゃったお魚(たぶんアジ系)がところ狭しと入っている。みるからに身がしまっていておいしそうだ。今晩はこれで料理を作ってくれるらしい。オーナーご夫婦は湘南から来たそうだ。海好きが高じて、お子さんが独立したタイミングで屋久島に移住して民宿を始められたそうである。そういえば鹿児島なまりが全然なかったもんなぁ。朝あってからおしゃべりの止まらない私達は、部屋に入ってからもぺちゃくちゃ続け、夕ご飯の時間を待つことにした。宮之浦にいた時間が微妙にランチタイムから外れていたため、お昼は鹿児島で食べた揚げたてのさつま揚げひとつのみである。おなかが減って仕方が無かったが、空腹は最高の調味料とばかりにがまんした。待ちに待った夕食はこれでもか!というくらいの魚づくし。ほんとにおなかが減っていたので、また写真を撮り忘れてしまった。お刺身、煮魚、魚のあらのお吸い物、小鉢、フライ、もう覚えてないくらいたくさんあった。あんなにおなか減ってたのに全部食べ切れなかったのが無念である。地元の方が経営されている民宿だったら多分もっと味付けが甘かったと思うが、関東からいらっしゃったせいか、薄めの味付けで私好み。どれもとてもおいしくいただいた。3泊もするので、食事がおいしいということは非常にありがたく思えた。満腹になったところで明日の登山のアドバイスをいただき、部屋に戻って就寝。しかし私達のおしゃべりは止まらず、今日も早起き明日は3時半起きだと言うのにおそらく12時過ぎまで起きていたのである。・・・明日に続く・・・
April 5, 2007
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