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2007/05/24
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カテゴリ: カテゴリ未分類
この バナナが「がん」を予防する を始め、新聞やTV等で何度も取り上げられていますので、免疫力増強効果は結構認知されているようです。

WEBでは既に削除されていますけれど、2005年8月の毎日新聞のはつらつライフでは、『驚異のバナナ』というタイトルで割りと詳しく解説しています。

『がん細胞を移植したマウス20匹に65日間、エサと水を与える実験で、半数の10匹だけに5回にわたりバナナ果汁を注射した。
エサと水だけの10匹は65日目までに全滅(平均生存日数43.7日)。
バナナを与えた方は10匹中3匹が完治、7匹に延命効果があった(平均生存日数52.8日。生き残ったマウスの生存日数は65日で計算。)
同様にがん細胞を移植したマウスに乾燥バナナ30%を含むエサを与える実験でも1カ月後、バナナを食べ続けた方が15%も腫瘍が小さかった。』

この理由としましては、TNF産生量の増加が挙げられています。

『バナナの注射で白血球の一種のマクロファージが活性化され、腫瘍壊死因子(TNF)という物質を出します。TNFはがん細胞や病原体を殺し、免疫系を刺激します。バナナ果汁でマクロファージが出すTNFの量は、がん治療に使う免疫増強剤とほぼ同等なのです(山崎教授)』



( バナナのガン予防効果ってなに? )




また、マウスだけではなく、この バナナ給与がF1子牛の免疫細胞に及ぼす影響(内科学) にありますように、子牛においても、バナナ給与はTリンパ球を増加させる、という検証が行われています。




人間の場合は、この Lectins as bioactive plant proteins: a potential in cancer treatment. や、 Fruits, vegetables and risk of renal cell carcinoma: a prospective study of Swedish women. 等、結構調べられているようですけれど、多くは他の野菜や果物と一緒に、というもので、バナナ単独というものは少ないようです。

このAllAboutの がん予防に効果のあるデザイナーフーズ で紹介しています、アメリカ国立がん研究所のデザイナーフーズにバナナが入っていないことが影響しているのかも知れません。
(因みに、TOPは犬には禁忌のガーリック(ニンニク)です)




犬の場合は、残念ながら、 MEDLINEを『banana cancer canine』
(正確には、 [A case-control study for assessing the relation between the incidence of malignant lymphomas and environmental factors in Sichuan province] の1件だけで、これは免疫とは無関係)

現在のところは、経験則から犬にバナナを与えても大きな問題にはならないと思いますけれど、癌や腫瘍に効果があるかどうかは不明です。
人間の場合は、私の知人の場合は癌に効果がありましたので、お勧めは出来ますけれど、犬の場合は前回のピモベンダンの逆で、犬には、特異的に効果がない、という可能性もあると思います。
ビタミン効果がありますので、与えない方がいい、ということはないと思いますけれど。






Wikiの Banana Properties では、バナナ100g中カリウムは358 mg とあります。

ドッグフードは色々な考え方があり、必ずしも全項目AAFCO準拠ではない製品もあるようです( 『犬 カリウム 含有量 aafco』の検索結果 )けれど、バナナの含有量は概ね多くのドッグフード添加量(0.6%以上、320mg etc)以下か同じ程度の様です。(療法食以外の場合)


犬の場合、適当なレポートが見つかりませんでしたので、人間の場合でですけれど、江崎グリコの 栄養成分百科 カリウム には、

『カリウムは、細胞の外液に存在するナトリウムとバランスをとりながら、細胞を正常に保ったり、血圧を調整したりして、常に一定したよい体内の状態(恒常性)を維持するのに役立っています。
ナトリウムはとり過ぎると高血圧の一因になりますが、その一方でカリウムは血圧を下げる働きがあります。』

とあります。
多くのサイトには、カリウムは過剰なナトリウムを排出させる、とあり、適度な摂取は犬にも好ましいようです。

但し、『腎機能が低下している人などはカリウムの摂取に制限のある場合がありますので、専門家にご相談ください。』、というのは犬にも当てはまるようですので、こういった個体は摂取を控えた方がいいかも知れません。


2点目は、カルシウムが5 mg、リンが22 mg ですので、カルシウム:リンの比率は1:4.4と、通常のドッグフードの比率1:1~1.2よりもリンが多くなっています。
肉類程極端ではありませんので、あまり気にすることはないのかも知れませんけれど、多量摂取は控えた方がいいような気がします。

因みに、魚類に付いても、簡単!栄養andカロリー計算の カルシウムの多い食品と、カルシウムの含有量一覧表 、及び リンの多い食品と、食品のリンの含有量一覧表 から比較して見ましたけれど、多くはリンの含有量の方が多いようです。
わかさぎの、 カルシウム:リン = 450:350 = 1:0.78 位がカルシウムが多い場合で、殆どはリンの方が多いようです。

国際学院埼玉短期大学の卒業論文からですけれど、 生体内におけるカルシウムの機能と魚肉中のカルシウム含有量 には、獲れた海域や部位によっても変わってくるけれど概ね比率のバランスがよくなく、皮が入るとカルシウム含有量は高くなる、とあります。
若し、魚を食べさせのであれば、皮付きの方が良さそうです。


3点目がマグネシウムで、アイリスペットどっとコムの 犬の尿石症 にありますように、ミネラルを多く含むものを日常的に与えた場合、(個体によっては)ストルバイトが出来やすくなる可能性があります。
遺伝的要因も大きく、またバナナの含有量 27 mg もそれ程飛び抜けて多い、というわけではありませんけれど、ダルメシアンやシーズー、シュナウザー等の好発犬種は避けた方が良いかも知れません。



4点目に、カルシウムとマグネシウムの比率ですけれど、根拠はちょっとよくわかりませんけれど犬の場合も 2:1 の比率が理想的、とするサイトは結構あるようです。
人間の場合は、マグネシウムに比べてカルシウムが多すぎると、心疾患での死亡率が高くなる といった報告があり、また、過剰なカルシウムは鉄の吸収を低める様ですけれど、犬の場合、きちんと根拠まで示してあるサイトは見つかりませんので、果たして犬の場合もこの比率が最適かどうかは何とも言えません。
一様、バナナの場合は 5 mg : 27 mg = 1 : 5.4 とマグネシウムの方が多くなっています。



最後に、カロリーですけれど、90 kcal と、思ったより高くはありません。
長期給与の場合は、カロリーよりも、歯に付着することの方が問題になるかも知れません。





以上から、犬の場合は免疫力増強効果は不明(バナナに含まれる原因物質も未だ特定されていない様です)ですので、確実な予防効果はビタミンとカリウム、と割り切って与えた方がいいかも知れません。

その際、他の食品と同様、総合ドッグフードのミネラルバランスを崩しますので、この崩れを補う食品も併せて与えた方がいいと思います。
また、腎臓等に障害を持つ、或いはそのような傾向のある犬種、系統は控えた方がよく、尿石が出来やすい犬種、系統も同様と思われます。

勿論、現実に腫瘍等が発生してしまった場合は、免疫効果を期待していちかばちか多量に給与する、というのも一つの手だとは思います。
私の経験では、悪性腫瘍の場合、サメ軟骨やアガリクス等の高価なサプリメントは殆ど効果がありませんでしたので。
(勿論、コンドロイチンや、 コラーゲン目的での摂取jは別の話です)。






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最終更新日  2007/05/25 04:41:14 AMコメント(0) | コメントを書く


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