全22件 (22件中 1-22件目)
1
「キエフ・オペラ」「キエフ・バレエ」日本公演公式サイトどんどん来るわ!
2007年06月30日
コンサート・フォー・ダイアナ7月1日(日) 深夜0:00生中継 on WOWOWバレエ団も出演するようです。
2007年06月30日
Teatro Lirico Sperimentale di Spoleto“Adriano Belli”JAPAN tour 2007Il barbiere di SivigliaMusica di Rossini29 June 2007Ueno, Tokyo Bunka-kaikanIl Conte di Armaviva: Antonino SiragusaRosina: Sonia GanassiFigaro: Massimiliano FicheraBartolo: Omar MontanariBasilio: Plamen KumpikovOrchestra e Coro del Teatro Lirico Sperimente di Spoletp "A Belli"イタリア・スポレート歌劇場「セビリアの理髪師」2007年6月29日(金) 上野・東京文化会館原作:ボーマルシェ台本:チェーザレ・ステルビーニ作曲:ジョアキーノ・ロッシーニ指揮/ヴィート・クレメンテ演出/ジョルジュ・プレスブルガーイタリア・スポレート歌劇場管弦楽団・合唱団キャストアルマヴィーヴァ伯爵: アントニーノ・シラグーザ(テノール)ロジーナ: ソニア・ガナッシ(メゾ・ソプラノ)フィガロ:マッシミリアーノ・フィケーラ(バリトン)バルトロ:オマール・モンタナーリ(バリトン)ドン・バジリオ:プラーメン・クンピコフ(バス)フィオレッロ:ジューリオ・ボスケッティ(バリトン)ベルタ:フェデリーカ・ジャンサンティ(ソプラノ)アンブロージオ:イヴァーノ・グランチ(バス)役人:ジューリオ・ボスケッティ(バリトン)おもしろかった~も~笑った笑った。全編ドタバタコメディ。元気をもらったよ。いったい誰がこんなアホな台本を書いたんだ(笑)?→ボーマルシェ、ステルビーニ「のだめ」が作曲したオペラみたいだ。→ジョアキーノ・ロッシーニアルマヴィーヴァ伯爵役のシラグーザ、よかった~例の幻のアリア?歌ってくれたみたいです~ 大拍手!!!高音のテノールで、フローレスに声質がめちゃ似ている。ガナッシもめちゃウマだった~貫禄で、トップクラスの歌唱を披露した。そしてなによりみんな役者!特にバルトロとドン・バジリオ。演技が抱腹絶倒で歌ぜんぜん聴けないほどで困っちゃった。序曲指揮者も楽団も若い! スライドショーが展開する。マドリッドからはるばるセビリアまでやってきた男は誰?第1幕第1場セビリアの広場に面した医師バルトロ家の前。伯爵の召使フィオレッロが窓の下に楽師たちを整列させている。なぜか学士たちは現代のかっこう。予算がないのかな? 彼らはギタリスト以外はみんなダミー。合唱団。登場したアルマヴィーヴァは高い声。声量もあります。きょうは当たりでした~と安堵。楽師たちはお金をもらったら嫌味のように声を張り上げて去っていく。伯爵が様子を伺っていると、街の何でも屋、フィガロが登場する。5つの椅子に座ったお客の注文を次々こなしていく。ひげにかつらに爪きりに浣腸(?)。フィガロは忙しい。この有名なアリアはまあ…。フィガロったら出てきたときから息切れしてるんだもん。伯爵と再会したフィガロ。伯爵はギターで独唱。これうまい~ギターも超うまい、アントニーノ・シラグーザ。まじでうまい。これ弾いてる振りじゃなかったと思うのよ。最初はアルペジオ、それからじゃらんじゃらんとかき鳴らして最後、オーレ! 客笑。のりのりのシラグーザ。ロジーナが窓辺に出てくる。伯爵への手紙を落とす。伯爵はリンドーロと名乗っている。目ざとく見つけたバルトロ。「あらこれはオペラの台本よ!『無駄な見張り』っていうの。」(客笑)。バルトロが移動している間に手紙は伯爵が奪う。第2場ロジーナがお着替え中。ドレスをどんどん脱いで下着姿。客驚。ガナッシはコミカル演技が堂に入ってます。ドン・バジリオはバルトロに悪知恵をつける。『陰口ですよ!』ドン・バジリオは体がでかくて、いかれてて、見てるだけで笑える。フィガロはロジーナのラブ・レターを持って出て行く。バルトロは『便箋の数が足りない!』と細かいことを言い出すので笑える。バルトロが早口で歌いだすのでびっくり、このへん最高おもしろい。伯爵はフィガロに知恵をつけられて兵隊さんのかっこで登場する。大騒ぎになって巡邏兵たちが家にやってくる。伯爵を逮捕しようとするが、身分証を見せ付けられていきなり固まってしまう。いきなりストップモーション。このへんの演出も?でおもしろい。フィガロは固まった人たちの手を動かして遊んでいる。鍛冶屋の合唱になって、重唱になる。それぞれが手旗信号のような、ディスコダンスみたいなダンスで笑える~ えんえん続くので、しつこいな~と思いつつ。笑わずにいられない。ぶっとんでいるな~ロッシーニ。盛り上がって第1幕了。第2幕バルトロの居間バルトロがいると、今度はへんな男がやってくる。「パーチェ・ジョイア…(平和と喜びを)」しつこい!最後には調子を合わせていたバルトロも『バスタ、バスタ(もうやめろ!)」と怒り出す。この変な男はアロンソ、ドン・バジリオが寝込んでいるのでロジーナの音楽教師の代わりとして来た、と話す。ロジーナは顔をみるなり「ああ!!」と叫ぶ。二人はバルトロの目を盗んで抱擁にキス。ロジーナの熱々ぶりにリンドーロは足をばたばたさせて困惑している。バルトロは居眠りしているが、起きて歌を歌いだす。フィガロが現れ、二人の逢引の手伝いをする。バルトロが2人の様子に疑念を抱くと、フィガロが「ああ~!目にゴミが。吹いて、吹いて~ふぅっと」と無理やりバルトロの顔を自分に向けさせて吹かせる。「まだ、まだ」カップルはその間に抱擁。あんまりしつこいフィガロについに「ふぅ~ふぅ~」と優しく吹いていたバルトロが切れて、「ブ~~ッ!」と唾をフィガロにはきかける。もう~ここがおかしくて腹の皮がよじれた。ところが突然ドン・バジリオが現れる。ここも抱腹絶倒。伯爵は金を渡して、「熱がある!」と言い出す。みんなで手を繋ぐが、「猩紅熱だ!」と言った途端にみんな手を離して逃げ出す(笑)。ぐいぐいドン・バジリオを押しやって追い出そうとする。フィガロも加わる。やっと出てったやれやれ!と思ったらいつのまにかドン・バジリオが戻ってきているのでまた爆笑。夜、迎えに来るとリンドーロはロジーナに約束する。しかしバルトロはロジーナの手紙を利用し、『お前はだまされてる』と告げる。ロジーナはがっかりし、急にバルトロと結婚する気になる。「あたしと結婚したい?」「し、し、したい!」(客笑)夜になる。雨。ここの演出もおもしろい!出かける準備をしたロジーナ。ぷんぷん怒っている。「誤解だよ、私がアルマヴィーヴァ伯爵だ!」「まぁ!」ロジーナは喜ぶ。リンドーロは頭は白い貴族のかつら、服装は貴族の服装になっていてかっこいい~ドン・バジリオが弁護士を連れてやってくる。機転をきかせた伯爵は自分たちの結婚の証書を作らせる。ドン・バジリオは指環で買収されたのだ。バルトロは悔しがる。伯爵を兵士たちに捕まえさせようとするが、伯爵は「もう悪あがきはやめろ!」と歌いだし、ロジーナに愛を告白する。ここが例のすばらしいアリアで、まさにテノールの独壇場。すばらしかった!大団円でフィガロの言葉で幕を閉じる。なんか古き良き時代に逆戻りした感覚に襲われた。手作りのイタリアの小さな街でのオペラを見た感じ。これが原点なんだよね! こういう楽しみ方もいい。私は今までいつもがちがちに予習しないと見られなくてそれだけで疲れてたから。こんな風に楽しくリラックスして大笑いしながら見るのがイタリアオペラの楽しみ方でもあるんだなと痛感した。マエストロがいるわけでもないから。それにみんな芝居がめちゃうまで呼吸もぴったりで、オペラというより演劇要素がすごく強かった。だって誰か歌ってても周りの芝居がおもしろくてそっちで大笑いしてるんだよ、客が。楽しかった!
2007年06月29日
シルヴィ・ギエム・オンステージ 2007 ▼12月8、9、10、11日 東京文化会館 ▼12月15日 神奈川県民ホール 25日付毎日夕刊▼Review 服部有吉「ラプソディ・イン・ブルー」 26日付 読売夕刊
2007年06月26日
クリストフ・エッシェンバッハ 指揮 フィラデルフィア管弦楽団 2005 日本公演 1. ピアノ協奏曲 第4番 ト長調 作品58 ( ベートーベン作曲 ) 2. 交響曲 第5番 嬰ハ短調 ( マーラー作曲 ) ピアノ : ラン・ラン (1曲目) 管弦楽 : フィラデルフィア管弦楽団 指 揮 : クリストフ・エッシェンバッハ 収録: 2005年5月22日, サントリーホール放送: 2007年 6月23日(土) 23:00 ~これもう聴いたかしら?記憶にない…。う~~ん。怖いね~忘却の彼方って。
2007年06月23日
東京バレエ団 シルヴィ・ギエム・オン・ステージ 2007gromit さま、いつもお世話になってます~川口の公演は白鳥がムッルなのかな~ですよね、、きっと。
2007年06月22日
コンヴィチュニー「アイーダ」日本でやるんですよね。オペラって高いなあ…(ため息)
2007年06月22日
ウェーバー:歌劇『魔弾の射手』 出演:シャルロット・マージオーノ(アガーテ)サビーネ・リッターブッシュ(エンヒェン)ヨルマ・ジルヴァスティ(マックス)アルベルト・ドーメン(カスパール)ディーター・ヴェラー(クーノー)ヴォルフガング・ラウホ(オットカール侯爵)イェルク=ミカエル・ケルベル(ザミエル)サイモン・ヤング(隠者)オリバー・ツヴァルク(キリアン)他演出:ペーター・コンヴィチュニー舞台:ホルスト・ヴァルネイヤー衣裳:ドリス・キルヒホフ照明:ユルゲン・シュルツ指揮:インゴ・メッツマッハー演奏:ハンブルク国立フィルハーモニー管弦楽団、ハンブルク国立歌劇場合唱団 合唱指揮:ユルゲン・シュルツ収録:1999年11月6日・9日ハンブルク国立歌劇場(2時間43分)クラシカ・ジャパンで2007年6月に放送。コンヴィチュニー演出ということで、期待してみたが、なんか~あんまりおもしろくなかった。こんな感想でスミマセン。見ているときの心理状態もあるのかもしらんけど…多分、元を知らないからなんだろうな。コンヴィチュニー作品て、元を知らないで見てると、多分「なめてんのか、オラ~」と叫びたくなるんですよ。だってそうじゃん?
2007年06月22日
The Metropolitan OperaBellini : I Puritani (revived especially for Ms. Netrebko.)Composer: Vincenzo Bellini CAST:Elvira Walton :Anna NetrebkoArturo:Eric Cutler (Tenor)Riccardo : Franco VassalloGiorgio : John RelyeaConductor: Patrick Summers ベルリーニ作曲「清教徒」 出演:エルヴィーラ:アンナ・ネトレプコアルトゥーロ:エリック・カトラーリッカルド:フランコ・ヴァッサルロジョルジオ:ジョン・リライア(レイリー)ヴァレリアン・ルミンスキマリア・ジフチャクエドゥアルド・バルデス合唱:メトロポリタン歌劇場合唱団管弦楽:メトロポリタン歌劇場管弦楽団指揮:パトリック・サマーズ 収録:ニューヨーク メトロポリタン歌劇場 演出:サンドロ・セキ舞台袖インタビュー:ルネ・フレミングエリック・カトラーすばらしい!ハンサム~ 声もすばらしい。いや~よかった~~~作品としてもすばらしかった。なにもかも良かった!It was first time to see the full length "i Puritani" for me. Although it was on TV. Fantastic!すばらしい作品ですね。やっぱオペラは主役だよね~主役良ければすべてよしなんだよな~だから来日公演の主役の方、キャンセルしないでね~ お願い。Far East まで来て頂戴よ。ネトレプコがすばらしいので、悲劇的でも安心して見てられると言うか、わかります? あまりにも錯乱していると引いちゃうじゃないですか。これはそうではない。言わばオペラ版の「ジゼル」なんだけど。
2007年06月17日
Tan Dun: The First Emperor Composed and conducted by Tan DunDirected by Zhang YimouCASTQin Shi Huang, the first emperor of a united China:Plácido DomingoHis daughter Princess Yueyang: Elizabeth FutralGao Jianli,his childhood friend : Paul Groves from December 21 2006 through January 25 2007タン・ドゥン作曲 オペラ「始皇帝」 台本:ハ・ジン タン・ドゥン(譚盾) 演出:チャン・イーモウ(張藝謀) 美術:ファン・ユエ 衣装:ワダエミ 照明:デュエイン・シュラー 演出助手:ワン・チャオギ 振付:トウ・トウ・フアン出演始皇帝:プラシド・ドミンゴ王女:エリザベス・フトラル音楽家:ポール・グローヴズウー・シンクオ呪術師:ミシェル・デ・ヤングハオ・ジャン・タン王女の母:スザンネ・メンツァーハイジン・フーバレエ)メトロポリタン歌劇場バレエ合唱)メトロポリタン歌劇場合唱団管弦楽)メトロポリタン歌劇場管弦楽団指揮)タン・ドゥン合唱指揮)レーモンド・ヒューズ 収録:2007年1月 ニューヨーク メトロポリタン歌劇場放送:NHK BS-hi製作:松竹 タン・ドゥンの「始皇帝」 at the METチャン・イーモウの演出だったんで、やっぱトゥーランドットの演出とかなりかぶってる感じ。まるで続編みたい。タン・ドゥンの音楽は、、おもしろいね。個人的には、太鼓ドンドンの♪ハ! ハ! フッ! ハシ!がおもしろかったです。オケの人が声を出していた。なんかロイヤルの「テンペスト」のトーマス・アデスみたいな音符の使い方。つまりオクターブ上がったり下がったりする曲調。まあ個人的にはやめてほしいんだが…ドミンゴ、やっぱ日本公演は詐欺だったんだ!と思ったね。だってすごいんだもん! 迫力。彼はインタビュアーに「大丈夫、舞台の上では集中するから」と話していたがそのとおりで、使い分けができるようだね。さすがトップオブザトップだ。主役がテノール2人なのも驚いたけど、ポール・グローブス、よかったです。すばらしかった~いろんな評を読むと、けっこう酷評?なのかなと思うけど、METもしょうがないじゃん、新しいものをやらないとさ。芸術は新しいことに挑戦することのみで存在意味があるんだからさ。少なくともタン・ドゥンという才能はよくわかった。台詞、歌詞は英語です。
2007年06月17日
The Metropolitan OperaThe Magic FluteDie Zauberflöte Julie Taymor's productionPAMINA Ying HuangQUEEN OF THE NIGHT Erika MiklósaTAMINO Matthew PolenzaniPAPAGENO Nathan GunnSPRECHER David PittsingerSARASTRO René PapePAPAGENA Jennifer Aylmer 歌劇『魔笛』THE MAGIC FLUTE(モーツァルト)英語バージョン/日本語字幕 指揮:ジェイムズ・レヴァイン演出:ジュリー・テイモアー 出演:イン・ファン(パミーナ)エリカ・ミクローザ(夜の女王)マシュー・ポレンザーニ(タミーノ)ネイサン・ガン(パパゲーノ)ルネ・パーペ(ザラストロ)これも「ライオン・キング」の続編?2時間の英語版*****「ライオンキング」の続編?などと失礼なことを書いてしまったが、このプロダクションはやっぱすごいですね! ジュリー・テイモアの美術や装置はやっぱすごいわ!何より彼女の世界と、「魔笛」の世界がぴったり合致しているから。「魔笛」は子供向けの作品である。そしてその世界を体現している。ジュリーの「ライオン・キング」はストーリー(中身)が幼稚(チャイルディッシュ)なのに美術はそれはもう!芸術的で圧倒的ですばらしくて、何より斬新で、実にそこがちぐはぐな印象を与えた(私は感じた)。この「魔笛」は違和感がなかった。しかも英語だったのでますます、子供向け感が勝っていて、へえ~この魔笛、わかるじゃん。ミュージカルじゃん、という印象を与えるのですよ。台詞はそれで、むしろ英語ですっごくわかりやすくて笑えるんですが…(特にネイサン・ガンのパパゲーノ)、歌はやっぱりね~ え~!!感はあったな、確かに。へん~~って叫びたくなるな英語の歌詞だとやっぱ。初見だとOKなんだろうがね。とにかく美術や装置や衣装(と言えるのか?)には度肝抜かれっぱなしでほんとすごいです!こうなると歌はどうでもいいレベル(…)。パーぺさんはすばらしいんだけど。ネイサン・ガン、英語で冗談飛ばしまくりでけっこう笑えたよ~ アレンジされてるよねかなり台詞が。
2007年06月16日
The Metropolitan OperaTchaikovsky : Eugene OneginSaturday FEB 24, 2007Conductor Valery GergievProduction Robert CarsenSet & Costume Designer Michael LevineLighting Designer Jean KalmanChoreographer Serge BennathanCASTTATIANA Renée FlemingOLGA Elena ZarembaLENSKI Ramón VargasONEGIN Dmitri HvorostovskyGREMIN Sergei AleksashkinMME LARINA Svetlana VolkovaFILIPPYEVNA Larisa Shevchenkoチャイコフスキー: 歌劇『エフゲーニ・オネーギン』指揮:ワレリー・ゲルギエフ演出:ロバート・カーセン出演:ルネ・フレミング(タチアーナ)エレーナ・ザレンバ(オリガ)ラモン・バルガス(レンスキー)ディミートリー・ホロストフスキー(オネーギン)セルゲイ・アレクサーシキン(グレーミン公爵)収録:NY MET放送:2007年6月16日 NHK BS-hi制作:松竹カーセン演出… 背景が…ない! 色しかない。うううううんんん。ディーマ、いいですね~ やはり当たり役。オネーギンそのものだった~
2007年06月16日
服部有吉 振付・演出シンフォニック・バレエ『ラプソディ・イン・ブルー』2007年6月15日東京 渋谷 Bunkamuraオーチャードホール演出・振付 :服部有吉 音楽監督・指揮 :金 聖響 ピアニスト :松永貴志 管弦楽 :東京フィルハーモニー交響楽団出演 :服部有吉 ラスタ・トーマス 辻本知彦 大貫真幹 横関雄一郎 上野隆博 他音楽プロローグドビュッシー:月の光第1部メンデルスゾーン:イタリアバーバー・アダージョシェーンベルク:浄夜第2部ガーシュイン: アイ・ガット・リズムガーシュイン「ラプソディ・イン・ブルー」エピローグ:ドビュッシー:月の光もしかしたら内容を書いてしまうかもしれないのでお気をつけください。今回の発見は、なんといっても大貫真幹(おおぬき・まさよし)さんです。すばらしいテクニックノーブルで踊りが美しく、まさに王子様!びっくりする大技を連発してました。それからジャズ・ピアニストの松永さん。『天才』とは彼のためにある言葉ですね。( 割愛 )登場しましたもん。インプロヴィゼーションすごい!音楽だけでもすごいのにまたこれにものすごくファンタスティックで個性的で目を奪うダンスがくっつくわけですからね。圧倒的でした。Movin' Out 以来のラスタは、うん。体型は変わってなくて、相変わらずすばらしい。しかも彼流の踊りが満載で実に楽しめます。空中回転あり、倒立あり、お得意のカンフー回し蹴りジャンプあり、片手ブレークダンス風倒立あり…ラスタに釘付けにもなりましたが、実はこの演目は主役が6人なんですよ。その6人がそれぞれ実に個性的なので、ぜんぜん負けてないんだよね~ すごい個性のぶつかり合いで…私、個人的にはものすごく好みでした~1部も2部も。天才が振付けた踊りはやっぱ天才だけが踊れるのかもしれない。きょうは服部さんが真剣勝負した演目だと思う。頭でっかちでなく、とにかく踊らせてた! でもそこに彼特有の独特の暗さ、哀しさがあるんです。1部はね。『盤上の敵』を思い出した。2部は超絶技巧の応酬なので、もうサーカスみたいなもんです。すっごっかった!第1部プロローグドビュッシー『月の光』『月の光」に始まって、『月の光』に終わるわけです。マイクを使ってたのは残念でしたが、仕方ないのでしょうか。まず指揮者だけが一人たたずんでいる。オケのメンバーを呼び集める。松永が最初のメロディを奏でる。『月の光』だ。ラスタが( )から現れる。オケがはもり始める。ダンサーたちはあいさつ代わりのように踊りだす。ダンサーは6人とも白いワイシャツに黒いズボン。舞台はオケの上に高い段がしつらえてある。そこでも踊っている。第2場。メンデルスゾーン 『イタリア』ラスタとパントマイム・コンテンポラリー・ダンサーのタカヒロ。ラスタはちょっとおばかな子で、まるで操り人形のように手をぶらぶらさせている。白いランニングシャツに黒いスパッツという格好。タカヒロは彼の世話を焼く動かしたり殴ったり。ラスタは愚鈍に従っている。服を着せられる。赤と緑のタキシードを来たクラシック・バレエのダンサー。大貫と横関。実に美しいダンスをする2人。人々が出会う。あいさつ。ハロー、こんにちは! やあ! どうしてたの? そんな感じで楽しい最初の出会いが繰り広げられる。服部のおもしろいのは、彼は常に「ペア」を創ることが多い。『ペア』が3組、いやもっとできて挨拶しあっている。いったいどこみたらいいの、状態で、『ペア』を2組対比して見せるのが好きらしい。初見泣かせだ。あしたも来たくなっちゃうじゃないか。そうしてペアであいさつしていく。いつの間にかラスタと辻本は2つのグループのそれぞれのリーダーに祭り上げられている。ラスタはクラシック・バレエ・グループで、辻本は、ヒップホップ・グループ。ラスタは振付をさせられる。集団は彼をお手本にしようとする。しかし急にラスタは振付能力を失ってしまう。集団は幻滅しリーダーを攻撃する。リーダーは服を被って逃避する。第1部の前半了。休憩第1部の後半が始まる。服を被って逃避している2人。動かない。かたわらにぴったりよりそっている服部とタカヒロ。服部は辻本に、タカヒロはラスタについている。2人は目覚める。さきほどの赤と緑のクラシックダンサーは天使のよう。2人の天使は優しく2人を包み込む。絶望そして、許し。回復。服部と辻本も加わる。コールドダンサーたちもやってきて集団で踊る。暗転第1部の後半了。これらははっきりしたストーリーは実際よくわからない。ただ踊りを見ているだけで踊りそのものが音楽と同化して昇華した存在になっている。これはノイマイヤーの「シンフォニック・バレエ」の世界と似ている。似ているようでまったく同じではないが似ている。音楽と、肉体と、ダンスがあれば、そこに人の心を揺さぶるものが生まれる。それが服部のダンスだ。彼は底知れない才能を持っている。彼にフルレングスバレエを創らせたいものだ。第2部来ました~松永! グランドピアノと共に登場する。とにかくこの演奏は必見。「アイ・ガット・リズム」を弾く。そしてそれが「ラプソディ・イン・ブルー」に代わる。見ていたダンサーたちは踊りだす。いよいよバレエ・インプロヴィゼーションの開始だ。実に楽しそうなダンサーたち。言葉では語れないほど、すごく楽しい、超絶技巧の応酬。特にすごかったのが、大貫の空中に大きくジャンプしてブリゼのようにしながらアントルシャするという信じられない技。ダンサーの個性が発揮され、みんな楽しんでいる。おもしろい~~服部もタカヒロも辻本も実にコミカルで笑わせる。拍手が鳴り止まない!エピローグ:出だしと同じ「月の光」全幕了。大拍手、スタンディングオベーション。ラスタが楽しそうにしている。お茶目振りを発揮していた。この舞台をほんとに楽しんでるのだなとわかった。やっぱりこんなに自由に踊れて楽しいのかな。彼は喝采を受けても辻本を指差して「彼に拍手を!」とアピールしてた。Yukichi Hattori Index
2007年06月15日
わ~これはすごいですね!http://www.nhk.or.jp/ny72/index.htmlりょーさま に感謝です。**************トニー賞、結果Spring Awakening が席捲でしたね。
2007年06月14日
いまさらですが、ルグリ先生のヌレエフ版ドン・キショット見直しましたですよ~ やっぱサラファーノフ君、完璧ヌレエフ版プラスアルファでした~やっぱすごかったわ。すごいもの見ちゃったわ~ 最初の登場シーン。 ルグリもギターを抱えて180度開脚ジャンプしてた。 最初のソロのシンメトリカルに反対向きの回転を入れるヌレエフお得意の難しいコンビネーション、やってたわ~ サラ王子もやってたわ~ この逆方向の(自分の不得意な向きの)ダブルピルエットのコンビネーションは難しいそうだわ~ 2回目のソロ、ゴムマリジャンプ。ここのバットゥリーとかもちゃんとやってたわ~ 1幕最後のザンレール3連発もサラ王子オリジナル~ 2幕 バジルのソロ:これも難しい~足を後ろに入れ替えるジュテ3幕 アダージョ: サラ王子が高速4回転ピルエットのところ、ルグリ先生は両足を爪先立ちでその場でシェネするような回り方?で高速で5回転以上回ってましたね、駒のように。 姫のバランスのところ、そっぽを向いているのに手だけ出していたサラ王子、ルグリ先生はそっぽ向いてるときは手を出さない。オーレリーがアンオーからアラベスクして手を下ろした瞬間にぱっ!と手を取る。さすが先生。回ってパンシェしてまたバランス。 ソロ(バジルのヴァリアシオン)の前の片足からのアラベスクキ~~~~プはサラ王子のオリジナルでしたわ。 ルグリさんやってなかった。向きがさら王子と逆でした。サラたんは下手→上手。ルグリセンセは上手→下手。 オーレリーのキトリのヴァリアシオンはパッセ・ヴァージョンでしたね。 当然ながらザンレール8回連続はサラ王子限定ヴァージョン。 グラン・ピルエット・アラスゴンドはサラ王子はもうぐるんぐるん最初から惰性で2回転を連続していた、ルグリ先生は、グル、グル、グルグルの繰り返し、サラ王子はグルグルグル、グルグルグル、なわけです。 ということで何が言いたいかというと、ヌレエフ版は足技が踊れるダンサーが踊るとスゴイ! 足がばたばたしていてアントルシャとか回転とかバットゥリーとか、細かくて、大変だけど、踊れる人が踊るとスゴイ! だからこれが所謂スタンダードなドンキに比べると、より上級版というか、踊りを楽しみたい人のためのヴァージョンになってると思う。 またヌレエフ版が見たいです。今度はサラ王子のロミオでお願いします。客演でもなんでもいいので… 夏のガラでサラ王子がいらっしゃるんだけど、「ドンキ」と「海賊」、どちらも伝統版みたいですね… 「海賊」ももうサラ王子のものすごいの見ちゃったからなあ…
2007年06月12日
ちょっと今頃で申し訳ないのですが、 simonkeenlyside.info さんの方に、まだ噂の段階ということで載っているのですが、2008-09年のROH来日で、サイモンがジョルジョ・ジェルモンを歌うというじゃありませんか! いつのまにか『ドン・カルロ』が『椿姫』になっちゃったみたいですね~ いずれにせよまだ決まっていないのでしょうかね。まさかROHを呼ぶのはNBSなのかしら?どこなのかしら?
2007年06月09日
きょう放送! ▼NHK 教育 「トップランナー」 『服部有吉』 ▼次のウィーン国立歌劇場音楽監督に就任するヴェルザーメストの演奏会がNHK-hi で今夜。
2007年06月09日
ケネス・ブラナーが「魔笛」を映画化! 実写版。 歌手は… ザラストロがパーぺ! 公式サイト オペラ「魔笛」を映画化~ケネス・ブラナー監督会見
2007年06月09日
久々来たぜ! サラファーノフの超絶技巧バジル INDEXPart1Part2Part3
2007年06月08日
Act3第3幕 街の酒場人々が飲んでいる。エスパーダとキトリの友人2人の3人の踊り。そこにやってくるキトリとバジル。バジルはあのへん~なぜんぜん似合っていないひげはもう取っちゃってます。あぁ良かった。あれ見てるとドリフみたいで笑いが止まらんもんで。そんでもってみんなで踊る。エスパーダはジャンプして飛び込んできたメルセデス(?)を肩に抱える。バジルはジャンプして飛び込んできたキトリを横抱きに抱える。これを2回繰り返す。みんなで踊る。最初下手に移動して最後にばっと足を上げるところ、サラファーノフだけ早かった。彼は一番足が高く上がるので目立つ~ 上手に同じことを繰り返すが今度は合ってたわ。サラファーノフ、ここでまたいたずらっぽい瞳を輝かせて超絶技巧かましてきた~なんとトゥでまわるところをかかとで回ったのだ。ほかのみんなは両足トウで回っているのにだよ!キトリのとうちゃんがガマーシュとやってくる。バジルはいなくなり、キトリは隠れる。ガマーシュは酒場のオヤジに聞く。ガ「こ~んな感じの可愛い女の子知らなあ~い?」主人「さあねえ。見ねえなあ…」父ちゃんはキトリをつかまえる。ここはコミカルな引っ張り合いのダンス。キトリの腕が両方からひっぱられて伸びちゃいそう。ガマーシュは、ひざまずいて結婚の誓いのポーズをしている。そこに乱入した黒いマントに黒帽子、バジル君です。バジル君「だってだって今キトリとガマーシュがちゅうちゅうしてたじゃないかっ!」コミカル演技に笑。バジル君は気色ばんで床屋のかみそりを取り出す。上に掲げる。そんでもってマントの留めをはずして下に敷く。胸を突き刺す。倒れる。倒れた姿がまた可愛いサラファーノフ。まるで毒りんごを食べて倒れた白雪姫みたい。バジルはガマーシュが通りかかるとわざと左手を上げて転ばせる。キトリは気を失って後ろに倒れそうになり、友人たちに抱えられる。キトリはバジルに気付け薬(アルコール)を嗅がせる。そのとたんにバジルは起き上がって、キトリの首筋にキスキスキス。けっこうキスしまくりでしたねきょうは。だってエスパーダもぶちゅ~とキトリにキスしてたしね。キトリは安心する。バジルは手を小刻みにばたばたさせながらキトリの胸を触りまくる。お馴染みの芝居ですね~(笑)。父ちゃんが、父「しょうがない、許してやっか!」バジルは起き上がってマントをオヤジの顔にぐるぐる巻きつけて上手に走って逃げていく。ガマーシュはドン・キホーテに決闘を申し込む。2人のおもしろい決闘ダンス。ヴィットリオ・ダマートうますぎ!さあ~結婚式ですわよ。****街の広場で結婚式フラメンコの踊り子と男性たちの群舞。ファンダンゴというんでしょうかね? ソリストのアレッサンドロ・グリッロ(?・男性)若い人で気合入ってました。よかったです。群舞とソロの女性。ソリストは花嫁の付き添いのセレーナ・サルナターロだったんでしょうかね? 実に上手で華もありました。執事とその妻というのはどこで出てきたのかまったくわかりませんでした。さあ!いよいよ! グラン・パ・ド・ドゥです。最初の優雅なゆっくりの部分。それから二人がステージ両端に離れる。ゆっくりと近づく二人。アラベスク。2人ともびしっと静止。2回繰り返す。そしてキトリにひざまづく前にアンヘルだったら開脚ジャンプで飛んでいくんだけど、サラファーノフはなんと超高速スピン・4回転ピルエットを決めて、ひざまずいた! かっこいい~~それから女性の大技が続く。まずアラスゴンドのバランス手を離して。3回とも完璧!それから今度はアラベスクでのバランス。手を離す。完璧! どよめき。そして極めつけ来た。サラファーノフが後ろを向いてそっぱを向いて右手だけキトリに差し出す。キトリは両足ポワントで手はアン・オー。そこからアラベスク。あがりきってバランス! すばらしい。手を取る。回ってパンシェ。拍手大喝采。次はバジルのソロ!バジル、このコンビネーションがすごい。ピルエット3回転プラスアラスゴンドでそのまま2回転、そのままロンドウジャンブアンレールのコンビネーション。これを繰り返す。ヌレエフだわ~ 完璧。最後に来ました。トゥール・ザンレールの連続技。間に2回転のピルエットを挟みながら7回、トゥール・ザンレール。そして最後の8回目は連続トゥール・ザンレールで決めてくれました。すごすぎる。大拍手。さきほどの女性のソロ。うまくて、きれがあって上手でしたわ。キトリのソロ。エシャペ・ヴァージョン。完璧でした。負けてないよ~サラファーノフに。コーダ。これもちょっと…考えられない技を見せてきた。サラファーノフはし~んと静まり返る中、片足だけのドゥミ・ポワントでバランス。それから片足をアラベスクしていく。バランス。長い! そして音楽入る。そのままいつものバジルの演技に入る。上手に向かって、足を曲げて、2回転しながら高くジャンプ! 高い!マネージュはぐるぐる体を回転させて回るもの。場内どよめく。キトリのグラン・フェッテ来た!これすごかったよ、3回に1回ダブル。しかも扇を胸に引き寄せて。すばらしい。完璧でした。どよめきがおさまらないうちにサラファーノフは足を伸ばしたままのフェッテを開始。これもおはこで、ぐるんぐるん何回回ったんだ?とにかく2人の完璧な超絶技巧連発に、まだ終わってないのに終わったような騒ぎ。みんなで楽しく踊って締め!ここでもサラファーノフはかかとで回ってましたよ~おつかれさまでした~Related LinksTeatro Alla ScalaJapan Tour Members of the Ballet
2007年06月08日
TEATRO ALLA SCALA Japan Tour 2007 “Don Quixote” (3 Acts with Prologue)June 8, 2007 (Friday) Tokyo Bunka Kaikan, Ueno Choreography: Rudolf NureyevMusic: Ludwig Minkus (orchestration and music arrangement by John Lanchbery) Set: Raffaele Del Savio Costume: Anna Anni Conductor: David Garforth Music: Tokyo City Philharmonic Orchestra CASTKitri/Dulcinea : Mizuka Ueno Basilio : Leonid Sarafanov Don Quixote:Sancho Panza:Lorenzo:Gamache: Vittorio D'AmatoEspada : Mick ZeniFriends of Kitri:Maria Francesca Garritano Lara Montanaro Act1Dancer: Beatrice CarboneAct 2The Queen of the Dryads: Gilda GelatiCupid: Sophie SarroteGypsy: Antonino SuteraAct 3Soloists of Fandango:Sabina Galasso Alessandro GrilloBridesmaid:Serena Sarnataro **************ミラノ・スカラ座バレエ団来日公演 2007「ドン・キホーテ」2007年6月8日(金) 上野・東京文化会館キトリ(ロレンツォの娘)/ドルシネア:上野水香バジル(床屋):レオニード・サラファーノフドン・キホーテ:ネド・ツィンゴーニサンチョ・パンサ:ステファーノ・ベネディーニロレンツォ(宿屋の主人):ダニーロ・タピレッティガマーシュ(裕福な貴族):ヴィットリオ・ダマート二人のキトリの友人:マリア・フランチェスカ・ガリターノ ラーラ・モンタナーロ第1幕街の踊り子:ベアトリーチェ・カルボーネエスパーダ(闘牛士):ミック・ゼーニ闘牛士たち:クリスティアン・ファジェッティ、ジュゼッペ・コンテ、 マッシモ・ガロン、ルイジ・サルッジャ、 フランチェスコ・ヴェントゥリーリア、アンドレア・ボイ第2幕ジプシーの王と女王:マシュー・エンディコット カロライン・ウェストコームジプシー:アントニーノ・ステラ二人のジプシー娘:ラファエラ・ベナーリア ルアーナ・サウッロドリアードの女王:ジルダ・ジェラーティキューピッド:ソフィー・サロート三人のドリアード:アントネッラ・アルバーノ モニカ・ヴァリエッティ ステファニア・バローネ四人のドリアード: ラファエラ・ベナーリア アントネッラ・ルオンゴ、 ルアーナ・サウッロ コリンナ・ザンボン第3幕花嫁の付き添い:セレーナ・サルナターロ執事とその妻:マウリツィオ・タメリーニ アデリーヌ・スレティーファンダンゴのソリスト:サビーナ・ガラッソ アレッサンドロ・グリッロ指揮:デヴィッド・ガーフォース演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団協力:東京バレエ学校 いや~久々のバレエだったので楽しかった~~!前回いつ見たかも思い出せないぐらい前だわ。マリインスキーバレエ来日公演でした。きょうのサラファーノフ王子もすっごっかったあ~~~~超絶技巧連発しまくり。おいおい。ヌレエフ超えてないかい?だいたいこの複雑なヌレエフ・ヴァージョンをちゃんと踊れるのって、若い頃のルグリとこのサラファーノフ君ぐらいしかいないんのちゃいますか?超すご!なものまた見ちゃいましたわ~上野水香さんも完璧でした。まじびっくりしたこっちにも。プロローグドン・キホーテの部屋第1幕街の広場。キトリ。お~飛んでる。明るい。気強い。キトリだ。そんでもってサラファーノフ君登場。えっ!!?久しぶりだったんでしまった油断してた~一気にタコメーターが振り切れたぞ。彼は登場シーンで180度真横開脚ジャンプかましてきた~髪が金髪で細~くて!彼は床屋じゃない。もう~すべてのパが優美でしかも人の倍飛んでるし、足も上がってる~美しい!最初のソロでもうノックダウン。複雑な足技。これぞヌレエフ!という振り付け。完璧にこなしてた~今回楽しみはヌレエフの振り付けを生で見ることでもあったことを思い出した。アントルシャ・シスとかもう~余裕ありまくり。ジャンプも。アラベスクの足の形のままのマネージュ。空中で止まってるように見える。つ~か実際止まってた。滞空時間長すぎ。二人が痴話げんかをしていると父ちゃんが登場。「だめだめ!娘と付き合いたいんなら金払え!」バジーリオ「僕は床屋なんですよ。それで稼ぎますから。」ロレンツォ「床屋?話にならんね。」バジルはロレンツォの小銭入れをくすねて、ふざける。バジル「金ならここにあるよ~ン。」ロレンツォ「野郎~」カネモチのガマーシュが登場する。この人の演技、そうとう~おもしろかったです。軟弱でひ弱な育ちのいいガマーシュです。キトリはガマーシュをあしらう。テーブルで手を取ろうとするガマーシュ。手を引っ込める。無理やり腕を組まされたキトリ。キトリの方が背が高い。センスでガマーシュの頭をぽかり。ガマーシュをこけさせて去っていくキトリ。ガ「あっれ~僕どうしちゃったの?」闘牛士たちの登場。エスパーダはミック・ゼーニ。かっこいい~闘牛したちは二手に分かれてフーガのようにずれながら同じダンスを複雑なフォーメーションで繰り返す。これがヌレエフ。一見するといっぱい踊っているので非常に舞台がごちゃごちゃした印象。それでいてダンサーはめいっぱい踊らされる。これがヌレエフの振付。闘牛士たちは短剣を抜いて床にずさっと突き刺す。1本だけ倒れてしまった。踊り子は意に介さず踊り続ける。抜いてまた別の場所に刺す。今度はうまく刺さった~闘牛士たちは街の若者とけんかになる。そこへ巨大な馬に乗って登場したドン・キホーテ。サンチョ・パンサは女たちにからかわれる。お返しにスカートめくりしまくり。サンチョパンサは若者たちに胴上げされる。しまいにはドン・キホーテさま助けて! 足にすがりつく。ドン・キホーテはキトリをドルシネアと思い込み、恭しく接する。バジルはおもしろくない。でもキトリはドン・キホーテを丁重に扱う。バジルはむくれて、ドン・キホーテのよぼよぼの歩き方をまねしてみせる。(笑)。パドシス。キトリはドン・キホーテと、ガマーシュはメルセデスと、バジルはもう一人の友人と踊る。ガマーシュが踊りながらちらちらキトリを見る演技がおもしろくて笑。サラファーノフはほんとに優美に踊る。6人がそれぞれ小芝居していてどこ見たらいいの、状態。キトリはバジルを転ばせて笑いをとる。さて2人のパドドゥ。舞台の盛り上がりは最高潮に達する。キトリの6時5分のポーズは1,5秒。これを2回。バジルのソロ。ゴムまりのようにはねるはねる。びよよ~ん。トゥール・ザンレールをするたびに鋭い回転で汗がスプリンクラーのようにはねとぶ。周りの人はびしょびしょじゃないか?バジルはちゅっ!と大きな音をたててキトリにキス! ほんとにキスしてました。最後にバジルは友人2人とダンス。その最後で来た~トゥール・ザンレール3回連続! 間に何も挟まないやつ。マリインスキーの時に8回連続を見たんで予想はしてましたが、やっぱり何度見てもすごいわ~ ほんと彼しかいないんじゃないか? これを出来るのは。第2幕ジプシーの野営地ここは愛のダンス。もつれあって踊る。この振付もけっこうおもしろい。ルグリ版を思い出しちゃった。大人の雰囲気という意味ではルグリにはまだまだかなわない。でも、サラファーノフのポール・ド・ブラも非常にきれいでしたわ。ポール・ド・ブラ見せる特徴的な振付。二人が熱烈に愛し合っていると、むくっと、ジプシーたちが起き上がってくる。二人を引き離す。二人は事情を説明する。ジ「あぁ~」キトリ・バジル『追われてるの。やばいんで服を貸してくれない?」ジ『金は?」キトリ『金なら。」コインを渡す。ジプシーの女は思いっきりかむ。ジ「本物ね。」二人は去る。そこへ踏み込んできたガマーシュたち一行。ジプシーダンスが始まる。テンションの高い、ムチ・ダンス。アントニーノ・ステラだったんでしょうか。髭をつけてジプシーに化けたバジルとマスクをしたキトリのダンス。子供のお芝居。キトリとバジルの物語をワゴンの舞台に乗せた子供たちが演じる。ガマーシュ役の子がそっくりの扮装で笑える。ガマーシュ「あ、あれ、オレ! オレだよね…」(笑)芝居が終わって、子供たちを2人まとめて抱き下ろすバジル。芝居を見て、愛し合う二人を引き裂こうとする悪行に怒ったドン・キホーテが暴れだす。ドン・キホーテは突然回りだした風車に向かって突進する。ドン・キホーテは傷ついて倒れている。サンチョ・パンサは助け起こす。怪しい男たちが襲ってくる。これはドン・キホーテの妄想。夢の世界へ行くドン・キホーテ。ドルシネアが宙を移動していく。(背後に黒子がいて持ち上げている。)妖精たちが現れる。キトリがドルシネア姫になっている。キューピッドと森の女王。二人とも踊りは堅実。テクニックはしっかりしている。小柄で筋肉のつきがいい、という印象。ドルシネアはドン・キホーテの手を取って長いアラベスク。キープすばらしい。足が長いので非常に美しい。森の女王のソロ。ヴァイオリンのソロが美しい!大好きな音楽と振付。イタリアン・フェッテは1カ所だけたたらを踏んだがあとはおおむね完璧。キューピッドは実にうまかった。ステップが正確できれがあって美しい。ドルシネア。スロウテンポの難しい前半。後半のスピードのある部分はばっちりこなした。コーダでグラン・ジュテとジュテ・アントルラセのドルシネア森の女王はグランジュテの連続。3人がパドブレで交錯する。2幕了。 Part2 へ続く。
2007年06月08日
BALLET INDEX 20076月8日 久々来たぜ! サラファーノフの超絶技巧バジル INDEX 6月15日 服部有吉・ラスタ・トーマスin Rhapsody in Blue
2007年06月01日
全22件 (22件中 1-22件目)
1


![]()