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Graeme Murphy's 'Nutcracker', the Australian BalletNutcracker: the Story of Clara, 1994 (DVD) Choreography: Graeme Murphy Music: Piotr Ilyich Tchaikovsky Lighting: John Drummond MontgomeryDesign: Kristian Fredrikson Cast: Clara the Ballerina: Vicky AttardDoctor/Beloved Officer: Steven HeathcoteClara the Child: Siobhan ElsmannClara the Elder: Margaret ScottBallt dancer,Soloist: David McAllisterJustine SummersNigel BurleyMichelle GoulletDamien Welchand artists of the Australian Ballet The State Orchestra of VictoriaConductor: Noel SmithRecorded at the Sidney Arts Centre, Australia in 1994オーストラリア・バレエのグレアム・マーフィーの振付けた「くるみ割り人形」。zさんのおかげで見ることが出来ました。感謝です。まったく別のお話になっていて、まるで映画を見ているようでした。
2007年07月30日
Matthew Bourne's Swan Lake 2006-2007 season World Tour in Korea LG Art Center in Seoul 4-22 July 2007 マシュー・ボーンの『スワン・レイク』 2007年7月4-22日 韓国ソウル LGアートセンター 先日終了したスワンレイクの韓国公演、どうだったんでしょうか。 asuko さまに貴重な感想をいただきましたのでご了解を得まして紹介させていただきます。ほんとに感謝です!ソウルの知り合いが千秋楽のチケットをとってくれたので「白鳥の湖」見に行きましたが、アランがいないのでサイモンがスワンと王子でフル回転。そして、わたしの見間違いでなければ最後の日は昼スワン、夜王子のダブル出演。わたしは夜だけ見たんだけど、王子はヘトヘトで振りをなぞるのが精一杯。二幕はトーマスにまったくついていけず、物語の核心を伝えることができなくて可哀想でした。おかげでロンドンでマシュー・ハートに食われて影が薄かったトーマスに集中できたけど。柔らかくて、切れ味もあり、彼自身がこの役を演じる喜びにあふれていて眼福でした。でも、クリス王子が見たかった。カーテンコールで恥ずかしそうに出てきたジーンズのクリスに「また戻ってきてね」と心で呼びかけたけど。ついでですが、韓国のスワン熱も相当なものがあり、あのマシュー・ボーンの本のハングル訳が出てましたよ。わたしは原書をアマゾンで買ったのに。でも、わからないから写真とスケッチを見てるだけなのに。羨ましい。わたしの席は後方で昼のキャストが近くに。友人の隣に座っていた男性ダンサーが終わったとき涙を拭いていた、彼が昼の王子じゃないかと聞かれたけど、クリスはカーテンコールでステージにあがったし。とすると、もうひとりの王子、サミュエル・プラントという人か。それとも、ヘトヘトになってもなんとか踊りきったサイモン王子への「よく頑張った!感動した!」涙か? 作品が同時進行のため仕方ないとはいえ、スワンと王子を昼夜続けるというのはひどいんじゃないか。誰のためにもならないと少し憤慨したのですよ、実は。作品の質が落ちるし。サイモンは気力だけで踊ってるみたいで、よくやったとは思う。エライ。でも残念。スワンのタイプじゃないと思うけど…複雑。 Posted by asuko : 2007年07月25日やはり(確認したら)サイモン、昼、スワン、夜王子だった。全体にゆるゆるのショーでした。サイモンとサミュエルは、どすこいコンビだったそうです。サイモンは、ロンドンで見たときより太ってました。あり得ます? ソウルのファンの愛情に甘えているというか、兄貴分のアランがいなかったせいか(わたしは彼の人間性を買っているのです)、しかし、何より、スワン役に図抜けたカリスマ性のあるダンサーがつかないと、カンパニー全体に緊張感が生まれないようですよ。ソウルでは、クリスが孤軍奮闘らしかったです。マシューは、カンパニーからの持ち上がりではなく、ジェイソンとホセのようにオーディションですごい人を抜擢すべきだと思う。彼の代名詞のような作品で大切にしていけば後世に残るんだから。トーマスはうまかったけど、ジェイソンが見せてくれたような、半年で精神性の高みまで上り詰めるようなとぎすまされた感性がなかった。ただ楽しんでました。そんなだから、マシュー・ハートに食われちまうのだ。クリスとマシュー・ハート、そして、ジェイソン・ホセ並みの新スワンで、ぜひ、出直してほしいです! 名作がもったいない!失望が激しいのでDVDを見て口直しをしました。Posted by asuko: 2007年07月27日 asuko さま、ありがとうございました。これをマシューに読んで聞かせたいですね(笑)。私はThe Swan はばりばりクラシック・バレエでないと体が受け付けないんですが、今回のトーマスはどうだったのでしょうか? asuko さまによるとすばらしかったようで、よかったです。彼のThe Swan も見てみたいものです。サイモンはロンドンでプリンスで見ましたが、特に感想なし、というイメージでした。その人がカリスマティック・スワンを踊るなんて、考えられないです。まあ見てないから何とも言えませぬが… 百聞は一見に如かずですからね。 それからasko さまに伺いたいことがありました。オーストラリア・バレエのスワン・レイクはご覧になられましたか? グレアム・マーフィーの。多分すごく好きな世界なのではないかと思いますが… その時はハンブルクでした? 今頃になってまた見たいな~とうずうずしています。1回しか見てないので…。すごくマシューのスワン・レイクがよぎっちゃうのですよ。まるでデジャヴュのようによぎるんですな。これが。あまりにもWって来るので、見ている最中挙動不審、脈拍過多になっちゃったくらい。これはスワン患者の病気ですな。 それで懐かしくてデーミアンのサイトに行ったりして、更新してた~ 日本に来るつもりだったのに来られなくなったんですね。知らなかった~ 写真のギャラリーも更新してた~(KTさん鼻血出さないように。) Related Matthew Bourne's Swan Lake Tour official LG Art Center in Seoul SWAN English LG Art Center in Seoul SWAN Korean Bourne's Swan Lake World Tour 2005-06 Matthew Bourne's Swan Lake in Japan 2005 Index not completed
2007年07月28日
Telegraph-British choreographer Christopher Wheeldon worked with the Bolshoi on a new 'Hamlet' ballet*******************The Bolt - ShostakovichBolshoi Ballet [2006] Choreographed by Alexei RatmanskyThe Bolshoi Ballet's production of Alexei Ratmansky's version of The Bolt CASTNastya, Komsomol organizer -Anastasia YatsenkoYan - Andrei MerkurievDenis - Denis SavinIvashka, homeless child - Morikhiro IvataKozelkov, bureaucrat / Diver-saboteur - Gennadi YaninTypists / Female Swimmers - Yekaterina Krysanova, Natalia Osipova, Anna RebetskayaDraughtsman - Yegor KhromushinTechnician-adjuster - Vyacheslav LopatinChif Engineer - Andrei MelanyinFactory Director - Vladimir MoiseyevFermented Dough, mistress of the boozer - Natalia VyskubenkoManka Fart - Natalia OsipovaFyodor Beer - Alexander VoytyukIvan Corkscrew - Pavel DmitrichenkoFicus - Galina MalayaPatchouli - Yevgenia VolochkovaConductor - Pavel Sorokinボリショイ・バレエ団公演バレエ「ボルト」キャストアナスタシア・ヤツェンコ アンドレイ・メルクリエフ デニス・サビン イワタ・モリヒロ ボリショイ・バレエ団ほか 管弦楽: ボリショイ歌劇場管弦楽団 指揮: パヴェル・ソロキン 音楽: ドミートリ・ショスタコーヴィチ 振付: アレクセイ・ラトマンスキー 収録: 2006年9月, ボリショイ劇場(モスクワ)放送: 2007年7月 NHK BS-hi
2007年07月23日
ValkyrienDie WalküreWagners operaPlacido Domingo : Siegmund Waltraud Meier : Sieglinde Lisa Gasteen : BrünnhildeBryn Terfel : WotanEric Halfvarson : HundingRosalind Plowright : FrickaCovent Garden Operaens Orkester. Dirigent: Antonio Pappano.London (Proms at the Royal Albert Hall)July 18, 2005プロムス 2005ワーグナー 楽劇「ワルキューレ」コンサート形式 ジークムント : プラシド・ドミンゴ ジークリンデ : ワルトラウト・マイア フンディング : エリック・ハーフヴァーソン ウォータン : ブリン・ターフェル ブリュンヒルデ : リサ・ガスティーン フリッカ : ロザリンド・プロウライト 管弦楽 : コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団 指 揮 : アントニオ・パッパーノ 字幕 : 武石 みどり 収録: 2005年7月18日, ロイヤル・アルバート・ホール (ロンドン) 放送: 7月23日(月) NHK BS2これは録音では聴きました。しかし映像で見たのは初めてだと思う。ブリンがすばらしい!!!ブリンてまさにヴォータン!しかも扮装していない普段着のヴォータンなので彼の優しさがすごくナチュラルに感じられるのだ。ちょっと持ってかれちゃったわ…彼がさっと中空に手を差し伸べ、ローゲを呼んだとき、ブリュンヒルデの回りに炎が燃え上がるのが見えた気がしたわ。やっぱりブリンの全幕が見たいなあ… 日本に連れて来ていただけますよね、きっと。ROHさん…Related Linksブリン・ターフェル in JAPAN
2007年07月23日
NYT An Epic Showdown as Harry Potter Is Initiated Into Adulthood
2007年07月20日
生まれついてのバジル、ラスタin Kバレエ「ドンキ」」 Part2Kバレエ「ドン・キホーテ」2007年7月18日 新宿 新国立劇場第3幕登場人物たちの踊り。ここで驚異的なガマーシュのマネージュ!客は大拍手です。いよいよ、キトリとバジルのグラン・パ・ドゥ・ドゥー。登場したラスタ・バジルは、黒い短いボレロに金の縫い取り。胴にサッシュ・ベルト。黒いタイツ。黒髪のラスタに黒尽くめの定番バジルの衣装はあまりにも似合いすぎた。アダージョ。ラスタはパートナーの手を取るとき、正対してつかむのではなく手のひらを反対に向けて握る。そしてぐるっと半回転して女性はラスタの1本の指につかまってくるくるくるくる回る。女性に近づいていくときのラスタ。足を前後に180開いたグラン・ジュテをはさんでくる。女性のバランス。リフトして膝におとしてホールド。決まった。キトリの友人の踊り。いよいよラスタのヴァリアシオン。いきなり下手から上手へ真横の180度開脚ジャンプ。高い!速い! 度肝を抜く。上手から空中回転しながら下手へ。また真横の180度開脚ジャンプ上手へ。上手でフェッテ、これがアラスゴンドで2回転ぐらい回ったかと思うと足を後ろに軽くアチチュードした姿勢でそのまま3回転。美しい。下手へ移動して今度はピルエット、5回転。舞台下手奥から上手手前へ、トゥール・ザンレール。きっちり正面に下りてからぱっと斜め後ろを向いて指差して闘牛士のとどめのポーズ。それに繰り返し。3回?最後はピルエットして空中に飛び上がって足を揃えたまま膝を曲げた形で空中で2回転。これはラスタお得意のラスタ・スペシャル1号です。大喝采。キトリのヴァリアシオン。エシャペ。キトリの友人のヴァリアシオン。コーダ。まずラスタのソロ。ラスタは舞台上手奥から登場し、足を前に投げ出して空中で足を入れ替えて着地するのをやった。どよめく。足がめちゃ高く上がるのだ。次に別の技をはさんで、またそれを繰り返す。お得意のマネージュが始まる。これがまたすごかった。グラン・ジュテ、グラン・ジュテ、お次は足を空中に後ろにアチチュードしたまま1回転して回るという超難度技。これは海賊でよくゼーレンスキーがやっています。ラスタのスピードと高さは半端じゃない。ちなみにサラファーノフもこの技お得意です。それだけにとどまらない。最後は例のラスタ・スペシャル第2号! ついに出た!空中足回転回し蹴りジャンプです。客席どよめく。ちなみにサラファーノフもこれやりますよ。そして他の登場人物たちも踊りだす。奥の正面から出てきたラスタはアラスゴンドのグラン・ピルエットを開始する。ぐる、ぐる、ぐるぐるぐる、ぐる、ぐる、ぐるぐるぐる。そしてとどめのピルエットは超高速で6回転ぐらいしたかしら。キトリが回りをピケピルエット。大迫力で大拍手。大団円最後になぜか急にそれぞれが日常生活に帰っていく描写があって意外でおもしろかった。ラスタがいきなり白い前掛けをして、クリームを父ちゃんのあごに塗り、床屋さんを始めたのだ(笑)。カーテンコールでサー・アンソニーが熊川さんをひっぱりだした。サー・アンソニーは熊川さんの足をなでさすって「大丈夫?」とやるんで客席は大うけ。それにダウエルさんは、例の「バヤデール・バウ」とでも言おうか、バヤデールでラジャに対して恭しくする礼がありますよね、それをやったの。そしたら熊川さんも返した。おもしろかったです。
2007年07月18日
生まれついてのバジル、ラスタin Kバレエ「ドンキ」」 Part1Tetsuya Kumakawa K-BALLET COMPANY"Don Quixote"18 July 2007 New National Theatre, Shinjuku TokyoCastKitri: Yuko AraiBasil: Rasta ThomasDon Quixote: Luke HeydonGamache: Sir Anthony DowellSancho Panza : Pietro PellicciaMercedes: Shiori AsakawaEspada: Byambaa BatboldLorenzo: David SkeltonFlower Girls: Kayo Nagata, Yasuko HigashinoDulcinea: Yuko AmanoKバレエ「ドン・キホーテ」2007年7月18日 新宿 新国立劇場演出・振付・美術:熊川哲也原振付:プティパ音楽:レオン・ミンクス指揮:福田一雄演奏:シアター・オーケストラ・トーキョーキャストキトリ:荒井祐子バジル:ラスタ・トーマスドン・キホーテ:ルーク・ヘイドンガマーシュ:サー・アンソニー・ダウエルサンチョ・パンサ:ピエトロ・ペリッチアメルセデス:浅川紫織エスパーダ:ビャンバ・バットボルトロレンツォ:デイビッド・スケルトン花売り娘:長田佳世 東野泰子ドルシネア:天野裕子あの~最初に言っておきますが、私にとっては主役は思いがけない人でした。ルーク・ヘイドンその人です!サー・アンソニー・ダウエルのきっかいなガマーシュ、濃い濃い濃い~それを迎え撃つジェペット爺さん、ルークヘイドン!間違いなくドン・キホーテそのものでした。老いても高貴! 義のためには身を投げ出す。まさに高貴な生まれでした。金持ちヒヒジジィ、サー・アンソニーとのバトルは舞台を席巻。あれ~おかしいなあ、私はラスタを見に来たつもりだったのに、気がつくと目はサー・アンソニーとジェペット爺さんばかり追っているのでした。もちろんラスタはダンスはすばらしかったけど…ラスタはすごくナイーブなのよね。こう見えて。だからこのロイヤル・バレエ二人組と演技の呼吸が合っているとは言い難かった。ラスタは… きょう「ビーチボーイズ」の竹野内君を見てて思ったの。ラスタって竹野内君に似ているなあって。ナイーブさが似ているのよね。いやー本題からずれまくり。とにかく私にとっては思いがけなく、「ロイヤル・バレエ」の舞台が見られてすごくうれしかったのです。ラスタも第3幕では酔わせてくれたし。プロローグドンキホーテの夢に現れるドルシネア姫とキューピッド。ルーク・ヘイドンの表情を見ているだけでもう、ぐい~~~んと物語に引き込まれていく。その表情にすべてが凝縮されているからだ。彼がどういう人生を送ってきたのか、どういう人生をこれから送ろうとしているのか… 老い、寂しさ、それでも夢を希求する心、正義を美を夢を希求する心を失わない、ドン・キホーテ!第1幕街の広場キトリが現れる。バジルが現れる。バジルはギター弾く振り…すらしてないじゃん!そのエネルギッシュな全身ばね!といったダンス。やっぱラスタはすごい。今回、初めてクラシック・バレエ全幕のラスタを見られた。感謝感激です。二人がいちゃいちゃしているとお父ちゃんが登場する。「おいおい 娘に近づくならオアシを払いな!」「お金? ないです」(ケロッ)キトリ憮然。「なんとかしてよ!」「じゃあ~」ロレンツォの財布をちょろまかす。「だめじゃん」そんなこんなで逃げる二人。ガマーシュの登場。いきなり超弩級アトミックボム来た~その視線、歩き方。ふんぞり返った態度。貴族だ! アホな金持ちではない。すごく頭いいガマーシュ。これじゃ笑えない。サー・アンソニーの存在感はスゴイ!彼はロレンツォに食事を用意させる。亭主が彼の前に置いたテーブルを自分で「ちっ!」と直す。ちびちび飲んで食べる。一時も演技をやめない。舞台の上では闘牛士たちが登場しているがもうサーアンソニーの方にどうしても目が釘付けになる。メルセデスの浅川紫織さんはすごくよかったです。そこに登場したドン・キホーテ。サンチョ・パンサの耳をつんざくホルン。このサンチョ・パンサはすごく身軽で上手。彼ら2人の演技のバトルがすごくて…もう目が点。2人でテーブルに着く。ドン・キホーテはガマーシュに酒を注ぐ。「いや、ありがとう」ところがガマーシュの盃にはちょこっとしか注がないのに、自分のにはなみなみとなくなるまで注ぐ。「…。」にらむガマーシュ。それじゃあ、と食事を頼むガマーシュ。「いかが?」やせ我慢するドン・キホーテ。ドン・キホーテは恭しくキトリに近づき、バラを捧げる。キトリはバジルにもらったバラを投げ捨ててドン・キホーテに行く。6人で踊る。バジルとキトリの友人、ドン・キホーテとキトリ、ガマーシュとキトリの友人。ここも爆笑で、どこ見たらいいの状態で。サー・アンソニーがおもしろすぎる。ドン・キホーテと親しくするキトリを見たガマーシュはバジルに「ほら、あれを見なさいよ!」それでバジルがキトリを連れに行くと、なぜかガマーシュがドン・キホーテの手をひっぱってドン・キホーテとぶちゅっとキス。これがまったく意味不明だがとにかくおかしかった。キトリとバジルのパドドゥ、バジルが片手で頭上高くキトリを差し上げる。ばっちり。微動だにしない。バジルとキトリの友人のパドトロワ。ここはすごかった。すばらしかった!ため息をついている間に終わっちゃった。第1幕了。やはりヌレエフ版に比べるとバジルの踊る分量が少ないので欲求不満気味になる。第2幕ジプシーの野営地。ジプシーダンスここでもラスタのすばらしいソロが炸裂する。群舞の集団で踊る。かっこよすぎるわ~ドンキホーテは錯乱して、風車に突進していく。そして夢の世界へ。妖精たち。ドン・キホーテは森の妖精たちの真ん中にいる。ここのルーク・ヘイドンの表情がなんともいえなくせつないのです~夢から醒めるドンキホーテ。第2場酒場楽しく踊る一同。ガマーシュとドン・キホーテがやってくる。バジルは一計を案じ、自殺の演技をする。父ちゃんはだまされて、結婚を認める。ドン・キホーテはガマーシュと決闘する。ここがすごいの~チャンチャンばらばら。ご老体に鞭打って。いったい誰が主役なんだ?っつーぐらい、この2人かっこいい。みんなが納得したと思ったらやっぱり父ちゃんが気を変えた。金を払わないと娘はやれん、と言い出した。そしたらなんとびっくり!ガマーシュがバジルにお金をあげた。父ちゃん大喜び。これどういうストーリー?第3幕結婚式の祝宴Part2 へ続く。
2007年07月18日
The Australian Ballet Japan Tour 2007“The Sleeping Beauty” (3 Acts) July 16, 2007, Tokyo Bunka Kaikan, Ueno, TokyoChoreography: Stanton Welch, after Marius Petipa Music: Piotr Illyich Tchaikovsky Set and Costume: Kristian Fredrikson Design Associate: Fiona Reilly Lighting Design: John Rayment Conductor: Nicolette Fraillon Music: Tokyo City Philharmonic OrchestraCastPrincess Aurora: Lucinda Dunn The Prince: Matthew Lawrence オーストラリア・バレエ団 2007年日本公演『眠れる森の美女』2007年7月16日 上野・東京文化会館振付:プティパ/スタントン・ウェルチ音楽:チャイコフスキー装置・衣装:クリスチアン・フレドリクソン装置・衣装協力:フィオナ・レイリー照明:ジョン・レイメント キャストオーロラ:ルシンダ・ダンフロリムント王子:マシュー・ローレンスフロレスタン王子:ケヴィン・ジャクソン(第3幕)王:フランク・レオ女王:キスメット・ボーンカタラブット(式典長):コリン・ピアズレー宮廷の看護婦:ソフィー・フレッチャー(第1幕) 看護婦:カミラ・ヴァーゴティス、ジュリエット・バーネット、ナタリー・ヒル、ジーナ・ブレシャニーニ(第1幕)リラの精:ダニエル・ロウカナリヤの精:マドレーヌ・イーストー地の精:久保田美和子空気の精:ラナ・ジョーンズ水の精:アンバー・スコット火の精:ゲイリーン・カンマーフィールドリラの精の騎士:アダム・ブル、ポール・ノブロック青い鳥:レミ・ヴェルトマイヤー二人のイワン:ダニエル・ゴーディエロ、ツゥ・チャオ・チョウジンジャー・キャット:ベン・デイヴィス白い猫:ナターシャ・クセン人形:ジェシカ・トンプソン、ブルック・ロケット、本坊怜子、ダナ・スティーヴンセン彫像:ルーク・インガム、ティモシー・ファラー、ゲンナーディ・クーチン、ジョン=ポール・イダシャクカラボス:オリヴィア・ベル四人の冬の精:ロビン・ヘンドリックス、ジェーン・カッソン、ステファニー・ウィリアムス、フランシス・マーフィーフクロウ:シモーヌ・プルガカラボスの騎士:藤野暢央、マシュー・ドネリー四人の王子:トリスタン・メッセージ、アダム・スーロウ、ルーク・インガム、アンドリュー・キリアン(第2幕)オーロラの友人:カミラ・ヴァーゴティス、ジュリエット・バーネット、ナタリー・ヒル、ジーナ・ブレシャニーニ(第2幕)男爵夫人:ジェーン・カッソン(第3幕)トピアリ-、廷臣、妖精、衛兵、侯爵夫人、女中、トロール、子鬼:オーストラリア・バレエ団指揮:ニコレット・フレイヨン演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団美しいセットに衣装、美しいダンサーたち。夢のような時間でした。この作品は、「白鳥の湖」のように完全に読み替えているわけではなく、ストーリーは同じ。細部がいろいろ違うだけで、ほぼ伝統版にそっている。だからあの大人~の世界を期待してくるとぜんぜん違います。きょうのはもろバレエ、でした。お話もひねりなし! おとぎ話でした。※中身を書きますので、明日以降ごらんになる方はご注意ください。序曲:カラボスと手下たち。カラボスは超美人のオリヴィア・ベル。背が高くてプロポーションも抜群。手下たちも実に個性的。ライオンキング? 基本的に「冬」を表しているらしく、衣装の色はみんな白。オーロラ姫の誕生。上手にベッド、もう産まれる~ 出産用品が運び込まれる。ゆりかごも準備される。赤ちゃんが出てくる。場面転換リラの精の司る妖精の世界。美術はさきほどのベッドとベビーのゆりかごが超巨大化している。つまり妖精たちは、小さい、ということらしい。ここは極彩色の世界。リラの精はこれまた美しい、背が高くてプロポーション抜群の、ダニエル・ロウ。この人は多分「白鳥の湖」で大きな白鳥の下手側だった人だと思う。実に美しい。もうここで青い鳥が登場している。青い鳥は羽を生やしているわけではなく、頭がいまどきの兄ちゃん風に、一部だけ色が違う。青なの。妖精たちは悪役も正義の役も、みんな衣装は全身タイツなので、スタイルのよさが際立つ。青い鳥はカナリヤの精とカップル。ほかに地、空気、水、火の精、猫たちもいるし、もういろいろ…登場人物が多すぎる。ディベルティスマンが繰り広げられる。青い鳥の踊りはすばらしい。彼らのもとに悪人たちがやってきて、小さい子供(これが意味不明)をさらっていく。リラの精の逆襲。お人形のオーロラが現れる。カラボスはオーロラの指に針を刺すしぐさ。オーロラ人形は眠ってしまう。お人形のフロリムント王子がオーロラに口づけする。リラの精は悪役を撃退するが、そのあと、泣き崩れる。リラの精のダブルの入ったグラン・フェッテがある。第2幕カラボスが白いばらを黒いバラに変えている。王宮のパーティ、オーロラ姫の誕生パーティに急ぐ人々。ここがトヨタレンタリースの音楽。4人の王子も到着する。いよいよオーロラの登場。ルシンダ・ダンは貫禄。いきなりの難しい踊りを堂々と踊りきる。演技もあのロットバルト男爵夫人だったとは思えない。恥じらいと上品さ。オーロラになっている。ローズ・アダージョは、普通の版でもめちゃ難しいのに、さらに難しく振付されていた。最初のバランス、ルシンダ・ダンはきっちり決める。次の普通なら4人の王子の肩に手を置いてアラベスクパンシェして進んでいくところ、王子は全員、3回点以上のピルエット、オーロラはその前を一人で踊りながら進んでいく。かわいそうに一人目の王子が派手に転んでいた。バラを一人一人に手渡される最初のところ、オーロラは最初の王子とはピルエット1回転、次の王子とは2回転、そして3回転、4回転と、ピルエットの数を増やしていく。すごい。それから舞台の奥のほうで、2回目にバラを渡されるところ、男性は全員、トゥール・ザンレールしてからひざまづいて渡す。これもタイミング難しそうだった。そして2回目のオーロラのバランス。今度は難易度アップの、ポワントでアチチュード、手を取ってぐるっと回してもらって手を離してアン・オーでバランスというの。ルシンダ・ダン、さすがです。完璧なバランスを見せた。大拍手。続いてオーロラのソロ。ただ踊るだけではなく、4人の王子それぞれに、「お願いします」と言われ、「あ、どうも」とあいさつ「でもいいです」という演技が含まれている。ルシンダ・ダンは圧倒的なソロ。ピケピルエット、シェネ、グラン・ジュテのコンビネーションでのマネージュ。パワフルで正確で速い。さすがでした。みんなが去っていき、オーロラと友人たちだけが残される。オーロラはお祝いのバラの花をもらっている。そこへやってきた不思議なケープをかぶった老女。真っ黒なバラの花束を持っている。オーロラはなかなか黒いバラをくれない老女にいらいらしている。やっとくれたと思ったらとげがぐさっ!とオーロラの指に刺さった。「痛い!」おもわず老女を激しくびんたするオーロラ。気の強い王女さまです。普通ないわよね。老女は上手を向いてじーっと立っている。オーロラはだんだん気分が悪くなってくる。ここのダンスも絶品。小刻みにパドブレしながら急速にバックしていく。老女は倒れる王女を支える。王女は気を失う。老女がつかんでいた手を離す。手がバタン!と音をたてて床に落ちる。はっとするナニー。オーロラは死んでしまったようだ。第3幕王子が二人、森にやってくる。男爵夫人と取り巻きたちもいっしょだ。男爵夫人は、成熟した女性で、王子に色目を使い、媚びたように踊る。王子たちは「どうすんだよ、あれ。」「おれは遠慮しとく」「おまえが責任とれ」なんてやってる。しょうがないな~と年下の方の王子、フロレスタン王子が踊る。彼は華があって、踊りも実にダイナミックで、準主役、というイメージでした。にこにこ・オーラをはなってました。じゃあ、真打登場、とフロリムント王子が踊る。さすがの高度なテクニックを駆使したソロ。人々はいなくなり、フロレスタン王子はさっさとコートを敷いて寝てしまう。一人おきているフロリムント王子。妖精たちが現れる。リラの精と、いろんな精。妖精たちはオーロラ姫を連れてくる。オーロラ姫と王子のせつないパドドゥ。これは例のチェロのソロの絶品の音楽のところ。今までに見たバージョンとは振付が違うのでちょっと淋しかったが充分すばらしかった。オーロラは王子に教える。「私はあそこにいるの、あそこで眠っているのよ。」王子は彼方に眼をやる。するとそこには眠るオーロラの姿が。オーロラの姿が消える。今度はオーロラのソロ。ソロが2回あるのだが、どちらもとにかくルシンダ・ダンすごい!さっきもあんなに踊っているのに、ここもバリバリ踊りまくる。スピードも落ちないし、ダイナミックだしすごかったわ。王子は弟の王子を起こして、「おい!いくぞ。姫を助けに。」寝ぼけてる王子は「え? え? 兄さんなに~~?」と兄を追っていく。茨の城にたどりつくまでの行程は伝統版では退屈なものだが、ここでは工夫をこらしてある。なかなか楽しい。そしてついにカラボスが支配する雪と氷の城へ。王子は最初カラボスのあまりの美しさに、礼儀正しくあいさつする。戦わない。剣を弟に渡してしまう。しかし彼女に絡め取られ、気を失ってしまう。王子はカラボスの魅力でくらくらになって籠絡されてしまったのだ。弟は戦うが多勢に無勢。弟は最後に、さきほどリラの精にもらったリラの枝をかざし、兄を起こす。二人で戦うが、弟は打ち倒される。お兄ちゃんはがんばって、ついに敵を打ち破る。あっという間に氷の白の世界は暖かい明かりの世界になる。王子はオーロラに口付けし、オーロラと共に眠りについていた人々も目覚める。オーロラは王子にお礼を言おうとする。それを押しとどめ、王子は恭しくひざまずき、結婚を申し込む。そして祝宴の始まり。カラボスに、氷付けにされていた妖精たちは次々に本来の姿に戻る。青い鳥や猫たち。これからディベルティスマン。まず伝統版ではパドトロワの部分は4人の妖精たちとフロレスタン王子で踊るものになっている。またまた彼はにこにこ王子のオーラ全開で楽しませてくれました。そして猫たちの例のダンス。けっこうかなりこれおもしろかった。そしてカナリヤが出てくると、ジンジャーキャットはカナリヤをつかまえようとする。逃げるカナリヤ。いよいよ青い鳥のパドドゥ。もちろんお相手はなんとか王女ではなくてカナリヤちゃん。アダージョ。すばらしい。青い鳥のヴァリアシオン。よかったですよ~カナリヤのヴァリアシオン。コーダ。それからロシア人形の踊り。これすごかった~ アクロバティックですごいジャンプ力にびっくり。いよいよオーロラとフロリムント王子のグラン・パドドゥ。ここの振付はだいたい伝統版と同じでした。細かいところは違います。フィッシュダイブ、3回やりました。ピルエット2回転そのままダイブ、を3回。まっすぐ前にホールドされてピルエットしながら出てくるところ、最初2回転、次3回転、とどめは7回転回った。最後のけんけんバックはなかった。オーロラのパドシャのところは王子のピルエット&ジャンプに変わっていた。最後の膝の上に落とすところもばっちり決まった。ブラボ。王子のヴァリアシオン、オーロラのヴァリアシオン、そしてコーダ。そしてアポテオーズ。みんなちゃんと行進して去っていく。猫は這いながら。人形はぎくしゃくと。フロレスタンはにこにこと。オーロラたちは踊りながら。そして…(以下略)カーテンコール。
2007年07月16日
Terry さんの書き込みを見て、ファンタジーレイク(リンク右記)を見てみたらもちろんホセはいませんが、デーミアンさまが映ってました~ Terry さん サンキュー!
2007年07月16日
▼Deaver ディーヴァーのオフィシャルサイトあったんですね~ Jeffery Deaver's Official Web Site Jeffery Deaver has released the seventh Lincoln Rhyme novel, The Cold Moon(2006) これ、きょう入手~ 最新作は The Sleeping Doll (2007) です。▼John Grisham: The Official Site グリシャムの「the Broker -大統領特赦」があまりにもおもしろくてね、 グリシャム本も買ったらこれがノンフィクションだったのよ。 The Innocent Man です。▼No-Dame こんなものも実は買った。 のだめカンタービレ―バイリンガル版
2007年07月15日
ジョン・トラボルタが「ヘアスプレー」映画版に出演。驚きの姿に。 ハリー・ポッター最新作アナライズ from NYT Harry Potter, Dissected Harry Potter and the Four Directors my impression
2007年07月15日
オーストラリア・バレエ団「白鳥の湖」 Part3日本初演の日、カーテンコールにはグレアム・マーフィーその人も登壇した。喝采が続いた。彼の読み替えは確かにおもしろい。しかし新しいスタンダードとして定着するほどの衝撃度はない。本来スワンレイクはなぜか「王子の一人称の物語」としていろいろ描かれてきた。ヌレエフ版でも、マシュー・ボーン版でも。それをこの作品は「オデットの一人称の物語」として読み替えたことに意味がある。第3幕では悪の巣窟に乗り込んでいく、白の天使、従来版の汚れなき王宮に乗り込んでいく悪魔の化身、の設定とまったく逆なのである。だから第3幕の幕切れは愛の勝利で終わるかと思いきや、オデットは逃げ出し、ロットバルトは孤独になってしまうという悲劇、そして第4幕でいよいよ本当に愛の勝利が訪れるかと思いきや…(以下割愛)これは大人の物語。大人の物語にはハッピーエンディングはないのです。浮気する男は一生するだろうし、奥さんは一生それを許せないんです。それで続いていく夫婦生活もあれば破綻するものもあると。人生とはそういうものだ。振付に関しては、床に足を広げてずさ~とすべってというおもしろいものがあった。これは全仏オープンでジョコビッチが赤土でずさーとすべっていたのに似ていておもしろかった。クラシックバレエのパでは少なくともないですわね。それから大きな白鳥の踊りも1幕の王子のソロもなぜかボーン版の振付にくりそつなんだよなあ。初演が2002年だとわかって安心しましたが。excerpt from company's official siteConceived in collaboration with Janet Vernon and Kristian Fredrikson, Graeme Murphy’s Swan Lake was the first ballet commissioned by David McAllister after becoming The Australian Ballet’s Artistic Director in 2001. It was created to mark the company’s 40th anniversary in 2002, a nostalgically apt choice as Swan Lake was the first ballet the company ever performed. On its debut, Murphy’s powerful interpretation of this iconic ballet sensationally sold out seasons across Australia, won nine major awards in one year, and moved audiences to tears.A master storyteller, Murphy’s choreography dramatically communicates the passion and emotion of betrayal and unrequited love. The story follows the fortunes of Odette, betrothed to Prince Siegfried yet deeply apprehensive of his relationship with the Baroness von Rothbart. It’s not until after the wedding that the true nature of Siegfried and the Baroness’ relationship becomes clear, causing Odette such distress that by royal command she is committed to a sanatorium. There she finds comfort and escape amongst serene white swans in a frozen dream world. In 2005 the company presented Murphy’s Swan Lake to great critical acclaim in the UK, before taking it to Shanghai in 2006. The Australian Ballet previously performed Anne Woolliams’ version of Swan Lake in Japan in 1987. 関連リンクBallet.co GalleriesAustralian Ballet Swan Lake Ballet.co Posting PageAustralian Ballet UK Swan Lake tour -including few photosReviewsThe Times online -no photoBallet dance magazineBlogカーチャさんとこgromit さまのところ
2007年07月13日
オーストラリア・バレエ団「白鳥の湖」 Part22007年7月13日(金) 上野・東京文化会館※内容を書きますのでご注意くださいね。明日見る方は絶対読まないでください。第3幕ここがもうサイコーでした。王室の舞踏会ではなく、まるでクラブみたいなロットバルト公爵夫人の夜のパーティ。王子は夫人とお楽しみ中。そこに友人たちが次々にやってくる。公爵がいらいらと婚約者を待っている。そこにやってきた婚約者。大ジャンプして胸に飛び込む。はいはい。よかったね。ゲイのカップルもやってきて踊る。めちゃうま~い。ここは伝統版では花嫁候補たちの踊りなのだが、王子と夫人がタンゴを踊る。これがめちゃよかったっ! 音楽はタンゴじゃないのにタンゴを踊るのだ。かっこいい! 王子の踊りはここが一番良かったです。ごっくんものでした。そして!賓客のおつきだ。ここはロットバルトとオディールの現れるシーン、扉が開くがそこには誰もいない。と、いつの間にか部屋の中央にぼーっと白いベールをかぶった女が立っている。オデットだ。オデットは自ら夫人に挑戦状を叩きつけるために晩餐会に乗り込んできたのだ。まるで伝統版の設定と逆である。オデットの登場に人々は魅了される。まるで別人のように色っぽく自信に満ち溢れている彼女。オデットのソロ。音楽はAppendex と思われる。王子の目が吸い寄せられる。ロットバルト夫人と王子は苦悩の踊りを踊る。夫人は何度も王子の顔を自分に引き寄せる。王子の心はもう自分から離れている。ここの音楽は伝統版では第4幕の王子とオデットの悲痛なパドドゥの音楽。ここで!オデットと王子が踊る。もう使う音楽がないだろうと思っていたら、なんとチャイコフスキー・パドドゥの音楽できた! Appendix です。もう~これにしびれましたわ~ すごく引き込まれた。音楽の使い方が見事です。そして夫人の逆襲のソロ。怒りの「私を見てよ!」ダンス。このソロの音楽が妖艶なヴァイオリンを伴った、ロシアの踊りの音楽 Appendix です。これにブラヴォーの嵐! サイコーでした。夫人は一計を案じ、病院の医者と看護婦を連れてきた。王子はやめろ!と叫ぶ。しかしオデットはどこかに消えてしまった。逃げたのだ。パニックになった王子は友人たちに彼女を探しに行かせる。誰もいなくなった。夫人は一人になった。もう彼女の味方は誰もいない。夫人は大広間の扉を自ら閉めて、座り込む。第3幕了 大拍手。第4幕湖。夜。男たちがオデットを探している。王子が一人になる。すると下手のバルコニーのようなものにひれ伏すオデットが。オデットはあの結婚式の衣装をまとっている。王子はそのドレスを脱がせる。しかしここでハプニング。袖が抜けない! デーミアンは力の限りひっぱってやっと抜きました(笑)。王子とオデットの踊り。オデットも黒鳥になっている。白鳥たちが現れる。いつのまにか全員黒鳥になっている。黒鳥たちの群舞。ここの音楽は当然伝統版第4幕の白鳥たちの踊り。(オデットの帰りを待つ白鳥たちの群舞の音楽)テンペスト!雷鳴が轟き、嵐が襲ってくる。黒鳥たちは二人を引き離そうとする。思うに白鳥(黒鳥)たちというのは、オデットの精神の均衡を保たそうとする理性の存在かもしれない。だから彼女たちはこのどうしようもない浮気男から彼女を引き離そうと必死になっている。オデットと王子は愛を確かめ合う。感動的な場面。二人は重なり合って倒れる。しかし、そこに現れたロットバルト男爵夫人。彼女は王子にすがりつく。「あんた逃げたら許しまへんで~」の怨念ダンス。うわ~。ジャンプして胸に飛び込む。何度も。しかしオデットは今度は負けなかった。グラン・ジュテで足を前後に180度開いたまま、王子にリフトされる。愛の勝利。夫人は袖に消えていく。しかし…(以下割愛)
2007年07月13日
The Australian Ballet Japan Tour 2007“Swan Lake”July 13, 2007, Ueno, Tokyo Bunka Kaikan Choreographed by Graeme MurphyCastOdette: Kirsty Martin Prince Siegfried: Damien Welch Baroness von Rothbart: Lucinda DunnThe Japan premiere of Graeme Murphy’s SwanLakeMurphy’s SwanLake was created to mark the company’s 40th anniversary in 2002Conceived in collaboration with Janet Vernon and Kristian Fredriksonオーストラリア・バレエ団「白鳥の湖」Part12007年7月13日(金) 上野・東京文化会館振付:グレアム・マーフィー(初演2002年)音楽:チャイコフスキー構成:グレアム・マーフィー ジャネット・ヴァーノン クリスティアン・フレドリクソン装置・衣装:クリスティアン・フレドリクソン照明:ダミアン・クーパーオデット:カースティ・マーティンジークフリート王子:ダミアン・ウェルチロットバルト男爵夫人:ルシンダ・ダン女王:シェーン・キャロル女王の夫:ロバート・オルプ第一王女:ゲイリーン・カンマーフィールド第一王女の夫:藤野暢央公爵:アダム・スーロウ公爵の若い婚約者:カミラ・ヴァーゴティス伯爵:ティモシー・ハーバー伯爵の侍従:マシュー・ドネリー提督:コリン・ピアズレー侯爵:マーク・ケイ男爵夫人の夫:フランク・レオ宮廷医:ベン・デイヴィス招待客ハンガリー人召使乳母従者小さな白鳥、大きな白鳥、白鳥:オーストラリア・バレエ団指揮:ニコレット・フレイヨン演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団読み替え白鳥の湖、なかなかおもしろかったです。オデットのカースティ・マーティンはアルティナイ・アスィルムラトーワにそっくり! ロットバルト男爵夫人のルシンダ・ダンとの丁々発止はまるで「バヤデール」のダーシー・バッセルとアルティナイ・アスィルムラトーワみたいでしたわ。王子役のデーミアン・ウェルチというジュースみたいな名前の王子様はめっちゃくちゃハンサムでかっこいーです。踊りはイマイチだけど…音楽もすごくよかったです。やっぱ日本のオケの弦と木管はめちゃ優秀ですね~ 指揮者が金髪の男装の麗人みたいな人(二コレット・フレイヨン)でテンポ遅めで踊りに合わせていた。いやーヴァイオリンそろにしびれたよ~ ロシアの踊り。さてこれから内容を書きますのでご注意くださいね。明日見る方は絶対読まないでください。第1幕序曲:後ろを向いてたたずむ女性。オデット。手だけが生き物のように鳥のようにうごめいている。彼女は悩んでいる。カーテンのかげから上半身裸の男性が現れる。ジークフリート王子。彼は女性の影を追っていく。彼はカーテンから現れた女性を愛撫する。でもそれはさきほどのオデットではなく肉感的な女、ロットバルト伯爵夫人であった。第1幕王室の結婚披露のガーデン・パーティ、明るい庭に集う着飾った人々。いきなりスロウモーションになったりする。王室の結婚式。バルコニーにたたずむ2ショットの衣装は、まるでチャールズ皇太子とダイアナだ。ダイアナの長い長い裾の純白の結婚衣装。第1王女の夫と、第1王女が現れる。公爵と年の差カップル、婚約者が現れる。公爵はこの若い女にめろめろである。淫行?伯爵が現れる。伯爵はゲイで踊りがめちゃうまい。いつもゲイの恋人の侍従といっしょにいる。女王が現れる。クイーンは夫を引き連れている。ロットバルト男爵夫人(カミーラ)が現れる。年取った夫と2人の幼い子供を連れている。彼女は王子にあいさつするが、オデットは無視する。オデットは女王にも無視される。ロットバルト男爵夫人は公然と王子と親しくする。オデット(ダイアナ)は気が休まらない。王子のソロ。これは伝統版スワンレイクの1幕の幕切れ前に王子が踊るソロ。これがめちゃ下手なのよ~わざと下手に踊ってるのか?と邪推したぐらい。ゆっくり踊るのがいかに難しいか。しかもこのソロは酒場の前で締め出されたボーン版スワンレイクの王子のソロの振付にクリソツだった。だからどうしても首藤さんの踊りがよぎっちゃって… あかん。だしものが始まる。幕が上がって出てきたのは、ハンガリーのカップル。ハンガリーの踊り、チャルダーシュだ。しかしかなりエロ~な踊りでまるでロットバルト男爵夫人と王子をあらわしているよう。伝統版のスワン・レイクでは王子の友人たちのパド・トロワの部分が、王子と愛人とオデットのパ・ド・トロワになっている。男性の踊りのテンポが速いところ、さきほどの超うまいゲイの伯爵たちが踊る。オデットはたまりかねて周囲の男性たちに色目を使い、踊りまくる。音楽は伝統版では第3幕の王子と黒鳥のアダージョで使うことの多い音楽(もちろん1幕で使うこともありますが)。王子は唖然とする。男たちをもてあそぶように踊る。音楽のテンポが変わった瞬間、王子と衝突するオデット。(ボーン版でいきなりタンゴになるところね)照明が変わり、不穏な空気が流れる。オデットは人々の群れに隠れる。突然出てきたと思ったら、伝統版スワンレイクでは第3幕の黒鳥のヴァリアシオン、32回転のフェッテの音楽で突然回りだした。これには客から笑いが起きる。オデットは回りながら狂ったように踊りまくる。精神が破綻をきたしてしまった。女王にすがるが、女王は彼女を見捨てる。オデットは伝統版では1幕の道化の踊りの音楽で狂いながら踊る。オデットはついには湖に身を投げようとするが押しとどめられる。ついに医者と看護婦が呼ばれ、オデットは連れて行かれる。勝ち誇ったように踊るロットバルト男爵夫人と王子。ここの音楽は第4幕の最後の音楽に似ていた(違うかも。)****第1幕終了時にはう~~んであったが、このあとどんどんおもしろくなる。第2幕病院。オデットは病院でシーツにくるまって前後に揺れている。看護婦たちが彼女を無理やりに風呂に入れる。下着を着せる。窓の外に王子が現れるとオデットは激しくおびえる。王子が病院に入ってくる。その2人の出会いの音楽が、伝統版で王子がオデットに会う場面の音楽とぴったり重なっている。オデットは王子を怖がり、奇妙なかっこうで踊る。痛々しい。窓の外にロットバルト男爵夫人が現れる。ここも伝統版でロットバルトが現れる場面の音楽とぴったり重なっている。王子は夫人と抱擁し去っていく。オデットは自らの妄想に沈んでいく。湖に無数の白鳥たちがいる。彼女たちは湖から陸に上がってきて踊り始める。オデットが現れる白い白鳥の衣装になっている。ここは音楽がかなり順番が入れ替わっていて、オデットが先に、伝統版でのオデットのソロの音楽で踊る。小さい4羽の白鳥の踊り。振付は伝統版とは異なっている。東洋系の子が一人いてなかなかよかった。2羽のビッグスワンの踊り、この下手側の子が抜群で目を吸い寄せられた。主役2人よりうまかった。王子がやってくる。王子は上が白いワイシャツ姿。この妄想の王子はオデットを真摯に愛している。リフトの連続。音楽は伝統版の第2幕のオデットと王子のアダージョで、同じ。二人は唐突に4羽と2羽の白鳥たちに引き離される。コーダ。ここも伝統版の音楽と同じ。ここはすばらしかったわ~ オデットのパッセとアントルシャの連続、すばらしかった。王子は最後にオデットを頭上高くリフトする。感動的!ところがオデットは病院に引き戻される。さきほどの姿勢に戻る。すべては彼女の妄想だったのだ。第2幕了
2007年07月13日
イ・イ・イレールさまにまたお越しいただけるとは…悶死。ジョゼのフラメンコ…あうあうあう。
2007年07月12日
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