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ネット上でひろった記事 より・・
(日本経済新聞電子版)
※は、生活設計FPのコメント。
(
1級FP技能士 武田つとむ)
保険料一括払いの終身保険、
「損しない」を疑おう
保険コンサルタント 後田亨
2013/6/21 7:00
「これは損をしない保険です」。
※こんなトークには
一発で落とされます。
おバカさんが・・。
ある保険代理店の方から
「一時払い終身医療保険」
のパンフレットをいただきました。
しかし私はその場で目を通し、
「正直、何のために加入するのか、
判然としないのですが......」
と答えました。
※よく保険屋さんと接触が
ありますね。
いつも保険商品を
個別に否定的に解説して、
業界からは嫌われていると
思われるんですが・・。
私は保険屋さんと接触する
ことは、ほぼありません。
基本的に保険そのものを
否定していますから・・。
この商品は
一生涯の入院や手術に備える保障と
※これは付けない方がいい。
死亡保障がセットになっており、
※死亡保障も四角形なので
やめたほうがいい。
保険料は契約時に一括で払い込みます。
※塩漬け開始!
生活設計上は、好ましくない
行動です。 (もったいない・・)
パンフレットにあるプランでは、
医療保障は入院1日当たり1万円
(1回の入院につき60日まで)、
手術の場合は1回につき10万円、
※もらうお金より払うお金が多い
医療保障です。(当たり前)
だから保険屋が成り立つ。
死亡保障は一時払い保険料相当額です。
※保険でも何でもなく、
自分のお金そのものです。
加入年齢と男女別の保険料の抜粋は
表のようになっています。 (単位:円)
加入年齢 男性 女性
40歳 4,291,900 3,917,700
50歳 5,862,200 5,216,500
60歳 8,566,400 7,292,400
70歳 14,117,200 11,180,400
例えば子供が自立した
55歳の男性が加入するケースを
想像してみます。
表にはありませんが、
一時払い保険料は701万6800円です。
700万円以上の現金をすぐに
用意できる人が、
日額1万円の入院給付金と
10万円の手術給付金に
こだわる必要があるだろうか、
というのが素朴な疑問です。
※700万円を用意できないとしても、
医療保険に加入することに、
素朴な疑問を感じます。
4月26日付
「 個人年金保険が
選ばれがちな商品名のマジック
」
などで触れた通り、
保険業界における
入院給付金
の支払い額は
1件当たり 12万円
、
手術給付金
は同 11万円
程度です。
※はい、11~12万円もらうために
30~50万円払うのが、
医療保険です。
だから保険屋が成り立つ。
(当たり前)
これは
給付総額を給付件数で割った平均額
ですから、超長期の入院や
入退院を繰り返す場合には
この程度の給付額では
終わらないことも考えられます。
それにしても
700万円の自己資金があれば、
医療保険に頼ることもないだろうと
思えます。
※700万円の自己資金が
あろうが無かろうが、
医療保険には入らない方が
お得です。(当たり前)
しかし代理店の方は
「仮に入院しないまま万が一の
ことがあっても、
払った保険料分の死亡保険金
が支払われるから損はしない」
といいます。
※これで一発で落とされます。
おバカさんは・・。
感覚としては分かる気がしますが、
お金の話としてはどうでしょうか。
55歳男性の平均余命は27年ですから、
約700万円の死亡保険金が
支払われるのは82歳前後と
考えられます。
ほぼ30年後の700万円と
現時点での700万円の価値は
違うはずです。
※当たり前。
例えば0.5%複利で割り戻すと、
30年後の700万円の価値は
約603万円、
1%の場合は519万円です。
2%では
20年後でも471万円となります。
こうした試算をしてみることが、
将来のお金の価値を考える際には
必要なのではないでしょうか。
つまり、この商品は
「払ったお金がいつか必ず戻ってくる」
と受けとめられる可能性はあるものの、
※おバカさんは納得する。
「時間の価値」を考慮すると
100%戻ってくるのではなく、
経過年数相当分を割り引かれた
お金が戻ってくるわけです。
したがって、
一時払い保険料と死亡保険金の
額面が同じであることをもって
「損をしない」
と評価するのは違うだろうと考えます。
※当たり前。
さらに、
この保険の中途解約時の払戻金は
一時払い保険料の80%となっています。
※ヒドイ話・・です。
今回の試算例では、いつ解約しても
140万円以上のマイナスです。
もちろん、解約するまでに
140万円超の入院給付金を受けとって
いる場合はマイナスにはなりません。
それでも
現時点で700万円支払える人が、
解約するまでに140万円超の給付金
を受け取る可能性を熟慮(?)する
こともなさそうに思えます。
※当たり前。
今回改めて考えさせられたのは、
複数の機能がセットになっている保険
に関しては、
代理店担当者であっても
商品価値の評価が難しくなる
ということです。
消費者の判断を助けるには、
例えば代理店手数料が明らかになる
といいと思います。
※当然のことですが、代理店は
そうは したくないでしょう。
手数料の高い保険を推奨して
いることがバレてしまいます。
仮に
一時払い保険料700万円の5%であれば、
消費者も
「35万円の手数料を払う価値があるのか?」
と自問することができるからです。
※そのように自問されたら、
代理店は困ってしまいます。
だから手数料は秘密にしたい。
一般論を言うと、多機能商品ほど
コストパフォーマンスの検証が難しく
なるため、買い手には不利な
商品になりやすいと考えられます。
※当然です。
消費者としては、
複数の機能が合体した保険は
基本的に手を出さない方が無難だろう
と思います。
※当然ですが、
仮に終身保険単体だとしても、
手を出さない方がいい・・です。
(当たり前)
《 理由 》
・塩漬けで融通がきかなくなる
・低金利を固定する
・四角形の死亡保障は不経済
・老後、死亡保障は不要
老後は死亡保障は不要だし、
貯蓄や資産形成としては
まったく魅力のない商品だし、
終身保険
なんて
契約しない方がいい
・・です。
(当たり前)
終身保険は・・

そ・ん・し・な・い
そんしない・・。
そんなわけない!
だまされるな!
家計改善したい?
きちんと生活設計したい?
なら・・(できるだけ)
1 生命保険に加入しない!
2 借金をしない!
3 経費を払わない!
これだけでいい。すごく かんたん。
見違える人生になる。
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