PR
カレンダー
発見したばかりの Q & A 記事を取り上げて、
コメントしています。
Q
住宅ローンの繰り上げ返済をしようとしたら
怒られました。
※ ・・。
昨日、私のボーナスの額がわかったので、
住宅ローンの繰り上げ返済をしようと思い、
旦那にローン残高を聞いたら、
「繰り上げ返済な
んかしなくていい、
ローンを何のために組んだのかわからない
(期限の利益がせっかくあるのに)」
※ ・・? 何、言ってんの?
「お前は借金のために働いているのか」
※ ・・? え? え?
その言葉、そのまま お前に返す!
と怒られました。
旦那さんとお金の感覚が違うところは前から
あるのですが、
別に悪い事をしようとしてるわけじゃないのに…。
しかも私の稼いだお金だし!
とまた喧嘩になりました。
もちろんボーナス全額入れるわけじゃなくて、
今年は少し多めにでたので、
3分の1は繰り上げ、3分の1は貯金、
3分の1は旅行に使おうと考えていました。
どうしても納得いかないのですが、
繰り上げはそんなに損なのでしょうか?
※損得で言えば、基本的に
住宅ローンの繰上返済はお得な事です。
B A
築年数と利子により異なります。
今は住宅ローン減税がありますのでそれを
考慮して繰上げすべきです。
※ローン減税を考慮する場合は、
利子と融資額と融資期間の3要素で
繰上返済がお得か?損か?
を、判断することになります。
参考資料を、下に掲載しました。
ただ怒るところではありませんね。
もしかして旦那さん自己中の傾向ありますか?
諭すならわかりますが怒るなんて
自己中かお子ちゃまのどちらかなのかな?
と思っちゃいました。
※色々な意見が以下に登場していますが、
ちょっと用事で外出するので、
私の文章はここまでで中断します。
後からまたコメントを書きますが、
皆さんはどう思うか?
以下を読んでみてください。
A
どれくらいの金利で借りられてるか知りませんが、
1%か2%か、控除や団信の分を考えると、
さらにもっと低いわけです。
金利0.1%で35年間絶対に途中解約できない
定期預金にお金預けたいですか?
ばかばかしいでしょう?
それが、まさにあなたのやろうとしてたことですよ。
旦那が喜々としてボーナス投入しようとしてたら、
止めませんか?
「だって、利子の分得じゃないか!」
って言われたら、
そういう問題じゃないだろって、イラっときませんか?
「喧嘩」って、
多分、そんなやりとりなんじゃないでしょうか。
ご主人が言ってるのは「期限の利益」。
そこをいまいち理解できてないあなたが、
お金の損得だけで反論するから、
議論がかみ合わないんだと思います。
お金の感覚の違いと言うか、この件に関しては
ご主人の方が冷静でものが見えてるんじゃないかな。
A
ローンを御主人の名義で組んでいるのであれば、
御主人が死ねばチャラではあります。。
しかし私は、少しずつでも繰り上げしたほうが
「基本的にはよい」と思います。
ローン期間、仮に30年としたら、その30年には
色んな出来事があります。
子どもがいれば、子どもが中学生の頃には金が
かかってきます。
進学にせよ、本人が夢をもって何かをするにせよ、
足がかりとなるのは「資金」です。
プラスの資金もあれば便利ですし、
マイナスは少ないほうがいいですね。
でも同時に、子どものために資金を残しておく、
という考え方も悪くはないと思います。
今は繰上げをするつもりで多目的に使えるよう
貯金をしておいて、子どもが10歳になる時点で、
月々の返済を一気に減らす、という事もできますから、
必ずしも繰上げ返済にこだわりすぎる必要はない
とも思います。
A
単純に損得勘定だけで言えば、
一部の場合では損になることもあるようです。
例えば住宅ローン控除を受けられる期間は、
金利が控除額を下回っているため、
10年間は繰り上げないという人も大勢います。
それ以外の場合は、繰り上げるなら早く多く
行った方が得なのは間違いないようです。
あとは損得ではなく概念的な話しになりますが、
期限の利益という考えもわからないではないですね。
何年で組んだのかわかりませんが、そもそも
その期限の利益を得るための長期のローンです。
長期で組んでたっぷり利息分を払いながら、
結局あくせく繰り上げるのでは、
確かに矛盾しているとも言えなくはありません。
また、あまり縁起の良い話しではありませんが、
ご主人が例えばお亡くなりになったりすれば、
その瞬間残高はゼロになります。
極論ですが、例えば500万繰り上げた次の日に
事故でご主人がなくなってしまったら、
500万はもちろん手元に残りません。
これがあと1日早く亡くなっていれば、
500万はまるまる手元に残るんです。
だから、繰り上げ返済なんてしなくても良い
というのは、一理あります。
《 シミュレーション 》
繰上返済とローン控除、
どちらを優先した方がいいか?
※参考に どうぞ。

具体的な条件下で試算してみたら、
どっちが得か?
・・の境い目が見えてきました。
融資額3000万円、2500万円、2000万円、
返済期間35年、30年、25年、
金利1.3%、1.2%、1.1%、1.0%、
それぞれの場合の試算をしています。
お断わりしておきますが、
ここで言う金利は、変動金利は除きます。
そもそも、生活設計の観点から
変動金利ローンという選択はありえない。
銀行に代わってリスクを背負うおバカ行為。
A:『繰上返済を優先した場合』
毎年100万円の繰上返済を10回
B:『ローン控除を優先』
控除期間は繰上返済せず、
11年目に1000万円を繰上返済
『 A - B 』の算数の結果を、
返済期間別、融資金利別にグラフ化しました。
融資額・返済期間・金利・・の、
それぞれで3通り、
計9通りの試算をしています。
試算結果が以下です。
※金利に着目すると・・
金利1.1%が境い目のようです。
そこより高金利なら繰上返済優先、
同じく低金利ならローン控除優先、
がお得♪ということが分かります。
返済期間に着目すると・・
期間が短いほど、
ローン控除を優先した方がいい
ことが分かります。


※ ・・。
まあ、これでも境い目がどこか?
は、分かりますが・・
記事を書いている今、
気づきましたが、これはまずい。
金利設定の幅が上記2つとは
違っています。
改めて、1.0% 1.1% 1.2%の
試算をしてから再掲載します。
そうでないと、他の要因での傾向を
正確に捉えることができません。
金利の高低以外の、
融資額の大小での比較や
返済期間の長短での比較で、
具体的な傾向を示したいと思います。
上記グラフの計算根拠は以下です。
たとえば、
融資額3000万円・25年返済の場合で、
3種類の金利でどのような差が生じるか?
繰上返済とローン控除のどちらを優先したら
お得か?・・について、
以下のような計算をしています。
※融資額3000万円、25年返済の場合、
金利1.0%と1.1%の場合は
ローン控除を優先した方がお得♪
金利1.2%の場合は
繰上返済を優先した方がお得♪
・・ということが、分かります。
このように・・
融資額、返済期間、金利の3要素
それぞれ3種類・・計9つの場合で、
具体的に試算してみました。

※融資額3000万円で固定。
金利と返済期間は3種類ずつ。

※融資額2500万円で固定。
金利と返済期間は3種類ずつ。

※融資額2000万円で固定。
金利と返済期間は3種類ずつ。
繰上返済をしようとして、
ケンカになってしまったか。
・・っと。
〇 商品販売をしない。
〇 しがらみを持たない。
誇りをもって、愚直に、
消費者側に立ち続けて18年目の
ファイナンシャル・プランナー事務所。
《 質問希望? 》 ブログ右「キーワード検索」をどうぞ。
「キーワード検索」に言葉 ⇒ 「このブログ内」 ⇒ 「検索」。
《 顧問会員希望? 》 「顧問会員って何?」で支援内容や
当事務所との関係を確認の上、右記へ
fpst@axel.ocn.ne.jp
メール顧問会員は、指定した月日のみに受付けます。
住宅ローン控除が継続に? 手続きは? 2025/12/03
2700万円の新築は 高望みでしょうか? 2025/12/02
住宅ローン残2200万 貯蓄3000万 子は2歳 2025/11/30
キーワードサーチ
フリーページ