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December 23, 2012
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『固い結束』


毎回犯罪を許さないという厳しい姿勢で事件を解決していくブレンダが、今回は本当に追い込まれましたね。
これまでにも警察内での反発もあったし、自ら犯人に命を狙われる事もあった。
でも部下たちや家族に支えられ様々な困難を乗り越えてきたブレンダにもかかわらず、一体どうしたことか。
弁護士を雇うと言うことは、自分の非を認める事になるから雇わないのか。
最終シーズンだけに、この闘いに光はあるのか、気になります。
ところでゲストにはBONESのスクインターン役でおなじみのMichael Grant Terryが出ていて、演技が光っていました。
監督はスタトレファンにはおなじみのロクサン・ドーソンでした。彼女はもうすっかり監督業がメインになっています。



タレル・ベイラーの母親が起こした訴訟で、ついにブレンダのチームメンバーも起訴されることになった。なぜかガブリエルだけは訴えられていない。

ブレンダは部下たちを関わらせないために、事件現場に向かわせる。
葬儀場に死亡証明書のない遺体が持ち込まれたという連絡があり、遺族が司法解剖を望まないというので事情を聞く。
死亡したのは牧師のクリフ・ワイコフで、自宅で自然死だったというが、検死官は首の周りを締めた痕を見つける。抵抗した痕跡があり、死亡時間は2~3時間前だった。
牧師の妻ケイトは、夫がうつ病を患っており車庫で首を吊ったという。
立場上、信徒にはこのことを知られたくないので死亡原因などについて伏せたいという。プロベンザは妻を疑う。
ブレンダは殺人事件と考え、捜査を開始する。
被害者のクレジットカードが使われたという情報があり、捜査班はモーテルに向かう。
クリフはチェックインしたままで、死の直前にモーテルから電話をしていたことが判っている。
宿泊していた部屋に入ったブレンダたちは、部屋を掃除している男女を見つけ身柄を拘束する。2人はケイトの両親だった。
現場にはなぜか男性物の衣類とともに、セクシーな女性の下着とハイヒールが残されていた。
モーテルから電話をかけた相手はケイトと判る。

ブレンダはガブリエルだけ起訴されなかったのは、自分たちのチームを仲違いさせる作戦なのだろうと答え、これは私一人の責任なのだからと取り合わない。
しかしブレンダの気持ちに反して、チーム内でガブリエルに対する目が厳しくなっていった。
捜査班がクリフの家族を警察に呼ぼうとすると、一家は教会のPCを破壊しているところだったという。
ケイトは信者のプライバシーが大切だからと言い訳するが、部屋に女性の下着とハイヒールがあったことについては知らないと答える。
ワイコフの家族は自殺だったと口裏を合わせているかのようで、ガブリエルはケイトを自宅に帰して、監視しようという。

ケイトは夫の趣味を知られたくないので自殺で隠し通そうとしたのか。
しかしブレンダは裏に何かあると察して、教会に乗り込んでワイコフ牧師が浮気をしていたのではないかと、靴の持ち主を聞き出そうとする。
さすがにブレンダの勢いに負けてケイトは夫がネットで探した娼婦と浮気をしていたと認める。パソコンを壊したのはその証拠を隠すためだったという。
夫妻の息子で海兵隊の上等兵クリスがその様子を見ていて、ブレンダに、今朝、モーテルから母親が電話をしてきて、下着姿の父親を着替えさせたと打ち明ける。
首の傷については、牧師は快感を増すため自分でベルトを首に巻いて絞めるプレイをしていたという。
ただし、そういう場合は「安全装置」を使うはずだというが、現場には見あたらなかった。
ブレンダはケイトから聞き出した娼婦のシンディを聴取する。
シンディは月に一度牧師と会っていたが、本人が牧師とは知らなかったという。そしてただ下着が好きなだけで、自殺をするような人ではないという。
実は自分を雇ったのはケイトで、夫の趣味に付き合えないので満足させるためだった。
タオはワイコフ一家の通話記録を調べ、事件発覚後綿密に全員が連絡を取り合っていた事を指摘する。
かばい合い口裏を合わせるためだったのか、一家の結束は固いようだ。
ブレンダはケイトを尋問し、モーテルから電話をしたのは誰か追及する。ついにケイトはアリバイ作りのため、自分が自分の携帯に連絡したと言い、夫を殺したと自白する。
妻は逮捕されるが、このままではかばい合っている家族全員が逮捕されることになる。
すると連絡網から外れていたクリスがなぜ事件の事を知っていたのか疑問が生じた。
クリスはブレンダに、父親のパソコンでシンディ宛のメールを発見し、気になって父親を尾行し、モーテルでシンディが出ていってから部屋に入ると父親が死んでいるのを発見したと説明する。
ブレンダはクリスの発言は嘘だと決めつける。
ついにクリスは15歳の時に父親に自分がゲイであると知られ、殴られて軍の学校へ送られた上、交際相手のジェフの両親に2人の手紙を見せられたと告白する。
ジェフはそのことに苦しんで自殺したという。
父親は隠れた趣味があるにも関わらず、信徒に説教をしているのに、息子の性的嗜好を否定し嫌悪する事が許せず、モーテルで父親を殺したと涙ながらに自白する。
たった一人起訴されなかったガブリエルは自らゴールドマンに申し出て、自分も召喚状を受け取ることになった。
チームの結束の強さとも言えるが、ブレンダは責任を感じ落ち込む。
自宅に戻ったフリッツは自分にも召喚状が届いたといい、あの日タレルの母親と妹の保護を自分が担当したという。
正しいと思って任務を全うしたにもかかわらず、愛する人たちが巻き込まれる事にブレンダは耐えられない。




ゴールドマン弁護士役は「こちらブルームーン探偵署」のバートでした。あれから何年たったのか、本当にベテランだ~
チームの中でガブリエルだけが「良い子」になって、険悪なムードになりましたが、彼もまたブレンダに忠誠を誓っているので自ら進んで起訴されるという「良い子」。(爆)
プロベンザやフリンなどは訴えられたくらい、どうってことはないと強がっていましたが、実際裁判ともなれば、櫛の歯が欠けるように、徐々にチームの結束が緩んでくるのかも知れませんね。
ブレンダとしても、かわいい部下たちをそういう場面に立たせることはどうしても忍びない。
ついにフリッツまでも訴えられる事になった。
ということは、このゴールドマンは相当のやり手ですよね。
果たして裁判の行方はどうなるのか。
事件のほうですが、始めから妻を疑うプロベンザと、教会に通っていた真面目なガブリエルとが牧師の妻に対して全く違う態度を見せるのが興味深かったです。
ガブリエルは、ブレンダが一番力を入れて育てている人材ですよね。彼が訴えられる事はやはりあってはならないと思うかも知れません。
ところで、BONESのウェンデル君、海兵隊の格好が似合いますね。
非常に複雑な役柄で、彼の告白だけで事件が語られる訳ですから大きな役割を演じましたね。
クリスには可哀想な面もありましたが、海兵が嘘はいけないわ、お母さんを犯罪者にしても良いの?と正すシーンは正にブレンダの信条そのものでした。



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Last updated  December 24, 2012 02:46:52 PM
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