星の国から星の街へ(旧 ヴァン・ノアール)

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2023.08.15
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 和光小学校では「平和学習」として1987年から6年生が1年間沖縄の歴史や文化、社会問題を学びその集大成として3泊4日で沖縄を訪れているそうです。

 首相に送った手紙の最初の質問が「何故防衛費を上げるのか」で「今、北朝鮮が日本にミサイルをうってきていますが、うってきているから軍事費を増やすのはダメだと思います」「防衛費1兆円を他の税からとるのは、さすがにひどいと思います。他の案はないのですか?」「小学生6年生には分からなかった。だから、岸田首相に手紙を書いた」と素直な疑問が書かれています。

 この手紙は報道各社にも送られたため2月24日の記者会見後に報道関係者が追加として質問した際、手紙について「一つ一つにお返事を出す事は困難でありますが、安全保障政策については国民の皆さんのご理解を偉るよう努めてまいります」と回答したそうです。

 3月6日に上記の回答が担任教諭から児童に伝えられたようですが、もう少ししっかりと答えて欲しいとの思いで再度岸田首相に手紙を送ったそうですが、音沙汰は現時点で無いそうです。

 「平和学習」で沖縄の人達の声を直に聞き、また2019年の米軍普天間基地の辺野古移設について県民の7割が反対している事を知っている児童たちは「平和は自分だけの意見ではなく、人の意見もちゃんと聞き、いろんな意見があることを理解しないと平和にはならないと思います。なので沖縄の声も聞いてください。それとも聞かない理由があるのですか?」とも手紙に書いています。そして驚くのはアメリカ側の思惑を知ろうと米軍横田基地に「話を聞きたい」とメールを送っても返信は無く、担任教諭が知人を通じて米軍関係者にもアクセスしたが断られたという事実です。

 過去の戦争から将来の理解し合える平和な社会を築きたいと真剣に取り組もうとしている「未来を担う子供達」のある意味心をくじくような対応には驚きというより悲しいの一言です。

 因みにアメリカのオバマ元大統領の例が記事の中にありました。オバマ大統領は毎週6万5千通の手紙を受け取っていて政策に批判的な内容であっても毎日10通の返事を出していたそうです。

 対話で平和解決をというのが特にウクライナ戦争が始まってから言われていますが、子供達に指標を示すべく大人が対話を拒絶してしまうというのは何ともやり切れない気持ちになります。






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最終更新日  2023.08.15 12:38:05
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