全3件 (3件中 1-3件目)
1
![]()
ほのぼのと温かく、楽しめました解説が熱く、それも面白かったです梶尾真治さんはまだ少ししか読めていないのですが、そんなに昔から活躍されている方だったのですね...知らなかったなあどれもぎゅっとつまっている感じがして、短編なのが惜しいくらいに思うものもありましたそれがまたいいのだろうと思いつつ...特にお気に入りはタイトルの「ムーンライト・ラブコール」展開としてはお約束かもしれないけど、ぐっと来てしまいますそれから「「ファース・オブ・フローズン・ピクルス」こんな男の子じゃ実物との恋は難しいのでは!?と思わせられる程純粋な彼の、絶対に手の届かないところにいる人との恋...どうなってしまうの!?とはらはらさせられてしまいましたそして「「一九六七空間」生活に疲れ果てて、ふと学生時代に戻ってしまったらどうするか...ネタとしてはよくあるものかもしれないですが、やはり引き込まれます自分だったら?と思わず考えてしまいます80年代の作品集ということもあり、ストーリーは素直で展開が予想されるものもあるのですが、それでも何かつい読み進めてしまう、そして分かっているのについ目頭が熱くなってしまう、そんな一冊です
2009.01.27
コメント(0)
![]()
ばっちりとミステリにはまってみました好きな作家さんもたくさん入っているし、有名だけどまだ読んだことのない作家さんとの出会いもあり、こういう一冊はいいですねどれも結構面白かったのですが、 二階堂黎人「変装の家」 有栖川有栖「三つの日付」 法月綸太郎「シャドウ・プレイ」はとても好きな感じですこの中で、単独で読んだことがあるのは有栖川有栖さんしかないので、長編なども読んでみたいなと思いましたミステリはとても好きなのですが、アリバイくずしは「どうやって殺したか」より「なぜ殺したか」などの背景の方が気になる私としてはより近しい感じで楽しめます一冊でたくさん楽しめてお得ですね
2009.01.12
コメント(0)
![]()
とても読み応えのある一冊でした林さんということとタイトルに惹かれて読み始めましたが、なんと重い一冊であったことか!本を読むという今自分が当たり前のようにしていることが、思うようにできなかった時代女性が自分の生き方を選んだり、結婚相手を選んだり、まして本を読むことまでもが制約を受けていたとは驚きでしたまるでその場にいて観ているかのような臨場感で迫ってくる万亀(まき)の息遣い時代や戦争に翻弄されながらもしたたかに生き抜いていく姿が、物凄く印象に残ります重いテーマでありながら、とても読みやすく自然にイメージが心の中に湧いてきますこれが実母をモデルにした小説とは!自分の母の生涯を、こんなに深く理解することができるものなのでしょうか?読み終わって、ふと自分は母を全然わかっていない、と思わせられました
2009.01.08
コメント(1)
全3件 (3件中 1-3件目)
1


![]()