2003年12月20日
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クライブ・カッスラーの『アトランティスを発見せよ』
NUMAシリーズはどれもこれも面白い
ほんと、これも陳腐な邦題のわりには、斬新な内容で
息つく間も惜しいほど、ページをめくるのももどかしいほど
一気に読み終えて
やっぱりかっこい~ぃ、ダーク・ピット!と賛辞を贈る
今回は南極がらみのシーンが多く、想像力をつい逞しくしてしまうと
ヒーローに対する恋心が熾すほのかなぬくもりでは追いつかぬほど
ぞくっとするほどの寒気をもよおしてしまう


‘実は・・・実は・・・’の連続する激しいストーリー展開にのめり込んでしまい
厳寒のヒマラヤからの冷たさを隙間風ほどでも、瞬時でも感じようものなら
ストーブが熱く燃える部屋で、コタツに座り込んでいてさえ
風邪をひいてしまうかと思うほど、体温を奪われてしまう

主人公は日本人、滝沢、運の悪い登山家
度々の遠征失敗で仲間を失い帰国した滝沢を待つのは、別れを告げる恋人
そして、林と名乗る謎の人物の脅迫めいた依頼
舞台はネパール、中国チベット自治区に近いヒマラヤ山脈
目指すはマナスル山
滝沢は、カトマンドゥからマナスルへ向かう登頂隊の名目上の隊長となる
しかし実際向かうのはマナスルではなく。。。

それぞれの思惑に翻弄されての逃亡劇となる

私としては、自然に親しむのは好きなほう
海の潮の香りよりは、どちらかといえば山の木々の香りの方が好き
でも山登りは好きなほうではない、だいいち疲れるし、坂道苦手だし
子どもの頃海抜500メートルくらいの隣町の小山に上って充分懲りたし

そこに山があるからという理由でか?
ハングリー精神?危険を求めてしまうものの性(宿命)?
何も、命をかけてまで、辛い体験しに行かなくてもね
私がのほほんとしてるおばちゃんだからわかんないんだろうか?
寒いの苦手だから目をそむけちゃうんだろうか?
山を求める人の気持ちはわからない
なのにこの本を読もうと思ったのは、単に谷甲州の書くものに興味があったから
これまでに彼の作品ではSFとジャンル分けされる物しか読んだことがなく
いささか抵抗があったのだけど、読み始めてすぐに惹き込まれた
チベットがらみのストーリーにも興味があったし
なかなか素晴らしいと思う
山が好きとか嫌いとかに関係なく
設定も20年以上も前のことだけど
時代が変わってしまったとかも関係なく
思わず地図を広げて、足跡を追ってみたくなる
そんな読み応えのあるストーリーでした

続編『神々の座を越えて』もぜひ読んでみよう





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最終更新日  2003年12月20日 16時18分22秒
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