2004年01月14日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
『アメリアの島』ジェイン・メンデルソーン

ジェイン・メンデルソーンはニューヨーク育ち、イェール大卒
英米で雑誌のコラムニストなどしつつ
アメリア・イヤハートの‘機体の一部発見’の記事に触れ
デビュー作『アメリアの島』を生み出した

主人公アメリア・イヤハートは実在の人物
双発機ロッキード・エレクトラを操縦し
航空士ヌーナンとともに、1937年3月世界一周飛行に出発
4ヶ月後の7月、計画半ばにてニューギニア近辺の太平洋上で消息を絶った


ふたりが南太平洋の孤島に不時着していた、という設定の作り話

イメージからすると、サバイバル?あるいはファンタジー?
もしかして、ベタなラブストーリー?
だったのだけど、まぁ、どれも全くはずれてもいないけれど、随分違う
2/5ほどは飛び立ってから、墜落までのおはなし
おはなしといっても、そのほとんどは回想、空想、葛藤、静寂
空とは?飛ぶと言うことは?人生とは?結婚とは?愛とは?
英雄でありながらも、満たされないものを求めて、命をかけて空へ向かう
あるいは、乾いた現実から遠ざかる?

ともに空へ向かったヌーナンはいつも酔っている
死を予感し、恐怖から逃れるため?

墜落は彼のせい、とアメリアは思っている
珊瑚礁の孤島に不時着し
ここでふたりきりで過ごさなければいけないと悟った時
激しい諍いが待っているかとおもいきや
ふたりとも意外と冷静、いや冷静を装っている

あるいはそれを望んでいたからかもしれない
協力し合いながらも、会話をしながらも
恐怖や非難、怒りの思いが間にしのびこみ
お互いを受け入れない
『アメリアの島』でいちばん印象に残ったことば‘重複するモノローグ’


時が過ぎ
都会の中でこそ、ほんとうは孤独なのだと気付いたふたりは
孤島の外の世界からやってきた飛行機に発見されたらしい時
ある決断をする

淡々と心の声で語られる時の流が
生きている世界なのか、あるいは死後の世界なのか
どっちでもいいような
過去の出来事と、今に、夢や空想、心の声を織り交ぜて
混沌としているような

体の中の形のない部分は
書き表すと、誰しもがこういうふうじゃないだろうか





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2004年05月15日 09時23分44秒
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

キーワードサーチ

▼キーワード検索

コメント新着

東 勇人@ Re:オレンジ病棟/朝丘大介(03/06) ライトワーカー名はーやんこと横浜市港北…
14june @ Re:ちいさな城下町 / 安西水丸(10/05) 3/15(日) NHK Eテレ 朝9時からの『日曜美…
14june@ ハングル表記 한글 표시 いつの間にかできるようになっ…
14june@ Re:熱帯樹/三島由紀夫(09/16) 今更ですが 表紙の絵 花びらは桜なのに …
june@ Re:ハングル表記できなかったんでしたね・・(^^;(08/20) pyoruさんありがとう^^ 「惻隠の情」…

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: