2005年01月06日
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茨木のり子さんは1926年大阪生まれの詩人
子供の頃を西尾市や吉良町で過ごした時期もあるらしい
『ハングルへの旅』は1986年発行
この時点でハングルを学んで10年ということだから、はじめられたのは50歳を過ぎてから
まだ今と違ってラジオやテレビの講座もなく、身近に開かれた語学教室も探すのは大変な頃
少女時代に金素雲(キムソウン)氏の「朝鮮民謡選」を愛読なさっていたということなので
何十年もずっと惹かれつづけていたのでしょう
最初に買った辞書がたまたま金素雲編「韓日辞典」とか、縁でしょうか
そういえば、私が最初に手にしたのも金素雲編「韓日辞典」です

茨木さんがハングルを習うことになったのは、金裕鴻(キムユウホン)先生
まず教えてもらったのが「シジャギ パニダ(はじまりが半分だ)」
私も昨年の金裕鴻先生の講演の中でとても印象深く聞きました
このことわざに、どれほど多くの人が励まされたことでしょう

ハングルを学ぶ過程で感じたこと、知ったこと
興味深い言葉、言い回し
詩人ならではの視点で捉えた韓国への旅のあれこれ
そして韓日間の確執
その中で生まれた詩
夭折した詩人・尹東柱(ユンドンジュ)氏
半島の舞姫・崔承姫(チェスンヒ)さん

etc.
歴史の中に埋もれそうな、というよりも
日本人の中で語られない日本に居た朝鮮の人たちと日本人たち
そんな人たちに、思いを馳せる

この方の人柄でしょうか

20年近くも前のものですが、斬新さを求めるものではないので、古臭くも感じません
昨年、茨木のり子さんと金裕鴻先生の対談が出版されているのですが
それもきっと読んで良かったと思える一冊に違いないと思います





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最終更新日  2005年01月06日 23時10分41秒
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