2007年12月28日
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テーマ: 本日の1冊(3805)
カテゴリ: 本


人間の本質は善なのか悪なのか。平穏とはこういう場所を言うのだという典型のような山間の静かな田舎町を訪れた旅人は、我が身に起きた大いなる悲しみのあまり心の大部分を悪霊に囚われてしまっていました。そして人間は本来悪である、という確信を得るために町の人々の欲心を誘う計画を実行に移すのです。人間が悪であるのならば、神に罰せられるのは道理にかなったことだという安心感を得られるとでも思っているのでしょうか、あるいは、私はこちらのほうだと思うのですが、やっぱり人間は善の心を持ち続ける事ができるという確信を得たいのでしょうか。善であると再び信じる事ができたなら、悪霊の支配を断ち切って、旅人は復讐心に満ちた思いを振り切る勇気を得る事ができるのだとそう思います。
しかし、誘惑を振り切るのはとてもとても難しい、よほどの信念が無ければなびいてしまうのも仕方ないとも思います。それで夢が夢のままでなく本当になる可能性を得られるのですから。
読みながら思うことは多かったのですが、結局のところ、私にはよく分からないのでありました。
『ピエドラ川のほとりで私は泣いた』『ベロニカは死ぬことにした』とこの作品『悪魔とプリン嬢』は、内容に関連はありませんが、それぞれ「愛」「死」「悪」により「一週間で人は変わることが出来るか」というテーマの3部作とのこです。





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最終更新日  2008年01月05日 16時54分29秒
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