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December 10, 2003
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カテゴリ: 日々の生活
今日はなかなか日記を書く気になれなかった。

言葉にしようとするとなんだか虚しくて、
きっとこの想いを伝えることもできないような気もして。

もちろん原因はイラクへの自衛隊派遣の閣議決定。
これは簡単なことじゃないのに、
日本が戦後に築いてきた平和の歴史を
根底から揺るがせるような大事(おおごと)なのに、
国民の理解を得たとは到底言えないまま決めてしまう日本政府。

私たちの命は誰のものなの?国家?政府?
ちがうでしょ。
国こそ私たちのためにあるべきでしょう?
私たちの命は私たち自身のものでしょう?

自衛隊を今、派遣するということは、
日本を底知れない危険にさらすということなるのに。
アメリカに守ってもらうために自衛隊を出すなんておかしい。
自衛隊を出すことで、日本が国際社会からどう見られるか、
平和憲法を持っているのに平和を貫けない国、
いざとなったら平和憲法は無視してしまう国として、
失望されるんじゃないだろうか?

失うことにもなるんじゃないだろうか?
アメリカを憎む国から、日本も憎まれることになる。
世界中から「平和国家」としての信用を失うことになる。
その方が私にはよほど怖い。

イラク戦争が始まりそうだったとき、

その人はヨルダンの難民キャンプで
『日本って素晴らしい国ですね』と話しかけられたのだそうです。

【以下引用】
理由を尋ねると、『日本って素晴らしい国ですね。
だって、戦争がしたくても法律で出来ないってきいたんです。
それってほんとですか?』と答えられました。
私は、その意味について判然としなかったのですが、
チームできた学生の一人は憲法の話をしているんじゃないでしょうか、
といいました。
はじめて、日本の理念が世界の中で評価されていること、
尊敬されていることを実感しました。
私たちがそこから帰ろうとするときに、
私たちも日本みたいな国になってみせるよ、
といわれたときの感動は忘れられません。(引用終わり)

だからこそあの時、日本に期待されたのは、
戦争の後押しをすることではなく、
戦争をくい止める努力をアメリカに対してすることだったのに、
平和憲法を持っている国だからできる役割を放棄して、
アメリカと同じ土俵に乗ってしまった日本。
あの時すでに間違った一歩を踏み出していたんだね。

「戦争が始まれば私たちは未来を語ることなんてできなくなる。
だって、明日も生きていられるかどうかわからないから」

テレビでそう語っていたイラクの女の子。
あの子は今、どうしているんだろう?
アメリカに戦争を回避させる努力をしなかった日本に対して
どんな思いを抱いたんだろう?
そして今、「国際貢献」という名の下に送られる
「日本の軍隊」をどんな思いで見ているんだろう?

私は国際貢献がいらないなんて言わない。
だけどそれはアメリカに追随した形ではなく、
イラクの人が求める形で行われるべきだと思う。
もし、今、本当にイラクの人たちが日本を求めているのだというのなら、
小泉首相をはじめ、派遣に賛成する閣僚はすべてイラクへ行き、
民衆に歓迎されている姿を日本国民に見せるべきだ。
自分たちが身をもってその安全を示してから初めて、
自衛隊を、あるいは自衛隊じゃなくても民間の人間でもいい、
イラク支援のための人材を送るべきだ。

だけどそれは今じゃない。
絶対に今じゃない。

自衛官の命だってあなたたちのものじゃない。
みんな誰かのかけがえのない命なのに、
それを死の危険にさらすということはどういうことなのか
もっともっと真剣に考えてもらいたい。

もし私がこんな状況で派遣される自衛官の妻だったら、
今すぐ自衛隊を辞めてくれというだろう。
もしイラクで夫が死んだら?
イラクで人を殺したら?
戦場で受けた衝撃を一生引きずることになったら?
日本には戦場から戻った人に対するメンタルケアーや
カウンセリングのシステムなんてないのに。
イラクは安全なんかじゃない。
まだ戦争中なんだから。
終わってなんかいないんだから。

日航機墜落事故の時に生存者を救い出した自衛隊の活躍は
テレビで見ていて、とても頼もしいものだった。
あれこそ自衛隊の人でなくてはできない仕事だと思えた。
でも、今イラクに行くことはそんな性質のものじゃない。
戦争しに行くんじゃないといっても、
行く先は間違いなく戦地なんだよ。
死の危険と隣り合わせなんだよ。

日本は平和憲法を盾に戦争に関わることを拒否できるんだから、
アメリカに迫られたってそれは主張できるはずなんだから。
だけど今、私たちの上にいる人たちは、
もしかしたら平和なんて望んでいないのかもしれない。
今、自民党を、小泉内閣を支持している人は
この先日本が戦争に巻き込まれるようなことになったら
どうかその責任をとってください。
今はこんな思いが杞憂に終わることを願いたいだけです。


★★日本国憲法★★

【前文】
日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。
日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。
われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。
日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。

【第2章 戦争の放棄】
〔戦争の放棄と戦力及び交戦権の否認〕

【第9条】 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。







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最終更新日  December 11, 2003 01:08:30 PM
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