2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019
2018
2017
2016
2015
2014
2013
2012
全6件 (6件中 1-6件目)
1
最近、多数のお客様と接していてつくづく思う事がひとつあります。暇だ暇だといいながら、ふとメニューに目をやりますと値段も構成も10年15年前のまま。当然物価が上がっていないのですから値上げするお店も少なかったわけですが、よ~く考えてみると物価は上がらないどころか逆に下がってきたわけですよね。そうしますととりあえず世の中はデフレ状況なわけですから値段が同じということは実質毎年値上げをしてきたと同じことになります。味、立地、接客、雰囲気等に問題なければほとんどのお店がここのところに手をつけ下されば活力を取り戻してきています。実際、閉店間際の10年・20年・中には30年の超ベテランのお客様が多数このご提案を実行してくださり活力を取り戻しています。私自身お店を経営したことはありませんが、お店のオーナーが永年やってきた店を閉店するということは修羅場以外なにものでもないはずですし、その敗北感たるや想像を絶するものがあると思います。へたをすると多くの借金を抱えている場合もあるでしょうし、夜逃げ、一家離散、ストレスからくる病気…大変恐ろしいですよね。私は経済学者でもないですし企業再生の専門家でもないですが、非常に単純なことなのですが、お客様の目線にたってよ~く考えてみると見えてくるものってありますよね。
2005年04月29日
コメント(2)
25年ほど、集客の仕事にたずさわっているといろんなことがあります。何百、何千というお客様のお手伝いをさせていただいた中には、ある時がんばっていた方がある時には不遇な状態に落ち入るなんてことは日常茶飯事となり、どうしても経営が長続きしない場合が多々あるものです。失敗の原因にはそれぞれいろんな事情があるとは思います。個々の方の努力・能力・判断力・金銭感覚・そして運とかもあるでしょう。言い訳もすれば山ほど理由があるとは思います。時には必ずしも失敗で終わる事なく、その理由を反省しつつ、つぎに成功をおさめられる方もあるとは思います。ただその中でも一つだけあえて言うとすれば、非常に致命的な失敗の原因があります。人を不幸(不快)に落とし入れる…少なくとも人の幸せに貢献をしない人もしくは会社の仕事をお手伝いをした場合、ほとんど間違い無く失敗するケースがあります。このことは自分自身の反省も含めてのはなしにもなりますが、その場合ただ儲かればいい、お金になればいいと思っていると大変な結果に落ち入ることがあります。一見、外側から見て社屋も立派だしいい車に乗っていたり、ちゃんと維持をされているようにみえる会社・人もありますが、結局は中身が中身ですからそのような反社会的なことをする方とおつき合いをしていると結果いいことはありません。なかには塀の中に入ってから気付く方もおられるでしょうが、何回塀の中に入っても気付かれない方もおられます。ときによっては自分自身もおつき合いさせられるかもしれません。非常に高い代償になりますよね。景気が悪いから仕事なんか選んでなんかいられない、少々ふに落ちないことがあってもお金になるのだったら少しでも多く仕事をしたいと思いがちですが、あとからプラスマイナスをしてみると金銭的にも肉体的にも精神的にも損をしていることが多いものです。もちろんボランティアでは生活できませんから、少なくとも明らかに人を不幸に導く恐れのある方・会社とのおつき合いはしたくないものですよね。
2005年04月24日
コメント(0)
約1年ほど前、ある永いお付き合いをさせていただいていた得意先の社長が急にいなくなってしまいました。フィリピンクラブの経営者で、非合法の高額のバクチに手を染めてそのすじの方たちから追われてしまったとのことです。4年ほど前から集客看板システムによるお手伝いをさせていただき始めてからは十分とまではいえませんが、私共のご提案により新規のお客様の集客に関してはあまり苦労することなく、店内はいつも賑わい、余計な宣伝広告費はかけずに比較的安定した経営をしていたように思われます。基本的にはまじめな方でしたし、事業を投げ出してしまうと思われる人物にはとてもみえませんでした。どこでどう人生が狂ってしまったのでしょう。10年20年積み上げてきたものが一挙にくずれ、もう取り返しのつかないことになってしまったのです。おそらく今後おもての世界に戻ることは不可能でしょう。いま思い起こしますと2~3年前から国産の高級車を乗り回していたときには順調に儲かっているのだなと思っていました。人生の落とし穴でしょうか…良くなるお手伝いをさせていただいていたつもりが、結局はこの始末。私自身、時々気分転換にパチンコ程度はやるのですが、それでも負けがこんでくると野口英世さん、福沢諭吉さんたちがスルスルっ、スルスルっと私の元からどんどん消え去って行くとき非常に悲しくつらい気分になってしまいます。もっとも、私が毎日良い気分になれるくらいでしたら豪華に装飾をしたパチンコ屋さんが高額な機械の導入、従業員の給料、その他莫大な経費をまかなえるわけがないですよね。その社長は給料日前に従業員の給料まで手をつけていなくなってしまったとのことでした。おそらく私どもの野口1人の感覚が、福沢さん何百人くらいの感覚になってしまったことなのでしょう。心の弱さなんでしょうか…これは決して例外なはなしではありません。サラ金地獄、一家離散など当たり前、私の知っている限りでは残念ながら命まで落としている方もおられます。たいへん怖いはなしです。前回も書きましたが、事業はリスクだらけです。毎日毎日あらゆるリスクの大海の中を戦って行かねばならないわけですが、何といっても最大のリスクは意外と順調な時に芽ばえる自分の心の中にできる隙なのでしょうか…。
2005年04月22日
コメント(0)
もう25年おつきあいさせていただいているパブの経営者。話術もあり非常に人望も厚くお客さまの対応も上手だしその上、ゴルフ・麻雀・囲碁・将棋・あらゆる分野にも精通しているものだから、あとからあとからお客さんがつきサラリーマンを中心として一時は駅前に3店舗をもつまでになりました。その後バブルの崩壊。いまも一店舗は何とか維持できてはいるもの、ここ20年は内装も大きくいじれないまま客数の減少。別に客も嫌で来店しなくなった訳ではないのだけど引っ越し、転勤、病気、事業不振、そして一番多くなってきたのは定年退職。一応、ここ5年位は私も看板システムの支援はさせていただいているものの、それ以上の営業不振の圧力。集客にも限界があります。なぜならば、サービス的要素が強い業種ほど集客まではできても、再来店に関してはサービスの質との兼ね合いによりお客の要求とあわないと厳しい場合があるのです。特に常連というありがたい怪物の存在が、お店がどんな努力をはらっても、新たな金の卵の成長を阻む場合が多いのです。だれしも上客でありたい。大事に扱われたい。極端な話、王様(お姫さま)のように扱われたいですよね。それ以外にも事業をやられた方だったら誰しも経験することだと思いますが、創業数年間は食べるため、維持するだけで精一杯…ましてやお客を選ぶ事、捨てる事なんてもっての他。その上時代の変化に合わせて事業の方向転換なんて至難のわざ。従業員の苦労、お金の苦労、健康問題、ありとあらゆるリスク。お客がいるだけでもありがたい。よほど悪い客以外は断れない。要は常にリスクをとって新たな生まれ変わりをし続けないと、事業を維持することはむずかしいのです。ましてや10年ひと昔いや1年ひと昔の時代ともなれば、世の中について行く事すら至難のわざ。経営者は大変ですよね。組織にたよることができない。気がついてみると10年、20年あっと言う間。そしていつかは廃業。集客はとても看板だけでは限界があるのです。そこで非常に重要なことは第3者の目、正しい意見・アドバイスなのです。前にも書いたけど、自分では自分が見えない。自分ではきれいにしていたつもりの化粧が今の時代の流行りの化粧になっていない。あと、常に若い人を意識した経営を意識して行かないとお客とお店が一緒に年をとってしまう。老人クラブになってからでは遅いのです。先ほどのお店はなぜそれが出来ないかって?私もこの事に気がつきはじめたのはここ5~6年の話なんです。賞味期限をのばす事は出来ても、経営の総入れ替えをする事は非常に難しいのです。あなたはリスクをとって、日々あらゆるものを捨てて鮮度を失わないでいられる勇気ありますか?結婚生活も同じかもね。
2005年04月21日
コメント(2)
東西線の駅前にある下町の居酒屋さん。別に経営が成り立たないわけでは無いのだけど、「5時に開店して8時くらいまであまり客が入らないのだよ…」と店長のぼやき。駅前だから人通りもそこそこにあるのだけど、とにかく入りたいと思わないお店。無国籍料理とうたうもの、具体的にどんな料理かわからないし広い店なのか狭い店なのか、高いのか安いのか(少なくとも安くはない)、一見西部劇に出てきそうな山小屋風なバーみたいなお店。思いきって、どっちみち客の入らない5時8時を300円メニューを投入してみるおすすめ料理の写真を入れて、椅子席・座敷席もわかるように写真におさめる。ほかの参考メニューの値段も表示。1週間2週間。若い人中心に空いてる席がほとんどなくなるほど盛況状態。やっぱり300円はありがたい。食べても飲んでも財布にやさしい。1ヶ月でトータルしてみると、平均客単価2800円。客数5割増し。月商330万円が500万円。最高の結果がでる。スタッフを増やしたわけではないし他に経費をかけたわけでもない。しいて言えば看板経費だけ。そのまま順調なわけではなかったけどとりあえず今迄にはなかった成功といえる結果でした。人間と同じですね。話してみると良い人でもおたかい人には近寄らない。一度胸を開いていろんな人と接してみると、違う世界が広がってくるかもね。
2005年04月16日
コメント(0)
ある駅前にあるカフェバー&レストラン。一見おしゃれな総ガラス張りのお店。5時開店、早朝4時までの営業。裏通りだが繁華街なので人出がでてくれば当然店もにぎわってくる。しかし悩みはあるもので、早い時間3~4時間くらいほとんど客が入らない。入らないはずだよ。客を入れる努力をしていない。自然がなすがままにしている。店は人間が運営している。コントロールのきかない空模様ではないのです。厨房にはそこそこのフランス料理をつくれるシェフがいるにもかかわらず。宝のもちぐされと言わないが、経営によいわけがない。外からのぞくと早い時間はガラガラなテーブルと暇をもてあましている従業員が見えるだけ。9時くらいになってからようやくカップルとかグループ客がチラホラ。それぞれがおしゃれなカクテルと雰囲気を楽しんでいる。要は外を歩いている人はみんなそういうお店だと思っているのです。シェフに本音を聞いてみると本当は早い時間から自分の腕をふるいたいとのこと。それではふるってもらいましょうということでシェフの得意料理…それも、あまり高そうでないものでおいしそうなもの、個性的な料理を数点選んでもらって、看板に写真を入れてアピールしました。最初の数日間はみんなただ看板をのぞいていくだけ。毎日毎日同じ時間にのぞいて店の中をジロジロ見て行く人もいる。従業員は「入る気あるのかよ!うちは見せ物じゃ~ないよ!」と叫びたくなりそう。そしてある日突然、今迄だととても入ってきそうもなかったお客出現!うそ~!でもうれしい。本当にこの時間に新しい客が入ってきた!つぎには家族連れ。あとからあとから…。あそこの客は毎日看板をのぞいては冷たい視線でわれわれを見て言った人だ!今迄は何だったのと我が目を疑う。人間も店も意外と自分が見えないものなのですね。
2005年04月09日
コメント(0)
全6件 (6件中 1-6件目)
1