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harmonica. @ Re:孤独の虫けら(03/27) 加齢とともに孤独に強くなりますね。 幼…

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2026.01.13
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カテゴリ: I think
退院が決まった。

あす。

足掛け1週間。
予定どおり。


このことが絶望なのではない。


9時ごろに主治医が病室を訪ねてくれた。


主「体調は変わりありませんか?」

虫「はい」


実はこの5日間、看護師の皆さんから

「おなかの張りは?」「食事は食べられる?」
「出血や口内炎は?」
などと、さまざまな問いを受けていた。

そういう症状が出てもおかしくない状況だった
ということだろう。

「体調に変わりない」

という前提は、最後に面談したとき(先週金曜日)には
虫けらの体調が悪くないという話をしたことだ。

看護師の心配とは裏腹に
主治医には、虫けらに対する「心配」は全くなかった
ということだろう。



虫「はい」

あっけなく決まった。
もちろん、血液検査の結果を受けてのことで、
数値的な裏付けがない話ではない。

主「じゃ、そういうことで」



虫けらは、

虫「治療のことですけど」

と呼びとめる。

主「あ…、薬を強くするという方法もありますけど」

抗がん剤治療が大前提の言い方。
虫けらの出鼻をくじくのがうまい。
しかも、さらに強い薬を使うことを勧める。

虫「1回目の抗がん剤を使う前から言っていたんですが…
  抗がん剤を使わずに過ごすやり方を考えたいと
  ◯◯先生(怖い主治医)にお願いしていました」

主「抗がん剤を使わないと、どうしようもない時期に
  来ていますからね」

虫「抗がん剤はやめどきが難しい。
  死ぬまで続けるのが通常でしょうけれど、
  生活ができなくなったら意味がない」

主「副作用の出方を見ながら、抗がん剤を選んで
  使っていくのがいいでしょう」

虫「副作用はいやです」


1回目の抗がん剤の副作用がいまも継続している。

虫「オキサリプラチンの副作用、これから強くなる可能性は?」

主「可能性はありますね」

それだけで、アウトである。
この副作用、握力が落ちて指先が使いづらくなる。

一人暮らしの人間にとっては死活問題である。

主「難しいことを考えずに、これまでの抗がん剤を
  しばらく使うことをお勧めします」

虫「いつからですか?」

主「来週月曜日」


主治医の中では、機械的にスケジュールが決められていて、
虫けらの意思や要望は全く反映されることがなさそうだ。

主「じゃ、そういうことで」


病室を出ていってしまった。

ややこしいことは聞きたくない。
治療は必至。
つべこべ言わずに言うことを聞け。

という気持ちがにじむ背中だった。


あー、1年以上かけてようやく受け入れてもらった
虫けらの考えはオールリセットされてしまった。

絶望。


これが医療の現場なのだろう。

怖い主治医が特殊だったのだと思える。

しかし、説得を諦めるわけにはいかない。

来週月曜日に説得できなければ、
治療が始まってしまう。

あー、気が重い。


調べてみよう。
虫けらのいまの状態で、治療を終了したら
どれくらい生きられるか。

3ヵ月あれば何とかなる。
いや、1ヵ月でもある程度処理できる。


あー、シャワーを浴びたい。


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Last updated  2026.01.13 14:14:51
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