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ske芭沙羅 @ Re[3]:孤独の虫けら(03/27) harmonica.さんへ ご心配させてしまったよ…
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ske芭沙羅 @ Re[1]:孤独の虫けら(03/27) harmonica.さんへ 珍しく、体調がおかしく…
harmonica. @ Re:孤独の虫けら(03/27) 加齢とともに孤独に強くなりますね。 幼…

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2026.02.06
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カテゴリ: I feel
きのうは、30年来の知人(友人というのは僭越。
彼女は虫けらより10歳弱年上で、
長年タレントとして活躍しているワンランク上の人)が
店を訪ねてくれた。

半年ぶり。

実は、前回訪ねてくれた日、
彼女が帰り、店を片付けて帰途についた虫けらは、
自転車ですっ転んで左脚を骨折した。

その後、そのことは彼女に言わなかったので、


彼女は虫けらの病気を気遣ってくれていたが、
骨折のことは初耳だったわけで、
大層驚き、心配してくれた。

が、もう心配していただくような状態ではなく、
普通に歩き、普通に生活できているので、
こちらとしては何の問題もないのだが、
彼女にしてみれば、自分を見送った後、
虫けらが大きな怪我をしたことに、
また、そのことを知らずに過ごしてしまった半年間に対して、
大変な後悔と反省の弁を述べてくれた。

いやいや、誰に心配してもらっても、

人を心配させることをあえて言うわけもないし、
事は全て終焉しているので、
気にしないでほしいと言っても、思っても、
彼女の気が済むわけではない。


虫「ここに来て脚を怪我したことは、

  いいこともあったので、帳消しになりました」

彼「何? いいことって」

虫「主治医が…」


と、最初の入院のときに、虫けらの病室を訪ねてくれた
怖い主治医がやさしく抱きしめてくれた話をした。


彼女は、驚きながらも


彼「医師が患者のことを心配することはあるけれど…、
  そうなの…」

虫「2年も担当してくれたので、いつもと違う虫けらの様子や
  脚に固定具をつけてベッドに座る虫けらがかわいそうに見えた
  なんてことが主治医をそんな行動に走らせたのかなって…」

彼「普通の医師と患者の関係じゃ、考えられないけど、
  きっとその先生と虫けらさん、馬が合ったのよ」

と言われた。
誰かと「馬が合う」と言われたのは初めてのような
気がする。


馬が合う:気が合う、性格や相性がいい、意気投合するという意味。
     思想や好みが一致し、なぜか一緒にいて心地よい、



虫けらは、怖い主治医の性格はもちろん、思想や好みは
全く知らないし、知りたいとも思わなかったので、
「馬が合う」というほどの一致点はないと思われる。

しかし、会話のテンポや話題の捉え方、返答の仕方、
帰結点を考えると、怖い主治医の基本的思考と
虫けらのそれとは共通点が多いように思う。

二人でいる空間も余り不協和音を感じなかったので、
体から出る空気感も似ているのかもしれない。

で、その話は早々に切り上げたのだが、
怖い主治医の話の流れから、虫けらの病気の話題になった。


実は、彼女のご主人も虫けらと同じカテゴリーの病を
患っている。もう数年になると聞いている。

そのご主人が最近大変な状態になったそうだ。
原因は抗がん剤の副作用ではないかということ。

虫けらもそんなことになってはいないかと、
実体験から大変気にかけてくれていたらしい。


虫「年明け早々、死にかけました」

ご主人と同じような成り行きである。

虫「緊急入院しなかったら、もう死んでいます」


ひととおり正月明けの顛末を話した。

ご主人の話も詳しく聞いた。
かかりつけの病院に行くのが少し遅れたが、
主治医の迅速な処置のおかげで無事回復されたとのこと。


虫「よかった」

彼「病院から電話がかかったときは、
  死んだんじゃないかと驚いたわよ」


少し冗談めかした言い方だったが、
これは本音であり、本当に驚いたと思う。

虫けらは、そんな思いを誰にもさせずに逝けるので、
よかった、と改めて思った。

もし夫が生きていたら、両親が生きていたら、
と考えると、ゾッとするのだ。

彼「先生の新しい赴任先、知ってるの?」

虫「私は知る必要がないので、調べたりしなかったんですが、
  店のお客さんがその筋の人で、すぐに知らせてくれました」

彼「その筋の人?」

虫「放射線の治療器を販売している会社の役員さんです。
  総合病院のがんに関する診療科のことは
  熟知されているんですよ」

彼「へえ。どこの病院?」

虫「◯◯(最寄駅名)にある」

彼「△△病院?」

虫「はい。よくご存じですね」

彼「うちの主人がかかっている病院だもの」

虫「えーっ!! ほんとですか?」


彼女は大阪の隣の県の
関西でも屈指の高級住宅街に住んでいるので、
大阪市内の病院にかかっているとは思わなかったのだ。

そのご主人がかかっている病院…。
大阪には、がんに関連する医療を提供する総合病院は
たっくさんある。
よりによって、ご主人のかかっている病院が
怖い主治医の新しい赴任先とは。


しかも、彼女のご主人は医師で、
虫けらの主治医がだれかというのもご存じなのだ。

いや、虫けらは詳しいことは言っていないのだが、
虫けらの話(病院名、怖い主治医の出身大学と役職)
を彼女の口から聞いたご主人が類推し、
調べたのだと彼女が教えてくれた。


これは困った。


医師同士、話もしやすいだろうし、
ご主人の主治医を通して虫けらの話が
怖い主治医に伝わってしまうかもしれない、
などと想像すると、言いようのない焦燥感が湧き上がった。

もちろん、そんなことはないとは思う。
しかし、これまで、思いも寄らぬ人から
「虫けらさんのこと、聞いたよ」
「あそこで虫けらさんの話題が出て」
「あの人と虫けらさん、仲がいいんだって?」
と、虫けらの知らない場所で誰かが
あることないことを言っていたという経験があるので、
あながち絶対ないとは言い切れないと思うのだ。


もう怖い主治医との医師と患者の関係は終わった。

もう二度と会うことはない。

もう過去の思い出になっていた怖い主治医が
やおら温度のある人間として虫けらの記憶に蘇るような感覚がした。


運命というか、縁というのか……虫けらの周りには、
そういう巡り合わせのような話がたくさんある。


今回は、再び怖い主治医との運命を感じる……、
というほどのことはない程度の話である。


ただ、刺激が強かったのか、
ご主人が医師なので、ご主人の意見を聞いたのか、
きょう、メールが入った。


彼『自分と置き換えて想像したり…、
  なかなか眠れない夜でした』

とのこと。多分、怖い主治医のハグ事案についてだろう。


そうだろう。

そのとき虫けらも思わず

虫「これは夢ですか? 現実ですか?」

と怖い主治医に聞いたほどなのだ。

虫けらだって、医師はもとより、得意先や
店のお客さんとだってそんなことをしたことがない。

虫けらにとっては人生最大の衝撃事件だった。

その衝撃が彼女にも伝播したのだろうか。

申し訳ない気持ちになった。


あ、ご主人にもこのことを話した?

それは困る!

と言っても、止められないが。


ま、このことくらいは話してもいいと思ったのだが、
この調子だと、他のことを話したら卒倒されるかもしれない。


墓まで持っていくしかない。


                   極 秘





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Last updated  2026.02.08 19:36:56
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