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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2007.04.15
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 「ケータイ・インターネット」時代に生きる人間の精神分析。

 本著序盤には、「インターネット、五つの魅力」や「あと1分シンドローム」等、
『インターネットの心理学』 に見られた記述内容と一致するものが多くあります。
 しかし、「人間とマシンとの1.5のかかわり」の記述あたりからは、
 「さすが小此木先生!」と、感心させられる分析が続々登場してきます。

  ***

1対1の、人と人との関わり、これが「2.0」で表される二者関係。

半ば人間扱いされたり、擬人的な機能を備える
「0.5」の物体マシンとの関わりが、「1.5」の関係。

この「1.5」のかかわりは、人間よりも安定性と恒常性があり、
自律感覚と全能感を満たしてくれ、さらに人間的な配慮がいらないもの。
そして、「1.5」の世界に親しみすぎると、「2.0」の世界が億劫になる。
これが「外的な引きこもり」に拍車をかける。

そして、現代社会に多く見られるのが「内的な引きこもり」、ジゾイド人間。
無名者として都会に暮らし、感情を隠し、自己主張をせず、人との関わりを避ける。
これは、近づくほどに傷つけあう「山アラシのジレンマ」を避ける巧みな方法。

さらに、誇大自己と現実の自分が一致せず、無気力・引きこもりになる者も。
自己愛が破綻したとき、希望や目標を見失い、燃え尽きてしまう。

それは、誇大自己にとらわれているため、
周囲の人々を軽く思い、うまく人と関わりを持てず、
周りは全部競争相手で、相手を頼るのは恥だと思っているから。

また、モラトリアム人間社会は、働く者も働かない者も平等な社会。
むしろ、モラトリアムを提供する人々の心理より、

依存を「当然の権利」と見なすのが、タテマエとなっている社会。
それが、モラトリアムを居心地のよいものにしてしまい、
終わりのないモラトリアムへと、その質を変えてしまった。

このような社会に拍車をかけたのは、消費者優位心理。
商品をつくる人より、商品を買う人の方が、はるかに心理的に優位な社会。
消費するお金は、どこからどんな方法で手に入れても、
消費する力になりさえすればよいという社会。

  ***

この後も、「スーパーウーマン挫折症候群」「父親なき自己愛家族」と
興味深い分析が続きます。
特に、家族の分析は、「なるほど!」と納得せざるを得ないものです。

さて、全体を通じて感じたのは、
私が最近読んだ書物の内容と関連する部分が、あまりにも多いこと。
『オレ様化する子どもたち』 や 『下流志向』 は、
本著を踏まえて書かれたのではないかと思えるほど、共通点が多い。
また、現在、読みかけている『なぜ、母親は息子を「ダメ男」にしてしまうのか』も
本著の「父親なき自己愛家族」と共通する部分があるような気がします。

「ケータイ・インターネット」について知るために購入した本著ですが、
その扱っている内容は、現代社会そのもので、
そこに記されている内容は、小此木先生の偉大さ再確認させてくれるものでした。





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Last updated  2007.04.15 22:07:49 コメントを書く
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