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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2011.02.27
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カテゴリ: 社会・政治・時事

 このシリーズも、文庫版では上・中・下の三冊でワンセット。
 「賽は投げられた」の一声で、自軍と共に ルビコン川 を越えたカエサル。
 これにより、ポンペイウスとの一大決戦の幕が切っておろされた。

 ところが、カエサルの電撃作戦を知ったポンペイウスたちは、ローマを脱出。
 カエサルは、ルビコン越えから二ヶ月、一兵も失わずイタリア半島を手中にした。
 しかし、それはかつて海賊一掃作戦を成功させたポンペイウスが、
 地中海沿岸都市の クリエンテス

スペイン全土を制し、マルセーユも陥落させ、執政官となったカエサルは、
遂にギリシア西岸に上陸、ドゥラキウムでポンペイウス軍と対峙する。
ところが、この三ヶ月に及ぶ包囲攻防作戦でカエサル軍は敗北、南へ敗走。
しかし、次のファルサスの会戦では圧勝し、今度はポンペイウスが逃げる番に。

海上を逃げるポンペイウスを、カエサルは陸路づたいに追う。
その途上、ポンペイウス側についていた諸国から、次々に使節の訪問を受けることに。
それに対し、カエサルは非難もせず罰も与えず、それらからの間接税を半額に減らした。
これにより、東地中海諸国はポンペイウスの地盤から、一斉にカエサル派に鞍替えしたのである。

決戦に敗れ、行く先々のオリエント諸国で門前払いをくらいながら逃げ続けるポンペイウス。
小アジアにもシリアにも行き先の亡くなった彼は、エジプトへと向かう。
しかし、客として歓迎すると答えたエジプトも、実際にとった行動は違ったのである。


  この相互扶助関係は、親から子に受け継がれていくものと、ローマ人は思って疑わなかった。
  だが、このローマ独特の人間関係をローマ人以外の人でも尊重するとしたら、
  それは、尊重したほうが利益になると思った場合なのである。
  敗れるのに慣れていず、しかも行く先々で扉を閉められ意気消沈していたポンペイウスは、
  この人間性の現実を直視する力を失っていた。

  もともとからしてなかったのかもしれない。
  カエサルならば、「苦境は友を敵に変える」と書くぐらいだからわかっていたのだが。(p.263)

カエサルにポンペイウスの生首と指輪を届けたエジプト。
そこでは、共同統治者の姉と弟が対立し、追放された姉・クレオパトラが兵を集め、
王位奪回を計画中という内戦状態にあった。
カエサルはアレクサンドリアに上陸すると、姉と弟の和解と共同統治の再開を裁定する。

ところが、これに納得できない弟王はカエサルに兵を向け、
アレクサンドリア戦役が始まる。
これに勝利したカエサルは、二ヶ月間休暇を取り、
ナイル周遊をクレオパトラと共に楽しんだのだった。

   ***

読み進めるにつれ、なぜ塩野さんが、カエサルという人物に対し、
これほどまでに特別な感情を示すのかが、次第に分かってきた。
それは、やはり彼が歴史上稀にみる軍人であり、政治家だからであろう。
その最大の特徴は、徹底した「寛容」の姿勢を貫いたことである。

  ただし、カエサルという男は、他者を憎悪するという感情を拒否した人間だった。
  憎悪とは、対等か、でなければ上位にある者に対していだく感情であるからだ。
  他者に対しての絶対の優位を自負していたカエサルが、
  憎悪という、劣等感の感情を拒否したのも当然だった。(p.190)

  同国人同士が闘う内戦では、勝ちさえすればよいというものではない。
  勝ちさえすればよし、となれば、スッラになる。
  カエサルは、スッラのやり方を踏襲することを嫌った。
  ただ単に嫌っただけでなく、有益でないと確信していた。(p.253)





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Last updated  2011.02.27 12:13:33 コメントを書く
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