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kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2014.07.23
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カテゴリ: 文芸
『聞く力』 や 『残るは食欲』 を、これまでに読んだけれど、
 小説を読むのは、今回が初めて。
 503ページにも及ぶ大作ですが、エッセイ同様リズム、テンポが良く、
 スイスイと、一気に読みきってしまいました。

 まず、タイトルが「?」ですが、
 これについては、目次の次のページに、ちゃんと説明が載っています。
 「うから」は親族・血族、「はらから」は同胞・兄弟姉妹の意で、


   ***

「嫉妬の距離」は、
室田昭夫の視点で、元妻・未来との馴れ初めから、離婚後の様子までが語られます。
この時点で、室田はユウちゃんと付き合ってます。

「妻が来た」は、
未来の視点で、ある日、母・珠子が突然家から出て行き、
後日、父・シゲルがマリイとその息子・倫土を家に連れてきた様子が描かれてます。
この時点で、未来は周さんと付き合ってます。

「乳と暮らせば」は、
マリイの視点で、マリイの生い立ちと倫土の出生が描かれています。
そして、シゲル・珠子・未来・室田・マリイ・倫土の6人の食事会の様子も。


倫土の視点で、自身の入院生活と隣のベッドのリュウについて語られます。
マリイがシゲルと結婚する前に働いていたピアノバーのオーナー・みっちゃんが見舞いに来ます。
そして、この病院の看護師長が内藤さんです。

「ホルモンの歌が聴こえる」は、
内藤さんの視点で、自身の家族と更年期障害について語られます。


「こころ痛めて」は、
シゲルの視点で、これまでの自分を振り返ると共に、
登場人物たちの、その後の様子が語られます。

「母娘戯画」は、
珠子の視点で、御前様(珠子の母)の見舞いを兼ねての京都・高山寺訪問について語られます。
また、珠子の母への心情や、シゲルとの結婚の実情についても明かされます。

「種の起源」は、
未来の視点で、部下の茂田井との、山形県山中での週刊誌取材の様子が語られます。
そして、未来の妊娠が発覚します。
ちなみに、この週刊誌の編集室でバイトしてるのがユウちゃん。

「いつも偽家族」は、
室田の視点で、未来の妊娠を巡る室田と周さんの大阪決戦が描かれます。
そして、後半は、十年後の倫土の視点で、その後の各キャラクターの現況が語られて終了。

   ***

恐らく、阿川さんが、このお話しで書きたかったことは、
次の部分に集約されていると、私は考えています。
「なるほどな」と思いました。

  その帰りの新幹線の中、私の心にたびたび浮かんだのは、
  高山寺で教えてもらった「亜留辺幾夜宇和」という言葉である。
  あるべきようわ。
  「なあに、これ」
  石水院の壁にかかっていた朽ちた黒板の冒頭の言葉を見て、私は周さんに尋ねた。
  弟子たちのために明恵上人がこの黒板に戒律を書き残したという。
  「それはですね。つまり、人はそれぞれ自分の立場で、自分のあるべき姿ある。
   理想ばっかり追うじゃなく、今の立場をまず大事と思って、
   どうするか考えて生きていきなさいと、そんな教えですかねえ。」
  「ふうん」
  わかったようなわからないような、しかしなぜか心に残る言葉である。
  あるべきようわ。(p.364)





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Last updated  2014.07.25 13:48:11 コメントを書く
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