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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2015.12.12
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カテゴリ: 文芸

 先王亡き後、治安が乱れ、妖魔が徘徊するまでに荒れ果てた恭国の王となるため、
 漁尸師の頑丘、謎の青年・利広らと共に、黄海を経て蓬山を目指す物語。
 誰もが、その破天荒な話に真面に取り合わないが、本人は真剣そのもの。

 黄海を行く術を知り尽くした頑丘が、周囲に手を貸そうとしないことに苛立って、
 一度は袂を分かつことになってしまった珠晶だったが、
 他の一行と行動を共にするなかで、頑丘の行動の真意に気付いていく。
 小生意気な少女が、劣悪な環境の中で成長していく姿が、微笑ましい。

  黄朱の気持ちは黄朱にしか分からない。

  何事につけても、自分の身に起こってみなければ、
  理解できないものというのはあるからね。
  それは事実だけれども、
  同時に理解を拒絶する言葉でもある。
  理解を拒絶するくせに、理解できない相手を責める言葉だ。(p.220)

利広が、黄朱(浮民)である頑丘に言った言葉。
『レインツリーの国』 で、伸さんがひとみに言ったことも同義だが、
こちらの方は、ストンと腑に落ちた。
やはりものは言いようなんだなと、強く思った。

  でも、目の前にいる困った人を見捨てることがひどいことなんだったら、
  目の前にいる人が将来困ることを承知で何かをねだるのも、

  剛氏は自分の命だけでなく、雇った主人の命を預かっているのよ。
  今、情けを他人に振舞って、
  将来主人を渇き死にさせてしまったら本末転倒だわ。(p.231)

困っている自分たちに手を差し伸べてくれない頑丘に憤っている季和に、
珠晶が疑問を呈した言葉。

その行動の背景にあるものを、読み取れるようになったという証。

それでも 『風の万里 黎明の空』 で登場した時には、
その小生意気さは健在でした。





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Last updated  2015.12.12 11:26:01 コメントを書く
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