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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2016.06.11
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 私も、こうやってパソコンの前で作業をしているとき、
 ふと気になることがあったのだが、
 なぜか、このことについて扱った書物は、ほとんど世間に出回っていなかった。

 副題は「そのパソコン遺して逝けますか?」。
 死後、自分の胸の内(パソコンの中)に秘めていたことが、
 どんどん、色んな人の知るところになってしまったりしたら、
 それはやはり、ちょっとどころではなく、かなり困った問題だろう。

さらには、自分の中だけで完結するはずだった事柄が、

それが原因で、周囲の色々な人に色々な形で迷惑をかけることになるとしたら、
それも大いに困った問題だ。

それらについては、第1章で7つの例が取り上げられている。
故人のシークレットファイルを開けてみると、不倫の記録が出てきてしまったとか、
故人が急死の当日に行っていたFXの損害が、遺族に降りかかったりとか、
ネットオークションの取引が完結していなかったので、遺族が残務処理をしたりとか。

そして第3章では、遺族が故人のパソコン・スマホにどのように対応すればよいかが示される。
インターネットにおける預金や金融商品、通販、オークション、有料サイトを確認し、
ホームページやSNS,メール、写真・住所録に外部デバイス、クラウドも確認、対処する。
こうなると故人は丸裸状態で、使用者はそうなることを覚悟して使用する必要があるということ。

なので第4章では、パソコン・スマホの使用者が、

パソコン・スマホのパスワードやロックナンバー、金銭がらみのデータ、写真・住所録は、
遺族が分かるよう、エンディングノートに書き残しておくようにするのだ。

  繰り返しになりますが、秘密は「墓場まで持っていく」覚悟と責任がある、
  というのが私の考えです。
  遺された家族を傷つけることがあってはならないと思うのです。

  デジタル機器内にも「遺さない」が基本です。(p.147)

付録として「デジタル遺品」対策便利ツール・参考サイトも掲載されており、
パソコン・スマホを使う現代人には、必読の書と言えるだろう。





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Last updated  2016.06.11 10:16:34 コメントを書く
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