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Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2017.12.09
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​ ​ カスタマーレビューでは、賛否両論のようですが、
 これまであまり見られなかった視点からのアプローチによる一冊で、
 今後の研究が進んで行くことを、大いに期待させられるものでした。
中野さん は、目の付け所を探すのがとても上手な方ですね。

 さて、本著は、40×14で190ページまでという、
 比較的コンパクトな新書なのですが、
 読み終えた時には、付箋だらけになってしまいました。


  脳内物質の視点から見ると、仲間を作るオキシトシンが、
  同時に仲間に制裁を加える、排除するという、いじめを司る働きをするわけですが、
  心理学者の澤田匡人先生は、調査から、
  「規範意識が高い集団」ほど、いじめが起こりやすいことを指摘されています。(p.34)

なかなか衝撃的な一文です。
普通、規範意識が高い集団なら、そんなことは起こらないと考えがちです。

  学級内やクラブ活動でグループ対立があった場合の対処法として、
  この実験がヒントになるのは、「仲良くしよう」というメッセージや、
  一緒に遊ばせる、食事をするといった活動よりも、
  対立グループがどうしても協力しないと達成できない目標、
  グループの壁を越えて進むべきゴールを設定し、それに向かわせる方が、


これは、すんなり受け入れることが出来る内容でしょう。
しかし、実践することは、とてつもなく難しいことです。

  ですから、いじめの加害者側になってしまう生徒たちも、
  ひょっとしたら成長過程に必須のテストステロン増加による、
  自分の暴力性や攻撃性をうまく処理できなくて困っているのかもしれません。(p.84)


次の部分も、同様です。

  ですから、6月や11月というのは、セロトニンが減少することで、
  自分の心の変化、気分の変化に対して非常に敏感になりやすい時期になります。
  そして、不安を感じる人が多いだけでなく、
  さらに攻撃性の高まりを感じる人も増え、
  衝動性障害に悩まされる人が増えるということです。(p.87)

テストステロンも セロトニン も、私にとっては聞きなれた語ですが、
これらを「いじめ」と結びつけて考えたことは、ありませんでした。
でも、言われてみれば、確かにこれらのメンタルヘルスに影響を及ぼすホルモンは、
どんな人の体内でも分泌されているものであり、その時々で増減が起こるものです。

  総じて、男性的派閥はヒエラルキーによる力で成り立っていて、
  女性的仲間は平等性や同一性を前提とする性質が強く見られるようです。
  従って、テストステロンの分泌が多い男性のグループは派閥的であり、
  それに対してオキシトシンの分泌が多い女性のグループは
  仲間的であると言ってもよいでしょう。
  こうした理由から、男性グループでのいじめは力による”パワハラ”となり、
  女性のいじめは、みんなによる”村八分”となりやすいのかもしれません。(p.94)

男性社会と女性社会について述べたこの部分も、
すんなりと受け入れることが出来る内容だと思います。
そこに、テストステロンとオキシトシンを持ち込んで、
脳科学の視点へと、読者をうまく導いています。

  暴力としてのサンクションを担ってきたのも男性です。
  今日でも制裁行動を起こそうとする感情のスイッチは男性の方が入りやすく、
  さらに過激化しやすく、制止しにくいのはこのためです。(p.99)

「サンクション」と言う言葉が、本著では頻出します。
共同体にとって邪魔になりそうな人物を見つけ出す機能である
「裏切り者検出モジュール」と共に、脳に備え付けられた「制裁行動」のことを
「サンクション」と言います。

この「サンクション」を行うとき、
「快楽物質」と呼ばれるドーパミンが放出されるのです。
ルールに従わないものに罰を与えるという
「正義」の行為を行う自分に快感を感じてしまう……。

  仲間意識が強すぎるから、関係が濃すぎるからこそ起こってしまういじめは、
  人間関係を薄めて風通しをよくすることが有効です。
  つまり、人間関係を固定化せず流動性を高めて、
  同じ人との距離が近くなりすぎるのを避けます。
  また、個人と個人の関係はあってもよいけれど、
  集団という存在を強く意識する状態を減らすことで、
  ”その集団に帰属している仲間意識”による排除行為も
  減少することが期待できます。(p.148)

「教室という逃げ場のない枠組み」に押し込められて、
「みんなで仲良く」「みんなで力を合わせて」を要求される現在の学校。
その状況、関係性を改める必要があると著者は指摘します。
しかし、それはこれまで行われてきた学校教育の根幹を揺るがすものです。

  悩ましいのは、多くの人が、団結がいじめを生むし、
  愛情が強いほど攻撃的になるし、
  仲間を大切にすることと戦争が
  実はリンクしているということを認められないことです。
  いじめは悪い子だけがやるものだ。
  だから悪い子を正せばなくなるのだと思いがちですが、
  人間はそもそも理想的な存在ではないということを、
  まず前提として受け入れなければなりません。(p.156)

もう、これは教室レベル、学校レベルの話ではありません。
様々な集団、組織、そして国家に至るまでが対象となります。
そこに存在する帰属意識、一体感、絆といったものの在り方まで考えねばなりません。
でも、考えてみる価値はあるように思います。





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Last updated  2017.12.09 11:30:42コメント(0) | コメントを書く
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