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ほんっとうに放置してたFC2のブログ(ドール系)を更新しました。><うん・・・こんなにサボってたっけ、というかまだ存在してたんだ、ぐらいの見事な放置っぷり。やっぱり私に、二足のわらじはムリー。消すのも惜しいので、もう少し残して自己満足更新しようかな。
2009/09/20
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9月末、10月からスタートする海外ドラマ。地上波、BS放送分で私がぜひ見たいモノ。というか自分用リスト。^ ^;クリックで公式ページに飛びます。■CSI:7 科学捜査班 9月30日(水)テレビ東京 12:05~ *お髭のグリッソム様! テレ東は、深夜枠で毎週水曜、「コールドケース」も放送中。なにげに素敵。■魔術師 MERLIN(マーリン) 10月5日(月)BS2 20:00~ *アーサー王伝説のマーリン子供時代。■ホテル・バビロン(再) 10月7日(水)BS2 9:00~ *イギリス高級ホテルの裏事情。■アグリー・ベティ3 10月7日(水)BS2 23:00~ *シーズン3も、安定した楽しさを期待してます。■ER14 10月8日(木)BS2 23:00~ *ん?コバッチュまでいない?!こうなったら、モーリス頼むぜ。orz■ER13 (再) 10月20日(火)BS2 9:00~ *たまーに、カーター君が・・・たくましくなって。自覚あるのですが、私は今、海外ドラマ・ジャンキー。スカパー!でも結構な量を見てるのに、また10月から忙しくなるわ・・・。^ ^;
2009/09/19
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フライハルト王都にて 小さな影が夕焼けの空に弧を描きながら、王宮東棟の屋根に舞い戻った。連絡を受けたレオンハルトが、窮屈な螺旋階段を大股で駆け上がる。その先の屋上ではグストーが巣箱の側に立ち、尾に入った二本の黒羽が印の鳩を手に取っていた。「マスター、それで?計画通りに?」勢い込むレオンハルトの問いかけに、グストーは鳩の背を一撫でして答える。「どうやら余計な駒まで顔を出したらしい。我々も動くぞ。」その42時間前――朝から続く北東の風が正午になっても濃い雲を吹き流し、時おり太陽の姿をのぞかせていた。「陛下、間もなく到着ですわ。ほら、街の外壁が見えました。」同乗する侍女イルゼの言葉に、レティシアは顔を上げて馬車の窓から景観を眺めた。その日、沿道には出迎えの市民や官吏の姿もあったが、彼らの様子に歓待の熱狂はなく、どこか儀礼的である。この一帯の首領、ジークムント公への遠慮がはたらいているのだろう。彼女は誰に言うとでもなく呟いた。「ここがフライハルトの辺縁だと、肌身で感じるわね。」なだらかなすり鉢状の土地に聖ミハエル大聖堂を中心として、街の北に居住区、南に商業区域が広がっている。これといった産業もなく、郊外の大麦生産と諸侯の寄進、そして巡礼者の落としていく僅かな銅貨に頼っている街は、近ごろ発展めざましい王都と対称的に、フライハルト古来の姿を残していると言えるかも知れない。顔を傾けて斜め後方を見ると、竜騎兵隊の先頭に立って馬を進めるユベールと視線がぶつかった。6頭立ての王家の馬車が、聖堂前の広場に止まる。教会の巨大なアーチ扉では、純白の法衣に金の十字架を身につけた司教が、司祭や助祭達を従えて王の到着を待っている。馬車のステップが下ろされ、レティシアが騎士フォルクマールの介添えで姿を現した。ユベールを始め警護の兵士達は、フライハルト聖職界の頂点に立つ司教に敬意を表して一様に下馬する。老齢の司教の前へ進み出たレティシアは、深々と恭順な礼をする。「お久しゅうございます、ゲイラー司教様。」「ご無事のお着き、何よりです。」司教に招き入れられ、レティシアは武装を解いたフォルクマールと数名の供回りを連れて、礼拝堂の内部へと踏み入れる。この先は、王族と付き従う騎士のみに許された秘儀である。二人の助祭によって、大扉が鈍い悲鳴のような音を立てて閉ざされ、聖堂の門扉に待機するユベールは視界を遮断された。女王は、久方ぶりに味わう荘厳な空気に包まれていた。頭上高く空間を覆う広大な大伽藍は、表面がうっすらと丸みを帯びた上品な乳白色の石で組み上げられ、控えめな色彩のステンドグラスが柔らかな光を注いでいる。イタリア建築のような華やかさはないが、間違いなくフライハルト随一の意匠であろう。この場で、亡夫エグモントとの婚礼許可を得たのは10年以上も前になる。陽光に照らし出された主祭壇の背後には、16世紀に作られたキリストと十二使徒の像が控え、祈りを捧げる者たちの寄る辺(べ)となっている。その祭壇に向かって奥へと見やると、礼拝席の最前列に一人の男が腰掛けていた。彼が床石にステッキを立てると、硬質の音が静まりかえった空間に反響した。「そなたでも懐かしく思い起こすものがあるか、レティシア。あの頃のそなたは若く、まだ無垢で罪がなかった。」濃紺の上着をまとった男が、ゆっくりと立ち上がり振り返る。「ジークムント叔父上・・・。」「息災のようだな、我が姪よ。」その声が合図となって、左右の内扉から1個小隊ほどの人数が堂内になだれこむ。武器こそ手にしていないが、女王を威圧するには十分だろう。レティシアはジークムントに視線を定めたまま、教会の裏切りを問いただす。「ゲイラー司教、あなたも叔父に与(くみ)していたのですね。」黙したままの老人に代わって、ジークムントが断じた。「出自の怪しい偽司祭と不義の関係を結び、そやつの還俗を許可するよう司教殿に強要したのは誰であったかな。愛人の言いなりとなって、秘密裏にバイエルンの公子と婚礼を進めようというのに、司教殿が加担できるはずもない。」ジークムントは兵士達に待機の指示を出し、レティシアへと歩み寄る。彼女を守るように立ちはだかったフォルクマールの腕を、ジークムントはステッキでしたたかに打った。「さて・・・女王陛下には、しばし滞在を延ばしてもらおう。なに、案ずるな。街の周囲は我が三千の兵が守りについておるゆえ、とても安全だ。」皮手袋をはめたジークムントの手が姪の頬に伸び、彼女は指先でそれを払いのける。「とても残念ですわ。叔父上のお振る舞い、フライハルト君主に対する叛意の証となりましょう。」ジークムントの口元に、侮蔑と冷笑の混ざった笑みが浮かんだ。「地に堕ちた罪深きレティシア。これは謀反にならんのだよ。なぜなら儂は、いや、儂に同意する諸侯と教会も、そなたを国家に対する反逆と夫殺しの罪で告発するからだ。」~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~*作者のコメント:はるか昔、第二部7章(改革の口火)でグストーが還俗し、子爵位を受けた時、レティシアは教会に(無理矢理)推薦状を書かせています。その時の遺恨が、ここまで続いているという。^ ^;ジークムント公だけでなく、教会組織まで敵に回してしまったレティ様。ある程度予測はしていたようですが・・・彼女の運命や、いかに。ということで次回に続きます。
2009/09/14
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ユベールの動向を報告せよ・・・アルブレヒトに促されて、ティアナの中でカチリと音を立てたものがあった。それはまるで、彼の言葉が引き金となって錠が開いたような感触だった。「ローレンツ・・・様の・・・・」十分予測できた質問だからこそ、今の今まで彼女は葛藤していたはずだ。アルブレヒトにありのまま語る義務と、ユベールの不利になる事実を伏せておきたい衝動。イタリアでの一件で、彼がグストーに恩義をこうむったとなれば、かの宰相と対立するアルブレヒトがこころよく思うはずもない。ところが黒獅子の騎士がユベールの名を口にした途端、ティアナの心は砕けかかった鏡のように軋(きし)み、意志を持たない機械仕掛けの人形のごとく言葉をつむぎ出していた。「つつみ隠さず、申し上げます・・・ローレンツ様と竜騎兵中隊は・・・・」 * * *「素直な娘だから、扱いやすかったよ。」もう牢獄の監視役ではなくなった少年が、散乱した食卓の上を片付けながら言った。「すっかり暗示にかかって、僕と“取引”したことも覚えてない。」「上出来だ。お前の働きは伝えておこう。」口髭をたくわえた壮年の男が、パイプをくゆらせ応える。少年は立ちのぼる紫煙を、迷惑げに横目で眺めた。「こんなの、内輪でやる意味が分からない。」「お前は分からんでいい。ともかく“上”にとっちゃ、波乱の呼び水は歓迎なのだからな。おい、いつまでも食器なぞいじってないで、馬の支度をしろ。」男は深々と腰掛けていたマホガニーの椅子から立ち上がり、フライハルトへの帰国準備に取りかかった。 * * *ティアナとアルブレヒトが再会したその日の夜、ユベールと竜騎兵隊の面々は予定より二日遅れの場所で宿をとっていた。数日前の豪雨で行路が水に浸かっており、大型馬車や荷車が往生してしまったせいだ。それでも明日、順調に進めば目的地にたどり着けるだろう。夕食の後、警護の任も終わって自室に戻っていたユベールのもとに使いが来て、彼は夜更けの呼び出しに応じることになった。壁掛けの鏡の前で、タイを丁寧に結び直す。約束の場所に赴くと、宿舎の裏手から続くブナとカエデの混合林の入り口に、衛士一人だけを供にしたレティシアが佇(たたず)んでいた。彼女はユベールの姿を認めると護衛を下がらせ、二人きり鬱蒼と茂る木々の中へ歩み入る。「心配はいりません。この場所は、守られているから。」フライハルトを出て以来ずっと口数の少ないレティシアが、ここでもユベールの問いかけをあらかじめ遮るかのように呟いた。カンテラを手に下げ黙って従っていたユベールだが、数分進んだところで隣にいる主君の腕を引き、自分の背後にかくまった。「何者だ!」夜風が木々の葉を撫で、ざわめきを生み出す。レティシアの口元に微笑が浮かんだ。「さすが、勘が鋭い。でもユベール、あなたに引き合わせたくて呼び出したのです。」彼女の言葉を待っていたかのように、景色に溶け込んでいた気配が形を成して現れた。数ヤード先の木立の陰から、目深(まぶか)に灰色のフードをかぶった姿・・・「彼はギィ・フェルディナン・オービニエ。グストーの手足となり、私達に有益な情報を提供している男です。」その顔は影ってよく見えなかったが、彼の右の瞳だけが月光を反射して冷たく光っている。ギィはユベールとの対面に何の感慨もないらしく、それはつまり、何もかも知り尽くしているという表明のように思われた。「・・・女王よ・・・こうして身を晒(さら)した以上、お連れの御仁によく言い含めていただこう。」その不遜な物言いより、呼気の漏れる掠(かす)れた声にユベールはぞくりとした。なぜ一切の人目を避けて、彼女はこの男と自分を対面させたのか。「彼は信頼に足る人物です。ヴァレリーやジャンも彼の元で働いているのだと言えば、分かるでしょう?」つまり、噂では囁かれていた宰相の諜報機関の正体が、このギィという男だということだ。「・・・成る程、イタリアでの出来事も陛下やグストー殿には筒抜けだったわけですね。ならばヴァレリーたちが、必ずしも私に好意的でなかったのもご存じでしょう。」「明日、一日だけは信じなさい。」「明日、何が起こるというのです。」思わず苛立ちが声に滲(にじ)んだ。ユベールはレティシアの視線を感じながら、瞳を伏せて言った。「無礼は承知です。だが、忠誠と信頼は別物だ。私は・・・陛下を、陛下のなさる事の意義を、信じたい。そのために教えていただきたいのです。アンスバッハでのような思いは、私には耐えがたい。」心が波立っているのを彼が恥じ、持てあましているのを知って、レティシアは手袋をはめた指を組み直した。「ユベール・・・明日、私とフォルクマールは大聖堂でミサに参席する。心得ているでしょうが、あなたは聖堂内部には招かれません。」神の家である教会の敷地内に、武器を持ち込むことは出来ないためだ。警護の竜騎兵たちは聖堂の外門を囲んで、任にあたる予定になっている。「私が聖堂に入ったら、あなたは注意深く待機なさい。僅かな間も、持ち場を離れてはなりません。そして必要が生じた時は、迷わず“行動”するのですよ。何をすべきかは、ギィが了解しています。」「行動・・・」「今は、それしか話せません。明日を無事に過ごせたなら、その意味もユベール、あなたに打ち明けましょう。」幽鬼とも呼ばれたギィ・フェルディナン・オービニエは、黙したまま褐色の青年将校を見つめている。「ギィ・・・ユベールは大丈夫。必ず役目を果たしてくれるわ。」レティシアの“信頼表明”は、ユベールの心に脅迫めいて響いた。
2009/09/01
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