『老妓抄』 の最後にあるうた 「年々にわが悲しみは深くして いよよ華やぐ 命なりけり」 から拝借。瀬戸内寂聴さんの小説の題でもある。
最近わたしがするコメントなどで知らず知らず暴露しているのに気がついた。そんな心境になっているのかなーと。
67歳の女といえばひとむかし前はもう完璧な老婆として新聞などに書かれた。
わたしとしても幼子やこどもたちに「おばあちゃん」ですよ、と言うのは抵抗がない。事実「ばあば」と孫に慕われて目を細めているんだから。
で、そういう落ち着きとちがう、浮ついたとも云える高揚感が出てきているのかしらと思う。
佐野洋子ではないけれど「4歳のわたしも60歳のわたしもちっとも変わっていない」と云うこととはまた違った、歳経たために、人生経験の果てに、得た「かろみ」と「しぶみ」みたいなものが加わってこれからを過ごせるのではないか。
華やかな着物を着るように、精神のはなやぎを意識してきた気がする。たいした蓄積ではないけれども。
本を読んでいるわたしはむかしと変わっていないけれど、読んでもらす感想は微妙に違ってきているはず。
そんなわたしが解き放たれて、すこし浮ついたからとていいではないか。
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