家が貧しい16歳のチヨはその美貌と機織りの腕で、ワンランク上の家に嫁いだ。
夫は日露戦争の生き残り勇士。
けれども、その戦争体験は彼を精神的に痛めつけて無気力にしてしまっていた。
働こうとしない夫は土地に伝わるの夢を見はじめて、家を顧みない。
チヨの苦労。
そして時代は移って、太平洋戦争から復員した息子、学生運動で警察に逮捕された男の孫も、
絹の里に戻ってくると、同じように無気力になり、同じように黄金埋蔵伝説に取りつかれる
という幸せではないチヨの生き行く道。
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