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昨夜は一晩中Takuと一緒で朝の4時に自宅まで送って貰って、3時間仮眠取って慌てて朝シャンして出勤。なんか怒涛のような1日の始まりで、シンドかったけど・・・昼過ぎまでは元気。午後になって急に眠くなっちゃって・・・キツかった。今夜は真っ直ぐ帰って寝るじゃー!今朝方送って貰った後Takuからメール来てた・・・さっき駅で急行待ちしてる時に気付いた。「ありがとう。」たった一言それだけだったんだけど・・・すぐ返事返せなくて悪い事しちった。「>ありがとう。 <此方こそ!メールに気付かないで爆睡・・・ゴメン!」送信したら、5分もしないうちに返事が来た。「昨夜寝不足だから今夜は沢山寝て下さい。僕は今夜から数日六本木に居ます。メールくれたらいつでも迎えに行きます。」六本木に居ます?・・・そう云えば、彼って何処に住んでるの?詮索するのは悪いと思うものだから、此方から質問しないので相手の言う事しか相手の情報が無い。「迎えに行きます。」は良いけれど、そんじゃ六本木以外なら普段は何処に居るのだ・・・我ながら・・・この受動的な態度はマズイ。聞いてみたら「横浜です。」との事。あ゛~~~???そんじゃ彼は昨夜は、横浜からわざわざ六本木まで迎えに来て、横浜まで連れて来て多摩方面まで送って横浜に戻ったわけ?呆れた!何で其処までするの?急行電車で座れば、疲れてる日はいつも仮眠したりするのだが・・・眠気が一気にフッ飛んだ。恋愛ならば、都内~横浜なんて苦じゃないだろうけど・・・「男女関係持てません。」なんて言う人がだよ、何が面白くてココまで手を掛け暇を掛け誘うの?正直な感想を返信した。これで折角の縁もプチッって切れたかな?返事来ないかも・・・暫く待って返事が来ないので、ウトウトしかかってると手の中のバイブに起こされた。メールを開くと驚愕の言葉が!「Mon petit bout de choux・・・Je t'aime」読めねぇーーー!!そうだった・・・Takuはガイジンだったのだ!(泣!)すぐ再着信で「冗談・・・大切なトモダチだよ。」うっ・・・冗談そのものが理解出来なかった・・・凹。
2005/07/31
「今度はココ予約入れておくよ。」目線の先には山手十番館。閉るのが早いのでとうにクローズしている。相手によっちゃ、口先だけとかイヤミな感じに聞こえるんだろうけど・・・‘普通‘って感じで、逢う約束が出来れば本当に予約も取っておいてくれそう。「そろそろ行く?」Takuの言葉・・・行き先は少なくともラブホでは無い。彼はそう云う関係を求めていない・・・嬉しかったけど、なんとなくアリガチな進行と違うのが微妙に寂しい。なんだ・・・アタシって、結構ソノ気有った?ん・・・って、云うか・・・ベタベタくっついていたいんだね。女の子とでも、つい手を繋いだり腕組んで歩いて貰うの好きだから・・・当然のごとく手を繋いだり、腰に手を回されたり抱きしめられたり・・・してたいだけ。でも、そこまで行く関係だと・・・最後はHOTELってなっちゃうんだよね。そいで、それを断わると関係がギクシャクして逢えなくなってしまう。一歩手前までのスレスレのままで楽しい関係を保つ事なんて不可能に近いよね・・・フッと昔好きだったユーミンの‘14番目の月‘を思い出した。「次の夜から欠ける満月より14番目の月が一番好き・・・♪」小さく口づさむ。Takuは嬉しそうにそれを聞いていた。「良い歌だね。」「ユーミンの昔の曲だよ。」と答えたら「日本人って、日常であんまり歌を口づさんでる人居ないね。」・・・ドッと赤面!故郷では麦を刈ったり掃除したりしながら皆が歌っているよ・・・と・・・あぁ、そうか・・・「日本も昔は歌いながら田植えとか稲刈りとかやってたみたいだよ。」少なくとも、ラップとかパンクとかヘビメタはあんまし適して無さそうだけど・・・日常に密着した歌・・・素敵だよね。彼が言葉として囁き語るように「dragostea din tei」のサビの部分を口すさむ。普段は何語なのかな・・・イタリア語かフランス語かラテン語とかなんかみたいに舌の使い方が違うみたいな・・・「drago...」が「ダラガ」か「ドゥラガ」か、まるで慣れた言葉のように流暢に聞こえた。間でハモって入ると、Takuが楽しそうに調子こいて結局全曲を何回も繰り返し歌って終わらないもんだから屋外オケ無しカラオケ大会となってしまったけど・・・そこはオトナですから・・・響かないように小声でね♪(笑)もしかして「ココから先はベッドの有る小部屋」しか無い周りのベタベタくっついてるカップルなんかより、ずっとずっと幸せかも・・・思いがけず拾った14番目の月。
2005/07/31
MIUに会いたくて・・・MIUに会いたい?・・・変なの。こんな風に会いに行くと、誤解されてしまいそう。特定の女性と付き合うと云う事は、相手は「恋人」と勘違いするよね・・・普通。「関係」も迫られるかも知れない。「そんなつもり無い。」なんて言わなければならないシチエーションが訪れるのが怖い。内輪だけで暮らして行けば、そんな心配は要らないのに・・・でも、トモダチって欲しい。MIUに会いたい・・・この気持ちって‘恋‘とかってやつ?まさかぁ!いや、だって‘恋人‘とか‘異性‘とかって感じじゃないんだけど・・・あ~もうわけわかんないや!僕のは整備に出してるし、もう1台は街乗りには適して無いのでSidにバイクを借りた。会えないかも知れないけど、バイクならすぐ帰って来られる。高速回転ではじめて本領発揮って感じのバイクはSidの好むタイプ。だからか、日本だとあんまり飛ばせないからかSidは滅多にバイクには乗らない。それでも時たま真夜中に、排気量の大きな空冷エンジン独特の噴出しの音が聞こえるのは、気晴らしにでも出かけてるからだろう。気晴らし・・・何の気を晴らすのか・・・晴らす‘気‘なんて有るのか・・・最初の頃は、感情そのものを持ち合わせて無いのかと思うほど掴み難い頑なな人だったけれど、長く一緒に暮らした今は殆ど無表情な彼のほんの僅かな表情の変化でなんとなく読み取れる。今は何かで凄く悩みまくってるんだね・・・僕と同じ。彼女の驚いた顔。実際落胆するのは見たく無かったけど、そんな風も無くあっさりしてた・・・少しだけホッとした。「人種とか宗教上?」と聞かれて答えに詰った。そう、確かに人種が違う・・・宗教と云う観念は無いが、カラダの構造もまるで違う。違い過ぎて普通は恋愛感情も抱かない。もしも間違って猫が鳩と交接したとしても何も生まない。抱きしめるだけで爪は裂き、キスするだけで牙は相手にダメージを与えるだけ。愛すると云う事は、相手を取り込む事・・・食べる事。でも、鳩の群れの中・・・一組ぐらい仲良く並んで夜景を見る1羽と1匹が居てもいいじゃないか。別れ際、MIUとメアドの交換をした。身内の名前と仕事関係ばかりのアドレス帳に、初めて其の枠の中に入らないアドレスが入った。アルファベットと数字と記号の羅列は、それだけでは何も意味を成さないハズなんだけど、なんとなく身近に触れている気がして何度もアドレスを指でなぞってみた。デタラメ教えるようなコじゃないから、テスト送信なんて必要は無いんだけど・・・自分で自分に「テスト送信」と言い聞かせて、早速メッセージを送ってみた。何の事は無い・・・単純に、‘繋がっていたい‘と云うだけだ。送信した後、アド交換して間もなくメールしたら・・・その辺にころがってる軟派みたいだって・・・やたら恥ずかしくなった。暫く待ったけど返事は無かった。何時間かしてメルチェしたけど返事は無かった。疲れて寝ちゃったんだろう・・・目が覚めたら気付くかな?
2005/07/31
「MIUはTakuの事どう思ってるわけ?」・・・来ると思った!(悲鳴!)一瞬答に詰まりつつ「トモダチだよ。」マスターは結構面白がってるみたい。「呼んだら?」って言うので「連絡先を知らない。」と答えたらビックリされた。「次に会ったら連絡先聞いといてやるよ・・・ココを待ち合わせ場所にされたんじゃ、おちおち早仕舞や臨時休業出来ないじゃない。」そう言って笑うマスター。そう云えば、ココは定休日いつなの?定休日は無くて、年中無休の気まぐれ臨時休業・・・休むのは‘病気‘と‘ツーリング‘と‘古いサーフィン仲間が集まった日‘だそうな・・・実にマスターに似つかわしい。似つかわしく無いのは私だ。こんな時間にこんな所で何やってんだろう?ただ相席しただけ・・・ただ嫌な男から救って貰っただけ・・・ただ泊めて貰っただけ・・・そんだけなのに、何を期待してる?「ただのトモダチ」・・・それだけだけど、男女間において一番リクエストの難しい事。そして、来るわけ無いのに・・・マスターにだって見え見えなのに、待ってないフリしながら待ってる。シャリ~ンとウィンドーベルの軽い音をたててドアが開く。私、この涼やかな音大好き・・・振り返るとTakuが居た。いつもスーツ着てる人が、長袖のTシャツの袖をたくし上げ黒いレザーパンツ姿・・・ここまで激しく違う服だと一瞬戸惑います。「すみません、バイク停められる場所有りますか?」「どれよ。」「アレ。」と、指す方向をカウンターから乗り出して見るマスターが・・・「KATANAじゃん。」いやに嬉しそう。カウンターほったらかしてTakuにくっついて店の前に停めて有るバイク見に外に出てっちゃった。う~ん、さすが元不良・・・バイク愛好者?(笑)バイクの前でしゃがんだり覗き込んだり跨ってハンドル握ってみたり・・・バイク好きが1台のバイクを前に話し込んでる姿は面白い。10分程も話し込んでたろうか・・・やっと戻って来たと思ったら、Takuの着て来たらしいジャケットとヘルメット1個をカウンターの上に置いて「ちょっと待ってて!」ってカウンターの奥の物入れからヘルメット持ち出して来て、2ケツでどっか行っちゃった。はぁ?・・・店を完全放置?・・・いや、停められる場所に案内しに行ったんだろう。唖然としながら外を見ていたら、奥で2人で飲んでた男性の中の一人が「マスターも好きだから~ごめんねぇ。」と・・・常連みたい。いえ、私は別に構わないんですが・・・「お店大丈夫なんですか?」他にも御客様居るんですが・・・???常連らしき男性が、妙に気を使って話し相手になってくれようと「マスターが乗って消えちゃうくらいだから、多分どっか変わってるんだと思うよ。」そうこうするうちにドルドルと云う音をさせて戻って来た・・・戻って来たって事は、やっぱ駐車場案内する為じゃナカッタのね。「うっひゃ~!」とか「うっひょ~!」とか・・・もう、完全にバイクマニアな不良少年になってる?(笑)一時流行ったから、そんなに珍しいバイクとは思えないんだけど?それにしても、バイクだけ見てるとわかんないんだけど・・・人が跨いでるのを見ると、KATANAって案外大きかったのね。マスターはカウンターに戻りながら凄く楽しそうに「ごめん、ごめん・・・」さっきの常連さんに挨拶してる。「Takuのバイクってそんなに珍しいの?」「僕のじゃないんだ。」「外装が94年SRで、中身のベースがファイナルで‘どノーマル‘に見せかけてるけどバランスも喰い付きも良い!」と、マスターが割って入る。(この後、フォークがどうしたマフラーの中身がが何処其処のナンタラカンタラと数字の羅列も続いたが・・・覚える事すら不可能で断念!)ん~ワカンナイ・・・付いて行けない話題デス。Takuの言うには・・・其のファイナルとやらはシリアルナンバーまで入っているので、お友達は目立ち過ぎると困るからノーマルタイプに見えるように一見改造箇所も目立たなくして外装も量産の有るものに変えたと云う事らしい。ワカラン世界ダ・・・(悩!)「今夜は勧めないけど、どうする?」友達のバイクで何か有るとマズイから今夜は飲まないって・・・それが人道上正しい!(笑)フルフェイスのヘルメットって、後ろにしがみつくのに邪魔!バイクの後ろに乗ったのは久しぶり。気持ちいいね。それなりに目立つバイクらしく、信号で止ると周りのバイクの兄ちゃんとか走り屋さんらしい車がこっちを見てる。面白いもので、そんな人達は信号が変わるとまるで「勝つぞ!」みたいな勢いで一気に走り出す。曲がる時に、いくら遠心力とはいえ・・・こんんなに車体を倒してバタンと倒れないものかと・・・少し怖くて無意識に反対側に体を起こしそうになる。だって・・・怖いよ~車幅が有るから、足を開いて座っててシートベルトも無いんだもん・・・そりゃまぁバイクならアタリマエなんだけど。遠慮がちに体を離していたら、「危ないからもっとくっつけ。」と言う。くっついたら否が応でも・・・バイクとTakuと一緒に体が倒れこむ。ビルのウインドーに映る姿・・・いやに体を屈曲させて乗らなきゃなんないバイクなのね。隣の白いべスパのカップルが椅子に腰掛けたままでスーーーッと平行移動してるみたいに見えた。着いた所は・・・横浜の外人墓地だぁ!(目が点点!)「背どれくらい有るの? 背が低い人だと運転し辛そうなバイク・・・一応国産車だから、そうでも無い?」「僕は180位だけど、同居人は僕より10cm以上は高い。」と云う・・・なるほどね、それなら丁度良さそう・・・えー!御友達は身長190以上は有るって事?想像を絶する・・・私の周りには背の高い人って少ないけど、それでも高い人でせいぜい180有るか無いかって位だよ。Takuの頭の上、目測約10cmの位置を見上げながら「ガイジンみたい!」と言ったら、「ガイジンだもん。」と笑われた。両脇には昨夜と違うカップルがイチャ付いてる。昨夜は一人で淋しかった夜景。トモダチと一緒に眺める同じ夜景は昨日と違って見えた。「僕ね、MIUとは男女関係持てないんだ。」唐突にTakuが言う。はぁ?・・・何言ってんの?「それでも、時々こうやって会って貰える?」思わず苦笑しちゃった・・・「いいよ」と答えた。夜景の名所に連れ出され「付き合って下さい。」とでも告白されたらどうしようかなぁ~とか思ってたんだけど、思いっきり肩透かし!「付き合いません。」と云う、反対の意味の告白!(爆笑!)なんだろね・・・ゲイ?・・・既婚者?・・・どちらも彼の雰囲気じゃないけど。「人種とか宗教上の理由?」と聞くと、「まぁ、そんなとこ。」少し躊躇うようにTakuは笑った。
2005/07/30
ここんところの屋敷の変化は目にも見える程で空気が変!絶対、変!Sidからは危険そうな空気が抜けてるし、神経質なTAKUは春が来ちゃったのごとく穏やかな空気に包まれている。Sidが「Mi-amintesc de ochii tai」なら、TAKUは「ヌマヌマイェ~イ!」だし・・・どうなっちゃってるんだ?Sidはクローズしてりゃ読めないし、TAKUは直血じゃないから伝わらないし・・・俺の知らない処での二人の変化って一体?!TAKUはさっき、「出掛けたい。」と言って、珍しく夜だと云うのにSidからバイクのキーを借りて出掛けて行った。何で自分のバイクで行かない?あんな街乗り転がすって事は、オフロードのドロンコ遊びじゃないわけでしょ?SidにとってTAKUは意識してクローズしなくて良い相手だから、疲れないみたいでお気に入りだ。信頼もしているようで愛車も平気で貸す。もっとも、バイクは滅多に乗らないから空いてるせいかも知れないけど。なんか怪しい!女?・・・まさかぁ~!あぁ、カミサマ!・・・このなんとも珍妙なれど穏やかな日々が少しでも長く続きますように・・・アメン!
2005/07/30
もうそんな時期だったのか・・・夏休みに入ると、普段御客様がそう多くは無い時間帯から若いコ達の来店が有るので「夏休みか・・・」と、気付く。「そろそろだなぁ」と思いつつ、やたら浴衣の来店が有って「隅田川花火大会なのね」と、当日気付く年が多い。今年は珍しくオフだったので、ゆっくり新聞の番組表を見てて気付いた。昨夜は久しぶりに横浜の夜景を見に行って、ホテルにも泊まらずブラブラと散策して始発以降に帰ってきた。昼過ぎまで寝てしまった。花火大会か・・・花火だけが見たければ、平日でもTDLに行けば毎夜のごとく見られる。でも、夏の風物詩のような花火大会って、なんとなく行きたくなるのは日本人の性?(笑)メチャ混みで、川沿いを立ち止まる事も出来ずにゾロゾロ歩かされるんだよね。そう考えると、誘ってくれる人が居るわけでも無し・・・桟敷席でも買わなければ行く気にはならない。醒めちゃって悲しいなぁ~つまんないの。六本木に行くか~でも、なんか・・・ソノ気有りそうに誤解されそうで嫌だな。「ソノ気有りそう」・・・?ひょっとして私「ソノ気」になってる?いや、モーションかけようとは思わないけど、もしも・・・もしもだけど・・・向こうからモーションかけて来たら拒まないかも知れない。ヤバイ、ヤバイ!!どうせ破綻は目に見えてる。バカバカしい!ここんとこ、少し・・・いや、大いにだな・・・低迷してるから、なんかオカシイんだな、多分。なんか・・・こう・・・置いてけ堀喰らってるような・・・未消化って云うか・・・何か大切なモノが足りないような・・・足りない?あぁ、そりゃ結婚相手とか?もうコリたよ!(笑)結局、足が向いた先はマスターの店だった。
2005/07/30
「死」に対しての恐怖は無いけれど、わざわざ「死のう」とは思わない。かと言って「生きよう」と云う思考も無い。たまたま、ただ「生きている」と云うだけだった。どうした事か、ここんところ「死ぬ事が怖い」。‘何か‘が引っ掛かり出してから、それを探し答が見つけられず・・・‘何か‘が判らないと云う問題を抱え込んだまま死んで行くのが怖くなった。「死ぬのが怖い」・・・死なない為に生き続ける・・・これが「生きる」と云う事なんだろうか?
2005/07/29
あれから家出したまま連絡もしていない。亮・・・怒ってるだろうな。どうしてるかな?困ってるかな?元々、亮もSidも自分の事は自分で出来るわけだし・・・僕なんて居ても居なくても同じか。今日は大切な面会が有る日。どうしよう。地下鉄と電車を乗り継いで横浜に戻った。ドアを開けると、何事も無かったかのようにいつもの家のままだった。手がつけられないほど散らかってる事をチョッピリ何処かで期待していたかも。整った部屋を見て、自分の居場所が無い気がして・・・黙ってそのまま出て行こうとドアに手をかけようとしたら背後から「おはよう。」と、何も無かったみたいに亮の声。「支度しろ。」と、いつものように普通に声を掛ける。「はい。」・・・僕は急いで部屋に戻って公式の服に着替える。表着はジャケットにあたるもので、夏季は袖が無いものも有るが中着は夏でも長袖。中着の袖はやたら長く、たくし上げるか縫い合わされていない肘から下の部分を割るようにしないと手が出せない。地位の低い者が不浄の手で高位のものに接しないように手を引っ込めておく為らしい。古い中国の官職か何かみたいだ。古い時代の発祥だろうから、交易から多分影響は受けているのだろう。それくらい、過去東方の力は強かった。それにしてもこの袖の長さ・・・家事には向かない服!(笑)今では公務や儀式でしか着ない。普段は略式で、ベトナムの女性が着るアオザイみたいな服が一般的に認められている。このアオザイってやつも中国の流れらしい・・・中国って凄いね。でも服は中心で開閉させるので、丈は長いけど・・・ヘタするとどっかの良家の学校の詰襟服みたいにも見える・・・まぁ、歴史的に見れば逆で「某有名校の方がウチの民族衣装に見える」になるんだけど。「どうした。」Sidが階下へ降りて来た。「サンタルブラン」の下に隠れる「アンテウス」が匂う。自然と顔がほころんでしまう僕。亮とSidの民族服は久しぶりに見た。 公の場では、亮の前で袖を垂らすSidだが・・・来客が帰った途端にソファに深く腰掛け堂々と中着の切れ目を割ってバーボンのグラスを握っている。 亮は、公的な場での節義は守るそんなSidの態度を許している。 立場的に上下は有っても、実際の関係は殆ど対等と云う感じ。 非公式な面会のお茶会と云う事で、僅か数時間で今日はとても仕事的にはラクだったが、実際の内容はかなり深刻なものだった。 倫敦までは飛ばず、巴里から瑞西を周って合流した麗華が案内役として同行していた。 表着と中着を略式のものに着替え、ダイニングを片付けていると・・・「よっ!」ってSidが後ろからふいに声をかけて来た。 自分で冷蔵庫から氷塊出してピックで割りながら「なんかイイ事有ったのか?」・・・と・・・ビックリして手にしていたティーカップを取り落としそうになる。 滅多に喋らないSidが、まさかプライベートな事を言うなんて?! 頭の中を、「アンテウス」と「ノンブルノワール」とMIUとSidが一気に交錯して顔が赤くなるのが自分でも判った。 目線も合わせないままでニヤッと笑って肩をすくめながら、グラス一杯の氷をカラカラさせながら行ってしまった。 やっぱSidってコワイ!(笑) そうだ・・・今夜はアノ店には行けないな。 MIUに会いたい。
2005/07/29
先週寿退社したのコの送別会。ん~まぁ、今時アタリマエのデキチャッタなんですが・・・絶対子供なんて作りそうに無いコだったんで驚きです。そのコの新居が此方と云う事で、新横浜に昨年出来たカラオケに行きました。此処は食事が結構主体で良い感じ。旦那様になる人・・・って云うよりも・・・パパになる人?・・・も来ていて、マーチャンやってるだけにセンスはヨロシイ感じで、彼女には結構お似合いなんじゃないでしょうか?何気に彼方此方から「マイヤヒ~♪」と漏れ聞こえて来ます。ついつい私も口づさんでしまいました!(笑)そしたらリク入れられて歌う事に・・・でも、どうしても「空耳バージョン」がソノ通りには聞こえず、聞き取れなくて普通にワケワカンナイ国の言葉で歌ったんだけど・・・周りは大受けで、皆「空耳バージョン」での合唱となる。曲はノリノリのテンポだけど、なんかたまらな~くセツナイ歌詞なのね。切ない恋・・・恋なんて一体いつからしてないんだろう?現実を知ってしまってから、恋に恋してる感じかな?(苦笑!)牛の乳搾りしてるフラッシュ見て笑っちゃったけど、どうすれば「Chipul tau si dragostea din tei♪」が「キープだ、牛預かりディ♪」に聞こえるんだぁ?(笑)花嫁が妊婦なので、お開きは早目。何人かはラーメン博物館とかに行ったけど、私だけ明日珍しく週末休みなので新横浜から横浜へ遊びに行く事にした。渋谷へ1本で帰れるし、なんとなく久しぶりに夜景が見たくなって。市営地下鉄で横浜まで出て、みなとみらい線に乗って元町・中華街駅へ。オナカ一杯食べて来ちゃったんで、「何処に入ろう」とか「何食べよう」とか食欲無いのが残念無念!冷えたタピオカココナッツを2つ買って飲みながら歩く。オイシ~♪・・・デザートは別腹さっ!(笑)閉めかけてる食材屋さんに声を掛けたら、少しイントネーションの違う日本語で「イイデスヨ~ドゾ!」と言うので有難く寄らせて貰った。乾燥クコの実と、どうしても選ぶのに迷って一つに絞れなかったので幾つかの種類の花茶を買う。さてどうしようか・・・満腹に肉料理の匂いはキツイ。時間的にもそれなりの時間なので、観光で人が集まりそうな雑貨屋さんなどは殆ど閉っている。夜景が見たかったのでそのまま港へ出ようかと思ったが、洋館の並ぶ高台を思い出して元町の方へ抜けた。商店街ではなく坂道を上がり外人墓地脇の小道へ曲がった。ここは坂が急なのだけど、昔より道は綺麗になっている。傾斜も若干ゆるくなってる気がするのは気のせいかな?上の道は何度か通っているが、この脇道を通るのは幼稚園の頃に父母と来て以来だった。西洋風のお墓って綺麗だ。街灯に照らされて遠く天使の翼が浮き上がって見えた。港を見下ろすお墓には、どんな人達が眠っているのだろう。望郷の念でこの地で果てた身内にも会えない人も居るんだろう。外国って棺のまま埋める処が今でも有るけど・・・此処はどうしてるのかな?今は埋葬法で土葬が禁止だから、きっと吸血鬼にとっては住み難い世の中ね。子供の頃は、フェンスから海が見えた。道沿いの植木はフェンスを越えていて、子供の背丈までしゃがんでみたら全く見えない。妙にだだっ広かった景色は、高い建物が増えて見通しが悪かった。でも、ビルの明かりが別な美しさを見せていた。週末だけに、周囲にはカップルが目立つ。両隣では夜景を見ながら、いつの間にか濃厚な抱擁とキスの嵐。一人ってなんだか淋しい。別に抱擁とかキスとかはどうでも良いのだけど、同じ景色を見る連れって欲しい。でもね、だからって誰でも良いわけじゃないのよね。(今の所まだ)声くらい掛けて来る男は居るけどね、こう云うシチエーションになると絶対にオスの匂いを発散させて、お次は「行こうか。」ってホテルへGO!しか頭に無いんだもん。普通に、綺麗な景色を「綺麗だね。」って見られるトモダチって欲しい。Takuなら・・・あぁ、そう言えば連絡先も苗字すらも知らないんだっけ。もう遅いからマスターんとこ閉っちゃうよな。明日また行ったら会えるかなぁ?
2005/07/29
珍しくYUKIちゃんがメールではなく電話を掛けて来た。「ごめ~ん・・・カレシがぁ・・・」いいのよ別に気にして無い。んで・・・「カレシの友達って結構イケメンでしょ?・・・あの後どうだった?」・・・カンベンしてぇ~!(笑)私ああ云うデリカシーの無い男って嫌いなのよ。加えて、嫌いな匂いで頭痛はして来るし・・・どうも、その後のオハナシは耳に入って無い模様。そいで、昨夜の御泊りの話をしたら「そいで何もされなかったワケ?ウッソ~!」確実に疑ってるね。YUKIちゃんにとって、「男と夜を明かすこと」イコール「SEX」と云う思考なんだ。まぁ、実際・・・あれは非常にマズかった。Takuが紳士だったから良かったけど、相手によっては爆睡しててもヤラレてたかも?YUKIちゃんの悔しそうな事ったら・・・貴方カレシと会ってたクセに、別の男の事で悔しがるって・・・まぁ、イッか、前からこう云う性格のコだもんね。天国のナントカ云うドラマに出ていた韓国の俳優に似てると言ってキャピキャピ言ってるのだけど、残念ながら私は韓流俳優は殆ど知らないので、似てるか似てないかの確認が出来ない。そしたら、今度教えてくれるって・・・だけど、根本的に男性の好みが違うので似てても似て無くても私にとってはあまり意味を成さないかな?まぁ、憂いを含んだ感じの甘いフェイスで有る事は事実なので、彼女にとっては好みで有ると解る。「今度Takuに会う時は呼んでね♪」・・・よほど気に入ったらしい。私は年下では失敗するの目に見えてるからソノ気無いのよ、譲るわよ。そうだ・・・ひょっとして、Takuってゲイ?そんな感じでは無かったんだけどな。服は引っぺがされるわ、バスルームでは裸見られちゃうわで、ギョッとするようなシーンも有ったのに・・・全然そう云う事に興味無い風だった。単純に私に魅力が無いだけか。譲るも何も、逆にTakuの方から「オバサンは圏外」とか言われたちゃったりしてぇ~?・・・なんかオートマで凹む。
2005/07/28
「MIUちゃん」と呼んだら、「‘ちゃん‘デスカァ?」と笑うので「MIUさん」と言い換えたら爆笑された。クスクス笑いながら「MIUでイイヨ」と言うので「MIU」と呼ぶ事にしたけど、僕にとっては可愛いお嬢ちゃんだから、つい「MIUちゃん」と呼びそうになる。「年下とは付き合わない主義」と言っていたけど・・・本当は確実にMIUの方が年下なんダヨ。‘見た目が年下‘でも、トモダチとしてなら付き合ってくれるんだよね?異性として付き合えない僕的には、体を摺り寄せて迫って来ないMIUは嬉しい存在。亮の前でレディーを呼び捨てにしたら叱られるね。あっ、でも御客様じゃないから大丈夫かな?僕のトモダチだもん。そして、その本人が呼び捨てで呼んでって言ったんだもん。昨日の朝ははMIUとスタバに行った。会社まで送って行くべきかとも思ったんだけど、知り合いに見られてMIUが困る変な噂が立つといけないので、あえてその場で見送った。凄く楽しかった。また会いたいな。マスターに会うと色々詮索されそうで・・・MIUも寝不足だから行かないって言うので、昨夜は飲みに出なかった。MIUの香りの残るベッドに転がってた。なんとなく・・・幸せな気分。
2005/07/28
最近ラジオから耳馴染みの有る言葉を聞く。「菩提樹の下の恋を思い出す・・・」と。どうも、ギャグ扱いでウケて流行ってるフシも無いでは無いが・・・これがまた、この曲が流れるとSidが何か考え事をはじめるみたいに、じっと聞き入っている。欧州の端っこの摩爾多瓦語で、此処への滞在は無いが隣国の羅馬尼と烏克蘭の国境近くには長く居た。ダイニングに下りて行くと、TAKUが同じラジオを聞きながら「ヌマヌマヌマイェ~♪」だ・・・イタタタタ。「やけに楽しそうじゃない?」声を掛けると「トモダチが口づさんでいた」と、言う。へぇ~日本にTAKUのトモダチなんて居たっけか?
2005/07/28
どれだけ走ったろうか?RX-8の赤いテールだけを追って何処をどう走ったのか殆ど覚えていない。最初、横浜から静岡方面へ行ったのは分かってるけれど・・・下道のままで農道のような処まで走り続け、今は東京方面へ抜けている。目的地なんて無いのだろう。全ての道を網羅しようとでもしているかのようだった。ウインカーの先はGS。給油機の前に滑り込む。あぁ、そう云えば昨夜給油してからもうタンクが空に近い。給油口の位置が逆なので、隣のラインで並ぶように停めた。「ハイオク満タンで洗車頼む。」そう告げキーを預けて併設のカフェへ歩いて行く姿。数時間ぶりに見る奴の姿だった。近くに居るだけで圧倒されるような、周辺まで響かせる冷たい殺気を感じないのは奴にとって良い事なのかオカシイ事なのか・・・クローズされてるから心の内を伺い知る事は出来ないが冷静な印象だ。心を乱すその‘何か‘がフッ切れたのだろうか?一瞬間が空いて「如何致しますか?」と、女性従業員。「あぁ、ハイオクで満タンね。」加熱したボディーがチチチ・・・と鳴っていた。降りて振り返ると、黒いボディーの奴の車ほどは目立たないが大分埃っぽい。「連れのと一緒に洗車しといて。」と、告げSidの後に従った。見覚えの有るGSだと思ったら青山の外れだった。過去の名車と云うのは実際有って、手放し難い愛着も有るが・・・残存する台数が減ると何処からボロが出るか分からない。珍しい物に乗ってると、オーナーが注目されてしまうものだ。そう云う意味で、現行の一般車に定期的に乗り換える。「なぁ、隠れてここまで長く生きる意味って有るんだろうか?」オマエ、青ナンバーでRX-8は目立ち過ぎだろが!あれだけ派手な車に乗って真っ昼間走り回って‘隠れて‘ってのはどうも・・・・カローラとかマーチとか何処にでも転がってて目立たない車ならともかく・・・いや、乗ってる奴に似合わな過ぎと云うのも案外目立つものだから・・・似合ってるから、まぁイイけどさ。もう存在全てが‘憎たらしい奴‘だ!(笑)
2005/07/27
携帯のアラームが聞こえて手を伸ばしたらスベスベのシーツでスルリンとベッドからズリ落ちかける。へっ?・・・スベスベシーツ???一瞬で目が覚めた!ココはドコ?・・・私はダーレ?・・・じゃないわ、マジ此処は何処なのよ!げっ、パンツ穿いて無いじゃん!これアタシのシャツじゃな~い!サイズ大きい・・・男物・・・思わず第二ボタンから中を覗くと・・・下着は着けてる・・・ホッ。遮光カーテンとレースのカーテンが二重になっていて、40cm位開かれた遮光カーテンの隙間からの朝日がレースを透していやに眩しい。周囲を見回すと、インテリアや色使いは女性の部屋に見える。微かに香るのは・・・ベビードール?此処が何処なのか慌てて窓に近付こうとすると、背後から「おはよう。」と・・・Takuと名乗っていた男の声。腕には昨夜私が着ていたパンツスーツとシャツが掛けられている。そうだ、結局マスターと3人で朝まで飲んじゃったんだっけ。タクシーで送って貰ったんだけど・・・どうしたんだっけ?信じられな~い・・・悪いけど、アタシの長い人生の中で正体無くす程の飲み方ってした事無いから、覚えも無く‘お持ち帰り‘なんてされた事無いぞ!「タクシーに乗った途端に寝ちゃって・・・何処に送れば良いのか分からなかったから友達の部屋に連れて来たんだよ。」って・・・ぎゃー!スンゲェ恥ずかしい醜態だ!再起動になってる携帯のアラームに、ハッと気付いてサイドテーブルを見るとバッグが置かれていて携帯はその中に入ったまま鳴っていた。掻き回したような形跡は無い・・・ってか、今までこの事態に気付かず爆睡してるんだもん・・・もしも中身見られてても余裕で元に戻せるよなぁ。「シワクチャになるといけないから脱がせはしたけど、手は出して無いよ。勿論、バッグや携帯にもね。」そう言いながら屈託無く笑う。アイロンが綺麗にあてられたスーツをベッドに置きながら「僕の仕事は半分がコレだから気にしなくてイイよ。」・・・‘仕事?‘‘コレ?‘どんな仕事なのよ~何だかワカンナイけど気にするわよ~!(泣!)「僕はね、来客の世話係りなんだ。ベロベロに酔った女性や御泊りの翌朝の御世話には慣れてるの。」・・・う゛わ゛ーーー!!・・・怖い世界だぁ!何それ、何処にそんな業種が有るノダ・・・少なくともハローワークとかじゃ見当たらなそうな業種!ん?・・・もしかして・・・‘客‘‘ベロベロ‘‘御泊り‘・・・もしかしてホストとか?透明感の有るブルーのグラデーションのシフォンの大判のスカーフを手渡して、「これをビスチェかブラウス代わりに使ったら?」と・・・一瞬意味が解らなかった。あっ、そうか・・・同じブラウスだとお泊りバレちゃうもんね。貴方、若いくせに気が利きすぎ・・・やっぱホスト?(苦笑)シャワー浴びて、ドライヤーを借りようと声を掛けたら本体(Taku)までくっついて来て、やけに要領よくセットしてメイクまでしてくれた。僅かな時間でこんなに上手に仕上げるのって・・・ビックリ。‘来客の世話係り‘って、ひょっとして本当なのかな?「朝食に行こう。」と言われ外に出る。なんだ、ここ六本木じゃない・・・って、事は職場に近いから1時間半は猶予が有る。と、云うわけで・・・朝っぱらから六本木ヒルズのスタバに行きました。何も無かったんですが・・・一応‘お持ち帰り‘されちゃった事になるんでしょうかね?(爆笑!)
2005/07/27
なんだか久々愉快な夜を過ごした。マスターは僕達をすっかり気に入った様子で、3人とうとう朝になるまで飲み明かした。元々、横須賀の不良やってたとかで・・・実家は百恵ちゃんの団地が近くに有ったとか・・・横浜のブラスワンやカウベルによく通っていたとか・・・懐かしそうに話していた。彼女は横浜のディスコには行った事は無いが、新宿と六本木のディスコに通っていたと云う。ステップがハマノリなのは、多分周囲の常連が横浜だったのではないか?それも、その常連は第1次ディスコブームの残党(?)との結論に達した?!(爆笑!)僕は新宿と六本木のディスコなら付き合いで通った事有るけれど、見た目の年齢的に合わなくて変に思われそうなのでその話題には乗らなかった。この店は映画の「カクテル」に影響されて、友達と二人で始めたが事故で友達を亡くし、その地で続けるのが辛くて横浜から移転して来たものだそうだ。インテリアの雰囲気が映画とまるで違うのは、マスターの欧州趣味のせいだとか。夜が明けてしまった。彼女をタクシーで送る・・・が、乗った途端に寝られてしまった。困ったな・・・家の場所知らないんだよね。ホントはマズイんだけど・・・REIの部屋に連れて行く事にした。マンションの下でタクシーを降り、部屋まで抱いて行く。40キロ位だな・・・亮の女は皆モデル並みに背が高くグラマスだから大体7~80キロは有る。泥酔したその肉の塊を、車寄せから‘お姫様抱っこ‘とかさせられるんだから・・・比べるとやけに小さくて、飛んで行ってしまいそうに軽い気がした。パンツスーツを脱がせる。フワリといい匂い。REIのクロゼットには女物が山のように有るけれど、勝手に使うわけにも行かないから僕のYシャツをパジャマ代わりに着せた。脱がせたスーツはスチームアイロンをかけ型崩れを直し送風で干す、ブラウスは洗濯してアイロンをかける。なんだか・・・水を得た魚?(笑)僕にとってはアタリマエの手馴れた作業。御世話係みたいな役って、案外性に合ってるんだと思う。いや、やっぱ相手によりけりかな?亮・・・どうしてるかな?横浜に戻るべきなんだろうか?
2005/07/27
昨夜からSidが戻らない。この荒れた雨の中、何処で何をしてるのやら。昨夜は一瞬‘海‘を感じたが・・・あれからクローズしたままで掴めない。頼むから・・・海岸でウロついて‘ピアノマン‘と間違われて保護されるのだけはヤメテクレ!(泣笑!)人はテレパシーと云うものを面白がるが、俺らにとっては極当り前の事だ。血が濃ければ濃い程に伝わり方が強く、離れていても我が事と錯覚するほどにリアルだ。だからクローズする。Sidは、Sidとしての自我を持った瞬間から全てをクローズした。寝てる時でもそれを維持している。俺の直の血だと云うのに、全く読めない。その壁の一部が脆くなっている。最近はかなりキツイらしく、時折漏れ出してくる苦痛。力になってやりたいが、オープンして来ない以上手の施しようも無い。ここ数日珍しく何度もオープンしている。「覚えは無いか?」と云う香り・・・俺にとっては‘ただのナンバー5‘でしか無く、彼とナンバー5を繋ぐようなエピソードにも心当たりは無かった。俺等は血生臭い生活をしていながらも、その臭いに敏感で苦痛だ。その臭いから逃れる為に香水は良く使う。けれど、ナンバー5を使った事は無い。ナンバー5を着けてた女なら何人か知っているが、俺の知る限りSidとその女達との繋がりは無かったはずだ。「戻るから寝てろ」と応じて来たが、すぐクローズされた。結局戻らずそのまま何処へ行ってるのやら。TAKUも居ないから久しぶりに一人だ。サミシイ。遠くでゴトゴトする物音で目が覚めた。「Santal Blanc」と「Antaeus」が微妙に入り混じった匂い・・・バスルームから漂って来る。Sidだ。両方を調合したり、一度に使ってわざわざ香りを混ぜたりしているわけではないが、使い分けつつも染み付いて奴の匂いになっている。「おかえり。」声を掛けると、濡れて乱れた髪の隙間から此方を見た。ギリシャ彫刻か猫科の動物のようにしなやかで綺麗な体だ。だが、体中の縦横無尽に走る傷跡の多さは尋常じゃない。「行くか。」・・・ああ、何処まででも一緒だ。やけにスッキリとした印象だ。何処で発散して来たのだろうか・・・「ホテルのジム」と応える。いつのまにか雨は上がっていた。あれだけ荒れた台風は何処へ行ってしまったんだろう。一睡もせずジムで汗を流していたと言う。アタリマエのようにオープンにして来た。それがとても自然な感じで、先日までの頑なな印象とまるで変わった。何かフッ切れたのだろうか・・・何も応えなかった。台風のおかけで高速はあちこち事故と規制で赤い文字が出ているから下道で移動してる。いつもは黙って俺の後に従うSidだが、今夜は俺の方が前を走る黒いRX-8をただ追従している。
2005/07/26
台風も夜遅くおさまって来た。今夜もまたアノ店に行こうとREIの家を出た。目を疑った。数メートル先の店の灯りに照らされて・・・彼女が居る。それも、変な男に絡まれて抵抗してる。思わず男の顎をブン殴って彼女を連れ出した。困った顔してる・・・ひょっとして、これはカレシ?ただの痴話喧嘩?何が何やら解らない風の彼女の上腕を掴んで確保しながら歩き出したところで、「アリガト」と・・・よかった・・・でも、これじゃさっきの男と50歩100歩・・・拉致と変わらないか・・・「この間の店に行こうか」・・・やっと彼女が笑った。店の前に立つと看板の灯りが落ちている。マスターがこっちに気付いて優しそうな笑顔を見せた。台風で客足サッパリで、早仕舞いのつもりだったそうな。「Cinderella Libertyね♪」と片方の眉を上げてニヤリと笑う・・・いや、そう云う関係じゃないんだけど・・・12時まではまだ1時間以上は有る。マスターと3人で飲んで楽しかった。「もうオフだから、今日はオゴリだよ」と、マスターは自分のバーボンのボトルを出して来た。彼女には烏龍のチェイスも。今日の出来事の経緯を聞いて、なんか・・・やっぱり僕はあそこで彼女を拉致って正解って感じ?(笑)フルフルと笑う度に「ノンブル・ノワール」が香る。マスターも興味の的のようで、「何処で買ったの?」と聞いていた。実家のタンスの中にしまってあった昔買ったもの・・・との事だった。長い時間密閉したタンスの中で揮発して、タンスの中の服に染み付いたものらしい。彼女に言わせると「ノンブル・ノワール」のオリジナルの香りでは無いそうだ。時々使っていた「アンテウス」のレザーと白檀などの残り香もまじってると言う。香りには詳しく無いのであんまし細かい事は解らないけど、「アンテウス」と聞いてそこでやっと気付いた。何処か同類のように惹かれるのは、表に香る「ノンブル・ノワール」の下に・・・生活空間に有ってアタリマエのSidの匂いが隠されてたからなのか?!一人でクスクス笑い出した僕をキョトンと見る彼女。彼女に興味を持った理由・・・それが身内意識からだったのかも知れないと思うと、たまらなく可笑しかった。「アンテウス」は、もう20年も前に初めて会った時からSidがすでに着けてた香りだ。それまでシャネルって、女のブランドだと思ってた。羊の皮を被った狼みたいな一筋縄では行かない男。力強い存在感を秘めた香りは寡黙な彼に良く似合っていた。途中、カップルが「いいですか?」と入って来たが「看板なんで・・・ごめんね。」とマスターは断わった。僕達はどうやらマスターに気に入られてるらしい。昔の話に華を咲かせるノリが気に入ってるみたいだ。「ラヴ・マシーン」が好きだったと云う彼女の為に古いレコードをかけてくれた。だけど、‘彼女の為‘と云うより自分も聞きたかったのか踊りたかったのか・・・少しおどけて笑いながら狭い通路で昔見た事の有るステップで踊りだした。そしたら、彼女もそれがさもアタリマエで有るかのように、全く同じステップで踊りだした。「懐かしいねぇ~ハマノリじゃん!・・・貴方一体いくつなの!」「多分マスターより下。」そう笑う彼女は本当に年齢不明なコだった。
2005/07/26
今日は悪天候の為、来客そのものがドンと落ち込んで売上が見込めないだろう。出勤の時から予想はしてたが、思った以上に人の出が悪く当然店員皆ヒマヒマで、珍しく店長も店員同士のユルユルな内輪の会話を放置してる。斜め向かいののショップなんぞ、朝番のコが来なくて開店が1時間以上遅くてオーナーが緊急で店番してたよ。奥のピアスショップなんて閉店2時間前には「臨時休業」のフダを出して早上がり。隣のショップのコが思わず「いいなぁ~!!」だって!(笑)ウチは朝から中番のコが「悪天候で出勤出来ません」と電話掛かって来た。中堅の私が延長引き受けたけど、あまりの客足の悪さに店長が遅番のコを休ませたのね。お陰で交代休憩入れない。でも、店長が出前おごってくれた。雨でビチョビチヨになるから外に食べに出られそうにないし、合同休憩室でタダメシは案外オイシカッタかも?閉店時間・・・もう雨上がってる。ラッキー!でも、まっすぐ帰るのなんとなくつまんない・・・寄り道しようかな?そう思ってる所にYUKIちゃんからメール。六本木で待ち合わせる事になった。待ち合わせのカフェに行くと、YUKIちゃん見当たらない。キョロキョロしてたら携帯で「奥ダヨ~♪」なんだ、いつも居そうなカウンターの周辺見てたから気付かなかった・・・と、目を奥にやると男2人と一緒に座ってた。「カレシの友達がぁ~MIUの事紹介してって!」はぁ~?・・・カレシに電話したら「友達が一緒だから今日は会えない」って言われたんダロ。それで慌てて「紹介したいコが居るの♪」って、人をダシに使ってんじゃね~のかよ!マイク・ゴーン!・・・カーンカンカンカン・・・思わずピン芸人摩邪になる!(笑)そうと知りながら・・暇で寄り道したかったから別にイイや・・・・アタシってホント付き合いイイよなぁ。メンクイのYUKIちゃんのカレシは、それなりにハンサム・・・かな?上から下までブランド物だらけで、‘青年実業家‘とかってふれ込みなんだけど・・・スカルプチャーオムの瓶をひっくり返したのかと思う程プンプン匂って・・・まるで売れ残ったイケメンホストみたいだ。友達は同級生だって・・・なんか・・・普通なんだけど、髪をグレーシルバー系に染めてワックスツンツンさせた短髪で・・・ギヤッツビーみたいな匂いで頭痛がして来た。どうもこのテの匂いは昔から苦手。4人でクラブに行ったんだけど・・・ノリが合わない店だったので殆ど騒音の中で座ってたんだけど・・・この騒音の中で、あれこれ人の事を聞いてくるギャッツビーがメチャメチャ鬱陶しくて疲れた。そんんで、カレシに腰に手を回され「先に帰るね♪」ってYUKIちゃん達帰っちゃうし~とにかくこのノリの合わない店から出た。地下鉄で帰ろうと思ったら、ギャッツビーがソノ気マンマンで腕を引張ってタクシー止めようとするのね。こう云う「勘違い男」ってサイテー!!このデリカシーの無さ、ブン殴りたい!ビックリした。ギャッツビーがシリモチついてポカ~ンとしてる。ブン殴ったのは・・・この間の男の人。「MIUちゃん、行こっ!」って殆ど連行されてる状態・・・でも、ギャッツビーよりゃ全然マシなのでこの際、年が下だろうがこの場から逃げられれば何でもいいや!
2005/07/26
雨の匂いだ。 もう降り出したのか・・・台風が近い。 近代化で煙突から吐き出される煙も減り今はもうそんな事は無いらしいが、この前倫敦に居た頃は煙突からの煤煙が凄くて雨に降られると真っ黒になったものだった。 それにくらべりゃ、ダイオキシンだ酸性雨だと云っても、まだまだここの雨は綺麗だよ。 匂いの海の中で混乱した頭を冷やす。 雨に霞む向こう側に答が有るような気がしてあてども無く歩いた。 横浜の雨の日の夜景は格別だ。 濡れた路面に光が反射してそれは見事な刹那な絵画になる。 何もかも洗い流してくれるような激しい雨・・・いっそこのまま俺ごと流しちまえよ。 戦争のアノ記憶・・・呪縛から逃れたい。 生きる事に何も理由が見出せなかったから死ぬのを怖いと思った事は無かった。 でも、今は怖い。 凄く怖い。 アノ目に見覚えが有る気がした。 アノ目・・・記憶の何処かに有る微かな匂いが曳きだされた。 「アラーのご加護を」と・・・何処かで聞いたような声。 殺人を犯す自分の許しを請う為? 殺される俺が神の元で許されるよう願ったものか? 今となっては知るすべは無い。 不思議な事に、瞬間「あぁ、これで自由になれる」と・・・痛みも忘れて俺は笑ってた。 飛び立つ白い鳩を見送りながら・・・鳩が打ち落とされるまでの数十秒・・・生まれて初めて至福と云う一瞬の満足感を味わった。 至福から暗転する地獄は、地獄のままに居れば知らずに済んだ地獄だ。 逃れたい、忘れたいと思う反面・・・逃れられず、忘れられず、捜し求める俺が居る。 思い切ってオープンにしてみる。 返って来たのは‘亮‘だけだった。 わかったよ・・・もうすぐ帰るから先に寝てろよ。
2005/07/25
マスターの「もう売ってないんだよね」と云う言葉で、そうか・・・それで最近とんと嗅がない匂いなんだと気付いた。郵便局の帰りに着替えのシャツを買いに行った。エスカレーターの吹き上げで花畑のように匂いがする。引き寄せられるように香水ばかり扱ってるショップになんとなく立ち寄ってみた。亮は女関係激しいせいか香水を嗅ぎ分けるのが得意で「何処其処のナントカ」みたいにブランドやネームまでよく知ってるけど・・・幾ら何でも僕はそこまでは知らない。たまたま隣に座った娘が付けてるのが「あっ、イイ匂い」って思った時は「コレ何?」って聞いてみる事が有る程度・・・だから、あんまり種類知らない。パッと見で100種類くらいは有りそう。凄い種類有るもんだなぁ~ってビックリしたが・・・店員によると、有名なのだけで数千も種類が有るって・・・マジかよ。亮はどれくらい知ってるんだろう?次から次へと嗅いでみる。「プレゼントですか?」ってニコヤカに話し掛けて来る店員の興味の対象は、‘売る事‘と‘僕そのもの‘の二兎だね。まだ半分も嗅いでないのに、一度に色々嗅ぎすぎて疲れてしまった。「ノンブル・ノワールって有る?」と聞いてみた。「残念ながら・・・」で、御定まりで違うのを薦めて来た。彼女が薦める‘似たような香‘だと言うモノは僕がイメージする物と全く違って軽いと云うか・・・薄っぺらいスパイシーフローラルだった。かなり若い店員なので、本当に元々の匂いを知ってるのかさえ疑わしかった。まだ半分も嗅いでないけど・・・嗅覚が疲労しちゃってまた頭痛。日を改めて出直して来る事にした。「御用命の節には・・・」と、ニッコリと店のカードを渡してくれた・・・店の電話番号の下に‘個人名と携帯番号‘が手書きで書き添えられてた。有りそうで無い匂い。あれっ?僕は何でその香を探してるんだ?
2005/07/25
珍しく「付き合ってくれ。」と言うSidに連れられ、銀座まで地下鉄で来た。移動中もずっと何か考え込んでる。真剣になればなる程お前目線怖すぎ!数時間ほど付き合わされ、どれだけブランド通りに突っ立っていただろうか?オープンカフェスタイルのコーヒーショップでこれまた数時間。誰かと待ち合わせをしてるワケでも無いようで、何を考えてるのか全くワカラナイ。ジッと何かを待つ?・・・探してる?・・・そんな風には感じている。そんで、辿り着いた処は今度はデパートだ。何も言わずにスタスタと歩いて行く先は化粧品のフロア。はぁ?!・・・Sidどうかしたのかぁ?・・・思いっきり似合わない!(苦笑!)前は見てるけど、実際に見えてるのは違う次元みたいな異様な目線・・・おいおい、メゾンのねぇちゃんビビッてるじゃんよ。エスカレータ付近の椅子にドッカリ座りこむと、前方を見てる風でいて見てないようなままでまた考え込んでる。殆ど漏れては来ないけど、まるで電算機みたいに凄い勢いで想いを巡らせてるのだろう。あぁ、それにしてもこの場に似合わないピリピリした雰囲気。彼をその場に残してコーナーをウロつく。メゾンのビビッてたねぇちゃんが俺を見て営業抜きの笑顔。思わずSid放置して触手を伸ばそうかと思ったところで「なぁ、この前お前の拾った女・・・シャネルの。」これまた珍しく彼がオープンにする。えっ?・・・ナンバー5探しに来たわけ?「あの中に何か気になってしょうがない匂いが埋もれてて・・・お前は何か思い出さないか?」それっきりまたクローズされた。ただ、今日解った事。奴は探し物をしてるのだ。それって女?・・・まさかね。想像絶するっつーか・・・らしくないっつーか・・・怖いよお前!(笑)
2005/07/25
昨夜のバーに出かけた。会えるわけ無いよなぁ~と、思いつつ・・・でも何処かで期待してる。人の気配がする度、ドアの方を見てしまう。滑稽だな・・・馬鹿だ、僕。最近の亮の事、Sidの事・・・イラクから戻ってから二人・・・詳しくは話してくれないけど、多分仕事先で何か有ったんだろう。いや、Sidがオカシイから困惑した亮の様子がオカシイ?何が有ったんだろう?今夜は昨夜と同じ米人が5~6人のグループ連れで来ていた。他に客が居ないので、彼らが帰るとカウンターの僕だけになった。マスターに「昨夜来た女の子達は常連か?」と聞いてみた。「常連ってわけじゃないけど多分来た事有るコ」だと言う。会える確率は低いかも知れない。マスターが「今時ノンブル・ノワールって珍しいよね」と・・・ドキッとして思わず赤面するのが自分でも分かった。「あのコ着けてた香りイイ匂いだったよね・・・昔のカノジョが使ってて懐かしいナァって思ったんだ。今はもう売ってない香水なんだよ・・・また来てくれるといいな。」あぁ、なんだ・・・会話を聞いてたわけじゃないのか?・・・いや、マスターも客商売だからあからさまに盗み聞きしてると思われるとマズイから逃げを打ったのかな?まぁ、いいさ・・・六本木にはしばらく居るつもりだから・・・その間は通ってみるか。
2005/07/24
今日は来店のお客様、来る人皆「地震凄かったわよねぇ」って・・・そうなのよね・・・大きかった。でも、アースシェイク直前に「来るぞっ!」って思ってたし、ゴーーー!って地鳴りした時は公園通りより先のNHK付近の高い建物無い場所まで移動してたし・・・被害に遭わなかったからそのままお喋りしながら延々歩いてたから・・・気に掛けな過ぎだよね。お客様に合わせて「そう、怖かったですよねぇ~!」って・・・話合わせて言ってるうちに、本当に怖くなっちゃった。「マンションのエレベータが止まった」とかって言うマダムは管理会社が来るまで1時間以上も閉じ込められてたんですって!トイレに行きたくなって我慢しててオナカ痛くなったって聞いたら・・・それってひょっとして閉じ込められた事そのものより一番コワイじゃん!中番のコが出勤して来たので、ランチ休憩に入って隣の店舗の友達といつものランチサービスのレトロな喫茶店に行ったら「改装臨時休業」の張り紙が・・・店の横でマスターが何やら片付けしてるので声かけたら「ごめんねぇ~地震で棚落ちるわ食器も調味料の瓶も割れるわで店開けられないんだ。」・・・マスターお気に入りのミッドセンチュリーの食器類は半数が壊れたそうだ。仕方なく2ブロック先のビルのスープのお店へ。具沢山のスープや冷スープやら・・・ハーフのセットを2つも頼んじゃった!(笑)私、スープが大好き!付属してるパンはいつもテイクアウトして後でオヤツで食べるんだ。スープに合うようにクセの無いパンなので、フォションのミルクジャム付けるとお菓子みたいに美味しいんだよ。彼女は地震の時はやっぱ休日で、カレシとデートしてる最中だったそうな・・・カレシの部屋は震源地に近いアパートの2階だから、もの凄く揺れたって。アパート全体が潰れて下敷きになって死ぬんじゃないかと焦って飛び出したって。そんで、私等が地震の後の混乱も気付かず飲みに行ってたって話をしたら「呆れた~貴方らしいわぁ!」思いっきり笑われた。「それで、そのナンパ男も呆れて誘いそびれたんと違う?」・・・相変わらずキッツイ!(笑!)いや、ナンパって云うか・・・暇だからただ喋りたくて話し掛けて来ただけでしょ。モーション掛けてるって雰囲気じゃ無かったし、メアドや電話番号も聞かれなかったし、アチラさんも連絡先言って来なかったし・・・落ち着いてる雰囲気だったけど多分結構年下じゃないの?年下は圏外って決めてます!「いや、ナンパしようと思って近付いたら・・・最初の印象よりオババだって事に気付いて進路変更したん違う?」もっ、ほんとキッツイ・・・関西人怖い!(爆笑!)昨夜はタクシーで帰ったから「今夜はやけに渋滞してるなぁ」くらいにしか思わなかったんだけど、夕方の地震凄かったんだね。新聞読んでビックリした。友達がTDLのキャストやってるんだけど、午後に「昨夜は電車が止まっちゃって深夜警備のコが大変だったらしい」ってメールが来てた。ノホホンと酒飲んでた私等って一体・・・そうだ、そう云えば遅い時間なのに渋谷に人が多かったのって、交通手段に困った帰るのアキラメ組だったのかな?夏休みだからヤケに人が多いんだと思ってた。ノンビリし過ぎだ・・・シッカリしろよ私。なんて思ってたら、今頃「ねぇ、なんか地震凄かったらしい?」なんてYUKIちゃんからメールが・・・昨日よりは小さかったけど今日も地震有ったのに、気付かないで二日酔いで今まで寝てたんだって・・・ウワテが居た!(爆笑!)
2005/07/24
結局、地震の後・・・水飲みたかったけど散らかった台所を見たくなかったからそのまま一晩寝てた。まだ胸焼けがする。やっぱ喰ったモノがマズカッタかも?流石にキツイから階下の冷蔵庫へ・・・「なんだ、全然散らかってない」と思ったら、ダストボックスが満杯で蓋が半開きになってる。よく見たら棚の半分はガラスが無いし、食器も無くなってて部屋中ブランデーとワインの匂い。大分派手に物が壊れたみたいだ。ソファでSidがころがってる。ヤツが片付けたのか・・・テーブルの下の空のアーリータイムスは地震で転がったのでは無いな。寝てるわけでもはなく、じっと天井の一点を見ている。何を考えてるのか全く読めない。俺に気付いてチラリと此方を見る目は・・・いつもの目だ。邪眼・・・ゾッとするような冷たい目をそう呼んだ奴が居たが、眼どころか周囲に放つピリピリ伝わって来るオーラと云うか・・・とてもマトモな神経の人間なら近寄れないだろう全身が凶器であるかのように錯覚するような氷のような空気。少なくとも、地震で落ちて壊れた食器や酒の後始末や床掃除で怒ってるって雰囲気じゃあないやね。「どうした?」問いかけに答えないのがいつものSidだが今日は違った。「ワカラナイ・・・」顔をしかめるようにして苦しそうに答えた。瞬間、Sidの荒れ狂う心の一部の波動がドンッと押し寄せ圧倒された。アノ時に似てる。感情が無いのかと思うような普段のSidとは別人のようだ。なんだか嬉しかった。
2005/07/24
あんまりね・・・普段自分から飲みに誘う事って無いんだ。お酒そのものを飲むんじゃなくて、会話を楽しむのに美味しい食べ物と数杯のお酒が有れば最高って感じ。ウサを晴らすのに飲む人居るでしょ。それはカマワナイのだけど、カラミ酒とか・・・正体無くなるまで飲むとか・・・これが私嫌いなの。飲んで嫌な事が消滅するならともかく、そんな事アリエナイじゃん。自分の適量を知らないガキじゃ有るまいし、いい大人が何でそこまで飲むかなぁって思う。飲みすぎると翌日キツイじゃない?もともとお酒強く無いし、アルコホルそのものに依存して無いから、私にとってお酒はあくまでも楽しむ為のファクターでしか無い。だけど、流石の私も「逃避したい!」と云う欲求で、珍しくYUKIちゃんを誘った。「給料日前だからお金無いんだぁ。」って、気にすんなって・・・コッチがどうしても飲みたくて誘ってんだからたまにはオゴルわよ!そんなわけで、この間のお店へ。YUKIちゃん、人の事だと思って爆笑しまくり!でしょ、でしょ、他人事だと思うと笑っちゃう事ばっかり。思わず笑いそうになる事も結構有るんだけど、一応仕事だし店長や御客様の手前無責任に笑う事も出来ないから中堅はシンドイのだ。マスターが「そりゃ、社長の身内か御手付きのコネ入社なんじゃないの?」って、やっぱしそうなのかな?YUKIちゃんは、なんだかんだでまだ例のカレシとゴタゴタしてるみたい。そんなに気に入らなければ言えば良いのに・・・でも、そうすると勝手に携帯チェックしてるのがバレるから出来ないのだと言う。そうなのか・・・どうも、人の携帯を勝手に見る神経は頂けないね。だけど、それも好きだからこそのカワイイ嫉妬って範囲なんだろうか?ヨクワカラン。カウンターに座ってた男の人が話し掛けて来た。こう云う場合、暗黙の了解事項・・・男関係の話は御法度なのよね!(笑)なんか、いつの間にか昔の話ばかりで盛り上がってる。YUKIちゃんが妙にオメメキラキラ~好きそうなタイプだもんね。
2005/07/23
前の夜に殆ど寝れなかったから、真っ昼間ずっと寝てたんだけど地震で目が覚めた。REIの飾ってた凝ってるらしいパワーストーンがゴロゴロ転がったので片付けたが・・・なんか、まじないとかで決まった配列が有ったのかな?ワカンナイからテキトーに山積みしといた。夜になって久しぶりに六本木を徘徊。たまに一人ってのも気ままで良い。暫く来ないうちに六本木ヒルズって云う大きなビルが建った。地震の後始末か、閉めてる店舗も有ったが混乱はもう殆ど無かった。夏休みだからか・・・遅い時間だって云うのに、子供連れも随分多かった。夜景は好きだ。引き込まれるような刹那的な美。六本木ヒルズの中は、僕にとってはただのファッションビルみたいで一人で飲める雰囲気じゃない。入れそうな店を探しに外へ出た。化粧を落としたら普通のねぇちゃんって感じで近所にでも住んでそうな格下ホステスや、スタイリングワックス無いとタダノヒトと変わらない転職したばっかりみたいなイケメン系のホストばかりが妙にウロウロと目立つ。ナンパとそう変わらない色恋だけで客拾ってるんだろう。同伴入店で客拾おうとホステスがたてつづけに纏わりついて来る。銀座の老舗のホンモノのホステスやホストが、待ち合わせで幅利かせてた大人の街の時代が懐かしい。喧騒から外れた場所で欧風の小さなバーを見つけた。数組の米人と、欧州人と日本女性のカップル、それに女の子同士で飲んでるのとか・・・落ち着いてて座りごこちは良さそうだ。ゲイらしい米人の男が話し掛けて来たけど、言葉が解らないフリしたらそのまま離れた。隣の日本の女の子から懐かしい匂いがする。何だっけ?「ノンブルノワール」ニッコリ微笑みながら振り返った彼女は言った。あぁ、そうだったな最近とんと嗅がない匂い・・・あれっ僕話し掛けた?彼女は相変わらず同席の女の子と談笑していた。ナンパと間違われそうで少し躊躇ったが、思い切って「ここの常連なの?」と話し掛けてみた。彼女の友達は非常に僕に興味が有るようで色々個人的な事を聞いて来る。僕の興味の的の彼女の方は、単純に会話を楽しんでる風でどうも掴み所が無い。茶目っ気たっぷりで、こんな子なら友達になっても良いな・・・多分長くは付き合えないのだろうけれど。「もう帰らなきゃ!」まだ10時半過ぎだけど、彼女達の生活感ではこれが門限なのかな?「オーボワール」と挨拶しながら席を立ち、「サラーム」と胸に手を当てて言う彼女。最後の最後まで楽しませてくれる。楽しい時間は瞬く間に過ぎた。ここに来たらまた会えるだろうか?
2005/07/23
さっきの地震結構大きかった。ダイニングで派手な音がしてたから、Takuが居ないから足の踏み場も無いくらいひっくり返ってるかも?喉が乾いたから冷たい水取りに行きたいんだけど、床掃除しなきゃ冷蔵庫に到達出来ないなんて考えるのも嫌だな。執事でもまた雇うか・・・外部の者を入れるとまた煩いんだよな。
2005/07/23
結局、先週入ったばかりの新人は辞めました。本人に連絡が付かないので、店長が緊急時連絡先の実家にメッセージ入れていたようで、午後に御母様から電話が有り「先輩が(えっ、ひょっとして私の事か?)厳しくて合わないから辞めた」と本人が言っていたと云う事でした。言葉も出ません。注意するにしても、キツイ言い方とかはしてないんですが・・・むしろ、どうしてこんなに媚びへつらわないといけないの~ってくらい、相手の顔色見ながら優しく接してたんですがねぇ。辞めるならそのように無断欠勤で迷惑掛ける前に‘自ら‘連絡するのは常識なんですが・・・もしもし御母様?・・・そんな調子で御嬢様ダイジョ~ブでしょうか?無断欠勤で来にくくなったのか、本当に‘厳しくて‘合わないのか、思ったよりつまらない仕事でやる気を無くしたのか、そりゃ本人にしか分からないけれど・・・どうせショップに勤めるなら大人向けのメゾンでは無く、渋谷辺りのティーン向きの販売店舗の方が合ってるんじゃないかなぁ~?御客様が‘憧れのカリスマ(古!)店長‘とタメグチきくのを求めてたりするし、若年齢層ウケ狙いの化粧もお店によってはOKらしいし、ピアス屋さんなら鼻ピアスはまず注意されないと思うぞ。そんなわけで、真っ昼間ですが・・・誰か今すぐ・・・ワタシヲ飲ミニ連レテッテ~!と、云う気分デゴザイマス!(泣!)
2005/07/22
先週入った新人は今日も来ませんでした。昨日入った新人は、今日も重役出勤(?)デス。店長の怒り収まらず、昼から社長と店長と新人の3人は事務所に話し合いに出ました。御陰様で、お店は平穏ですが・・・ローテーション狂ってアタシャ飯も食いに出られません・・・トホホ!(泣!)そしたら、お昼をいつも食べに行く隣のお店のコが‘カロリーメイトゼリー‘を買って来てくれました。在庫確認してるフリしながら、裏で10秒チャージです・・・これすらも、本当は禁止なので・・・証拠隠滅に空のカロリーメイトのゴミも彼女が持って行ってくれました。なんだか・・・‘不良学生がトイレで喫煙して誤魔化してる‘みたいなスリリングでナサケナイ経験でした。私、本当にイビッてなんかいないんですけど~なんかこう云う顛末って嫌だなぁ。
2005/07/21
先週入ったばかりの新人が来ない。連絡も付かない。今日入る新人も来ない。開店後1時間ほどして、今日入る新人は「道に迷った。」とかで・・・携帯から連絡して来たが、実際来たのは中継ぎが入って来た昼前。「すいませ~ん♪」って、従業員口からでなく店舗入り口から小走りに入って、御客様の間を押しのけるように来たもんだから・・・店長激怒!頭痛いよ~!(泣!)そんでもって結局先週入ったばかりの新人は無連絡のまま来なかった。「MIUちゃんイビッたんでしょ~!(笑)」って、冗談にしてもヤメテクダサイよ~社長!(泣!)知らないアドでメールが来ていた。「HIROから聞いた!」ってタイトル。開くと、ナント「JILLだよ~元気してる?」って・・・‘ジル‘だ。懐かしい名前。同じグループじゃなかったんだけど、共通の友達が多かったから隣のテーブルで顔合わせる事が多かったコ。メール貰うまでこんなニックネームのコが居た事すっかり忘れていた。本当は‘ジルバ(JITTERBUG)‘のジルなんだけど、ジルバ自体が日本読みなのでそのままでは読めないから‘JILL‘って名乗ってた。ジルバが好きで、少々レズっ気の有るコだったっけ。時々一緒にジルバ踊った仲。彼女はいつもタチ役。クラブ系(今で云うクラブ系ダンスでは無い)の正統派ジルバでリードしてくれるのだけど、私はディスコ系のハイテンポの曲だと前に教えてくれたヒトのクセが出ちゃって・・・どうしても私が一歩パタパタッって踏んでしまう。「前のオトコって横浜のヒトでしょ」って、彼女はそのステップをハマジルだと言っていた。彼女は顔が広いってか、元々は歌舞伎町から流れて来たから変わった友達も多かったように思う。私は歌舞伎町はせいぜい会社のコ達とタダメシ食いにニューヨーク・ニューヨークとかシンデレラくらいしか行った事無かったんだけど、彼女の流れでブラックシープとかペルシャ館とかとか「歌舞伎町の醍醐味!」って感じの遊びで、顔パスで逝かせて頂いた。いかにもニューウェーヴな彼女が、どっから見てもタケノコ上がりって感じのファンキーと談笑する姿は奇異な感じだったけど・・・面白い人達だった。なんとJILLの妹がHIROのヨメサンだと言う・・・妹が居るの自体知らなかったが、妙な繋がりに驚いた。「リバイバル・ディスコティックで同窓会開きたい」って・・・どんなメンツが揃うのか興味は有るけど、夢を喰って生きていたアノ頃の友達がどんな生活感滲ませて来るのかと思うと、チョッと怖い気がして・・・ナントナクあんまり乗り気になれなかった。
2005/07/20
同僚が寿退社で、出勤の最終日。これで出勤の負担が増えるのかと思うとキツイ!先週入った新人が当然ながら仕事に慣れてないし、明日にもう一人入って来ると云う。御客様に最初に声掛ける時は「あのぉ~・・・」じゃないんだよ。挨拶が先ですよ。会話どころか挨拶すらまともに出来ない新人の教育も仕事のうちと考えると・・・泣きたい!
2005/07/19
「よっ、久しぶりっ!!」いつもは通勤時間が遅めだし、混んでない車両を選んで乗るので朝の通勤ラッシュにはあまり御縁が無いのだけど・・・今日はオフィスへ寄らなければならないので不慣れな時間帯に乗ったら混んでる事!そしたら、頭の上から声がした。自分に向けたものじゃないと思ってシカトしてたら「Liliダヨネ?」・・・無言。思わず顔を上げたくなる衝動を抑える。頭の中は一気に回転加速・・・「こんな時間帯に昔のニックネームで呼ぶ男ってダレダ?」・・・聞き覚えが有るような声なんだが誰だか思い出せない。ヤバイ相手だと嫌だなぁ・・・痛いトコ突かれるような・・・恐る恐る顔を上げる。一瞬・・・???(ア・・・アンタ誰?)ひぃ~誰だかワカンナイ~!私の困惑を察して「髪型とか変わったし、年くったし・・・MASAHIROだよ。」ガーン・・・思い出せない!!ひょっとして一夜だけの関係だったりとか~ヤバイ!凄い気まずい顔してたと思う・・・自分!「HIROダヨ、HIRO!」言われてやっと誰だか気付いた。もぅ~本名言っても一瞬ワカンナイじゃな~い!(笑)「ヤバイ相手かと思ったんデショ。俺だってLiliの本名知らないもん、他に声かけようが無いじゃない!(笑)」懐かしい~一時期凄く好きで迫ったんだけど、彼女がいて落ちなかったんだよ・・・ニクタラシイんだコイツ!(爆笑!)そんで、彼女と別れてから「付き合って。」って言われたんだけど、その時には私に彼氏がいたんで結局付き合わなかった。お互いそれなりに好みで、お互い惹かれ合いつつも関係持つに至らず・・・案外真面目だったなぁ・・・皆、昔。「声かけられなかったら絶対気付かなかったよ。私って背が低いから目線が下じゃん?」「下半身で相手を判別してたのか~それなら見せた事無いから分かるわけ無いね♪」・・・おいおい、ラッシュアワーの会話じゃないぞ!(笑!)周囲の人達のお耳がダンボになってるのがひしひしとツタワッテ来る!(汗!)「髪型が変わってイメージが全然違うけど、全然変わって無い。」って笑われた・・・昔は二人とも(歌舞伎町のコ達の言うところの)‘ツンツンツバキのコ‘でニューウェーヴのモノトーン・・・ワンレンで、私はフロントに金髪入れてたけどHIROはグリーンを入れてた。飲みに行く約束して、メアドとナンバー交換して・・・と言っても、私携帯の入力が遅いんでHIROが操作して入れてくれたんだけど・・・私は先に電車を降りた。振り返ったけど、奥に入ってしまってもうHIROの姿は見えなかった。こんな短時間で15年は会って無い昔の仲間と連絡が付くなんて・・・人ごみって面白い。チョッとオシャレな普通の会社員って感じだった。いや、周囲の普通のオヤジと比べれば、とってもオシャレなんだけど・・・昔と比べれば充分普通の会社員の姿なのだ。ちゃんとオトナになってるんだな。「Lili全然変わって無い」これって、成長が無いって意味か?(苦笑・・・凹!)
2005/07/18
「MIUおはよ~♪」「オハヨー!」深夜だと云うのに、挨拶はいつも当り前のようにオハヨウ。黒とミラーがベースの華やかな闇の迷宮。今でも思い出す。あの頃一番人気の有った曲「Can't live Without Your love」。ステップって云うよりグルーヴスタイルで、腰を中心にひたすら左右に体をスイングさせる踊りだったのだけど、向かい合わせや背中合わせで軽くパートナーの肩や腰に手を添えて踊るのが普通。深夜のノリノリの時間帯はフロア全体の知らない人達までまるで電車ごっこよろしく皆繋がって踊ったりして楽しい曲だった。その日、少なくとも私が居た時間帯で初めてかかった時の事だった。‘待ってました!‘とばかりに、上がって飲んでたコ達が皆一斉にフロアに出る。上がってるコ達が一斉にフロアに出るくらいだから・・・覚えてはいないけど、それまでのDJの選曲がイマイチでフロアが空き空きになってたんだと思う。だから、景気付けに流したのね・・・多分。私のいたグループのコ達も同じくスッ飛んで行った。私は少し出遅れ、フロアに出ようと通路に居た。通路とフロアの仕切りの付近に居た背の高い男の人の体に誰かがぶつかり、彼の手からグラスが落ちて飲み物がぶちまけられた。誰がぶつかったのか・・・YU君かYUKIちゃんか・・・最後の方のコの誰かだったのだけど、ぶつかった瞬間は見てなかったからワカラナイ。私が見たのは、グラスが落ちるのとぶつかられた彼が通り過ぎたコ達の後姿をパッと振り返った瞬間。‘ヤッバー!!‘って感じで、私がやったんじゃないのだけど思わず「ごめんなさい!」って慌てて首に巻いてたスカーフで彼の服を拭いた。足元のグラスの大きな破片をどけようとして指を軽く切った。彼は、モダンで造りの良さそうな黒い革靴でグラスの破片をザラリと隅へ避けると、しゃがみ込んで私の指先の血を唇で拭った。少し下げたサングラスの丸いレンズの上から此方をジッと見ている。その視線に気付いて、私の指の咥えられた唇から目線を上げ目が合ったと思った瞬間・・・互いの舌と唇は一瞬フワリ触れ合った。ただそれだけ・・・まるで羽が触れ合ったか触れなかったかと云うような、キスと呼べるのかすら分からないような風のような軽いキス。ウエイターのモップの気配でハッと気付いて離れ、私はフロアへ出た。振り返るとそこに彼の姿はもう無かった。踊りながらエリアを見渡すと、引上げるグループの中に背中を見つけた。フロントへ続く通路を曲がる瞬間、振り返っているのが見えた・・・何かを探すように。「Can't live Without Your love」?私を探してる・・・そんな風に想われてるって思ってみたかった。「大丈夫だった?」「凄い怖い~何あのヒト?」「気持ち悪~!」「MIUちゃん、何かされなかった?」曲が終って殆どのコ達がテーブルに戻って皆がそんな事を言う。YUKIちゃんが「YU君に引張られた時に、ぶつかったんだけど怖くて逃げたの!」って・・・アンタねぇ!!YU君が「スーーッゴイ目だったよねぇ・・・死人みたいでゾッとした!」って・・・思わず笑っちゃった。だって、私・・・あの目がとってもセクシーで魅力的だと思ったんだもん♪「何かされなかった?」って・・・されたのかなぁ?指切ったのは自分で切ったんだし・・・傷を舌先で押さえ付けられたから指先の小さな傷はもう血が止ってた。キスされたような気がしたのだけど・・・やっぱ、あんなキスなんて無いかぁ~友達挨拶の軽いキスですら口でもホッペでも「チュッ♪」って感じだし、仲良しだとフザケて抱き合って舌入れちゃったりとかね・・・たまたま近づいてた顔が擦れ違った瞬間にサラッと触れただけで錯覚だったのかも?特に何がどうと云う事はされて無いと思うけど、されたかったカモ?(笑)また会いたいなぁ~って、密かに逢えるのを期待して来る度フロアを見回したのだけど、以後彼にはもう逢う事は出来無かった。
2005/07/17
素敵過ぎだわ貴方から目をそらす事が出来ないのこの世のものとは思えないわ貴方を抱きしめたいやっと探し求めていた愛に辿り着いたのこの今を神に感謝するわ貴方が素敵過ぎて目をそらす事が出来ないの見つめちゃってごめんなさい魅力に逆らえないの貴方の前では無力だわ言葉なんていらない私が感じるみたいに感じてくれるならこれが夢じゃないって教えて貴方が素敵過ぎて目をそらす事が出来ないの愛してるそして出来る事なら淋しい夜そばにいて愛してるの本気だって分かってねぇ貴方がっかりさせないでって祈るだけどうかここに居て私を夢中にさせる貴方貴方を愛させて素敵な歌・・・懐かしい。ディスコでもよくかかったナンバー。今日ラジオでかかってた。私がよく聞いてたのは‘ボーイズ・タウン・ギャング‘だった。でも、もともとは‘フランキー・ヴァリ‘って‘フォーシーズンス‘のヴォーカルの人が歌ってたの。‘フォーシーズンス‘は裏声のようなファルセットで女性みたいに「シェ~リ~シェリベイベ・・・♪」って男の人の恋心を歌ってたグループ。だから、この歌も元々は‘男の人が素敵な女性を見つめてしまう歌‘なのかも知れない。そんな風に想い見つめられる女の人って羨ましいな。なんか・・・私っていつも‘見つめられる‘より‘見つめる‘側だった気が?(笑)昨日、「ゾンビ~!」なんて笑われたけど・・・本当に素敵な目だった。今思い返しても、あんな素敵な目は他で見た事無い。今何処に居るのかな?生きていれば5~60歳になってる頃かな。きっととっくに結婚して子供とかいたりして~?私は忘れられないけど・・・付き合ったわけでもなし・・・きっとあんな一瞬の擦れ違いなんて忘れられてるわね。私の‘時間‘っていつまで経っても止ったまんまみたい。ん~単純に成長が無いって云うか・・・懐古趣味なのか・・・時の経過に付いて行けて無い馬鹿なのか?
2005/07/16
「I love you baby, and if it' s quite alright. I need you baby, to warm the lonely nights・・・」な・・・なに?!さっきから何やら何処見てるんだかワカンナイ目でボーーッとしてるかと思ったら、無表情のままで突然口づさんでる。唖然とする俺を残して、考え事しながら部屋を出て行った。さっきの「君の瞳に恋してる」ってラジオでかかってた曲の歌詞だったけど・・・オマエ「恋してる」だぁ~????笑っちゃうくらい思いっきりガラじゃないんだけど・・・ひょっとして、ここんとこオカシイのは‘恋‘してるとか?「Can't take my eyes off of you.」はイイけどさ・・・ひょっとして相手は金縛りで動けなくなるとか・・・心臓麻痺とか起こさないと良いけど・・・オマエに見つめられる相手も気の毒になぁ~とか思っちゃったよ・・・悪いけど。相手は誰なのよ?麗華って線は・・・無いよなぁ・・・やっぱ。思い当たるような相手が全く浮かばない。思い過ごしか・・・でも、絶対オカシイよアイツ!
2005/07/16
君は信じられないほど素敵僕の目は君に釘付け最高の幸せを感じるよ君をたまらなく抱きしめたいやっと愛に巡り会えたこの今を生きてる事を神に感謝するよ君があまりに素敵だから僕の目は君に釘付け見つめるのを許しておくれ比べるものなんて何も無い君に首ったけ言葉すら失うよだけど、もし君が僕と同じように感じてるなら御願いだよ、僕に教えて夢じゃないって君が信じられないほど素敵だから僕の目は君に釘付け愛してるよ愛してもいいんだよね君が欲しいんだ、孤独な夜を暖めて君を愛してる僕の言う事信じて素敵な君僕を落ち込ませないで 僕は祈るばかり素敵な君やっと君を見つけたんだ、何処へも行かないでそして君を愛させて愛していいんだよね
2005/07/16
「うわっ、気っ色悪っ!・・・そう云うのって、昔観た映画のゾンビに出て来た!」って・・・そこまで言うかぁ?(笑)私の理想像はすっかりゾンビにされてしまった!カンベンして~ゾンビじゃないって!(悲惨!)でも、考えもしてなかったんだけど・・・言われてよくよく考えたら確かに・・・ゾンビみたい?そうか、友達がやたら怖がってたのはそう云う風に見えたのかも?(ゾンビを思い浮かべる)悪いけど、ゾンビが理想の人物には思えない・・・ゾンビとデートするのを想像しちゃったじゃない!(笑!)帰りの電車の中・・・久しぶりに、当時の事を思い返していた。引き込まれるような、釘付けになっちゃうような・・・殆ど色が無い淡いブルーグレイかシルバーグレイの瞳孔だけ真っ黒くはっきり見える目。羽が触れたか触れないかと云うような風のような軽いキス・・・あっ、私キスされた?・・・いや、キスしたのか?目にばかり気を取られてて忘れてた。私が感じた気がした風って・・・風のように触れたキス?
2005/07/15
上がる時間が一緒だったんで、隣のお店のコが「飲み行く?」って・・・「行きますとも!!」もっ、流石の私も爆裂娘のお相手で毎日ヘトヘト!彼女のアパートの有る下北沢へ。南口のイタリア風居酒屋へ。甘めのピクルスかじりながら「なんか凄い事になってんねぇ」と口火を切る彼女。「火事場は隣なのに、コッチもなんかキツイわぁ。」御迷惑かけちゃいましてスンマセン!今日も御得意様からの在庫の問い合わせの電話で、最初はなんとか普通に電話を受けていたのだけど、商品名と品番を言われて「えーーわっかんなーい、もう1回言ってくれるぅ?」・・・瞬間バッと一斉に、その場に居た全員の目が電話対応してる彼女に釘付け!あまりの電話対応に慌てて電話を代わった店長蒼白!これがまた、ウチの御得意様の中でもVIP扱いの方だったんですね・・・一応芸能人だし・・・その後の今日の店長は怒り通り越し、「後頼むわね。」(頼まれたくねぇー!・・・悲鳴!)言い残しとうとう頭痛で早退しました。「ところでさぁ、そんだけ酷いの誰が決めたの?」・・・そうだ、こんなに酷いの何で選んだんだろう?「ひょっとして・・・社長の身内とか御手付きとか?」と言われ、その線有りかも・・・って気もして来た。ウイスキーの水割り&バーボンと烏龍を頼んだのにウイスキーの水割りが2つ。ウエイターを呼んだら水割り持って来た人と違う男で、これが彼女好みだったみたいですっかり御機嫌。「ねぇ、松本潤に似てるよねぇ!」・・・彼女はジャニーズ系の‘嵐‘の松本潤とかブラッド・ピットとか甘いフェイスが好きなのだ。「ところでさぁ~MIUはどんな男が好きなん?」困った!理想像って無いんだ・・・好きになった人が理想像になってしまう。そんじゃどんな人を好きになるのかと云うと・・・具体的な解り易い人物像が無い。これは、この手の話題でいつも困ってしまうのよね。それで、断片的な言葉で説明すると「心が広くて、年上で、優しくて、頭が良くて、紳士で、私だけ見ていてくれる人。」・・・やっぱ笑われた!(泣!)「そうじゃなくて、見た目でどんな人?」・・・そっか、そう云う意味ね。「髪が綺麗で、目が鋭い人。」・・・やっぱ笑われた!(泣!)そうそう、前に凄い素敵な目の人に逢った事有るよ。引き込まれるような、釘付けになっちゃうような目。殆ど色が無いような淡いブルーグレイ?・・・シルバーグレイ?・・・瞳孔だけ真っ黒くはっきり見えるの。想像してみたらしい彼女「うわっ、気っ色悪っ!」うん、その時近くに居て現物見た友達も「怖い」とか「不気味」とかって言ってましたよ・・・あはは。松本潤似のウエイターによりバーボンと烏龍が運ばれ、やっと「お疲れ様~!」と乾杯。
2005/07/15
日曜に入った新人のユミコ(仮名)ちゃん。気さく・・・と、云うか・・・馴れ馴れしいと云うか・・・店長はそう云うノリが苦手のヒトなので、ここ数日で眉間のシワが深くなってマス。美貌が台無しですよ!(笑)新人さんは毎日早出なので‘教育係‘の私が早番じゃない日は、店長が早番と云うローテーションに変わったのでほぼ1日おきに早出です。今日は、新人さんは‘鼻ピアス‘で店長と悶着有ったみたいで・・・店長と入れ替わりで入った私に愚痴の嵐です。でも・・・店長は気付きませんでしたが、彼女・・・襟足の下の首筋にブッとい牛の鼻カンみたいなのくっついてるんですが・・・後ろから「もしもし・・・」って、その輪ッカを引張りたくなる位にデカくて派手。お肉と云うか皮と云うか・・・不自然に盛り上がってグロテスクと云う事で、御客様の年齢層が若干高目のウチの店ではボディーピアス禁止。屈んだ処を後ろから見なけりゃバレ難いんですが・・・コレどうしましょ!(泣!)一応ね、規則でボディーピアス禁止ってのは店長が言ってたのね。そんで、今朝揉めたのは‘鼻ピアス‘で・・・彼女は「ボディーじゃない!」って言い分で・・・となると、コレも「首はボディーじゃない!」って言うに決まってるよねぇ。流石に、これ以上もめさせるの嫌だから・・・「今のは気のせい、幻覚!」見て見ぬフリ・・・疲れる。どうぞこのまま店長気付きませんように・・・そして、明日はチョーカー程度の大人しいアクセに変わってますように~!(号泣!)
2005/07/14
昨日のリスカ騒ぎは・・・いや、俺が一人で騒いでただけか。バカバカしい茶番は何処へやら・・・いつもと変わらぬ無表情なSid。いつもと違うのは、殆ど血は止っているものの傷が塞がってないからヤツが触るもの全て僅かながら血がペタペタと付くくらい。時々また傷をじっと眺めてはストップモーションがかかる。何考えてるんだ・・・俺のそれに気を取られてる目線を感じたらしく、さっき家の中だと云うのに黒い皮の手袋をはめていた。
2005/07/13
階下に下りて居間の前を通り過ぎる・・・と、Sidが床に座り込んでる。「何やってんだろ?」とヒョイと覗いて固まった。とうとうヤっちまったか・・・ここんところトテツモナクオカシカッタし・・・目を離すべきじゃぁ無かった!はぁ~自殺なんてするタマじゃないと思ってたんだが・・・案外脆い部分も有ったのか・・・いや、ただ捌け口にしてるリストカットってやつ?手当てを始めても、Sidは手の傷に釘付け黙ったままでされるがまま状態。血だらけで何処が傷だか判らないからアルコールをぶっ掛けて洗う。小さく「んっ・・・」って呻いて、やっとコッチを見る。オマエなぁ、自殺ってガラ?必死で諭す俺に、「何馬鹿な事言ってるんだ、誰が自殺だって?」と呆れ顔。そんで、この血だらけの理由を説明されて今度はコッチが呆れた!「ちょっと寝るから後頼む。」さっさと二階に行ってしまった。てっめーー!後頼むだと?誰に床掃除しろと?ぶっ飛ばすぞ!はぁ~どうなる事かと・・・何でもなくてヨカッタよ。先々週に絨毯剥いだばかりで、板の間で助かった。床の血溜まりを拭いながら、「アレは手首じゃないからリストカットじゃないな・・・やってる事は同じなのに最近はパーツ位置で名称を変える傾向に有るようだから、指と手だからフィンガーカットとかハンドカット?・・・なんか、台所用ラップみてぇだ。」ホッとしたせいか緊張が解け馬鹿な事ばかり頭に巡って、自分でもそれが可笑しくて仕方無かった。
2005/07/12
考え事をしながら飲んでいたらグラスを落として割ってしまった。俺らしくない。破片を拾おうとして左の中指の先にチッと痛みが走り、小さな傷からじわじわと血が染み出して来る。それを見て凍りついた。コレダ!コレニオボエガアル!この傷・・・何かを思い出しそうな気がして・・・必死で記憶の糸を辿る。ダメダ・・・オモイダセナイ。夢中になり・・・気付くと、左手はザクザクと開いた傷がいっぱいで血がボトボトと垂れ、右手は割れた破片を握って深く切れて血が溢れている。沢山の血を見ても何も思い出せず、深くえぐれた傷ももう何も語らず、痛みにも思い当らなかった。違うのか・・・思わず溜息・・・その溜息がまた、俺らしく無いと・・・また溜息。
2005/07/12
私ね・・・嫌い・・・女性専用車両。別にスケベとかHとかじゃないんだけど・・・男の匂いって結構好きなのね。女性専用車両ってさ、色んな化粧品と色んな香水と雌の臭いだらけで入り混じって落ち着かない。男性の普通に体臭も好きなんだけど、香水着けてる男ってかなり好き。汗とか体臭と混じった軟らかく包まれるような匂いって安心するんだもん。素敵な匂いだと、大してイイオトコじゃないのに惹かれちゃったりしてね。個性的な人って好きだけど・・・個性的過ぎて偏頭痛するようなのはカンベンね。なんて云うのかな・・・ムスクムンムンにスパイシー過剰なアレとか!(笑)元々男ってそう云う系統の動物臭がするから、そこに過剰にムンムンされちゃうと頭痛がするのよね・・・そんで、そんなの臭いで背後からチカンされちゃうとムカつく!普通車両に乗ってると「オサワリOK!」みたく思われそうで気分的に不愉快だから・・・仕方なく女性専用車両に乗る。疲れて帰るのに、前も後ろもプンプン化粧品臭くてナントカ姉妹並みのグラマスな姐さんのバストで・・・今日は悲惨・・・私背ぇ低いんだよね。そんな趣味無いからどうも感触に・・・オエッ!急行で一駅先の駅まで行ってブックオフに寄り道。少し前の音楽系のビデオ買っちゃった。早くオウチに帰って観て・・・オッパイの感触忘れるんだぁ~!(泣!)
2005/07/11
中番で入ったら、見慣れぬコが。そう云えば、数日前に新人が入るって言ってたけど・・・まさか、休日にいきなり入るとは思わなかった。慣れてないから、平日に入れて慣らすのが普通。とは云え、急に一人辞める事になって求人がなかなか決まらなかったから慣れさせるのに急いでるんだね。およよ・・・店長がやけに厳しい雰囲気・・・不吉なオーラ!なんかコワイよ~嫌な予感。「新人に付いてやって!」って、一言・・・大股でサッと消えた!「ユミコ(仮名)デ~ス、ヨロシク御願いしま~す♪」いや・・・その・・・元気が良くて明るいのは良いのだが・・・ココはキャバクラでは無いのよ・・・苗字は何処へ?店長の周りに有った不吉なオーラはコレか・・・やっぱし。そんで、コレを私に教育せよと?パラパラと衣類に付着するラメ化粧を落とさせ、売り物のニットに引っ掛けると大変な事になる過剰な爪の装飾を取っ払うよう注意しろと?(号泣!)
2005/07/10
最近は携帯で直に掛かって来るから身内で国際電話なんて掛けて来るヤツは殆ど居ないんだが、「電波が悪くて掛からない」と言って巴里の麗華からコレクトコール。倫敦に向かってたが現地と連絡が付かないと言う。どうもテロの影響で倫敦のチェックが厳しいらしい。巴里への変更の伝言を求めて来た。最悪巴里で合流出来なければ先に瑞西へ出ると言う。ハイテクな世の中・・・便利なようで実に不便だ。過去の既成事実を新たに創り上げるには非常に厳しい。馬車や船で旅し行った先で新しい人生を歩めた時代が懐かしい。
2005/07/09
「会いたいよ~(T-T)」YUKIちゃんからメール。う~ん、こりゃ絶対オトコと何か有ったな?!(笑)付き合いも長いと、たまの短メールでも予想が付いちゃうから怖い。今日は予定無いから昼過ぎにスタバで待ち合わせ。案の定、カレシとの事。悪いけど、ソイツはYUKIちゃんには向いて無いと思うな。話聞く限りでは、絶対前の女と切れてないし・・・好きになると目が曇っちゃうんだよね。でも、話してるだけで気持ちがラクになる・・・解るよ。夏って、7時位までやけに明るくて急に夜に突入するんだよね。会うのヒサビーだからウインドーショッピングしながら、話してて気が付いたら暗くなってしまった。「飲み行こ!」って、道玄坂の方へ出たらよく行ってたお店替っちゃって何処へ入れば良いのやら・・・仕方なくセンターの方へ行けば年齢層の低いのがメチャメチャ多くて、なんか「オバサン達場違いよ」ってな雰囲気で落ち着かない。だらだら喋りながら歩いて、何気に渋谷署の辺りまで来てしまった。もう少し先の六本木の外れまで行けば静かなお店も有るだろう。脇道の奥に隠れ家っぽいバーを発見・・・うっ、筆記体の店名のスペルが読めない!カッチョ悪くてとても店員にも聞けません!(笑)YUKIちゃんはウイスキーの水割り。私はバーボンと烏龍。自分で勝手にバーボンに烏龍を入れる。「変わってない!」YUKIちゃんが笑う。そう云えば、いくらヒサビーとは言え、時々は会ってたんだけど飲むのは何年ぶりだろう?「今週もう1回会える?」いいよ~YUKIちゃんがカレシとのデートで潰れなきゃね!(笑)
2005/07/08
地下鉄の階段を上がると湿気で空気が重い。案の定また降って来た。雨宿りでカフェに入った。暫くして「相席良いですか?」と、高そうなミュール履いてる‘オトナの女‘が声を掛けて来た。雨宿りで満席。別に誰が来るわけでもなし「いいですよ」と答えると、微笑みながらドスンと座った。興醒め。スラリと組む綺麗な足・・・でも大分踵が傷んでる。イッチョーラとかショウブ靴なのか・・・折角綺麗な足してんのに勿体無いよ。「待ち合わせですか?」ん?・・・なんか、これって逆ナンってやつなの?・・・親切にしてやっただけなのに面倒臭い。「雨も降って来たから、もしお客様が来ないようなら私一緒に行って良いかしら?」???・・・‘お客様?‘こんな時間に営業するのって・・・ホスト~?!ひょっとしてホストと間違えられてる?・・・がーん。「僕ホストじゃないよ。」そう言いながら目を移したウインドーに映るは僕と女の姿・・・う~ん、誰もがホストと客に見間違えるよ、こりゃ。今まで気にしてなかったけど夏にスーツってのがモンダイなのかな?だけど、普段からスラックスでシャツでしょ・・・仕事中は民族衣装だし普段着はスーツジャケットで他に持って無い。困ったな・・・ジーンズとかTシャツとか着れば普通に見える?ん~イメージわかない・・・ガラじゃないよな・・・明日はカジュアルな洋服探しに行こうかな。しきりに話し掛けてたが僕が話に乗って来ないから女は席を立った。ウインドーの前をさっきの女が、ドッカラ見てもホストだぞー!って感じの男と連れ立ってタクシーに消えた。乗る時にツンとすました顔でチラリとこっちを見た。クスッ・・・多分アレで相手にしなかった僕に復讐したつもりなのね。愚かな自己満足だね・・・可哀想な女。
2005/07/07
お気に入りのサイトで注文してた商品が届いた。思ってた以上に小さくて精巧に出来ててカワイイ!もしかしたら、持ってるグッズの中で今一番の貴重なレア品かも?私ってどうも収集癖が有るんだよね。昔から色々ハマルんだけど、離婚して引越す時にあまりに捨てられない荷物が多くて困った。「どうせ棺桶にまでは持っていけない」って悟っちゃって、もう飽きた物とか衝動買いしたけどやっぱし使えな~い!って物は、いくら何でも捨てるにはお金掛け過ぎちゃってるからネットオークションで処分してる。儲かるわけじゃないし、元手にもなってないけど・・・もう手に入らない物ばかりだからゴミにするには勿体無いもん。収集癖は相変わらずだけど「関連の物を全部集める」とか「コンプリート」とかは拘らなくなったな。最近は、本当に欲しい物だけを単品でチマチマ集める事が増えた。このお店は国内店舗も有るけど、新着のレアは海外に駐在してる女性の社長さん(?)が現地から直で送ってくれる。今の所トラブルも無いし、小規模でやってるのでケアも親切です。嬉しいのは、毎回貼られてる綺麗な海外の切手。それに、パッキングの補助は現地の新聞紙なの。現地の風ごと運ばれて来るのが楽しみ♪コレクタブル系やアンチーク好きなので、此方では何回も御世話になってる。アンチークは大抵現品のみ。それなりにレア品多いけど他サイトでは扱いが無い商品が殆ど・・・現行品でも売り切れると再入荷の可能性が低い。今回の注文品も、とっても欲しかった物で前回はすぐ売り切れちゃったので・・・ひたすら「再入荷しますように!」って願ってたんだ。無理だろうと思ってたのだけど、再入荷になり・・・今回は注文間に合ってハッピー♪
2005/07/07
空気が動く度、体中の傷跡は虫が這いずり回るような不快感を繰り返しもたらす。この耐えられない吐き気をもよおすような不快感から逃れる為、俺は夏でも長袖のシャツを着る。本当は衣類が触れるのも吐きそうだが、風や空気の動きで予想外の感覚が突然襲ってくるのよりは幾分マシだ。かなり前からだけど、いつからだったかは覚えていない。傷跡を指でなぞってみる・・・ぞわぞわぞわ・・・少し遅れるように鳥肌立つような、口の中が金属臭を錯誤して吐きそうな酷い感覚。今日はやけに胸の傷跡がズキズキする。これはアノ女が刺した傷。アノ目・・・何かを思い出させる。何だろう?・・・何処かで会った事が有るとは思えない。逃がしてやりたかった。俺らしくも無い・・・何かを思い出せそうだったが、それを思い出す前に女は・・・多分即死だろう・・・「ショック」・・・あんな感情は初めてだった。あれから何年経った?今でも思い出せそうで思い出せない何かを探し続けている。亮の拾って来た女・・・俺を見て怯えてたが・・・まぁ、そりゃいつもの事で気にもならないが・・・あの香・・・あの酷い臭いの中に覚えの有る匂いを・・・何かを思い出せそうな・・・麻薬のような・・・駄目だ・・・臭いがキツ過ぎて混乱して埋もれて記憶を辿れない。
2005/07/06
さっきの電話の感じだとカナリキテマスって感じ?TAKUにしちゃ珍しくブチ切れ。亮にも困ったものね。もう少し慎重にやって貰わないと・・・内輪揉めなんてしてたら何処から綻びが出るか分かったもんじゃない。TAKUは別の家系だから気付いて無いと思うけど、亮も悩んでるんだよね。私もなんかモヤモヤした波長の影響でここんとこ低迷してるよ。カレシと続けて行けそうにないのは亮のせい?(笑)略奪するだけの気力が続かないよ・・・私らしくない。略奪したってさ、どうせ一生涯共に暮らせるワケないじゃない?・・・先を考えると疲れちゃって駄目。内輪でしか本性晒せないからキツイよ。血が繋がってない分、話さなきゃなんないから私にとってはTAKUは気がラク。亮とかだと、ちょっと油断すると隠しても読み取られそうで怖いよ。だけどTAKUは恋愛対象って感じじゃないからね・・・向こうもそう思ってるから、それで構える必要が無いからイイ。
2005/07/05
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