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もっと泣き虫だった。もっと短期だった。もっと暴力的だった。もっと笑った。もっと謝った。かつて、もっと素直だった。まわりの人たちはみんな、かっこいいこと、かわいいこと、それが好き。だからそれが間違いでも、正しくても、どちらかと問われれば、かっこいいもの、かわいいものを選ぶ。あたしはいやなのだ。極端にいえば、あたしは協調性もないし、わがままなのだ。正しいものを選びたい、それがかっこわるくてもいい。なぜ、周りの人間はいじめを止められないのか、というのはひどい問題だ。それは、自分が次の標的にされるからというひとがいる。はなはだおかしいじゃないか。自分が無事なら他人がどうなったって構わないって、理由。現実そうであって、それは認めても、本当の意味で認めてしまってはいけないんじゃないだろうか。現実と建前。ではない。現実に判断すべきことがらじゃないんだろうか。ほんとうに腹が立つ。自分の身がかわいさに、善も悪も見失ってしまうなんて。流されてしまうなんて。ほんとうに腹が立つ。
2008.06.13
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どうして、あなたはいまいないんだろう。あのとき、あなたは言ったのに。あの言葉はほんとうなんだろうか。はなしたいことがたくさんあるのに。あなたの紡ぐ言葉が好きだったのに。それを知るすべが今なにもないなんて。ねぇ、あたしは少しは前向きに過ごせているよ。
2008.06.10
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僕は非常に貪欲です。我が儘な上に独占欲が強くて、しかも独り善がりです。輪をかけてバカです。ただひとつ、胸に留めることがあるとするなら目ざといこの2つの視覚機能。僕はこれでいくつかわからなくてもいいものも、見たいと望んだわけでもないものを見て、時には敢えて見ない様にして、さらに他人から見られることを眼差しを細め、表情筋をかすかに持ち上げながら避けていました。つらくてもなにもいえないのは、僕自身がそんな自分を受け入れていなくて、恥じているから。完璧な人間なんて存在しないことを認識しながらそれでもだれもがそんな人間をどこかで望んでいる。僕は本当は汚いんです。汚染されているんです。寧ろ汚染物質そのものかもしれないのです。僕が自分を受け入れていないのに他人が受け入れてくれるはずない。そんなのは美少女とか悲劇のヒーローとかそういう話。つまり僕なんて恐れ多いのです。僕は自分がいかに汚くてズルくて貪欲な人間か心得ているつもりです。ただそばにいてほしい、というのはお金もかからないし物も欲しがらないし、非常に無欲なようですが、それは本当は違う。そばにいるなんていうのは、とても大切で大変なことで、簡単に手に入りそうで入らないことなんです。僕は欲深いからどこかでブレーキペダルを踏まなければならないんです。しかしながら、進んでいるものは得てして急にはとまれないものでして。もし止まろうものなら前方につんのめって倒れるしかないわけです。僕はそれが怖い。本当に汚いんです。心から欲して、目ざと見ているくせに自分が暴走することが怖いから無欲で安全なふりをしているんです。もう、ほんとうに自分がいやになる。
2008.06.05
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梅雨はいやだ。しけって体がむくむ。腕がむくむと、傷跡が鮮やかになる。それでも最近、やっと赤みが引いてた。傷を創ってから、もう何年にもなるのに、やっとだ。今のところ、刃物を探したりすることはない。探したりすることはないけど、ふと、手に取ってしまうと、非常に自分を切りつけたい衝動に駆られる。痛いことも覚えてる。悲しいことも覚えてる。苦しみも後悔も、全部、忘れない。だけど、あの赤い液体。傷口からぽつぽつあふれてくるあの赤いもの。あふれて腕を伝うあの液体。とってもいとしかったあの赤黒いカサブタ。切った時の音も、感覚もああ、もうどうして、私はひきつけられている。いつまでたっても、振り切ることができない。他人に心を許せない。できれば、だれも信じたくない。泣けないし、怒れない。好きになれないし、嫌いにもならない。信じたい、信じたくない。許してほしい、でも許してもらえない。甘えたい、でも許せない。いやなことばかり思い出す。むねがくるしくて、あたまのなかがうまく整理できない。もう、大学生なのに。いつまでも子供じゃいられないのに。だれもそんなこと許しはしないのに。はやく、おとなになりたい。ひとりでも大丈夫なように。はやく。
2008.06.05
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だから、今年の夏までに彼氏を作るね、と笑った彼女のことをこころのどこかで、違和感をかんじていた。そう、がんばってね、と笑っていえたけど相変わらず、口も顔も、心とはまったく別のベクトルを指している。おとこのこのこと好きじゃないの?と聞かれたりもする。好きじゃないといえば好きじゃない。男は別の生き物だ。真面目にそういうと、噴き出すように彼女は笑った。こっちは至極まじめなつもりだ。恋しなくて平気?とつづけて彼女は問う。へいき?ってなんだろう。恋をしない人間は頭が変になる、とでもおもってるのかこの女。恋はするものでなく、おちるものでしょ。と言ったら、彼女はとうとう笑い出した。ロマンチックだね、とか夢見すぎとか、さんざんわらった。
2008.06.05
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