趣味のミステリー小説の読後感想ブログ
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2017年2月4日★★★出張の移動時ぐらいしか小説を読まなくなった最近ですが、昔のように熱中出来る小説はないかと本棚から未読の小説を探していたところ、推理小説の登竜門である江戸川乱歩賞受賞作を第40回ぐらいから買いあさっていたものが出てきたので、その中でテレビでドラマ化されDVDでも発売されているAmazonの評価も高い本作を読んでみた。「誘拐犯の娘が新聞社の記者に内定」。週刊誌のスクープ記事をきっかけに、大手新聞社が、20年前の新生児誘拐事件の再調査を開始する。社命を受けた窓際社員の梶は、犯人の周辺、被害者、当時の担当刑事や病院関係者への取材を重ね、ついに“封印されていた真実”をつきとめる。第49回江戸川乱歩賞受賞作。(BOOKデータベースより)物語は20年前の誘拐事件で死亡した誘拐犯の娘の大手新聞社への就職が内定し、それを週刊誌がスクープしたことから始まります。誘拐犯の娘は内定を辞退しようとし、新聞社側は彼女を引き止めるために事件を再調査し、真実へと辿りつくまでのお話です。再調査役の元記者の梶の過去のエピソードや当時事件を担当した刑事・井上、病院長だった大槻などの脇役を巧みに絡めて丁寧に描かれている。読後感はとても読みやすく、真相についても、すんなり納得できました。 ただ真犯人の見当がつけやすく、条件に合う人物を増やすなどの伏線の貼り方がもう少しあったらよかったのになあと思いましたが、新人賞作品なのでそこまで要求するのは酷かもしれません。まだ何冊か未読の江戸川乱歩賞受賞作が残っているので順に読んでいきたいと思います。
2017.02.04
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