趣味のミステリー小説の読後感想ブログ
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2017年3月4日★★★★2月はなんと1冊しか小説を読まなかったのだが今月は頑張って2、3冊は読んでみると決めて最初に読んだのは、今野敏の20年前に発行された安積刑事が登場する警察小説で最近新装版が出たようだが、本作は「安積班」シリーズの番外編で警察小説というよりミステリー小説としても楽しめる作品のようなので期待して読んでみた。そのゲームには「日本」が封印されている!?人気沸騰のゲームソフト「蓬莱」を開発したソフトハウスは、パソコン版に続きスーパーファミコン版を計画した。しかし、恫喝し、力尽くでその発売を執拗に妨害する巨大な力が…。バーチャル・ゲームと伝奇世界がリアルに交錯する傑作エンタテインメント巨編(BOOKデータベースより)。ゲームソフト「蓬莱」をパソコン用に開発し、さらにスーパーファミコン版を販売しようとしたところ、ゲーム会社の社長の渡瀬は何者かに襲われ、ファミコン用に開発した「蓬莱」の販売を中止しろと脅される所から物語は始まる。「蓬莱」の販売が近づいたころ、ソフトの開発者が殺害されてしまい、安積警部補以下の安積班の面々が徐々に真相を明らかにしてゆく…ソフトの舞台となる秦の時代の徐福伝説や、古代日本論、果ては日本人論まで繰り出し、仮想空間のゲームと伝記の世界が融合したなんとも勉強になる小説でした。この作品が約20年前に描かれたとは思えない内容でなかなか面白い警察&ミステリー小説で勉強も兼ねて読んでみたい人にはお薦めです。また、黒幕である政治家の本郷征太郎が本気で鎖国なんて今の時代に出来ると思ってたのかと思った読者は私だけではないでしょう。
2017.03.04
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