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2026年6月28日★★★★GW明けから続いた綾辻行人の「暗黒館の殺人」でしたが無事完読出来たので少し中休みをしていたら、3月に新・教場2を読んだあと、地元の図書館に予約していた長岡弘樹の教場シリーズの最新刊である本作が確保されたと連絡があり、丁度短めの長編でもあったので迷わず読んでみることにした。千枚通し”の男、初見参!シリーズ最新刊 T県警富葉署の刑事・石貫尊利は、若い女性が殺害された現場に臨場し、新人刑事の風間公親に再会する。風間は警察学校を首席で卒業、異例のスピードで県警捜査一課の刑事となっていた。T県ではさらにもう一件、若い女性が殺害される事件が発生。石貫と風間は、二つの事件の凶器に類似性があることに着眼し、容疑者・十崎波瑠を特定。十崎は一時行方をくらませたが、後日、万引きの罪で小規模署の五百川署に勾留されていることが判明する。 風間公親ד千枚通し”の男、ファーストコンタクト!(BOOKデータベースより)長岡弘樹の教場シリーズだが、前作の新・教場2が昨年夏に出版されたあと、今年の3月に読み終えたが、今年に入ってまたまた届けられたシリーズの続編は久しぶりの長編小説である。また、描かれているのは風間公親が刑事になったばかりの若き日を舞台にしている。本作の主人公は風間ではなく、富葉署のベテラン刑事の石貫で物語の語り手も担う。石貫だが、警察学校で講師として担当中だった傷害事件について話したが、当時初任科生だった風間に感想を問うと講演満足度は75%だという。先輩にそれは失礼じゃないのと石貫でなくてもむっとするところが、理由を知ると流石は風間である。このときからただ者では無かったようだ。教場シリーズの風間という男が如何にして形成されたのかとずっと思っていたが、警察学校にいたときから桁外れだったとは…。それから5年後に富葉署管内で発生した殺人事件で捜査本部が立つが、そこに乗り込んできた捜査1課の一人に風間がいた。そんな風間と石貫がコンビを組むことになり、物語は進んで行く。本作は容疑者にたどり着くまでは実に早い。その容疑者はというと教場シリーズをずっと追っているものなら、十崎という名前には直ぐ反応出来るだろう。本作は教場シリーズの発端を描いていることがわかったが、風間にとっては、はっきり言ってとばっちりと言える…。教場シリーズは警察学校の教官として始まったが、刑事時代を含めて様々な風間公親を描いてきている。次はどんな風間公親を描いてくれるのか楽しみだが、石貫とのコンビもまたみたいかな。
2026.06.28
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2026年6月17日★★★★GW明けから読み始めた綾辻行人の「暗黒館の殺人」ですが、長かったの一言です。前半は展開が見えなく且つ進まないので、後半の読書に入るまで数日躊躇したぐらいですが何とか読み切れました。前半の1,2巻に約2週間、後半の3,4巻はそれ以上の約3週間と合わせて5週間もかけて読み終えた感想を前半の1,2巻に書き足りていない感想と合わせて書いておきたいと思う。恐ろしき浦登家の秘密がついに語られる。十八年前の“ダリアの日”に起こった不可解な事件―初代当主・玄遥の殺害。幼少の玄児が目撃した怪人物は、不可能状況下で忽然と姿を消した!?死に抗う妄念が産んだ館。その深奥で謎はいよいよ縺れ深まり…美しき双子姉妹を、信じがたい悲劇が襲う。 (3巻BOOKデータベースより)血塗られた浦登家の系譜を受け継ぐ者は誰?漆黒の館を包み込むのは断罪の炎か。逆転に次ぐ逆転の果て、とうとう事件の真相は明らかになったかに見えたが…。空前の本格&幻想ミステリ巨編二六〇〇枚、ここに堂々の完結!恩田陸、京極夏彦、宝野アリカ、奈須きのこ各氏の「特別寄稿」を収録の最終巻。 (4巻BOOKデータベースより)まじ、途中最後まで読み切れるのかなと思った私の率直な感想だが、ちょっと評価が分かれる作品ではないかと思う。自分自身も他の館シリーズと同様期待通りだったところとそうではなかったところが半々と言ったところです。暗黒館に暮らす浦登家の面々が取り憑かれた「ダリアの祝福」だか、端から見たら妄想や病的と思われるこれらの宗教じみた行為は彼らにとって生きる意味を持つ設定が本作のメインテーマと言える。二人の河南を使っての現代と過去を惑わず叙述トリックや暗黒館に関わる人々が取り憑かれたあることにスポットを当てているなど本作の特徴でもあり、その中に殺人の動機の説得性も込められているような気がする。本作の後半で前半からの多数の謎が解明されるが、謎が多すぎて本当に全て解明されたのかエンディングを読み終えた後でもはっきりしない。多分読者のご想像に任せると言ったところでしょう。本作を完成させるまでの綾辻行人の長き苦悩は色々なところで書かれているが、相当な重圧やストレスがあったなか、それらをすべて吐き出すためのこのボリュームならファンとして納得したいと思う。色々書いてみたが、本作を読んでよかったと思っています。自分にお疲れ様でした言ってあげたい。
2026.06.17
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