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2019.07.13
カテゴリ： テニスライフ
感動した！
やはり芝の王者フェデラー！
拳四朗の素晴らしいノックアウト劇と村田諒太の強烈なベルト奪還劇を見て、少しく興奮しながら眠りについた。
点けっ放しのテレビの中では、うつらうつらとフェデラーVSナダル戦が始まっていた。録画予約もしているので、何も無理して見る必要もないのであるが、やはり気になるようで、何度か記憶を失いつつテレビに映る勝敗の行方を見ていた。
１セット目、２セット目は夢うつつの状態が続く。３セットに入り、フェデラーがナダルのサービスゲームをブレイクし、次のゲーム、フェデラー15-40のブレイクピンチ。段々に目が覚めてきた。
切れきれのサーブと凄まじい20回を超えるラリー戦を制して、何とかピンチを脱出。
その後は、随所に見せるネットプレーは言うに及ばず、ストローカーのナダルを向こうにまわし、ラリー戦でもナダルを圧倒した。
時間を与えないライディングショットに加え、完璧なコントロールでナダル得意のフォアハンドウィナーをほぼ封印した。本当に速いテンポでのラリーは圧巻だった。
絶対王者であった10年前と比べ、体力を補うべく、明らかに速い攻めを目指す 高速テニススタイル へと 進化させている。
ここでふと将棋の中原誠を思い出した。中原十六世名人は、大山康晴の後を受け、1970年代から20有余年にわたって棋界の絶対王者として君臨していた。その絶頂期は「自然流（攻めるべき時に攻め、受けるべき時に受ける、大河の流れるような自然な指し回し）」と評される棋風で、居飛車を中心にどんな戦型も啐なく熟し、奇異を衒うこともなく、指し進めるほどに自然に優勢を築き勝利していた。テニスで言えば、まさに全盛期のフェデラーの戦い方を彷彿させる。
全盛期を過ぎたころから、中原十六世は棋風を変え、独創的で、 超高速の攻め を主体に、台頭してくる若手を撃破していた。この姿は、数年前からのフェデラーの高速テニスへの変貌とダブって見えてくる。
中原十六世・フェデラーとも、年を取ることによる体力・気力などの衰えを補うべくの手段を高速プレイに求め、昇華している。
フェデラーの37歳という年齢を考えると一線での活躍はもう残りわずかなのかもしれないが、錦織やナダル戦を見る限り、まだまだトップでやっていけそうな気もしてくる。
いよいよ残るはジョコビッチ。
頑張れ、フェデラー！
十六世名人 中原 誠扇子「曲則全」
やはり芝の王者フェデラー！
拳四朗の素晴らしいノックアウト劇と村田諒太の強烈なベルト奪還劇を見て、少しく興奮しながら眠りについた。
点けっ放しのテレビの中では、うつらうつらとフェデラーVSナダル戦が始まっていた。録画予約もしているので、何も無理して見る必要もないのであるが、やはり気になるようで、何度か記憶を失いつつテレビに映る勝敗の行方を見ていた。
１セット目、２セット目は夢うつつの状態が続く。３セットに入り、フェデラーがナダルのサービスゲームをブレイクし、次のゲーム、フェデラー15-40のブレイクピンチ。段々に目が覚めてきた。
切れきれのサーブと凄まじい20回を超えるラリー戦を制して、何とかピンチを脱出。
その後は、随所に見せるネットプレーは言うに及ばず、ストローカーのナダルを向こうにまわし、ラリー戦でもナダルを圧倒した。
時間を与えないライディングショットに加え、完璧なコントロールでナダル得意のフォアハンドウィナーをほぼ封印した。本当に速いテンポでのラリーは圧巻だった。
絶対王者であった10年前と比べ、体力を補うべく、明らかに速い攻めを目指す 高速テニススタイル へと 進化させている。
ここでふと将棋の中原誠を思い出した。中原十六世名人は、大山康晴の後を受け、1970年代から20有余年にわたって棋界の絶対王者として君臨していた。その絶頂期は「自然流（攻めるべき時に攻め、受けるべき時に受ける、大河の流れるような自然な指し回し）」と評される棋風で、居飛車を中心にどんな戦型も啐なく熟し、奇異を衒うこともなく、指し進めるほどに自然に優勢を築き勝利していた。テニスで言えば、まさに全盛期のフェデラーの戦い方を彷彿させる。
全盛期を過ぎたころから、中原十六世は棋風を変え、独創的で、 超高速の攻め を主体に、台頭してくる若手を撃破していた。この姿は、数年前からのフェデラーの高速テニスへの変貌とダブって見えてくる。
中原十六世・フェデラーとも、年を取ることによる体力・気力などの衰えを補うべくの手段を高速プレイに求め、昇華している。
フェデラーの37歳という年齢を考えると一線での活躍はもう残りわずかなのかもしれないが、錦織やナダル戦を見る限り、まだまだトップでやっていけそうな気もしてくる。
いよいよ残るはジョコビッチ。
頑張れ、フェデラー！
十六世名人 中原 誠扇子「曲則全」
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