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2003年11月10日
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今日は、「他人を尊重する」という話題について見ていきます。

これまでのところで見てきたように、子ども達は、自分こそが世界の中心であると考えています。
自分の好きなことが自分の好きなように起こらないと気が済まないのです。なんでも自分の好きなようにやりたいだけではなくて、
他人さえも自分の好きなように動かさないと気に入らない、それが普通の子どもです。

その子どもが、自分の意見を恐れずに語ることができ、かつ周りの人の存在も尊重でき、思いやりを持てる子どもになれるよう、導いていくのが、親の仕事です。

我が家のかりんも、こういう傾向を持っています。
弟のゆっぴーが自分の思い通りに動かないと腹を立てるし、
そればかりか、「ママー、ママー!」と叫ぶだけで私も思い通りに
動くもんだ、と思っているかのようです。


なんて責めたところで、子どもに罪悪感を植え付けたり、自己評価を低くするだけで、おどおどと人の顔色を伺うようになってしまうだけでしょう。

だからと言って、なんでもかんでも、子どもの思うままにしてやっていたのでは、子どもの心の中に、「自分と他人は別個の存在だ」
「他人も自分と同じように尊重するべき存在だ」という考えは生れてこないし、他人も自分と同じように感じ「なければならない」んだと感じ、ありえない「他人との完全な一体感」を求めるようになってしまうでしょう。

まず私が決めたことは、娘が何をしてほしいかわかっていても、
言葉でリクエストされない限り、手を出さない、ということです。

そして、怒りやフラストレーションなどの感情も、言葉に出して言うように伝えることにしました。
そうしなければ、娘には、人には言葉で伝えなければ伝わらないのだ、ということが学ぶことができないからです。

こんな問題に直面した時、皆さんは子どもに対してどう接してますか?

Boundariesには、他人を尊重する、ということについて、
次の5つの点を子どもに教えていくことが提案されています。

1.他人を傷つけない

3.一般的なルールや規則を尊重する。
4.他人との違いを尊重し、他人の自由を認める。
5.自分の思い通りにならない時、怒るのではなく、悲しむ。

他人を傷つけない、というのは、人に対して暴力をふるわないとか、酷い言葉を使わないことなどが含まれます。

人がノーと言った時、そのノーを尊重し、相手を罰しない、というのはどういうことでしょうか。



そのことがわかっていないと、自分の考えが相手に受け入れられなかった時、相手を無視するとか、相手に暴力を振るうとか、相手を無理矢理支配しようとするような行為を取るようになる場合があるからです。

一般的な制限、きまりを尊重する、というのは、学校や社会での決まりや、家庭での決まりを尊重することです。親自身が、「規則やルールは『彼ら』のためのもの。自分たちだけは特別」
という態度を取っているなら、子どももそう思うようになることでしょう。

他人との違いを尊重する、というのは、人と自分は違うのだ、ということを知ることです。

親の中には、子どもとの完全な一体感を求めるあげく、同じ服を着たり、同じ髪型をしたりすることで、子どもと自分はこんなにわかりあっていると勘違いしたりする場合や、
あるいは、いつも同じ活動をしていないといけないのだと思ったり、いつも相手が自分といっしょにいるべきだと考えたり、
また、相手と考え方が違うことを恐れて、ノーということができなかったりします。

友達との関係を重視する思春期の子どもにも、こういう傾向はよく見られると思います。
けれど、著者はこう言います。

自分と相手の違いを、どれだけ許容できるかは、相手をどれだけ愛しているかにかかっていると。

この5つの点を子どもに教えるためには、この5つの点に子どもが抵触してきた時、まず親自身がその境界を侵害され続けないことから始めます。

そして、他の問題と同様、「共感」と「境界・制限」を持って接していきます。

つまり、子どもの感じている、思い通りにならないことや制限されたことに対する怒りには共感し「思い通りに~のようにならないから、腹が立つ気持ちは解るよ」と言ってあげ、それでも、だからと言って他人を尊重しなくてもいいことにはならないことを伝えていくのです。

次に、自分が相手の立場だったらどう感じるだろうか、ということに目を向けさせます。

こうすることで、子どもは親に理解されていると感じることができ、また人を思いやることを学ぶことができるのだそうです。





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Last updated  2007年04月30日 10時48分12秒
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