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一号ちゃんも部屋の中を飛び回るようになると、2羽とも私の手からはほとんど餌を食べなくなりました。やはり野鳥はそう簡単には人間に慣れるものではないのでしょうか。仕方ないので、水で練ったすり餌とミルワームを少し深めの容器に入れてかごの中に置いておく事に。時間が経ってから見に行くと、すり餌の減りは余り目立たなかったものの、ミルワームは確実に減っていて(一度に十匹ずつ入れていた)、どうやら自分たちで餌を食べれるようになったようでした。それでも豆乳で作った湯葉は相変わらず割り箸で近づけると、けっこうパクパク食べてました。餌やりにとられる時間も少なくなって、スズメちゃんたちの飛ぶ様子を見ながら、ついに自然に帰す時が来たかな…と少し感慨深いものがありました。保護した当初は、あまりに小さな雛だったため、いくら餌が食べれたとしても、果たして無事に育つのだろうかと心配しました。それが、たった一週間で劇的に成長して、生き物の生命力の力強さを感じました。窓の外で、他の雀達の声が聞こえると、背伸びをするようにして耳を澄まし、「私はここだよ!」と言うように鳴く姿は、はやく外の世界に返りたいばかりのように見えました。ちょうど梅雨の中休みで晴れの日が続いていたので、保護してからちょうど一週間後の朝、家の裏の神社でスズメちゃんたちとお別れすることに…。一番良いのは、親鳥たちがこの子達を見つけて迎えに来てくれる事。でも今回は残念ながら親鳥の姿は見られませんでした。二人の娘たちが、それぞれスズメちゃんたちにさよならをして、箱の蓋を開けました。一瞬周りを見回して、2羽は元気に飛び立ちました。すぐ近くにあるスギの木の枝に上手に止まり、ほんの少しこちらを振り返ったような気がしました。この後、二羽ともちゃんと餌を食べれているだろうか、天敵から身を守れているだろうか。神社の中でスズメが鳴くと、もしかしたらあの子たちかな?なんて考えてしまいます。ほんの短い間だったけど、とにかく生きて自然に帰せたことが一番嬉しい事。そして、ほんのちょっぴり、やっぱりあの子達がいなくなった寂しさもあるかな。
2006.06.30
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二号チャンが、我が家からの巣立ち(?)に失敗してから2、3日後には、一号チャンも大分飛べるようになりました。小鳥は飛ぶようになる時期に、一時食べる餌の量が減る…というのをどこかで見たような気がしますが、一号ちゃんも保護した当日からすると、ミルワームを一回に食べる量が減っていました。それでも二号チャンに比べると倍近く食べていたからか、我が家にやってきた頃には一回り小さかったからだが、ほぼ見分けが付かないくらい大きくなっていました。背中やお腹もハゲハゲが目立って、一目見て見るからに幼くて、保護しても育つかどうか…と思っていたほどだったのに、しっかり羽根も生え揃ってきました。泣き声も、以前は餌をねだる「び~び~」という声から、時々大人のように「チュン」と鳴くように。最初の頃の姿を写真にとっておけばよかったなー、と思うほどの成長ぶりです。これで2羽とも上手に飛べるようになれば、天気のいい日に自然に帰せる。でも「上手に飛ぶ」の基準がいまいち良く分からなくて…。狭い部屋の中で飛び回って、果たして思うように飛べるようになるのだろうか、と心配になりましたが、とりあえず様子を見てみることに。続く…
2006.06.28
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飛行訓練を始めて二日目くらいに、二号チャンが結構飛べるようになったようなので、拾った場所の近くで離してみる事に。部屋の中で飛ぶ様子を観察すると、飛距離としては3m位、高さは2m位。上手に飛べれば、民家の屋根の上まで伝い飛びでいけるかな?くらいでしたが、餌を満足に食べれていない気がして、このまま手元にいても弱ってしまうのではないかと心配だったので、ちょっと無謀でしたが、親鳥が迎えに来てくれる事を祈りつつ外に連れ出しました。4歳、2歳の娘たちも、保護した当日から三日ほどは餌をやったりして可愛がっていたので、一緒にお別れしようと連れて行きました。梅雨の晴れ間を狙って、当日はとてもいい天気で夏日でした。うまく飛び立ってくれれば、夜暗くなるまでに外の環境になれるまでの時間が長い方がいいだろうと思い、午前10時頃に離す事に。義母が保護した二号チャン。話によると事務所のまん前に落ちていたとか。という事は、巣がその上辺りにあるのか、それとももっと離れたところなのか。保護した当日と、その後2、3日は親鳥らしきスズメの姿を見ましたが、その後は諦めてしまったのかそれらしい姿は見なくなりました。とりあえず、車どおりの多い道を挟んだとなりの広場で離すことに。最初一階の屋根に届きそうなくらい飛んだので、「いける!」と思ったのですが、ちょっとの差で壁にぶち当たってしまい、羽ばたきながらも地面に落下…その後広場の中であちこち飛び回ってみたものの、自分の飛びたいように飛ぶことが出来ないらしく、何度となく落下を繰り返す有様。「まだ早かったかな?」と思っていたら、すぐ近くに巣を作っていたツバメの親鳥がものすごい勢いで攻撃してきたのです!ツバメにしてみれば、巣の中には可愛い雛が何羽もいて、まさに子育て中で巣に近づくものは何であろうと危険と見なすんでしょうね。自然は厳しいです。結局、見かねた義父が二号チャンを助け出し、再び我が家に保護する事に。こうして二号チャンの二回目の巣立ちは失敗に終わりました。続く…
2006.06.26
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何とか二号チャンも餌を食べてくれるようになり胸を撫で下ろした二日後くらいから、二号チャンの飛ぼうとする意欲がかなり出てきました。それまではダンボールに新聞紙を細く切ったものを敷き詰めてその中で飼っていましたが、箱を開けるとパッと飛び立つことが多くなり、餌やりがまた少し難しくなったのです。一号ちゃんはそれまで通りピンセットで餌やりできましたが、二号チャンは餌を近づけると最初の二口くらいは食べてくれるものの、突然箱から飛び出してしまって、壁にぶち当たっては落ちるという事を繰り返すようになったのです。せっかく飛べる元気が戻ってきているのに、闇雲に飛んでいてはあちこちに衝突して羽根を痛めてしまう。しかも家具の裏などに入り込んでしまっては危険なので、なんとか餌やりの時は飛ばないように片手で捕まえた状態で餌やりをしてみたりもしましたが、どうもうまくいきません。以前買っていた小鳥のかごを出してきて、下の金網は外して新聞紙を敷き詰めて止まり木を付けてそちらで飼う事にしました。かごは家具の全く置いてない部屋に置いて、昼間の明るいうちは自由にかごから外へ出入りできるように扉は開けたままにしておきました。一号チャンには相変わらずピンセットで虫をあげたり、すり餌をあげたりしていましたが、この頃には二号チャンは逃げ回る事の方が多く、仕方ないので好きな時に食べれるようにかごの中に餌を置いておく事にしました。続く…。
2006.06.22
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スズメ達が我が家にやってきて二日目。前日にネットでスズメの雛を育てるに当たっての注意や食べ物など調べていたので、夜は寒さで弱らないように500mlのペットボトルにお湯を入れ即席の湯たんぽをダンボールに入れていましたが、それでも夜中に2回お湯を入れ替えたので、初日から寝不足気味でした。野鳥の雛は、自然の中で親鳥の元ではとても逞しく育つらしいですが、いざ巣立ちに失敗して人間に育てられるとなると、環境の違いやストレスで、ほんの些細な事でもすぐに弱ってしまうとか。餌やりはまだ羽根が生え揃っていないうちは、二時間おき位に必要で、朝は日が上がる頃から夜は日が沈むまでの間に必要な食事量を取れていないと、餌不足で死んでしまうんだそうです。最初に見つけた一号ちゃんは、まさにまだ羽の生え揃っていない見るからに雛って感じの子。幸い自分で口を開けてくれるので餌やりは以外に簡単でしたが、それでも二時間おきに餌をやるのはなかなか難しく、神経を使いました。しかも後から来た二号ちゃんが、最初どうしても私の手から餌を食べようとしてくれず、様子を見に行くたびに、死んでいるのでは…と心配してました。その二号ちゃんが始めて餌を食べてくれたのは、その日の夕方近かったと思います。虫のほかにすり餌と豆乳を温めて出来た湯葉(?)を与えていましたが、二号ちゃんは特にこの湯葉がお気に入りで、割り箸の先に付けて近づけると警戒しながらもパクパク食べてくれました。とにかく少しずつでも食べてくれるようになった事で、うまく行けば二羽とも育ってくれるかも知れないと、少し安心した瞬間でした。続く。
2006.06.21
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前回の続きです。無事に小鳥のえさを買えてほっとしました。次は、雛がちゃんと食べてくれるかどうかです。早速ピンセットでスズメの顔に近づけてみると、親鳥にやるのと同じように、大きな口を開けてピーピー鳴きます。恐る恐る一匹を口の中に入れてやると、ピンセットの先までのどの奥に当たるほどの勢いで食らいついてきました。結局最初の餌やりで、七匹の虫ちゃんを平らげて満足そうな雛。手近にあった小さめのダンボールに、新聞紙を細く切ったものを敷き詰めて、とりあえずその中で生活してもらう事にしました。あまりかまいすぎてもストレスで弱ってしまうだろうし、飛べるようになれば自然に帰すのだから、人になれてもいけないので、餌をやる時と掃除をする時意外は箱の上に手ぬぐいをかけて薄暗くし、安静に落ち着けるようにしました。やれやれ、自分で口を開けて食べてくれるのだから、早く元気になって帰っていってくれるかも、と胸をなでおろしながら、仕事に戻る事に。その後取引先や税理士さんのところに用事があって出かけたのですが、まだ羽の生え揃っていない雛の場合、餌の時間がだいたい一時間~二時間くらいという事で、家に来た以上は飢え死にだけはさせてはいけないと、時間ばかり気にしていました。その上、外で用事を済ませて帰ってくると、義母が開口一番言ったのです。「さっきまた一羽増えちゃった」…って、話によると事務所のまん前で道路にうずくまっていたらしい。こちらのスズメも口の端にまだ黄色いものが残る雛には変わりありません。ただ、最初に来た子より一回り体が大きく、羽も大分生え揃っている感じがしたので、飛べるのではないかなと思うほどしっかりしていました。それに、さっきの雛と違って手明らかに人間を怖がっている様子。ためしに拾った場所で手に乗せて飛び立つのを待ちましたが、わずか一メートル程で墜落してしまいました。せめて飛距離で3m以上は飛べないと、やっぱり心配で放って置けず結局この子も我が家で保護する事に…。ただ、この後から来た子が一号ちゃんのように自分で口を開けてくれないのです。当日は結局一匹も食べることなく、次の日を迎えるのでした。続く…。
2006.06.17
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最近忙しくて、なかなか更新できませんでした。…というのも実は13日に家の前で植え込みの間で動けなくなっていたスズメの雛を見つけてしまって。実家にいた頃は、子供の頃からインコや文鳥を飼っていたので、もともと小鳥好きではあったのですが、たまたま義母が見つけてしまったスズメの雛は、近くに親鳥らしい姿も無く、日差しの強い中弱っている様子。しかも植え込みから出ると大きくは無いけど交通量の多い道路。野良猫も近所では良く見かけるし…。本当はいけない事かもしれないけど、そのままにしておく事が出来ず、一時的に保護する事にしました。まだ人間を怖がらないくらいの雛で、指が近づくとえさをねだって大きな口をあけるんです。でも小鳥にあげるような虫がそう簡単には見つからないと思い、とりあえず以前小鳥を買っていたときによく行っていた店へえさを買いに行きました。最後に行ったのは中学生位の時かな。結婚してからは近くの店に行くようになっていたのですが、その店も改装中で今は休み。かすかな記憶をたどりながら店にたどり着くと、タイムスリップしたように、全く昔と変わりない佇まいでちゃんと営業していました。以前にもスズメやヒヨドリを拾った事があって、今回もその時と同じ「ミルオーム」という虫を2パック買ってきました。基本的には虫系はとても苦手な私ですが、食べさせないとすぐにでも弱って死んでしまう小鳥を目の前にすると、ウニウニうごめく虫も平気(?)でピンセットでつまむ事が出来るから不思議です。長くなるので続く…。
2006.06.16
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二週間続いた出血も、今日は大分少なくなって、このまま落ち着いてくれそうな感じです。ご心配頂いた皆さん、暖かいコメントありがとうございました。貧血のせいか、かなり体がだるいですが、なんとか乗り切りたいです。この所、私の体調の話ばっかりで、自分でも書くのがいやになっていて少し更新を怠っていましたが、今日は子供の事について。四歳の長女は、最近保育園で覚えてきた歌がお気に入り。大きなのっぽの古時計、おじいさんの時計~♪っていう、誰もが知っている名曲です。題名はなんていうのかな?今日もお風呂の時に一人で歌いだして、「保育園でみんなで歌ってる時、悲しくなって泣いちゃったの…」と話してくれました。先生が心配して、どうしたの?と聞いたそうです。おじいさんが天国に行く…、お別れの時が来た…というのが、悲しいらしい。「どうしておじいさんは元気にならなかったのかな? 病気が治ればよかったのに…。ママもそう思わない?」と真剣なまなざし。長女は現在年中さんです。でも歌の歌詞から、ここまで言葉の意味を読み取って、感情を揺さぶられる事があるなんてちょっと驚きでした。最近同じクラスの子の曾祖母さんが亡くなられたとかで、「死」について考える機会があったからか、人間は年をとるといずれは死んでしまうという事が、なんとなく理解できたようです。まだあまり分からないと思うけど、命の大切さは少しずつ教えていかなければいけないなと考えさせられました。
2006.06.12
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木曜日に診察してきました。出血のピークは水曜日辺りだったのか、木曜の夕方時点で先生も見た目で「だいぶ出血少なくなったね」とおっしゃってました。超音波で卵巣を見てみると、しっかり排卵したらしく前の診察では大きく丸い黒いものが、形が潰れていました。排卵したので、2・3日で出血はとまるでしょうとのことでした。診察後、昨日までは確かに大分血量が減っていたので、このまま治まるかな?と思っていたのですが、今日はまた少し量が多いみたいです。出血しはじめて、今日でちょうど一週間。前回の血液検査で、貧血は大丈夫と言われたものの、それからもう四日も経っているのでさすがにちょっと貧血気味かも…。この一ヶ月、精神的に落ち込む以前に、体がおかしくてそれどころでは有りませんでした。こんなに長引くとは思っていなかったので、自分でもびっくりです。はやく万全な体調に戻りたいなー。
2006.06.03
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先日血液検査の結果を聞きに病院に行ってきました。結果は、やはり排卵直前くらいまでホルモンの値が上がっていたとか…。なので先生のおっしゃったように、排卵時の出血だろうということでした。先生「どう? まだジャージャーでる?」私 「はい、もうダーダーですよ」って感じで、当日は結果だけを聞く予定でしたが、急遽診察もしてもらう事に内診台にあがると、先生がまず出血の度合いをみてから、超音波で子宮内と卵巣の確認をしました。先生が思っていた以上に出血が多かったらしく、驚いてました。卵巣(卵胞?)の状態から、まだ排卵していないらしく、出血があまり長く続くのも良くないので排卵させる注射を打つ事に。そして診察室に再び入った時、気になっていた事を聞いてみました。「このまま排卵がすんで、出血が止まったとしても、その後生理の時期にまた出血するとなると、いつもの二倍かそれ以上の出血ですよね。貧血とかになりませんか?」すると先生、「おぉー、そうだね。うっかりしてたよ。しまった昨日の血液で一緒に調べれば良かったのにね。悪いけどもう一度血採らせてくれる?」って、おいおい。結局、お尻には排卵させるための注射を打たれ、腕からは採血でした。看護婦さんに「上からも、下からもだね~」なんて言われてしまいました。その後も変わらず大出血で、生理の二日目よりも多い日がこれで三日も続いています。今日診察でまだ排卵していなかったら、今度は飲む薬を使うらしい。女の人って、本当に大変ですよね。
2006.06.01
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