森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2013.05.20
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弘前のリンゴ農家の木村秋則さんは、リンゴを実らせるのはリンゴの木、米を実らせるのはイネである。人間はリンゴの木やイネをよく観察して、育ちやすい環境を整えてあげるお手伝いをしているだけだといいます。

今のリンゴ栽培は腐らん病や虫の害などが次から次へと襲ってきます。それらに対して対症療法として農薬を使います。日本は世界一農薬を使う国になっています。またリンゴをたくさんとるために肥料もふんだんに使います。

木村さんは無農薬、無肥料です。その木村さんがいいます。
夏は雑草をぼうぼうに生やします。県はきれいに刈り取るように指導しています。私がぼうぼうに生やしているのは、リンゴの根元の温度を下げるためです。刈り取ると根元の温度は30度を越します。リンゴは逃げることができません。暑くて体力を消耗します。だから雑草を刈り取らないのです。

私の畑のリンゴは24度ぐらいです。斑点落葉病という病気があります。これは高温多湿で発生します。みんな農薬を散布します。私のところは地表面の温度が低いのでその必要はありません。近所の農家は、夏はリンゴの木が熱いので水を散布しています。私のところはそんな心配はいりません。

でも9月に入ると草を刈ります。それはリンゴの木に秋が来たことを教えるためです。そうしないとリンゴはいつまでも色がつきません。これは実験によって分かったことです。

木村さんはリンゴを観察して、リンゴの生育のお手伝いをしているうちに、今の農業のやり方と全く反対のやり方になっていることに気がつきました。
今の農業はリンゴに鞭打って、人間の都合でやっているので病気や害虫が多くなります。たくさんとるために肥料もたくさん使います。ますますリンゴが病気になります。対症療法でどんどん農薬を使います。病気を作り出してそれを抑える農業は、人間が病気になる過程と一緒です。

木村さんはNHKのプロフエッショナルに出られました。You-tubeで映像を見ることができます。





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Last updated  2013.05.20 07:20:43
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kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 申し訳ございません。生涯森田様でした。
kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 障害森田様 この記事の中で「心とは裏腹…
楽天星no1 @ 早速のご返事感謝 森田生涯さんへ 早速のご返事ありがとう…

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