森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2013.05.23
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カテゴリ: 感情の法則
石原加受子さんは「もっと自分中心でうまくいく」という本の中で興味深いことを述べられています。

「感情を抑えたり、感情にフタをしたり無視したりすれば、確かに心の痛みから目をそらすことができるかもしれない。けれども、マイナスの感情をもたないですむ代わりに、プラスの感情にも鈍感になってしまう。どんなに論理的頭脳に優れていても、どんなに芸術的な感性にあふれていても、それを追及しているとき、楽しい、嬉しい、おもしろい、ワクワクするといった感情を味わうことができなければ、それを継続する意味を見失うだろう。喜びの感情があるからこそ、創造的な活動に没頭できるのである。」

これは不快感、不安、恐怖、違和感などをやりくりしたりそれから逃げたりしていると、快の感情はしだいに鈍感になってしまう。そういうプラスの感情は我々の活動の源泉となっているのだから、活動自体が縮小してジリ貧に陥ってしまうと言っているのです。これは森田理論の学習をする人は心しておきたい言葉です。

そのうえでプラスの小さな感情が自分を磨くという。
「ちょっと苦しい。ちょっと苛立っている。今ちょっと傷ついた。ちょっと哀しい。ちょっと焦っている。今不安を感じた」などの小さな感情に気付くことが大切だ。
しかしそれ以上に「ちょっと嬉しい、ちょっとほのぼのとした。温かい気持ちになった。楽しい。心が弾んだ。助かった。感動した。感激した。愛を感じた」といった「プラスの小さな感情」に気づいてほしい。

考えてみれば、我々の日常は刻々と変化する小さな感情の連続である。その時々の感情を大切にして素直に味わう。すると不快な感情をやりくりしたり、逃げるといういつもの悪循環から抜け出して、感情を引きづらないことに喜びを感じるように変化してくるのではなかろうか。





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Last updated  2013.05.23 07:20:02
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kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 申し訳ございません。生涯森田様でした。
kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 障害森田様 この記事の中で「心とは裏腹…
楽天星no1 @ 早速のご返事感謝 森田生涯さんへ 早速のご返事ありがとう…

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